連載小説
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ヴァルキリーちゃん下界に行く
私はヴァルキリーのレナスです。歳は10歳になったばかりです。
今日は学校の特別授業でこれから主神様から課題をもらいにいくところ
です。戦乙女教育学校では年に一回主神様から課題をもらってこなす、
早い話仕事の体験学習みたいなことを行ないます。幼いころから経験を
積んで立派なヴァルキリーになる大切な行事です。でも私、学校では
成績が悪く落ちこぼれって言われてるから心配です。何回か失敗して
いるのでがんばらないとです。っあ、説明してたら着いたです。
主神様の執務室のドアの前に立ちノックをする。

コンコン

『誰ですか?』
『戦乙女教育学校の生徒のレナスです。課題を頂きに参りました。』
『どうぞお入りなさい。』
『失礼します。』

ガチャ

部屋の中に入ると大きな机と椅子そしてそこに座る同い年くらいの
若く幼い女性、主神様がいらっしゃいました。
幼く見えますがこれでもOOO歳なのです。
決して口にしてはいけないことなのです。でないとおしりぺんぺん
されちゃいます。今でも思い出すと痛いです(:ω:)。

『では、レナスちゃんの課題はっと・・あった。』ごそごそ

机の引き出しから封書を取り出し渡される。

『今回のはとても簡単だからがんばってね。』
『はい、がんばるのです。』
『それでは失礼します。』

ガチャ、パタン。

課題の書かれた封書をもらい執務室から出て休憩できる場所に行きます。
あ、ちなみに主神様が居る場所はお屋敷みたいな大きな建物の中です。

『えーと、課題の内容は何でしょう?』

封書を開け中の紙を確認すると。



        勇者候補の保護ならびに育成
   魔物の領地に新たな勇者となる者が居ることが判明した為
   魔物に汚染される前に保護し勇者として教育、育成を行い
   新たなる神の御剣として導くことを命じます。
   なお、本件に関してことが完了するまで
   天界への帰還を認めません。事前の準備に不備等が無いように。


   あなたの使命が達成することを願いて


                          主神より♪





ふぇ?

ええええええええええええええ!!!!!!!!
こ、こんな内容特別授業で行ったなんて聞いたこと無いよう。落ちこぼれなんて言われてる私なんかじゃできないよう(´;ω;`)
主神様簡単だって言ったのにこれ、お姉ちゃんとかがやる勅令じゃないの?

#レナスの姉は超エリートヴァルキリーです

うぅ、でも課題として貰った以上やらないといけないし主神様もできるって
言うから大丈夫・・かな?不安だけどがんばらないとです。
早速帰って準備をするのです。





これが私の下界での日常の始まりの前の話なのです
14/10/16 13:36更新 / 宗一郎
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■作者メッセージ
レナスちゃんが出てしばらく経った執務室で

『そろそろ彼女が来る時間ね。彼女の指令書は・・・・あれ?』

引き出しの中を見てみるとそこには。




(レナスちゃんの課題書)




ダラダラダ((((;;・д・;;))))

ま、まずい渡す紙を間違えちゃった。この事が彼女に知られたら・・・・
ウルトラアルゼンチンバックブリーカーからの飛翔閻魔固め食らわされる。
急いでレナスちゃんに渡したの取り戻さないと



コンコン




え?





『主神様、命により参りました。』




来ちゃった\(^o^)/

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