連載小説
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夜色魔法堂
 レノークス地方と呼ばれる土地がある。西は海に、北は砂漠に、東と南は山脈に囲まれた、陸の孤島とも呼べる土地である。
 山脈からは川が流れており、その麓からは豊饒の森と呼ばれる深く豊かな森が、海の側には平原が広がっている。
 例え陸の孤島であろうとも、人間は様々な理由からこの地に足を踏み入れ、そして定住していった。
 しかし、山に洞窟、海や砂漠、森と平原。地形と自然の恵みに富むこの土地には、人間や動物のみならず、様々な魔物も生活している。
 古くは命を奪い合う関係にあった人間と魔物だが、魔王の世代交代を機に状況は一変した。
 魔物の人間に対する友好的な態度を、頻発していた魔物との戦い故、常に疲弊していた人間は訝しみながらも受け入れる。教団の教義に反するといえども、命には、生活には代えられない。
 人間と魔物の共存は、互いに深く関与せず、しかし協力し合うことから始まった。いつしかこの土地の人間は教団の教義に疑問を持ち、教義を捨てた。そうして人間と魔物の関係は、互いを尊重し合い、理解し、共に生活するまでに至った。

 やがて、人間と魔物が共に暮らす街がつくられた。
 その街は「レノークス」と名付けられる。

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 この物語は、クロビネガ及び健康クロス様のエロ魔物娘図鑑(以下、図鑑)の設定や魔物娘図鑑T-Monster Girl Encyclopedia-(以下、製本版図鑑)の設定に準拠しますが、土地・文化・文明・魔法及び魔術などの明記されていない部分につきましては、筆者の「妄想や空想による補完」が行われており、図鑑や製本版図鑑の世界観設定とは何ら関係ありません。
 製本版図鑑にて追加されている魔物は、図鑑に登場するまで当物語中に姿を現さないこととします(存在をほのめかす程度はあるかもしれません)。
 また、図鑑の設定に変更があった場合、物語に修正が入る場合が御座います。ご了承ください。

 設定が明らかに間違っている、誤字脱字があるなどの御指摘があった場合、筆者は床で額を削るような思いで感謝すると共に訂正致します。

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第一話 「店主と弟子と魔法堂」11/03/29 09:23
第二話 「街と魔物と魔法堂」11/04/01 07:55

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