連載小説
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餓竜再び .15
「ふぁ〜お酒ってフワフワする〜」
「でも楽しいわね〜」
「ああ、そっちに行っちゃ危ないって」
決して大飲した訳では無かったが、二人とも程よく陽気に酔っぱらっている。
レオンは何とか二人を部屋まで連れてきていた。

「・・・もうすぐピーニャやイリーナともお別れなんだね〜」
「みんな親切でいい国よね〜」
ドラゴニアへの名残を感じている二人を、レオンは後ろから抱き締める。
「ラスティ、エル・・・」
「・・・どうしたの、レオン?」
急な事と声の響きに少し戸惑いながら、ラスティが問い掛けた。
「仕事とか、使命感とか、色々あって言えなかったし、助けてくれた感謝とか、色んな理由もあったけど・・・」
レオンが抱き締める力が、ギュウと一際強くなった。
「そういうの全部関係なく、二人と一緒に居たい」
自分が二人の為に命を賭けるのは『ランタン』としての責務ではない。
命を賭けて自分を助けてくれた二人に、そう言い訳するのは不純に過ぎる。
二人にだけは正直でいる事が、二人の想いに応える唯一の方法だと、ずっと気付いてはいたのだ。
「二人を抱き締めて、キスして、胸とかお尻とかいっぱい触って、満足するまで一緒になっていたい」
レオン自身も呆れるほど頭の悪い言葉しか出てこなかった。

レオンの言葉を聞いて、ラスティが少しうつむく。
「いいの?」
「何が?」
「わたし・・・たまたま来たレオンをグチュグチュに犯しちゃう様な、淫乱なメストカゲだよ?・・・見境無しに暴れてたラスタバンの頃と、何も変わってないかも知れないんだよ?」
ラスティはレオンの事が大好きだったが、それだけに自分がレオンの言葉に応えられるかどうかが不安だった。

「大丈夫」
「ふゃっ?!」
レオンの手がラスティの胸を優しく揉んでいた。
「ラスタバンに、こんな柔らかい胸は無かっただろ?」
「・・・それは」
ラスティの胸はレオンの指を容易く受け入れる。
その沈み込んだレオンの指先は、自分の身体が愛する人を受け入れている事を実感させてくれた。
「二人の爪が俺を守ってくれてたのはよく分かってた。ラスティは自分の優しさを信じていいよ」
むしろ、優しさを持っているからこそ、彼女は躊躇している事を、レオンは理解していた。
「そうだよ♥ママはもうラスタバンじゃなくてラスティなんだよ?」
エルもラスティの胸に顔を埋める。
「私はもう名無しの竜の子じゃなくてエルだし、ママはもうラスタバンじゃなくてラスティなんだよ」
胸の間からラスティの顔を見上げながら、エルがラスティに話し掛ける。
「エルもママもレオンの事が好きでたまらないんだから、レオンにもいっぱい愛してもらおう?」
娘の屈託の無い笑顔が、ラスティの心を素直にさせた。
「・・・親子二人とも愛してくれますか〜?」
「もちろん。喜んで」
レオンは二人の左手を取ると、爪を欠いている薬指に口付けた。


レオンの目の前では二人が重なりながら、足を広げて自分の秘所を指で開いて見せていた。
「・・・今日はレオンからわたし達を犯してください〜♥」
「あたし達、いつもレオンを襲ってばっかりだったしねー♥」
上下に二つ並んで広げられた秘所は、これから始まる事への期待で既にいやらしく滑りを帯び、ゆっくりと蠢いている。
ラスティの上で片手と両膝を着いているエルの秘所は、彼女を始めて見た時と同じ様に産毛一つ無い肉丘がぷっくりと膨らみ、その奥では小さめの膣口が息でもしている様に僅かな伸縮を繰り返している。
下側で足を広げているラスティの秘所は、濃い目の陰毛に覆われた奥から淫らな唇が姿を現し、その奥には男を中に入れる準備が出来た様に口を開いた膣口が、やはり僅かに蠢いていた。

レオンはまずエルの秘所へと口を付ける。
「んゃ〜♥おまんこはおちんちんを入れる場所で、食べ物じゃないよぅ♥」
「エルだって、いつもおちんちんをくわえてるだろ?」
「だって、レオンのおちんちんから出る物が、あたしの食べ物だもん♥」
見た目に反した濃厚な雌の味を求めて舌を奥へと捩じ込むと、それに応える様に滑りが強くなっていく。
空いているラスティの秘所へ指を這わせると、指二本を容易く呑み込んでしまった。
「ラスティもヌルヌルになってる」
「本当は〜貴方の前に居るだけで、濡れてしまいそうなんですよ〜?」
ニチニチという音を立てながら、ラスティの秘所はレオンの指を柔らかく締め付ける。

「二人ともここは親子でそっくりだよね・・・」
レオンはエルの肉芽に吸い付きながら、ラスティの肉芽も皮を剥いて撫でてやる。
「ひんっ!そこ駄目ぇ♥」
「ァン♥そこは剥いちゃ駄目ですよ〜♥」
エルの肉芽は秘所の頭で存在感を主張し、ラスティのそれに至っては、弄ってほしいと言わんばかりに膨らんで、勝手に半ば皮が剥けかけていた程に大きい。
一人で慰めていた名残なのかもしれないが、今はレオンに弄られる為の弱点だ。
二人の違いを確かめる様に、指と舌先でゆっくりと撫で続ける。
「ふゃ〜♥」
「そんなにしたら破裂しちゃいます〜♥」
張り詰めた肉芽の感触が楽しく、ついつい弄り続けてしまう。
舌先と指を離した頃には、二つの秘所は下へ体液が垂れ始める程に濡れていた。

「どっちから挿れて欲しい?」
秘所を優しく撫でながら、レオンは二人に聴いてみた。
「ふふ〜♥それはエルからに決まってますよ〜♥」
ラスティはそう言うとエルの秘所へと手を掛け、レオンに「どうぞ」と言わんばかりに拡げてしまう。
「ァン♥たまにはママから挿れてもらえばいいのに〜♥」
「ママはエルが気持ちよくなってるのを見るのが好きなのよ♥」
そう言ってラスティはエルの頬へ軽くキスをした。
「じゃあ、エルから行くよ?」
レオンはエルの秘所へと肉棒を宛がう。
エルの小さめな尻を掴むと、ゆっくり挿れていった。
「ふゃ〜♥レオンのおちんちん、前よりおっきくなってる〜♥」
インキュバスになり掛けているレオンの肉棒は、確かに以前よりも一回り大きくなっていた。
エルの小さな秘所に入るのか不安だったのだが、十分に濡れた秘所はブチュリという下品な音を立てて、簡単に肉棒を呑み込んでしまう。
肉棒が大きくなった分だけ、エルの膣内はよりミッチリとした感触を増していた。
それだけにゆっくりと動かしてやる。
「・・・エル、大丈夫?」
「もちろんだよ〜お腹いっぱいにレオンが居るのに、気持ち良くない訳ないし〜♥」
そう言いながらエルも自らも腰を動かす。
エルの中には根元まで入りきらないのだが、入っている部分には密着した襞が絡み付き、早く精を出して欲しいと言っているかの様に激しく扱き上げていた。
「んゃっ♥ふゃっ♥おまんこの中が勝手に動いちゃぅよぅ♥」
レオンに突き上げられる度に、だらしなく開いた口の端からは涎がこぼれ、膣口からは濁った濃い体液が掻き出され押し出されしてくる。
「やっぱり、レオンに抱かれてる時のエルは可愛い顔してるわね〜」
既に手で身体を支えられなくなったエルは、上半身をラスティに預けてしまっており、ラスティはそれを抱き留めていた。
その事でエルの身体は固定されてしまい、レオンが突き上げる衝撃はより深くエルに響く。
「んゃぁ♥お腹が♥響いて♥締まっちゃう♥」
「うぁ、そんなに先を締めたら」
「ゃっ♥ひゃん♥もう♥」
精を欲しがる様に、エルの膣内がレオンの肉棒の先端を絞る様に締めつける。
エルの膣に存分に絡まれていたレオンの肉棒が、その締めつけに耐えられる訳がなかった。
「エルっ!」
「んゃっ〜〜〜♥」
エルの尻をしっかり掴み、一滴残さずエルの子宮へと射精する。
戦いの前から溜められていた上に、インキュバスとなったレオンの精は、
今までとは比べ物にならない量の精が吹き出す感覚に、さすがのレオンも一瞬気が遠くなった。
長い射精の後で、まだ半立ちの肉棒をエルから引き抜くと、エルの膣口からは二人の体液が卑猥な音を立てて、小さく噴き出した。

「んゃ〜♥レオンのがお腹に一杯だよ〜♥」
「よくできました♥」
ラスティがエルの頭を誉める様に撫でている。
「ん〜♥次はママの番だからね〜?」
エルが余韻の残る身体をラスティの上から退かすと、そのままラスティの秘所へと指を回す。
「ほら〜♥ママのおまんこも、レオンのおちんちんが欲しくてたまらないんだよ?」
レオンに見せつける様に、エルの指がラスティの秘所を開いてしまった。
「こら、恥ずかしいじゃない〜」
エルの指で開かれた秘所では、肉厚の秘肉の奥で肉棒が欲しいと言わんばかりに入り口が蠢いている。
その秘所に応える様に、レオンの肉棒も再び硬さを取り戻した。
「じゃあ、次はラスティの番だから」
「・・・はい〜♥いつでもどうぞ〜♥」
レオンは入り口に肉棒を宛がうと、一気にラスティの中へと突き入れる。
ブチュンという音を立てて、肉棒は根本まで綺麗にラスティの膣内に収まってしまった。
「ふわぁ〜♥前よりピッタリの大きさになってる〜♥」
「ラスティの中も前より軟らかく包んでくれてるよ」
先端は子宮へ微かに当たる程度に触っており、まるで互いにあつらえたかの様な大きさになっていた。
そんなラスティの腹をエルが羨ましそうに撫でる。
「いいな〜♥ママのお腹はレオンが全部入って〜」
「エルのも気持ちいいから気にしなくてもいいよ?」
宥める様にレオンがエルの頭を撫でる。
「ふふ〜♥ありがと♥今日はあたしもレオンと一緒にママを気持ちよくしてあげようかな〜」
エルはレオンに微笑むと、ラスティの胸に吸い付いた。
「ふわってしてて軟らかくて、ママのおっぱいって気持ちいいよね〜」
「ずっと触っていたい感触だからな」
軽くラスティを突きながら、レオンも感触を確かめる様にラスティの胸を撫でる。
「そう言われると〜嬉しいけど恥ずかしいです〜♥」
口ではそう言いつつも、ラスティの秘所は胸を触る指に反応する様に、きゅうきゅうとレオンの肉棒を締め付ける。
その反応の心地好さに、レオンの腰使いも速さを増していく。

レオンの肉棒を覚えたラスティの膣肉は、その腰使いに合わせて貪る様に絡まる。
ラスティの身体は正に飢えたメストカゲだったが、レオンもそんなラスティに貪る様に求められる事が嬉しい。
「たとえラスティが昔のままでも、俺もエルも一緒に居るからさ・・・安心して貪っていいよ」
「・・・はい♥」
ラスティからもたらされる快感以上に、ラスティの餓えを満たしてあげたいとレオンは思う。
ラスティもまた、そんなレオンを気持ちよくする為に、レオンの肉棒を思うままに貪る。
それだけなら餓竜の営みだけだったかもしれないが、エルに胸を吸われる事で、ラスティには母親としての気持ちも沸き上がる。
愛する娘に胸を吸われながら愛する夫に突かれるラスティは、かつて決して満たされる事が無かった、母竜と餓竜、二つの本能を満たされつつあった。
単なる快楽だけではない、幸せに満ちた感情がラスティを絶頂に導く。
「レオン〜、エル〜、ずっと・・・一緒に居ようね♥」
うっすらと涙を浮かべたラスティの言葉に、レオンは頷き、エルも嬉しそうに目を細める。
キュウと膣肉が締まり、子宮が肉棒の先端へ吸い付く様に密着した。
その気持ち良さにレオンも絶頂を迎える。
子宮に吹き当たる大量の精が、ラスティを胎内を勢いよく満たしていく。
ラスティは爪先を引き攣らせながら、その快感を存分に味わっていた。

「ところで・・・レオンはわたし達のどこを好きになったんですか〜?」
ベッドの中で川の字に寝ているレオンに、ラスティはずっと思っていた事を尋ねた。
「・・・二人の寝顔を見た時に、こうしているのもいいなって思ったんだよ」
レオンは自分のシャツを握って寝息を立てるエルの頭を撫でている。
あの時、まるで親子みたいだと思った感情は、ずっとレオンの心に残り続けていたのだ。
「自分の隣であんな顔で寝られたら、放っとく訳にいかないから」
「・・・じゃあ、いつも寝ていた方がいいですか〜?」
「寝てなくても、二人ともいつも可愛いよ」
そう言ってレオンはラスティの頭も優しく撫でた。

18/03/04 17:42更新 / ドグスター
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