読切小説
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ウィトの1日です!
「ご主人いってらしゃーい!」
「おう、時計の針ががこうなったら戻ってくるからな」
ご主人は腕についてる小さい時計をウィトに見せて説明する。よく分からないですが時計の短い針が7、長い針が12に来たらご主人は帰ってくるようです。
ウィトは気づきました。だって、今は時計のところがもう少しで7にいきそうなところです!
ご主人はすぐ帰ってきますね!!
「分かったようだから、それじゃあな」
扉を開き今、家を出たのは硲 紳賭(はざ しんと)様、ウィトのご主人です。
お仕事にいってウィトのご飯を買ってきてくれます。
ウィトはご飯が大切です。でもご主人はもっと大切なのでご飯のために我慢するか悩みます。
でもご主人は行ってしまうので仕方ないのです。
「とりあえず眠いです」
ウィトはご主人のベッドのある部屋に戻ります。
すると、男の人の匂いがふわっと漂ってきてウィトは我慢できずにベッドに飛び込みます。
「ごしゅじぃ〜ん!」
枕をギュッとするとどこかに飛んじゃいそうになります!
でも、ここでウィトは気づきました。
「ご主人は確かベッドで遊んじゃいけないと言ってました…。」
今からやめます。しっかりとやめて鼻をクンクンするだけにします。
クンクン…“ウィト可愛いよ”
!!!!
「ごしゅじぃ〜ん!早く帰ってきて下さぁい!」
あっ!またやってしまいました!
「ウィトはもう寝ます!」
お布団にくるまるとご主人の匂いがして凄く幸せな気分です!
「くぅ〜ん」
ウィトは…寝ます…Zzz。



「ふにゅ…ワン!…ミミズさん?」
あれ?
今、ウィトを襲う大きなミミズをご主人が捻り上げてませんでしたか!?
「夢でしたか。良かったです!」
でも、ご主人がミミズさんを倒したら食べたかったです。
仕方ないので諦めました。
全身の毛が張り付いているのでブルブルして立たせます。
ベッドのある部屋を出てソファーのあるお部屋に行きましょう。
「ああーーーっ!!!!!」
ウィトは大変なことを思い出しました。
なんとさっきまで7と8の間にあった時計の短い針は7ではなく8、それを越えて10の所にいました。
「そうでした…。短い針は8、9、10でした」
ご主人に教えてもらったのを覚えていたのですが忘れていました。
「くぅ〜ん」
悲しいです。なのでダンボールさんに慰めて貰います。
ダンボールさんは固いです。でも乗ると少しだけ柔らかくなります。
ウィトも分かりませんが、なんだかご主人と同じような気がして安心します!
「ダンボールさん聞いて下さい。ウィトはこれからご主人をいっぱい待たないと行けません」
ダンボールさんはお喋りしませんがウィトはお喋りが好きなので良いのです!
「ウィトはご主人が大好きです。でもご主人はウィトが好きではありません」
だから好きになってもらえるように頑張ります!
「そうだ!昨日夜にご主人が可愛いと言ってくれました!」
夢ですが!!
ダンボールさんは黙ったまま聞いてくれます。
「ウィトはそろそろお腹が減ってきました!」
確か長い針と短い針が12なら食べていいんです!
「う〜ん、これは良いんですよね?」
短い針は12ですが長い針が1に行きそうです。
「えーと、えーと…そうだ!1、2、3です!」
1の次は2にいくので12を通ってきたのです!
「ウィト頭良いのではないですか!」
ご主人はウィトをアホと言います!それは嫌ですのでこれを自慢しましょう!
「それよりもご飯です!」
ご主人が作ってくれているご飯が冷蔵庫にあります。
今日は鶏肉と卵のやつです!えーと…親子丼です!
チンして食べましょう!



「ふぅ、お腹いっぱいですぅ。」
おいしかったです、さて何して遊びましょう。
あっ!そうだ!ご主人からお花にお水を上げてくれと言われてました!
ベランダへいきます!
ガラガラと扉を開けて…えーと、えーと、ジョウロありました!
「あれ誰ですか?」
なんだかコソコソしてる人がいます。ご主人から人が来たらとりあえずワンワンとほえろと言われてました。
「ワンワン!」
吠えました!
コソコソしてる人はビクッとなって行っちゃいました。
「なんだったのでしょう?あっ!お水!」
ジョウロにお水を入れます。
いっぱいあげましょう。
この黄色いお花は可愛いです!
この紫のお花は綺麗です!
「痛いです!止めて下さい!ぐるるっ!」
この赤いお花は棘があってウィトを二回も攻撃してきました!
でも、ご主人からお花に反撃はダメだと言われています。
だから早くお水をあげてウィトは離れました。



「ふぅ、頑張りました!」
あっ!短い針が3で長い針が12を越えています!
「おやつです!!」
なんと今日のおやつはアマアマです!
なんと言いましたか…チュロ?
「チュロです!」
1日3個までとご主人と約束してます。
大切に食べねば。
「包み紙をとってー」
四角い黒いのが出てきました。
「頂きます!」
少し固いですがわんこのウィトは全く問題ありません!
「こりぇは…おいひいですっ!!」
じゅわあっと甘いのが広がります!
チュロ凄いです!1日三個も食べて良いなんて天国ですか。
「にゅぅ…」
二個食べましたが一個は夜食べます。ご主人と一緒にです!
さて、ベッドに行きましよう…Zzz。



「…はっ!…あれ?クジラさんは?」
お家を潰そうとしていたクジラさんをご主人が包丁で捌いてましたよね?
…夢ですか。
「クジラさんおいしそうでした…」
チュロを食べられますが我慢我慢。ご主人と一緒にです!
「いつのまにか短い針が6ですね。」
さて、どうしましょう。
「ん?」
何か音がします。
えーと…そうだ!ご主人が勝手にテレビをつくようにしてくれてました!
テレビのお部屋にいってソファーに座りました。
「今日はお魚ですね」
テレビでは怖い男の人がお料理してます。一番怖いのはあの包丁です!
「ご主人を傷つける危ないものですね…」
ウィトはご主人を守ります!
「ぐるる…」
テレビの人は攻撃してこないので威嚇の練習をしましょう!
「疲れましたぁ。」
ん?玄関先で音が聞こえてきます。
ッタッタッタッタ。
「この音はっ!!」
ご主人です!
急いで玄関まで走ります。
「ふぎゅ!」
ですが、急ぎすぎて玄関の前で転んでしまいました。
「痛いです…」
ガチャ。
「ただいま。ウィトなにしてんだ?」
「転んだのです」
「そ、そうか」
ご主人は首元をサワサワして頭を撫でてくれました。
「ご主人お帰りなさいです!」
「はいはい。ほら飯にするか」
「はい!!」
ミミズとクジラ食べられませんでした。
「なんでそんなに襲われてるんだよ」
ウロウロしてる人がどっかに行っちゃいました。
「やっぱりそういうのいるのな。ウィト偉かったな。」
褒められました!!
でもでも、お花に攻撃されました。
「反撃しなかったのか、偉いぞ」
また褒められてウィトは溶けてしましそうですぅ。
チュロおいしかったです。
「そりゃ良かったな。」
「はい!ウィトはご主人と食べたいのでチュロを残しておきました!」
「チョコな」
ダンボールさんとお話ししたのは内緒です。
「またダンボールと話してたのか」
言ってしまいました。



「頂きます」
「いただきますっ!」
今日の夜ご飯は天ぷらです!
「これ!ご主人!これおいしいですっ!」
「ほぉ、舞茸がうまいか。そりゃウィトも大人だな」
ウィト誉められました!
そういえば何か自慢することがありましたがなんでしたっけ。
「忘れちゃいました!」
「そんな事より、ほら塩で食ってみ。」
ん〜、茄子おいしいです!
「ご主人ありがとうございます!」
「んっ」
「最後はデザートです!ん〜、やっぱりチョコおいしいです!!」
食べ物のことに関しては覚えるのが早いなぁ。



「気持ちいいですねぇ。」
今度はお風呂です。
ご主人のわしゃわしゃは一番ですよ!
「ここがええんかぁ」
「いいですぅぅ」
ウィトはご主人の裸を見るとドキドキしてしまいますがわしゃわしゃされてる時は別です。
「ウィト、明日は一緒に遊びに行くか?」
「!!!」
絶対いきまぁす!!
「うるっ、さい。ウィトお風呂では大きな声はダメだぞ」
「はいぃ、ウィトもキィンてなりました」
ご主人とのお風呂は気持ちいいです!



「ごしゅじぃ〜ん、ごしゅじぃ〜ん」
「暑い、少し離れような」
ご主人と一緒のお布団です。クンクンしなくてもご主人の匂いがしてウィトは幸せです!
「ほら、寝ような」
「ふぁい」
なでなでされるともう眠くなってきました。
ウィトは嬉しいです。
ご飯がおいしくて、チュ…チョコがおいしくて、お風呂が気持ちよくて、お布団がきもちよくて。

大好きなご主人が一緒に寝てくれて。

「ウィトは…嬉しい…れぇす…Zzz」
んん〜。Zzz…。
「寝たか…」
なんだか、耳がくすぐったいような気がします。
「ウィト可愛いよ。」
ふにゅぅ…ご主人キスしてくれましたぁ!
17/12/14 02:06更新 / J DER

■作者メッセージ
なんか前回の約束シリーズから私の頭の中でウィトが暴れまわっていたので。
ただこういう設定は賢さをどこまで落とすか―。
書き手の事情はどうでもいいですね。

前回コメントでつづけたまへと非常にありがたい命を下されたのでその方に読んで頂けていれば本望でっす!
それでは。


宜しければ、以前の物もお読み頂けると幸いです。

では最後に皆様の余暇のお供になれることを願いましてー。

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