連載小説
[TOP][目次]
第17話 雨宿りの出会い

 さっきまで、晴れていたのに空が暗くなり、ポツ・・ポツ・・・と雨が降ってきた。公園で遊んでいた子ども達は、近くの建物に避難してきた。

 「すご〜い雨・・・・・」そう言ったのは魔女のティエンちゃん

 「なんか・・・やみそうもないね」体についた雨を振り払う、コカトリスのロナちゃん

 「あ〜あ。服びしょびしょ」お気に入りの服がびしょびしょになってしまったリザードマンのフィリ・T・タイラントちゃん

 「ちょっと、ロナちゃん水が掛かってるって!!!」ロナちゃんの水が体に当たってるメデゥーサのニカちゃん。

 「ごめん・・・・ニカちゃん」謝る、ロナちゃん

 「この、雨ならあと、少ししたらやむかもね」天気を読むシースライムのチャルちゃん

 「そっかぁ〜〜〜なら安心だね」ニッコリと微笑むティエンちゃん。

 「でもその間、何する?」話すフィリちゃん

 「「「「「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」」」」」」

 「みんな、どうしたの?」後ろから、聞き覚えがある声が聞こえた。

 「あ!!菫ちゃん!!!!」チャルちゃんが見たのは建物のドアから出てきたのは妖弧の菫ちゃん

 「菫ちゃん、何でここにいるの?」質問する、ニカちゃん。

 「なんでって・・・・ここ私のうちだよ」

 「「「「え!!!!!!!!」」」」みんなが驚くこともない、ここの宿屋はこの町で有名な宿屋である。

 「どうしたんだい、菫?」中から出てきたのは一人の男性。この人は菫ちゃんのお父さん涼華さん。

 「あっ!!!パパ。お友達がずぶ濡れなのだから、中に入れてあげて」お願いする菫ちゃん。

 「よし!!!菫のお友達だね。中に入って暖かい飲み物を飲んでゆっくり休むといいよ」ニッコリ微笑む涼華さん。

            「「「「「やったー!!!!」」」」

=====================================
 
 宿屋の中は暖かく、大きなシャンデリアが吊り上げられていた。

 「すごーい!!!お城みたい」喜ぶニカちゃん

 「おおきい、電気」

 「うん!!!」シャンデリアをはじめてみたティエンちゃんとロナちゃん。

 「すごい!!!」驚くチャルちゃん。

 「ここは・・・・・あの人がいるところだ」何かを、思い出したようにつぶやくフィリちゃん。

 「さあ、お風呂に行っておいで、服はその間に洗濯しとくから」

 「「「「は〜〜〜〜〜〜〜い」」」」」

 「パパ・・・・」

 「菫も行っておいで、お友達と一緒のほうがいいだろ」ウインクする涼華さん。

 「うん!!!!!」みんなと一緒にお風呂場に行く菫ちゃん。

=====================================

 乾いた服を着て、広間に戻る子ども達。
 
 「広かったね〜お風呂」喜ぶティエンちゃん。

 「うん、でも熱かった〜」体が真赤なチャルちゃん。

 「だけど、ロナちゃんの水面走るのすごかったよ」興奮する、菫ちゃん

 「うぅぅ、はずかしいよ。菫ちゃん」照れるロナちゃん。

 「蛇たちがのびちゃった」がっかりする二カちゃん。

 「だって、あれだけ潜ったらのびるよ」服が乾いていて喜ぶフィリちゃん。

 広間についたら、ソファーに寝転がっている、男の人がいた。

 「誰、あれ?」首を傾げるチャルちゃん。

 「うう・・・男の人」二カちゃんの後ろに隠れるロナちゃん。

 「あっ!!!!」その人に歩み寄るフィリちゃん

 「あっ!!フィリちゃん」後を追うティエンちゃん

 「やっぱり・・・・・サーシャさん!!!!起きて!!!起きて〜〜〜〜!!!」

 「う〜〜〜ん。おや、フィリちゃんじゃないか、どうしてこんな所にいるの」

 「知り合い?」不思議そうに聞くティエンちゃん

 「うん。この人は最近できた自警団のサーシャさんだよ」

 「あっ!!!知ってる。ここ最近筋肉のすごい人がいろんな人に見せてる人の・・・見たことある」恥ずかしそうに言うロナちゃん。

 「隊長・・・・・・・・」頭を抱えて肩を落とすサーシャさん。

 「ほかに何するの?」興味心身で聞いてくるチャルちゃん。

 「なんで、自警団に入ったの?」

 「おじさん、どこから来たの?」

 こうなったら、いろんな質問をする子ども達。納得するまで離してもらえませんよ。サーシャさん。

=====================================

 雨がやみ、太陽が出てきた時だった。広間には、子ども達がすやすや夢の中。もちろん菫ちゃんも。

 「ふぅ〜〜、疲れた」ため息をついて、コーヒーを飲むサーシャさん。その時天井から声が聞こえてきた。

 「お疲れさんだねぇ〜」その声の主は具足をつけ、腰に短刀を差している一人の男性。いやいや、どうやって張り付いてるんですか?

 「いたのか、イブシ。助けてくれなかったのか?」

 「ははは、何を言ってるんだサーシャ。お前さん楽しそうに子ども達と遊んでたじゃないか」笑うイブシさん。

 「そりゃ、そうだけど・・・・」否定できないサーシャさん

 「それに、こんな可愛い寝顔じゃないか。少しお前さんも寝てたらどうだ。疲れてるんだろ。シシンを追いかけて」

 「ふ〜〜〜〜〜〜、わかった。そしたら少し休むよ。お休み」ソファーの上で横になるサーシャさん。子ども達は、イブシさんが寝室に運んどいてくれた。

 この、関係で、自警団は保育園の警備も任されることになるとは思いもよらないことであった。

 
10/10/03 02:19更新 / pi-sann
戻る 次へ

■作者メッセージ
 〜その後〜
 
 子ども達はそれぞれの親に迎えに来てもらい家に帰った。その後からの3時間後の話

 「パパ・・・」

 「なんだい、菫?」

 「あたし、妹か弟が欲しい」

 「げほ!!!げほ!!!何を言い出すんだいきなり」

 「だって、一人じゃ寂しいしから」

 「ははは・・・良い子はもう寝る時間だから、部屋に戻りなさい」

 「うん・・・・・・」部屋に戻る菫ちゃん

 「あ・な・た」

 「なんでしょうか?鈴蘭さん」

 「聞いたでしょ・・・もう一人作りましょ」

 「いや・・・・さすがにちょっと・・・・あああああああああ」

 その夜、宿屋クロッカスでは大きな揺れえを予測した

 さてさて、ここからは、自警団の人たちと保育園の先生達や子ども達を巻き込んだお話を作っていきます。応援よろしくお願いします。感想お待ちしてます。


 涼華さんへ
 
 というわけで、赤ちゃんを作ろうと思いますのでお名前のほう考えてくれていたらこちらの感想までどうぞ。
 


TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33