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第二十三記 -オーガ-
…悪鬼から注がれる、全身を舐め回すような視線…。

「こりゃ、どう見ても牝だ…。それさえなけりゃ」

ぴっ、と指さされる先には…まだ快感が残る、私のそれ。

「アタシはさ、筋肉がムッキムキの、いかにも活きが良さそうな牡が好みだから…」

歩み寄るオーガ。
私では10歩必要な距離を…その半分で近付いてくる。

「物足りなくなるだろうね。お前じゃさ」

私に影を被せながら、ぺろりと舌舐めずり。餌を前にした獣と同じ。

「でも、安心していいよ」

「ちゃぁんと、もげそうなくらいに可愛がってやるからさ♥」

そう言って、どっしりと腰をおろし、胡坐をかきつつ顎に手をやる魔物。
無造作に開かれたお股の間から…恥ずかしげもなく、それが晒される…。

…無事に帰れるのかな…。こんな強そうな魔物相手に…。

「…とは言ったものの」

「どうしたもんかね…。いまいち興が乗らない」

一転、口をへの字にして、髪をぼりぼり掻きながら悩み始める。

「まぁ、お前、ちょっとここ座りな」

隣の葦布団……ではなく、オークのおしりをベシンベシン叩くオーガ。
その度に、風船が破裂したのかと思うくらいの音。…すごい痛そう。

「ふひぃぃぃんっ♥♥♥ も、もっとつよくぅぅっ♥♥♥」

「ほら、汚いけど、気にしないでさっさと座りな」

………すごい光景が繰り広げられている逆隣に、腰を下ろす。

「ん…、まぁいいか。でだ。聞け。アタシは男が好きだ」

「喧嘩も大好きだ。あと酒。子供も結構好きだな。馬鹿正直で」

「で、好きじゃないのが弱っちい奴。牝より弱い牡とか話にならん」

「ここまで分かるか?」

…頷く。

「よし。でだ、お前はさ、チンコはあるけれど、牝にしか見えない」

「アタシは人間の牝には興奮しないし、喧嘩なんてしたくもない」

「弱い者いじめして勝ってもな。しかも子供だ。余計にな」

「でも、こいつとしてんの、見てたけど…」

ベシンッ。

「ふひぃぃっ♥♥♥」

「意外と悪くはなさそうだったぞ♥」

「ホントに。見てる間は燃えた。ほれ」

屈むような形で、肩をぐいっと引かれ……目を、そこに向けさせられる。

「な♥ お前のチンコ、喰ってみたいって♥」

「だからさ、アタシ考えたんだけど」

「お前がアタシを燃えさせてくれればいいんだよ♥」

………意図がよく分からず、顔を見つめる。

「アタシん中ではさ、今のお前は、チンコ生えた可愛い牝の子供でしかないんだ」

「だから、誘惑してみろって言ってんだよ♥ アタシを♥」

………やっぱりよく分からず、顔を見つめ続ける。

「…んー………よし、ちょっとそこ立ってみろ」

言われた通り…オーガの目の前で、棒立ちに。

「そう。で、まずチンコ、勃起させてみろ。ちっちゃくていいから」

………意図を理解したくなく、もじもじして場を濁そうとする…。

「はよ。こすりゃデカくなんだろ」

……もじもじ……。

「………」

……もじもじ……。

「はよやれっ!!」

バシィィィンッ!

「ふっひゅぅぅぅっっ♥♥♥♥♥」

……………。

……ゆっくり……自分のオチンチンを、つかむ……。

左手は根元に…オチンチンが逃げないように握り……。
右手は先端に…皮を剥いたり、被せたりして刺激を与え……。

「よし。がんばれ」

満足そうな笑顔で、腕組み見守るオーガと……涎だらだらのオーク。

…当然だけれど……たくさん出したばかりの私のオチンチンは、
まだ刺激には敏感で……身体のけだるさも相まって……
一生懸命愛撫するも、なかなか大きくなってくれない…。

…辛さのせいか、切なさのせいか分からない、深く荒い呼吸が漏れる…。

「……ふぅーん♥ こりゃ、思ったよか…♥」

少し前に屈みながら、オーガが注目してくる。

……オチンチンは…一向に大きくならない…。
焦り、動きを速めたり、力を強くしたりするけれど……効果なし…。
思いつく限り……裏筋や、雁首を刺激したりもしたけれど……。

「……ん〜っ………」

………目を、つむる……。

…今までの思い出を…頭の中に映し出す…。
ももちゃんが、ミルクまみれになったおっぱいで擦ってくれたとき…。
ドラちゃんが、おしっこを飲むために女の子の部分に吸いついてきたとき…。
ユニちゃんが、一晩中おしりの穴を舐めてくるエッチをしてくれたとき…。

エッチな思い出…。
思い出の中のみんなと、何度も、何度もエッチなことをする。
それを、今の自分の刺激と置き換えて…。

……目を開くと……いつの間にか、オチンチンは固く勃起していた……。

「よ〜しよし…♥ 今の表情、良かったぞ♥ 思わずマンコ弄った♥」

…恥部に目をやると……どろどろに愛液で濡れた、指と、あそこと、葦。

「いいぞ…♥ ただの牝の子供から、盛る牝くらいには見えてきた♥」

……根元を支えていた手を離し……服へもぐりこませ……胸に、触れる…。

…こっちも…もう、固くなっている…。
……ふにふにと……小さく…弱く揉みあげて…。
たまに…さきっぽを、オチンチンみたいに……擦ったりして…。

………いつもしているオナニーをそのまま……外で…、こんなところで……。

「…くくっ…♥ おいブタ、お前も見ろ♥」

バシィッ!

「はひぃぃんっ♥♥♥」

「アタシ、こんな気持ち初めてだ♥ すっげえドキドキする…♥」

「まだ頭ん中では牝って思ってんのに…めっちゃ興奮する…♥」

「全身から…こう、『愛してほしい』ってゆーのが見える感じでさ♥」

「そーゆーの、好きじゃないはずなのにさ…♥ くくっ♥ なんだこれ♥」

「すげぇエロい…♥ 牝でもいいから、犯したいってくらい…♥」

「……もしかして、こいつが『恋』ってヤツかい?♥ なら…♥」

……ふと、止まるオチンチンへの刺激と……腕に、違和感。

「…もういいぜ♥ 犯してやるよ…♥」

瞬間、すごい力で葦のベッドへ押し倒される。
咄嗟に受け身を取ろうとして…気付く。両手首を押える、枷。

「よっ♥」

ずぷんっ。

…え…? 今………はい、ってる……?
頭が、追いつかない。何が起きているか、理解が追いつかない。

「ははっ…♥♥ ちっちぇ…♥♥ …おらっ♥♥ おらっ♥♥」

ぱんっ、ぱんっ、と響く…おにくのぶつかり合う音。
下ろす時にも勢いをつけているのか、痛みで、赤く染まっていくふともも…。

「形、わかんね…♥♥ でもっ♥♥ あっちぃ♥♥ へへっ♥♥」

ヤカンの蒸気を間近で受けているかのような…、蒸れる様な熱さのナカ…。
感触も、ももちゃん達のようなやわらかく包み込んでくれるものじゃなく…、
引っ張り、潰し、もぐような、痛みともとれる、とても乱暴な刺激…。

…でも……それ以上に、きもちが流れ込んでくるような……情熱的な刺激…。

「ほらっ♥♥ 手ぇどけろっ♥♥ んっ♥♥ 揉んでやるよっ♥♥」

「よっ…♥♥ おらぁっ!♥♥」

首元から、力任せに縦へ破られる服。
ビリビリと大きな音を立てて……隠していた乳房が…露わになる……。

「こっちもかよっ…♥♥ おらっ♥♥ でっかくしてやるっ♥♥」

ぎゅうっと…パン生地を掴むかのように、両胸を強く掴まれる。
込み上げる痛さと………快楽に…、涎を垂らして鳴く自分…。

「いいぞっ♥♥ エロいっ♥♥ はぁっ♥♥ エロいぞっ♥♥」

出ないミルクを、絞りに絞られるおっぱい…。
涙がこぼれたけれど……どっちのせいなのか、自分でもわからない…。

………ただ………止めては……ほしくないきもち………。

「おらっ♥♥ お前もっ♥♥ 腰っ♥♥ 振るんだよっ♥♥」

片方の手が、その望みは叶えず…私のおしりと腰の境目辺りに移る。
その一連の動作で、身体が密着し……初めて、その顔が間近に映る。

「へへへ…♥♥ おらっ♥♥ おらっ♥♥ おらっ♥♥ おらぁっ♥♥♥」

下がる腰と、押し上げられる腰がぶつかり、先ほどよりも大きな音が鳴り響く。
互いが動くことで、押し寄せる快感の間も早くなり…。

「くそっ♥♥ お前っ♥♥ 良い匂いっ♥♥ すんなっ♥♥ ふぁっ♥♥」

……私には……もう…、たえられないくらいの…………っ。

「はぁっ♥♥ ふっ♥♥ …んっ…?♥♥ あっ♥♥♥ お前っ…♥♥」

「勝手にっ♥♥ 出しやがってっ♥♥ このっ♥♥ こいつっ♥♥」

「おらっ♥♥ 許さねぇっ♥♥ 休ませてっ♥♥ やるかっ♥♥ はふっ♥♥」

「次っ♥♥ 出すまでっ♥♥ 止まんねぇ♥♥ からなっ♥♥ はっ♥♥」

「くそっ♥♥♥ 精子ッ♥♥ 気持ちいいっ♥♥ じゃねえかっ♥♥ くそぉっ♥♥♥」

「はぁっ♥♥ やばっ♥♥ これやばっ♥♥ この精子っ♥♥ クるっ♥♥♥」

「あっ♥♥♥ だめだっ♥♥♥♥ うぁっ♥♥♥♥ あっ♥♥♥♥ ああああぁぁぁぁーーーーっっ♥♥♥♥♥♥♥」

「はあぁっ♥♥♥ はひっ♥♥♥ うぐっ♥♥♥ かはっ♥♥♥ ふぁっ♥♥♥」

「ぐっ♥♥ この野郎っ♥♥ 責任取れっ♥♥ この野郎ぉっ♥♥♥ なんだよこれぇっ♥♥♥」

「ちげぇよっ♥♥ もっとっ♥♥ もっとだせってっ♥♥ 言ってんだよぉっ♥♥♥」

「決めたっ♥♥ 決めたからなっ♥♥ お前っ♥♥ アタシのっ♥♥ 旦那だからなっ♥♥」

「強いっ♥♥ お前の精子っ♥♥ すげぇ強いっ♥♥ だからっ♥♥ 結婚しろっ♥♥♥」

「いいってっ♥♥ 言うまでっ♥♥ ずっとっ♥♥ 腰っ♥♥ 止めねぇからなっ♥♥」

「おらっ♥♥ おらっ♥♥ いいって言えっ♥♥ おらっ♥♥ 言えっ♥♥」

「おらぁっ!♥♥♥」

……………

………

12/03/23 00:02更新 / コジコジ
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