連載小説
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公開露出オナニーをしてはばからぬ
そのあとは、そうですね。
ちょうどへそ子宮が安定する直前でした。

その日は朝から、レンカとアーティは、第一発見者と担当医師ということで僕にまつわることの報告に行ってしまいました。

トニアも、僕の子宮が落ち着くまではへそを弄るのを禁止されたので、暇そうに僕の乳首を舐めたりしていました。
ドアがコンコンとノックされたのはそんな時でした。

トニアが不思議そうに首を傾げてドアを開けると、そこには見覚えのある幼女が立っていました。

「久しいな」

仰々しい口調のその幼女は、まさしく、僕が地上で尻を追いかけていたあのマインドフレイアだったのです。

僕の上に二人が乗りました。幼女といえど二人いるので、僕の胴体はほとんど触手に包まれていました。彼女らには脚がありませんので、ぬるぬると暖かいお湯に浸かっているような心地です。

マトリカと名乗った彼女は、この地域を治める市長だそうです。ぽこぽこと所々が膨らんだ触手はどこかお嬢様っぽくて、似合っていると感じました。

「それでじゃ」

マトリカは僕の顔をじっと見て言いました。「おかしいのう、報告ではしっかりと性癖持っとるとあったのじゃが」

僕はなんのことかわからずに首を傾げました。
尋ねてみると、なんでも精神を弄り過ぎると、目が澱んでくるそうです。しかし僕の目ははっきりとしていて、とても報告にあったような"重篤な"性癖を植え付けられたようには見えない、とマトリカは首を傾げていました。

僕は少し恥ずかしくなって頬をぽりぽりと掻いていました。
マトリカが挙げつらった"重篤な"などと形容される性癖は、僕がいずれも最初から備えていたものだったからです。

それを伝えると、マトリカは「わしの眼は確かじゃったな」と自慢げにしていました。

「お主のような、公開露出オナニーをしてはばからぬような男が求められておるのだ」

それで、何が何でもついて来させるために、最初に媚薬効果の高い潮を吹きかけたのだとか。道理で興奮したわけです。
マトリカが真面目な顔をしました。空気が変わります。

「さて、これは初対面……ではないが、この国で一度目に出会った以上、伝えんとな」

地上で追っかけられた人。
こちらに落ちてきてからの第一発見者。
陰茎に触れず、最初に射精させた人。
そして担当医師。
この四人が、僕のハーレムを形成するとルールで決まっているとマトリカが言いました。
その際、確かトニアがこう聞きました。

「その四人以上にはならないの?」

「多すぎると男が困るからのう」

かつて、58人もの妻を持った男がいたそうです。彼は寝る間も惜しんでずっとセックスをし、そして無事にイカの姿を取るようになったそうなのですが。
マトリカは苦笑しました。

「その触手が43本しかなかったんじゃ」

そうなると、自然とあぶれる妻が出てきてしまいます。
そういうわけで、どれだけ触手が少なかろうと四本はあるはずという経験則で、その四人が決まったそうです。
イカになって触手の本数がわかれば後から妻を増やしても問題ないそうなのですが、実際はあまりそういうことはないそうです。

「愛し合うのはいいんじゃが、為政者としては少子化対策がなぁ……男生まれにくいんじゃよな」

そのときのマトリカからは哀愁が漂っていました。
ともかく、僕はこうして四人の妻を得るに至ったのでした。結婚することに関してはルール決めされてるとはいえ、流石魔物娘といったスピーディさですね。

さて、そのあとは。マトリカがやってみたいことがあるというので好きにさせました。
マトリカがゆっくりと僕の顔に股間を押し付けながら言いました。

「わしはこれが夢じゃったんじゃ」

顔面騎乗、と言うには優しい圧力が僕の頭を包みました。僕の口に当てられた柔らかい陰唇の下から伸びる触手が、僕の頭を包むように枕になり、同時にマトリカの身体を支えていたのです。
そのまま触手で頭を動かしてぴったりと股間を僕の口に収めると、マトリカが舐めるように言ってきました。

甘酸っぱい蜜柑の味がしました。あの霧の匂いと同じものです。
僕は癖になる柑橘の味を楽しんでいたのですが、これまた量が多いのです。舐めていると次から次に溢れ出してくるので、もう吸い付いて飲み干すしかありませんでした。

「昔から水っけが多くてのう」

マトリカが触手を揺らします。その触手のコブも、中に粘液が詰まっているそうです。
しばらくそのように吸い付いていると、マトリカがぶるりと身体を震わせました。
絶頂したのかと思いきや、僕の口に放尿してきたのです。妙なことですが、その尿は檸檬のような風味がしました。

ここまでごくごくと飲んでいたのですが、僕の陰茎の方が大変なことになっていました。どれほど飲みやすかろうと魔物娘の体液は媚薬ですし、それだけで射精してもおかしくないような代物です。
それを大量に飲んだものですから、自然と大量に射精していました。トニアに言われて見てみると、触手のコンドームがぼっこりと膨れて垂れ下がっています。それでもなお肉棒は硬さを失わず、きちんと屹立しているのです。僕は枯れ果ててしまわないか不安になりました。

そして、また飲んだり弄られたりしていると、アナルに嵌められていたアナルプラグがきゅぽんと抜かれました。トニアの仕業です。どうしても我慢できなくなったのでしょう。

朝、出かけ際にアーティが、どうしても我慢できなくなったら触手を代わりにハメていいと言っていたのです。きっと、僕に吸い付かれて喘いでいるマトリカに当てられたのだと思います。

さて、意外に違和感なくトニアの触手を受け入れたのですが、そのときはなんとも生き返るような心地でした。
主に股間にあった、湯に浸かったような熱がじわじわと身体中に広がってくるのです。

僕は唯一自由な手でマトリカの腰を抱きしめながら、何度も絶頂していました。熱が強い痺れに変わって身体中を走り回るのです。尻に力を入れて動きを止めようと思っても、あいにくまだ腹から下は言うことを聞きません。
実は、アーティに弄られた時も絶頂はしていたのですが、ここまで強いものではありませんでしたので、トニアも驚いていたと思います。

そうして何度か気を失ったり、目を覚ましてマトリカの股間に甘えたりしていると、二人が帰ってきました。

二人はマトリカを見ても驚きませんでした。むしろ遅いと思っていたようです。

「今までの市長が奔放すぎたのだ」

私が普通なのだ、とマトリカは僕に顔面騎乗しながら誇らしげでした。ぷ、と鼻に押されて歪んだ尻から屁が漏れたのがとても可愛らしかったことを覚えています。
19/08/14 22:49更新 / けむり
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