連載小説
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どんどん積極的になってきたようです。
翌日…

「続き、やるか。」

『そうしましょう♪』

「G3のキークエストはテオ、クシャル、ナズチをクリア後にウカムだ。」

『強敵ばっかりね…。』

『G3ともなれば強敵なのは仕方ないな。』

「とりあえず最初の3体に共通で有効なのは龍属性だ。」

『どれからにする?』

「俺が決めていいのか?」

『特に案もないからな。』

「ならテオからがいい。」

『テオの弱点属性は?』

「氷か龍、状態異常なら毒が有効だ。スキルは細菌研究家があるとかなり楽になる。」

『分かったわ。』

3人は装備を調整し始めた。

「とりあえずキークエストを何回かやって防具を作ってから緊急クエストにしよう。」

『分かったわ。』

とりあえず3人が戻ってきたのでテオから行くことにした。

「相変わらず苦手だ…。」

『墜ちろ!』

『頭に溜め3からの強溜め3〜♪』

『私も頭をスタンさせないと…。』

「って言ってる場合じゃないな。」

しばらく経って、テオの角が折れた直後に尻尾も切断された。

「後半分以下だ、頑張って行こう。」

『えぇ♪』

「乗ってやる。」

俺の乗り攻撃でテオは乗り状態になり少し経ってテオは落ちてきた。

『いい加減に倒れろ…。』

「気刃斬り、っと!」

落ちてきたテオは全員の攻撃で力尽きたようだ。

『ねぇ、古龍の大宝玉ってなに?』

「テオ、クシャル、ナズチ共通のレアアイテムだ。これを使う武器や防具はだいたい最強クラスになる。」

『私も出た。』

「運いいな3人とも、俺なんかめぼしい素材が剛角だけだよ…。」

『防具見てくるわね〜♪』

「分かった。」

ブランはカイザーの胴用防具を作ることが出来たようだ。

「腕は重殻あたりが足りないんだろう?」

『当たり、あと3つなのよ。』

「ならもう一度行くか。」

『えぇ♪』

『私達にはメリットある?』

セレナとミーアが聞いて来たので俺は「大宝玉とテオ武器の素材集め」をやればいいと言った。

『分かったわ〜。』

「テオの片手剣は魅力的な性能だからな…。」

2回目は、3人がスーパーノヴァの餌食になり落ちかけたところを俺が粉塵連呼で助けた以外は特に何もなく終わった。

『カイザー腕完成♪』

「次はクシャルかナズチだな。」

『ナズチがいい。』

「分かった、ならナズチにしよう。」

と話が出たのでナズチにすることにした。

「オオナズチは龍か火が良く効く、状態異常には結構強いから属性武器の方がいい。必要なスキルは毒無効だ。」

『なら私はゴールドラディウスだな。』

『私は蒼炎槌リオフロギオね〜。』

『私はもちろんアーティラートね♪』

「なら俺はカオスorロウにしよう。」

『何それ?』

「混沌に呻くゴアの武器、会心が二種類混在した特殊な武器だ。狂撃状態だと会心がかなり高くなる。」

『それでこの物理性能、強いわね♪』

オオナズチのクエストは、だいたい2回くらいやってセレナとミーアの防具の素材が揃った。

『1回旅団クエストでやっておいて正解だった。』

『本当ね〜。』

「最後はクシャルダオラだ、有効属性は龍か雷。毒もかなり有効で必要スキルは特にない。」

『分かったわ。』

「俺はカオスofロウだな。」

『私は相変わらずアーティラートね♪

『私はクレスト・コアにするわね〜。』

『私はデッドリィポイズンだ。』

クシャルダオラのクエストも、2回くらいで全員に必要な素材が集まったようだ。

「最後はウカムだな、上位のときを思い出してやって行こう。」

『分かったわ♪』

『あのアイロンかスコップみたいな顎の奴か…。』

『焼けばいいのよね?』

「火だ。対雪を着けてスロットが余ってるなら氷耐性も着けるといい。」

ウカムルバスのクエストは、セレナが1回体力が0で浮いているときにブランが粉塵を飲んだので何とか助かり力尽きた回数を0でクリアできた。

「緊急クエストの前に1つ高難度のこれををやって行こう。」

『峻烈の岸部にて、か…。内容はうわぁ…。セルレギオス、ディアブロス、ラージャンって…。』

「大連続狩猟だから体力は低い。」

『何でやるの?』

「特にブランにはいいクエストだ、このクエストクリア後に新しく出る交換素材でできる脚防具がかなり強いからな。」

『本当ね、匠や溜め短縮が付いてる。』

とりあえずクエストをやって行ったが、最初のディアブロスでミーアが、最後のラージャンでブランが力尽きかなり苦戦しながらもクエストをクリアできた。

「ブランは後は頭をガイコツでしばらくは持つ。」

『スキルは優秀だけど頭が全部台無しにしてるわね…。』

「頭はガイコツかヘッドギアか耐性がひどい帽子しかないからな…。」

『ガイコツは一番作りやすいのね♪』

「難度は一番低い。」

『そろそろご飯にしましょうか。』

「だな、最後の緊急クエストはその後だ。」

俺達は昼食を食べに向かった。

「相変わらずいろいろあるなぁ…。」

『品揃え豊富よね〜。』

昼食は3人が口移しはマズいと判断したのか食べさせてくれた(否応なしに)以外は特に何もなく終わった。

「最終緊急クエストの相手はゴグマジオスだ。」

『有効属性は?』

「龍と火だ、火は最初から中盤にかけて油を柔らかくして気化させるときに有効な属性だ。対する龍は中盤から終盤にかけて油が落ちてきたゴグマジオスに非常に有効な属性となっている。スキルは対粘が必須クラスだ。」

『分かったわ。』

しばらく経って、3人が準備を終えたようだ。

「なら誰から行く?」

『今回は私ね♪』

「なら行こう。」

ブランの緊急クエストが最初になり、3人とも最初だったので全員大ダメージ、2回力尽きながらも辛勝できた。

『次は私だ。』

「分かった。」

セレナの緊急クエストも似たようなものだったが全員少し余裕が出て来たようだ。

「最後はミーアだな。」

『最後まで頑張るわよ〜。』

ミーアの受けた緊急クエストでは、全員が慣れてきたらしく力尽きた回数を0に抑えることができた。

「ブラン、セレナ、ミーア。」

『何?』

『何だ?』

『何かしら〜?』

「これで全員俺と同じところに来た訳だ、俺が教えられることはほとんどなくなった。」

『ジュンが居たからみんな上がって来れたんだから♪』

『お前の力がなければもっと時間がかかっただろう。』

『今までありがとうね〜、そしてこれからもよろしく頼むわね〜。』

「G級特別許可証を手にした3人に俺からの最後のプレゼントだ、ギルドクエストを4つあげよう。」

『キリン、キリン亜種、クック亜種、って最後怖いわね…。』

「まあラージャンとイビルジョーだからな。」

『勝てるのか?』

「136以上は地獄だ。」

『あ、両方極限状態対応だったわね…。』

「はっきり言って化け物以外の何物でもない。」

『ありがとう。』

「今日はこれでお開きだな。」

『そうね♪』

「って何で3人ともくっついてくるんだ?」

『好きだからよ♪』

『言わせるな恥ずかしい…。』

『まあ鈍いなら直球で言えば良いわけだけど。』

俺は後ろからミーアに抱かれ、右腕をブランに抱えさせられ、左腕をセレナに抱えさせられた。

「セレナまで積極的だな。」

『私も、取られたくはないからな…。』

「!」

セレナの赤面した表情を見て俺は自分まで赤くなって行くのが分かった。

それから夕食は何故か何も起こらず、シャワーでも乱入が起こらないと思っていたらいつの間にか俺は今後夏休みの間は3人の誰かと一緒に寝ることになっていた…。

「眠れるかな…」

『ふふふ♪』

3人の瞳には愛情以外にも他の感情がこもっているのが分かった…。
15/04/28 00:30更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

第9話、いかがだったでしょうか?

果たしてジュンはこれからどうなるのか…。

次回はバトル回かほのぼの回で迷ってます、どちらがいいか意見がありましたらどうぞコメントお願いします。

次回も頑張って行きますのでよろしくお願いします。

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