読切小説
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石像館

石像館。
それはどこにも無いが、どこにでも現れる。
幸か不幸かこの美術館を見つけた者は、世にも美しい悪魔像の数々を見ることができるという。
像に触れようと、像を持ち帰って売ろうと、咎める者はいない。
そればかりか像を壊したとしても、少し目を離せば元の姿に戻っているという。
いつまで居ようと、いつ帰ろうと自由。

ただし、この美術館にも二つだけルールがある。守ることが著しく困難なルールが。

帰るつもりがあるのなら、特定の石像を『気に入って』はならない。
帰るつもりがあるのなら、石像に『気に入られて』はならない。








 少年が謎の美術館を見つけたのは、街中を逃げ回っているときだった。親に捨てられ、盗賊団に拾われてスリや窃盗を仕込まれた彼はその指先と逃げ足で生き延びてきた。しかし人から物を奪って生きる者は、いつか何かを奪われることになる。追ってきたのが役人ならまだ良かったが、敵対関係にある別の盗賊たちに見つかったのだ。
 命を奪われかけた少年は必死に逃げ、やがて見覚えの無い立派な館に行き当たった。神殿風の石柱、ただ『石像館』とだけ書かれた看板……このような建物は街に無かったはず。

 追っ手の足音が迫る中、少年は苦し紛れにそのドアを開け、中に飛び込んだ。

「あ……!」

 背後でドアの閉まる音を聞きながら、少年は息を飲んだ。大理石の壁、赤い絨毯。その上に並ぶ、数多くの美麗な石像。台座の上で様々なポーズを取りながら、いずれも静かに佇んでいる。
 ここは美術館なのだと察した少年だが、同時にその異様さに困惑していた。

 数え切れないほど多くの石像が並んでいるが、それらには一見しただけで分かる共通点がいくつかあった。まず全てが女性の像であるということ。年齢も体つきも様々ながら、皆見た目麗しき美女、美少女を象っている。二つ目は石像の足と台座を繋ぐ、金の鎖。

 そして三つ目が、どの女性の像も人間のそれではないということ。
 頭には湾曲した角、背中には蝙蝠のそれに似た翼。臀部には先の尖った尻尾。尖った耳。いずれも教団の謳う『悪魔』の特徴であった。

 だが少年が戸惑っていたのは、石像の見た目ではない。それらの石像たちが、自分に視線を向けているように感じたのだ。

 しかし子供ながら修羅場を潜ってきた身である。追っ手が館に入ってくるかもしれないということを思い出し、隠れる場所を探した。立ち並ぶ石像の奥に扉を見つけ、駆け出す。とにかくホールに止まっているよりは良いと思ったのだ。


 プレートに『戦士の間』と彫られたドアを開けると、その部屋もまた展示室だった。中に人間は誰もおらず、石像だけが鎮座している。
 内側からドアを施錠し、ホッと一息つく。だがこの展示室の石像たちもまた、ホールのと同じ異様な存在だった。『戦士の間』というテーマの通り、剣や槍、斧を持った女性たちの像である。ただし、悪魔の。

 台座には金属のプレートが打ち付けられ、『勇敢な女騎士イリア』、『孤高の女海賊メジャーナ』と言ったタイトルが刻まれている。盗賊団の先輩から読み書きを教わっていたため、少年は孤児には珍しくある程度字を読むことができた。しかしそれらには目を止めず、ひたすら石像の姿に見入った。
 少年の鼓動は徐々に高まっていった。鎧を身につけた姿で彫られた石像もあるが、全裸で武器を構えた姿の像も多かったのだ。美術の知識があるわけでなくても、その官能的な美しさは心と体に伝わってくる。白や灰色の石の肌は滑らかに成型され、石とは思えないほど柔らかな質感に見える。大きな乳房は今にもたゆんと揺れ動きそうだ。角や爪、翼といった恐ろしげなパーツすら、女体の美しさを引き立てるものでしかなかった。

 ゆっくりと部屋の中をうろつき、やがて足を止める。とある石像と目が合ったような気がしたのだ。

 『荒ぶる女戦士オリガ』。プレートにそう刻まれた石像は190cmはあろうかという、長身の裸像だった。槍を片手に仁王立ちし、しなやかに鍛えられた体を恥ずかしげもなく晒している。豊満な丸い乳房、すぼまった臍、股間にある割れ目……そして目の大きな、勝気な笑顔。白い石にも関わらず、血が通っているかのような出来だった。ウェーブのかかった長い髪は、風が吹けば靡きそうなほどだ。

 吸い寄せられるかのように、少年は石像へ歩み寄った。このような気持ちは初めてだった。否、心の中に眠っていた思いが呼び起こされたのだ。
 強く、美しく、大きな女性。たくましく、それでいて包容力を感じさせる豊かな胸と眼差し。

「オリガ……さん」

 名前を呼んでみる。石像は答えない。だが赤ん坊の頃親に捨てられてから、ずっと心に残っていた欲求が増幅していく。

 甘えてみたい、と。

「オリガさんっ」

 台座の上に駆け上がり、石の女体に抱きつく。栄養状態が悪いため少年の背は低く、顔はふっくらとした胸まで到底届かない。石像の腹に頬を寄せ、尻尾の生えた臀部に腕を回す。ひんやりと冷たい石だが、すべすべとした感触はどこか優しかった。
 顔を上げる。石像は相変わらず、勝気な笑みを浮かべている。手を伸ばして胸に触れると、それは硬い石にも拘らず幸せな感触に思えた。

 今度は顔を下に向ける。股間の割れ目に指を這わせてみる。石像は反応を示さないが、少年の鼓動は早まった。
 後ろへ回る。胸と同じくらい魅力的な、ふっくらとした臀部からムチのような尻尾が伸びている。大きな翼といい、尻尾といい、極めて精緻な工作で彫られていた。そればかりか、臀部の谷間……脚を開いた仁王立ちのため、少し広がったその谷間には、小さくすぼまった肛門までしっかりと彫られていたのだ。

 一体どのような変態が作ったのだろうか。そんな疑問を感じる暇もないまま、少年は無意識のうちに自分の股間に手を触れ、ズボンの上からそれを刺激していた。闇の世界で生きてきただけに、子供ながら性的なものも見てきた。強引に犯される女、買ってきた娼婦と交わる男……もはや日常だった。
 しかし今まで見てきたどんな光景も、この女戦士オリガの像ほど少年を興奮させることはなかった。子供らしく甘えたいという欲求と、男の欲望を吐き出したいという欲求が、少年の胸に同居している。

 だが心と体は必ずしも同じ方向へ動かないもの。また別の欲求を体が訴えた。少年の腹が小さく鳴ったのである。昨日から何も食べていなかったことを思い出す。元より毎日三食食べられるとは限らない身分で、昼間は仕事に集中し、また夜は必死で逃げ回っていたため空腹を感じなかった。
 一度自覚してしまった空腹感は増大する。しかし石像だらけのこの館に、食べ物などあるのだろうか。人間が住んでいるかさえ怪しいというのに。

 そう思いながら尚も石像に縋り付いていると、不意に甘い匂いが鼻をくすぐった。ハチミツかミルクのような、濃厚な匂い。
 ハッと顔を上げて驚いた。女戦士像の乳房……ふっくらと豊かな石の乳房、その先端にある乳首から、白い乳液が滴っていたのである。食欲をそそる匂いを放ちながら。

 少年は三つの欲求に突き動かされ、仁王立ちした石像によじ登った。窃盗と逃走を繰り返してきたため、運動神経は良い方だ。オリガ像の腕に掴まり、脚を彼女の腰へ回してしがみつき、口が乳房まで届いた。
 石の肌へトロトロと滴る乳液を、少年は一口舐めてみた。匂いだけでなく、味も甘く濃厚だ。量は決して多くないが、空腹がどんどん満たされていくのを感じた。二口舐め、三口舐め、反対側の乳首を舐める。とうとう石の乳首を口に含み、夢中で吸った。

 何故か熱い涙が込み上げてくる。初めて知った幸せだった。
 少年が満腹になったとき、乳液の分泌は止まった。ゆっくりと台座の上に降り、再びオリガ像の姿を見上げる。乳房を少年の唾液で汚したまま、石の彼女は変わらぬ笑顔を浮かべていた。

「……ありがとう、オリガさん」


ーーどういたしましてーー


 不意に、頭の中に声が響いた。ハッと目を見開き、辺りを見回す。しかし部屋の中に、生きているものは少年一人しかいなかった。


ーーふふっ、あたしだよーー


 音では無い、心に直接響いてくる声。少年はゴクリと唾を飲み、石像を見上げる。

「オリガ……さん?」


ーーそうさ。今あたしの一部がお前の中に入ったから、声が聞こえるようになったんだーー


 胸の鼓動がまた高鳴る。間違いなく、この石像が喋っている。少し荒っぽいが、それでいて優しい口調。低めの落ち着いた女声。
 初恋の相手と話をできた喜びと、さきほどまで彼女の体をベタベタ触っていた罪悪感が、少年の胸中にせめぎ合う。


ーーなあ、頼みがあるんだ。この鎖、外せるか?ーー


 その言葉に、少年は彼女の足元へ視線を落とした。石像は不動のままで、それを指さして示されたわけでもないが、すぐにそれだのことだと分かった。どの石像にもある、台座と脚を繋ぎ止める金の鎖。純金かどうかまでは分からないが、何か特別な代物であることは間違いない。そしてオリガ像のしなやかな足首を捕らえた枷部分には、鍵穴が付いていた。
 そしてその鎖は彼女の自由を奪い、拘束している。

「待ってて! すぐに外してあげるから!」

 大急ぎで、腰に付けたズタ袋から道具を取り出す。盗賊団の中でも開錠は得意な方だ。細い金属棒を鍵穴へ挿入し、時に曲げたりしながら中のロックを外してく。からくり仕掛けのある錠前や魔法によるロックなどとは違い、構造は単純かつ一般的なものだった。
 やがて作業が終わると、音叉を叩いたような甲高い音が響いた。それと同時に鎖と枷が、石の脚から外れる。

 次の瞬間、少年の顔に驚きと喜びの入り混じった表情が浮かんだ。『彼女』が動いたのだ。槍を手にしたまま、ゆっくりと体を伸ばす。

「んっ……うぅ〜ん」

 どこか艶やかな声を出し、翼を軽くはためかせる。首を動かすと、美しいウェーブの髪がさらさらと靡いた。唾液のついた胸も上下左右に揺れ動く。見た目は未だに灰色の石なのに、そこには明らかに柔らかさがあった。

 その不思議かつ官能的な光景に見とれる少年を、オリガはじっと見下ろした。先ほどまでとは違う、アメシストをはめ込んだような紫の目だ。彼女の肌……二の腕やふとももにも、同じ色の幾何学的な模様が浮かび上がる。翼や尻尾といった異形と相待って、妖しい美しさを生み出した。

「へへっ、お前イイやつだ! ありがとな!」

 快活にお礼を言って、頭を撫でてくれた。女性に頭を撫でられたのは生まれて初めてのことだった。少なくとも物心ついてから、そんな経験をしたことはなかった。

「ん〜? 嬉しそうな顔してるじゃん」

 恍惚とする少年を見下ろし、にんまりと笑みを浮かべる悪魔の女戦士。屈んで槍を台座の上に横たえ、少年と目線を合わせる。少年がひたすら見とれていると、突然その胸が襲いかかってきた。

「あふっ……!?」

 今まで味わったことのない、柔らかな感触だった。豊満なふくらみに挟まれ、少年の頭がその谷間へ沈む。石のようにすべすべとしているのに、しっかりと温もりがあった。そこへ乳液の残り香も加わり、少年は快感のため息を吐く。

「こんな風に甘えたかったんだろ? 石像に抱きついて『オリガさぁん』なんて言うくらいだもんな?」

 程よく鍛えられた……そう見えるように彫られた両腕で、優しく少年を抱きしめる。図星を突かれた少年の顔が真っ赤に染まるも、その抱擁から逃れたいとは思えなかった。

「いいぜ、このオリガさんにたっぷり甘えな。なーんも遠慮すんなよ?」

 耳元で囁きつつ、少年の背中を軽く叩く。次いで、オリガは彼の小さな背中に尖った爪を立てた。そのままビリビリと音を立て、粗末な服を破いて取り去る。しかし少年の肌には傷一つ付けない。

「その代わり……あたしの方も楽しんじゃうから、さ」

 ズボンも破かれ、無残なボロ布となって撒き散らされる。全身の服を取り除かれ、女体の温かみがより深く感じられるようになった。恥ずかしさで耳まで真っ赤になりながら、少年は胸の谷間からオリガの顔を見上げた。
 女戦士は翼を折りたたみ、尻尾を楽しげにくねらせている。アメシストの瞳は吸い込まれそうなほどに美しく、妖しい輝きを秘めていた。

「さっきあたしのアソコを触ったんだから、お前のも触らせてくれよな?」

 オリガは一旦、少年の頭を離した。しかし彼が切なさを感じる前に、その股間……小さく自己主張したペニスに手を触れる。

「あっ……!?」
「へへっ。恥ずかしがんなよ、いいチンチンじゃねーか」

 少年の頭を撫でながら、もう一方の手は自分の乳首へやる。大きなふくらみをしばらく揉み、ムニムニひしゃげさせると、手のひらに先ほどの乳液がねっとりと塗された。その手がゆっくり、小さなペニスを摩る。ぴくんと敏感に反応するそれを優しく握り、指先で包皮をゆっくりと剥いていく。

「痛かったら言ってくれよ?」
「…………へいき」

 やっとのことで言葉を絞り出し、少年はまた生唾を飲み込んだ。乳液で滑る指がペニスの皮をずり下ろし、ピンク色の亀頭が外気に触れる。丁寧に少しずつ剥かれやがて全体が露出した。

「ほーら、オリガさん上手だろー♥」

 得意げに笑いながらペニスをさすり、その先端を指先でつつく。敏感な少年の体に、その刺激はたまらなかった。

「あああっ!」

 大きな声を出し、少年の体が快感に震える。突然のことに女戦士はきょとんとし、少年の快楽に蕩けた顔と、脈打つペニスを交互に見た。そして彼が絶頂を迎えたこと、だが射精はしていないことを理解した。
 気持ちよさに脱力し、ふらつく少年。オリガは彼の体を支え、肩を優しく抱きしめて頭を撫でてくれた。よしよし、と。

「そっか、精通まだだったんだな」

 呟きながら、オリガは再び彼の股間に目を落とす。小さなそれは下を向いていたが、またゆっくりと頭をもたげた。健気なペニスを微笑ましげに眺め、オリガは何やら考え始めた。

「うーん、このチンチン可愛くて好きだけど、やっぱちゃんと射精させてやりたいし……あたしのマンコ大きめだから、挿れてガバガバじゃお前も気持ちよくないよなぁ……よし」

 彼女の言ってる言葉の意味を、少年を少しだけ理解できた。盗賊団の誰かが捕まえた女を犯し、「ガバガバじゃねぇか」と文句を言っていたのを聞いたのだ。嫌なことを思い出してしまったが、その直後オリガは先ほど置いた槍を手に取った。
 美しい肢体にばかり目を奪われていたが、その槍もまた彼女の肌と同じ文様が描かれていた。オリガがふっと息を吹きかけると、その槍がみるみるうちに縮んでいく。ただ短くなるだけでなく、穂先の形状が丸く変わっていく。

「コイツをやるよ」

 変わり果てた槍を得意げに見せつけてくるオリガ。それは最早槍ではなかったが、ある意味では『槍』に違いなかった。穂先は丸く、傘の閉じたキノコのような形状となり、太く短くなった柄には血管が浮き出ている。それは明らかに、石でできたペニスのレプリカだった。しかも成人男性のそれとしても、かなり立派な大きさの。

「あたしが着けてやる」

 戸惑う少年の股間に、石のペニスを近づけるオリガ。それは内側が中空になっており、そこへ少年の小さなペニスを挿入させ、股間にぐっと押し当てる。
 ひんやりとした石の感触に続き、異変が起こった。槍に刻まれていた文様はペニスになっても残っていたが、それが蠢き出し、少年の肌へと広がってきたのだ。

「動いちゃダメだぞ。あたしに任せとけって」

 彼女の言葉を信じ、じっとその異変を受け入れる。紫の文様は少年の股間から玉袋、臍の下まで達した。それと同時に浮き出た血管が少年の体と繋がっていく。どくん、どくんと送り出される血液が石の中を巡り、また返ってくる。ペニスに触れる石の感触が次第に無くなっていき、握りしめているオリガの手のひらを感じるようになった。
 そして石の表面がゆっくりと、少年の肌と同じ色に変化していく。大きな石のペニスは本物の肉棒となり、少年の体に融合したのである。

 異変はまだ続いた。文様の走った玉袋がじんじん熱くなったかと思うと、肥大し始めたのである。巨根に見合った大きさまで膨らんでぶらんと揺れたとき、オリガが満足げな笑みを浮かべた。

「ちゃんとくっついたな。キンタマもでっかくなって、セーエキがぱんぱんに詰まってるぜ」

 ちょん、と玉袋をつつかれ、大きなペニスがぴくっと震える。握っていた手のひらが離れ、少年の胸に切なさと、欲が生まれた。

 皮を剥かれたとき、とても気持ち良かった。これだけ大きなペニスなら、もっと気持ちよくなれるのでは……?

 そんな彼の気持ちを、オリガはしっかりと分かっていた。

「早速そのチンチンで遊びたいんだろ?」

 またもや図星を突かれる。羞恥心に思わず股間を手で隠すが、子供の体に不釣り合いな巨根と睾丸、到底子供の手で隠しきれるサイズではない。

「いいんだよ、正直で。どうして欲しいか言ってみな」
「どう、って……?」
「あたしの体の中で、エロいと思うところを言いなよ」

 語りながら台座から降り、床に寝転がって見せるオリガ。その体全身を、少年がよく見えるように。仰向けになり、ゆっくりと左右に体を揺らす。お腹やふとももの動きもいやらしかったが、少年が心惹かれたのは先ほどから味わってきた、もっとも大きく揺れ動く部位だ。
 少年は勇気を出して、それを口に出す。

「……おっぱい」

 その言葉にクスッと笑い、オリガは寝転がったまま手招きした。重い巨根を手で支えながら近寄ってきた少年に、自分の胸を跨いでしゃがむよう命じる。
 言われるがままに少年が彼女の胸の上へ来たとき、このまましゃがめばどうなるか見当がついた。そしてそれがどれだけ気持ちいいかを想像し、鈴口から先走りの汁を滴らせる。

 オリガの体を跨いだまま、少年が腰を下ろす。与えられた巨根が眼下の女体へと近づいていく。

 やがて彼女の大きなおっぱいに、ペニスがすぽっと挟まれた。

「ふあっ」

 反射的に悩ましい声を出してしまうほど、その柔らかさは甘美だった。気持ち良さそうな少年の表情を見て、オリガもまた嬉しそうだ。

「イイ顔するなぁ、お前」

 そう言うなり、おっぱいに両手を添えて左右からを押し当ててきた。単に触れているだけの柔らかさから、みっしりと圧迫してくる感触に変わる。石像だったとは思えない温もりも快感を生み出す。
 さらにオリガはその胸を上下に擦り合わせてきた。

「あっ、ぅ、オリガさん……!」
「脚に力入らなくなったら、あたしの腹に座っちゃっていいぞ。石像だからお前の体重くらいヘーキだし」

 その言葉に甘える形で、おへその上に腰を下ろす。それほどまでに気持ち良かったのだ。とろりと漏れ出した乳液が潤滑剤となって、おっぱいが滑らかにペニスの表面を滑っていく。それがたまらなく気持ち良かった。
 オリガのくれた巨根は大きいだけでなく、元の少年のペニスから敏感さを引き継いでいた。そのまま表面積が増えたことで、性的な刺激による快感は何倍にも膨れ上がっている。少年はそのペニスが、ぐにゃぐにゃと形を変える巨乳の中で溺れているように思えた。谷間から顔だしていた亀頭も柔肉に飲み込まれ、また顔を出し、あっぷあっぷと溺れているかのようだ。

「気持ちいいだろ? オリガさんに任せときな♥」

 口の端から涎を垂らしながら、少年は完全に体重を預けていた。オリガはまったく苦しそうな素振りを見せず、楽しそうに胸でペニスを弄ぶ。おっぱいで揉みくちゃにされたペニスは谷間で溶けてしまいそうなほど熱く、どんどん快感が高まっていく。
 肥大させられた玉袋の中で、迸るものが蠢いていた。

「あぅ、な、何かくる……!」

 先ほどの未成熟な絶頂とは違った、大きな快楽が込み上げてくる感覚。ペニスがどくんと大きく脈打つ。

「おっと」

 谷間で暴れるペニスを、左右から押さえつけるオリガ。その柔らかさにぎゅっと圧迫され、少年はとうとう大きな快感の波に飲まれた。
 声にならない声を上げ、ペニスから白濁が噴出する。大きなおっぱいに溺れた哀れな巨根はドクドクと脈打ち、粘度の高い濃厚な精液を放出していった。それは左右から押し付けられてひしゃげた双峰からじわじわと溢れ出し、麓へ流れ落ちていく。

 自分の上で蕩けていく少年の顔を、オリガはニヤニヤと笑いながら見つめていた。そして熱い迸りをしっかりと受け止め、灰色の胸が白に染まっていくのを楽しんでいるようだった。
 やがて少年の口から声なき声が止まり、射精も止まる。ペニスが谷間から抜け出て、おっぱいの間で白濁がいやらしく糸を引く。オリガは寝転んだまま、長い尻尾を少年の体に巻きつけて持ち上げ、隣に寝かせてくれた。ひんやりとした床の感触が心地よい。

「精通おめでと♥ よかったな、初めての射精がおっぱいなんてラッキーだぞ」
「そう……なの?」

 気持ち良さが抜けきらず、頭がぼーっとする。

「そうそう。オリガさんのおっぱい、超気持ち良かっただろ?」
「……うん」
「また何回でもやってやるけど、最初の一回は忘れられねー思い出になっただろ?」
「うん」

 素直に頷く少年の顔は、未だ快楽に蕩けている。だが彼はそんな中で、オリガからもらったペニスが未だそそり立っていることに気づいた。自分の精液とオリガの母乳でぬめる巨根を、指先でつついてみる。まだしっかりと硬い。白濁でドロドロになったおっぱいにしばらく見とれ、また射精したいという気分になる。

「それじゃ、一旦このおっぱいをキレイキレイしよっかな」

 口から赤い舌を出し、自分の胸を舐めるオリガ。真っ赤な舌は長く、乳房の下側にまで届いた。やっぱり人間じゃないんだな、と少年は実感する。だがその姿に見入るのを止められないし、そこから抜け出るなど以ての外だった。

「んっ、あはっ。おいしーぜ、お前のセーエキ」

 ひとしきり舐めきり、豊満な胸から白濁は消えた。灰色の肌はすっかり綺麗になる。
 続いてオリガは身を起こすと、少年のペニス……精液、先走りの汁、母乳にまみれた肉塔を『キレイキレイ』し始めた。

「あひっ」

 ペニスを這い回る舌のくすぐったさに、思わず変な声を出してしまう。少年の反応を楽しみながら、彼の顔の方へ体を持っていく。

「だ、だめ……汚いからぶっ!?」

 少年の口が、女戦士の股間で塞がれる。石像状態のときに触った女性器が、今度は柔らかさといやらしい香りを持って押し付けられた。石由来の灰色の肌、しかし割れ目の中は綺麗なピンク色。少年の痴態を見てか、すでにトロトロとした液が滴っていた。

「ほーら、どんな匂いだ? オリガさんのココ。汚いか?」
「き、きひゃなく、ない……」
「じゃ、お前のチンチンも汚くねーな!」

 一方的に結論づけ、ふっくらとしたお尻と女性器を少年の顔面に押し付ける。身長差がありすぎるため、そのままペニスを舐めることは難しそうだ。しかしオリガの体は意外にも柔軟で、背中を丸めて長い舌をなんとか届かせる。亀頭だけをチロチロと舐め回す舌先の快感に、少年は女性器の下で喘いだ。
 舌先が少年のペニスを刺激し、女陰の匂いが鼻腔を刺激する。たまらずその割れ目にしゃぶりつき、二人は互いの性器を舐め合う形となった。少年の小さな舌での奉仕はぎこちなかったものの、オリガを悦ばせるには十分だった。

 しかしやはり、先に高まったのは少年の方だった。巨根がびくびく震え始めたのを見て、オリガは腰を浮かせ、ペニスを口一杯に頬張る。

「ふあっ!?」

 敏感なペニスをじゅぶじゅぶと吸いたてられ、反射的に歓喜の悲鳴が漏れる。頭上にオリガのふとももや下腹部を見ながら、少年はまたもや絶頂を迎えた。どぷん、と音を立てて迸った精液が、オリガの唇から溢れる。

「んんっ」

 少しむせながらもペニスを離すことなく、ゴクゴクと喉を鳴らして飲む。快感に痙攣する少年の体を胸で押さえつけ、尿道に残った精液まで啜る。口を離し、肉棒へ垂れた白濁まで一滴残らず舌で舐め取った。くすぐったい感触に少年はまたも喘ぐ。

「……ごちそうさま」

 オリガが身を起こすと、舌で綺麗に掃除されたペニスは唾液でピカピカになっていた。先ほどまでと変わらず、太く硬いままそそり立っている。一回絶頂し、その後巨根を植えつけられて二回も射精したのに、そこには血が集まったままだ。
 衰えない巨根を、少年は不思議な気分で見つめる。それに気づいたのか、オリガは彼の肩をポンポンと叩いた。

「それ、一生ボッキしたままだぜ」
「えっ!?」
「だって元が石だもん。よかったな!」

 少年は戸惑った。『勃起』という言葉の意味は分かっているし、それが治らなくてはどういうことになるか、見当はつく。ズボンの下でこんな巨根が自己主張していては良い笑い物だ。
 しかしオリガは「良いことをした」とでも言いたげな笑顔だ。

「いつでも何回でも、あたしとそのチンチンで遊べるんだぜ。好きなだけな」

 いつでも、何回でも、好きなだけ。
 その言葉が少年の頭の中を巡った。この気持ちいい感覚を、オリガにすがり甘える感覚をいつでも、何回でも、好きなだけ。つまり街に、盗賊団に戻ることなく、これからずっとオリガと一緒にいて良いということ。

 やがて彼の顔に浮かんだのは、満面の笑みだった。

「嬉しいだろ?」
「うん!」

 少年にとって、今までの人生で一番快活な声が出た。オリガは少年が元気になったのが嬉しいようで、「いい返事できるじゃん」と頭を撫でてくれた。
 ペニスが勃起を維持しているのと同様、性的快楽と母性への欲求もなくなっていない。オリガの手を借りて立ち上がると、体が活力に溢れていた。そしてオリガの下半身へ目をやると、先ほどまで舐めさせてくれた割れ目から、透明な液が溢れていた。

 ここへおいで。女性器が男性器に対して、そう呼びかけているような気がした。

「オリガさん、僕……!」
「おっと。続きは違うところでやろうな」

 そう言うなり、オリガは少年の手を引いた。素直に女戦士に従い、着いていこうとするがどうにも歩きにくい。少年の股間には体格に対して明らかに不釣り合いなペニスと玉袋がぶら下がっているのだ。細い脚の間でぶらぶら揺れるそれらに、オリガの方も気づいたようだ。

「あ、悪ぃ。歩きづらいよな」

 後ろに回るとひょいと少年の体を持ち上げ、抱っこしてしまう。後頭部から胸の谷間に埋まり、幸せな柔らかさに笑みがこぼれる。

 オリガはしなやかな腕で彼をしっかり抱きしめ、翼を開いて跳躍した。足が僅かに浮き上がり、そのまま床近くを滑るようにして飛び立つ。戦士の間を出て、ホールの石像群の間を縫うように飛び、階段の上へと向かう。
 階段なんてさっきはなかったのに、という少年の疑問は、柔らかな乳房へ吸い込まれるように消えていった。大好きなオリガに抱きしめられ、優しいおっぱいに抱きしめられ……もう人を傷つけることも、物を盗むこともしなくていい。疑問を口にするのはその幸せを噛み締めてからでも遅くはないのだから。

 二階上がると、『特別展示場』と書かれた大きなプレートが掛けられていた。しかしそこは一階のような大部屋ではなく、小さな部屋に台座が一つあるのみ。その台座には何の石像も乗っておらず、柔らかそうなクッションが敷いてあるだけだ。
 しかしその台座に打ち付けられたプレートを見て、少年は目を見開いた。

『淫らな女戦士オリガ 愛される少年トト』

 オリガの名と共に彫られていたのは、紛れもない自分の名だったのだ。混乱する彼を台座の上に座らせ、オリガは妖しく微笑む。

「そら、ここがあたしとお前の台座。これからずっと、二人だけでここに展示されるんだ」

 お客は入って来れないけどな……そう笑いながら、覆いかぶさるように少年の上へ跨るオリガ。おっぱいがたゆんと揺れる。

「そーら。何をシて欲しいか言ってみな?」

 少年の望みなどもう分かっているだろうに、オリガは敢えて意地悪なことを言った。『おねだり』を要求され、少年の羞恥心がぞわぞわと湧き上がる。それもまた、快感を生み出す材料だった。

「い、挿れて……」
「何を?」
「僕の……チンチンを!」
「どこに?」
「お、オリガ、さんの……」

 言葉を詰まらせた少年の前で、オリガは自分の股間へ手をやった。鉤爪のついた指先で器用に割れ目を開き、中のピンク色を見せつけてくる。柔らかそうな肉の洞窟。空洞の奥では触手のような襞が淫らに蠢き、愛液が良い香りと共に滴り落ちる。少年の肌に垂れたそれはとても熱かった。

「オリガさんの?」

 舌なめずりをしながらからかう女戦士。少年は意を決して、口を開いた。

「……おまん……こ」
「よく言えましたっ♥」

 そそり立つ少年のペニス目掛けて、オリガがゆっくりと腰を下ろしていく。割れ目が亀頭とキスし、先端にしっかりとフィットする。少年の心臓が大きく跳ねた。
 その入り口はとても柔らかく、温かかった。そして何より、鈴口に密着し、唇のように吸い付いてくる感触。オリガから貰ったペニスに走る文様が紫に光り、じわじわと疼いた。

 オリガは彼を焦らして楽しんでいた。とてもゆっくりと動きで腰を沈めていき、やっとのことで亀頭全体が膣内に埋った。一番敏感なところを入り口に締め付けられ、さらにくすぐられるような感触が広がる。奥の方から伸びてきた襞が絡みついてきたのだ。
 人間には到底抗えない、魔性の快楽。

「お、オリガさんっ! あうっ!」

 思わず彼女の胸へ顔を埋め、少年は快楽に屈した。蜜壷の入り口に先端だけ咥え込まれたペニスが激しく脈打ち、オリガの下腹部に白濁が飛散して糸を引く。まるでオリガが射精しているかのように。

「あははっ、もう出ちゃったかー」
「うぅ……」

 羞恥で顔を上げられない少年を、優しく撫でる淫らな女戦士。

「気にすんなって。オリガさんがお前を男にしてやるから、さ」

 ぐぐっと腰を沈められ、ペニスの半分が咥え込まれた。一生萎えないという巨根は彼女の膣内でびくんと震えた。肉に締め付けられ、襞でくすぐられる。
 少年は乳首を口に含まされ、くぐもった声しか出せない。恍惚の笑みを浮かべたのはオリガの方だった。

「んっ、あぁ、お前のチンチン、悦んでるなぁ……あたしも、すっげぇキモチイイ……♥」

 オリガも感じている、ということが少年をさらに興奮させる。彼女の膣内は火傷しそうなほどに熱い。それが今まで他者へ心を許せない世界で生きてきた少年の、孤独感という氷を融解させる。甘い母乳を吸いながら、快感に身を委ねる。

 さらに腰が沈められる。ようやくオリガのお尻が少年の体に触れた。根元までしっかり咥え込まれたのだ。自分で言っていた通り、オリガのそこは大きめだった。少年に移植された巨根はその一番奥を押し上げ、十分な刺激を与えられた。
 彼女は腰を全く動かしていない。だが長く伸びた襞に男根を翻弄され、締め付けられ、少年の快感は高まる一方だった。単に勃起したままというだけでなく、玉袋の方も疲れ知らずだ。対面座位で優しく抱きしめてくれるオリガにしがみつき、授乳されながら、もう我慢などする気も無くなった。

 どぷん、と大きな音を立てて迸る。淫らな女戦士の膣奥に。

「うぁっ……くっはぁぁぁ♥」

 オリガが嬌声を上げ、少年の頭を強く抱きしめる。おっぱいに顔が埋もれ、少年は射精の快感に悶えた。ペニスが膣内で溶け出したと思うくらいの、強烈な気持ち良さ。
 だが先ほどまでと違い、快楽に蕩けているのはオリガも同じだ。少年にもそれが分かった。

「んっ、きゃうっ♥ す、っご……はぅっ! お腹の奥に、じゅわって広がって……!」

 先ほどまでの男勝りな女戦士とは違う、女の子らしい嬌声。ガクガクと震える豊満な女体。少年がオリガに惹かれたのはその体から滲み出る強さと、その向こうに秘めた母性。だが今、可愛らしい声で気持ち良さを訴える姿はさらに興奮を高める。胸の谷間で少し息苦しくなりながらも、大好きなオリガが自分との交わりで気持ちよくなってくれていることを知り、たまらなく嬉しかった。

 しばらくおっぱいの谷間に溺れ、快感の余韻に浸る。オリガもそんな少年の抱き心地が気に入ったようで、台座の上でずっと抱き合っていた。

 やがて少年が顔を上げると、瞳を潤ませたオリガの笑顔があった。先ほどまでにはなかった、艶やかさを持つ表情。
 ちゅっ。音を立てて唇が触れ合う。オリガの舌に口腔を舐めまわされ、股間がまたぴくんと疼く。もちろんペニスは膣内でそそり立ったままで、いつでも生きた石像に種付けをできる状態だった。そして少年もオリガも、それを望んでいた。

 じゅぷっ、じゅぷっ……卑猥な音を立てて、オリガが腰を上下させる。膣内の襞もペニスを這い回り、鈴口まで刺激する。

「ふああ……オリガさん、気持ちいい……」
「へへっ……あたしも、だぜっ♥ 可愛いしキモチイイし、あんっ♥ お前、サイコーっ♥」



 ……快楽に顔を歪め、そんなお互いを見つめ合いながら、一心不乱に交わりを楽しむ。
 オリガの翼がバサバサとはためき、絶頂を迎えるのと同時に少年も射精する。すると今度はオリガが下になり、少年が正常位で健気に腰を振った。下から「がんばれ、がんばれ♥」と囁かれ、少年は高揚のあまり果ててしまう。すると膣内へ広がる精の感触に、オリガもまた絶頂する。

 やがて台座はいやらしい汁でぐっしょりと汚れたが、しばらくするといつの間にか乾き、綺麗になっていた。そこをまた汚し、夜は深まっていく。人間ではないからか、オリガの膣は搾りとったを漏らさなかった。やがて胎内へ溜め込んだ精により、すらりとしていた下腹部がぽっこりと膨らみ、妊娠したようになる。それでも二人は交わり続けた。少年の肥大した玉袋は巨根同様疲れ知らずで、何度でも濃厚な白濁を、それも大量に放出する。その快感が鈍ることすれない。

 オリガの子宮が限界に達し、膣口から白濁が漏れ出したとき、少年の口から満足げなあくびが出た。それに釣られ、オリガも大きくあくびをする。
 その後また互いに見つめ合い、笑い合う。

「そろそろ、お眠の時間だな」
「僕、まだできるよ」

 オリガを悦ばせたい少年は、眠気を振り払ってそう答える。だが彼女は首を横に振った。

「もう夜が明けちまう。また明日の夜にできるんだから」

 女戦士が脚に力を入れ、腰を浮かしていく。ペニスが膣からぬるりと引き抜かれた。白濁と愛液が混じり合い、名残惜しそうに糸を引く。
 台座に腰掛けたオリガは愛しい少年を膝の上に座らせ、左手で頭を撫で、右手でペニスを撫でてやる。鉤爪の生えた手は一見いかついが、すべすべとしていてとても優しい感触だ。激しい快楽に溺れていた少年にとって、そのマイルドな刺激は心地よい眠りを誘った。彼女の胸を枕にしながら、頭がぼんやりとしていくのに身を委ねる。

「……出るぅ……」

 呟いた言葉と共に、鈴口から吹き出す精液。しかしそれは空中に打ち上がった途端、ピタリと止まり、そのまま固まった。白い液体はオリガの肌と同じ、灰色の石になったのである。手で握られた、大きなペニスも。
 そこからじわじわと、少年の体は石へ変じていった。オリガの体もまた、彼を抱きすくめたまま元の石像へと戻っていく。それに対する恐怖は一切なく、ただ母体のような安心感が少年を包み込む。

「おやすみ」

 その言葉を最後に、二人は石像と化した。淫らな妖女と、それに性器を弄られ射精している少年という、卑猥なオブジェとして台座の上に展示されることとなったのだ。
 また夜が来ればオリガが目を覚まし、少年を性的に貪るであろう。そして次の朝にはまた、石像となって静かに眠る。

 ただそれだけの日々が延々と続く。しかし幾多もの気の休まらぬ昼、眠れない夜を乗り越えて生きてきた少年は、そんな毎日への期待に胸を膨らませ……



 石像の胸の谷間で、幸せな寝顔を浮かべていた。








ーーfin
19/10/05 17:56更新 / 空き缶号

■作者メッセージ
私は変態ではない。任務遂行のため、エロを強化した者だ。

お読みいただきありがとうございます。
ガーゴイルとショタって親和性高いんじゃなかろうかと思って書きました。
前にもガーゴイルで短編書いたことあって、そのときも授乳シーンがあるんですよね。
なんというか無機物系の魔物娘さんが、授乳という生物的行為を行うのってすごいエロい気がするんですよ。
ゴーレムさんとかオートマトンさんが「栄養補給プログラムを実行します」とか言って授乳しようとするのもアリですな。

ところで最近、エロシーンメインの短編を書くことが増えてますけど、それは上述の通り任務遂行のためにエロを強化したためです。
任務ってのはナシ・アジフさんみたいなエロシーンを書けるようになりたいってことなんですけどね。
ですがルージュ街シリーズのような、人と魔物の義理人情を主軸にした話ももちろん続けていくので、その辺はご安心ください。

では、また。

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