連載小説
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とりあえず装備を整えつつ進めて行くようです。
翌朝…

「今日は何をするか…。」

『一昨日の日焼けで身体が突っ張る感じがする…。』

「ならこれ使え。」

俺はアロエ成分の入った薬を渡した。

「焼けてないセレナにでも塗ってもらうといい。」

『そうね…。』

ブラン達は部屋に戻って行った。

「さて、また作業やるか。」

しばらく経ってブラン達の何とも言えない声が聞こえて来たが俺は作業を続けていた。

「まあ染みるけど効果は抜群だからなあの薬は。」

さらに15分くらい経ってブラン達が出てきた。

「お、治ったみたいだな。」
『えぇ、ものすごく染みたけどその後は皮が剥がれてすっきりしたわ♪』

「治ったなら何より。」

『この身体だと海に行ったら前の二の舞だから一狩り行かない?』

「だな。」

まずはG2のキークエストをやることになった。

「まずはキークエストだ。」

『何から行く?』

「キーはネルスキュラ亜種、蒼レウス&レックス、黒レックス、ゲネル亜種、グラビモス、グラビモス亜種、ジンオウガ、ブラキ&ジンオウガ亜種、ディアブロス、ディアブロス亜種だ。」

『なら大変そうなのからにしない?』

「クリアできるかは別としてな。」

話し合いの結果、ブラキ&ジンオウガ亜種になった。
「正直言って属性はかぶってないから無属性か爆破以外の状態異常属性が望ましい。」

『分かったわ。』

3人とも準備が整ったので、クエストに出発した。

『まずは近くにいる方からにしよう。』

「だな。」

結果俺1人でジンオウガ亜種を、ブラン達3人はブラキを狩ることになった。

「相変わらず触龍蟲はうざったいな…。」

一方ブラン達はミーアが頭を叩いてスタンと部位破壊をしつつブランが尻尾を切り、その後にセレナが麻痺させて早々に捕獲したようだ。

『ジュン、私達が替わるから尻尾剥ぎ取りと回復してきて。』

「なら任せた。」

俺が戻る頃にはジンオウガ亜種は尻尾以外の部位破壊が済んだ状態で麻痺していた。

『溜め3からの強溜め3〜♪』

「そりゃ尻尾切れるよな、ってその先の場所には罠って…。」

『捕獲完了。』

「ナイスな罠配置。」

と以外に簡単にクリアできた。

「次は蒼レウス&レックスだな。」

『えぇ♪』

蒼レウス&レックスのクエストは3人が違うかたちでどちらかの天鱗を入手したのが嬉しかったらしく、10分針で終わった。

「次はどうする?」

『ディアブロス、いい?』

「ならアーティラートをとっとと作るためにやるか。」

ディアブロス、ディアブロス亜種のクエストはブランが奇跡的に一回づつクリアした状態で資金以外は作ることができる状態まで行ったのでグラビモスのクエストに行くことにした。

『ジュン、片手剣で行くの?』

「対グラビモス系用装備だ。」

『切れ味レベル+1、水属性攻撃強化+3、会心撃【属性】、心眼、砥石高速化か。』

「属性に弱い奴ならかなり優秀な装備だ。」

グラビモス、グラビモス亜種のクエストは全員が水属性か毒属性の武器で行ったので2つ合わせて20分くらいで終わった。

「次は黒レックスにするか?」

『そうね。』

黒レックスはミーアがピンチの時に俺が閃光玉を投げて混乱させその間にセレナが爪を、ブランが尻尾を破壊したのでかなりはかどった。

「さて、最後に残ってるのはゲネル亜種だな。」

『有効な属性は?』

「氷だ。」

『分かったわ。』

全員の準備が終わったところで俺の携帯に電話がかかってきた。

「もしもし?」

「ジュン、明日暇か?」

「カズキか、明日っていうか夏休み全部暇じゃない。」

「え?」

「リゾートホテルのモニターやってるから。」

「いいなオイ。」

「飯もうまいしサービスもいい。」

「しかもなんか女の声聞こえて来なかったか?」

「サークルの仲間。」

「サークルって…。」

「ちなみに3人。」

「魔物娘か?」

「ああ、っていうか俺の行ってる学校の女子9割はそうだけどな。」

「爆ぜろ!!!」

「んじゃ。」

俺はこれ以上電話で話していてもカズキの怒りを買うだけだと思ったので電話を切った。

『誰から?』

「高校からの友人。」

『そうなんだ。』

「もし良かったら夏休みが終わってからあいつにも3人の友人紹介してやってくれないか?」

『いいわよ♪』

「なら行こう。」

ゲネル亜種のクエストはアルセルタス亜種をゲネル亜種が叩き殺したことで3人が何故かキレてハメに近い状態で討伐された。

「いよいよG3だな、ここからは高性能なテンプレ防具を作ることができるようになってくる。」

『例えば?』

「ミヅハ真一式、大剣テンプレとかだな。」

『そうなんだ〜。』

「その前に立ちはだかるはゴア・マガラの特殊個体だ。」

『特殊個体?』

「まあ戦えば分かる、とその前に昼飯食べに行こう。」

『そうね。』

俺達は昼食を食べに向かった。

「その前にカズキに電話しないと。」

『律儀ねぇ〜。』

俺はカズキに電話をかけた。

「もしもし。」

「死ね!」

「いや、夏休み終わったら3人が友人をお前に紹介してくれるってさ。」

「ありがとう死ねなんてナメたこと言ってすんませんでした!」

「まあいいから。」

「夏休み明けが楽しみだなー。」

「んじゃ。」

手のひらを返したカズキの喜びを聞きながら俺は電話を切った。

「んじゃ食べますか。」

『えぇ♪』

昼食はセレナ以外が口移しで食べ物を食べさせようとしてきたこと以外は特に何もなく終わった。

「さて、G3の緊急クエストのゴア・マガラ特殊個体の弱点属性は火か龍、無いなら雷だな。」

『私はならアーティラートね。』

「まぁ威力を属性にとられてないだけいいな。」

『私はゴールドラディウスだな。』

「強化がG級特別許可証が出るまでこれが一番クセがないからな。」

『私は蒼炎槌リオフロギオね〜。』

「火ばっかりだな。」

『そういう貴方は?』

「真・狼牙刀 【寂滅】」

『龍属性?』

「そうだ。」

全員準備が出来たのでセレナのクエストに出発した。

『どんな違いがあるのか、ってなんだあれは!?』

「混沌に呻くゴア・マガラだ。」

『だけどあんまり変わらないわね。』

「動きはゴアとシャガルを混ぜた感じだ。」

『分かったわ。』

結構時間がかかり苦戦したものの、誰もも力尽きずにクリアできた。

「次は?」

『私よ♪』

「ブランのか、分かった。」

ブランが受けたクエストは、3人が慣れてきたらしく1回目より早くクリアできた。

「最後はミーアだな。」

『そうね〜。』

ミーアが受けたクエストは、俺が拘束攻撃を受けてから3人がものすごくアグレッシブに攻めて気が付いたら最初の半分くらいの時間でクリアできた。

「今日はここまでにしよう、3人は旅団クエストを受けて見るといい。」

『分かった。』

俺はまた作業をすることにした。

「よし、後は保存するだけだ。」

『そろそろ夕食行きましょう?』

「少し待って、保存完了っと。」

俺達は夕食を食べに向かった。

「明日は何をするか…。」

『続きでいいんじゃないかしら?』

「だな。」

夕食も、3人がやたらと密着してきたこと以外は特に何もなく終わった。

「さて、戻ったら下書きを仕上げるか。」

『頑張ってるわね〜。』

「もうすぐ完成なんだ。」

『そう、で何を作ってるの?』

「出来上がってからのお楽しみだ。」

『なら楽しみにしてるわね♪』

と会話をして下書きを仕上げ終わった時には眠くなっていた。

「シャワー浴びて寝る。」
『そうね、そろそろいい時間ね。』

シャワー中にはまたセレナ以外が入ろうとしてきた以外は特に何もなく終わった。

「じゃあおやすみ。」

『おやすみ〜。』

『良い夢をな。』

『おやすみ♪』

どんどん3人の距離が縮んでいる気がするが、まあ気にしないで明日も楽しんで行こう。
15/04/27 00:43更新 / サボテン
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■作者メッセージ
人物紹介

カズキ

ジュンの高校からの友人でリア充を憎悪している。
意外と単純でジュンが紹介してくれるように頼んだだけで態度を変えた。



どうも、サボテンです。

第8話、いかがだったでしょうか?

どんどん近づいてくる3人にジュンはどうするのか、誰かを選ぶのかそれとも…。

次回もモンハンをやって行きます。
楽しみにしていて(いる人がどのくらい居るかは分かりませんが)ください。

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