連載小説
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第一回
「はい、リスナーのみなさんこんばんわ!吉野麻也です!こんな名前ですが男でございます!」

「DJマキコだニャ!よっろしくゥ!」

「遂に始まっちゃいました!悩める皆の日常性活の疑問、葛藤、落ち込み…全部、僕たち二人が速!解決!」

「放送時間も時間だから多少エッチな質問も答えちゃうのニャ!それが…」

「「お願い!DJ!!」」


「OK!さっそく番組を彩ってくれるBGMを皆のリクエストから決めちゃいます!」

「決めちゃうのニャ!」

「えーラジオネーム…東京都練馬区在住のラブダンサーさんからのお便り!
 
初めまして、ラブダンサーと申します。どんな番組かなとラジオの前でドキドキして待っております!私、去年からダンスの修行のため日本へ留学に来たのですが、ここに来て初めて聴いた曲!これをリクエストします!いつもくじけそうな私の背中を押してくれる曲なんです!

というわけで記念すべき一曲目は…ZARDから負けないで!です!」

「修行頑張ってほしいニャ!」

「では本題!お悩み相談!
 一通目は…山形県天童市在住のラジオネームホワイトスネークさんからのお悩み!

どんなラジオか楽しみにこのお便りを書いています。
現在私には気になる人がいるのです。ドジな人なんですけど、困っている人が放っておけない優しい人なんです。だからでしょうか?最近悪い虫が付きそうなんですっ!その人のひざに乗っかろうとしたり、わざと転んでパンツを見せようとしたり…なんて淫乱な牝猫なの!ラジオネームから分かるように、私はシロヘビ族です。彼を私の焔で虜にしてしまいたのですが…卑怯なことはしたくなくて今一歩ふみだせないんです!どうすればいいでしょうか…ということでマキコさん。どうでしょう?」

「YES!YES!YES!良いニャ良いニャ!い〜感じだニャ〜!!」

「ちょっと!乙女になってないで答えてくださいよ!」



ワハハハハハハハハ!



「いやーもうホント乙女ちっくで…若いパワーっていいニャ!
で、お答えするんニャけど…ラジオネームホワイトスネーク!何時までも乙女してちゃダメニャ!!今こそ女になる時にゃ!
だから!答えは一つ!
All is fair in love and war!!だニャ!勝てば官軍!何としてもその子をゲットするのにゃ!あんたの焔でマル焦げにしてやれニャ!!」

「さっそく出ましたアドバイス!ホワイトスネークさん、恋愛成就祈ってます!」

「God Bless you〜!」


「まだまだ行きます!東京都八王子市にお住まいのラジオネーム射命丸さんからのお便り!

こんばんわ。恋愛の質問です。
私はカラステング族で元々飛騨の出身なのですが長老様から現代社会に揉まれろと言われて町の大学に通っています。そこで困ってしまったのが…父以外の男の人と話したことがなく、怖くてついきつく当たってしまうんです!
…おおう。続けますね。
キャンパスライフも始まって早3ヶ月、サークルにも所属出来ずです。長老様からはお婿さん見つけて来いって言われてるのに…助けてください!

こりゃまた悩める乙女からの質問ですね!」


「Don't worry ! Be happy !まったく心配なし!なんだニャ!
ラジオネーム射命丸、大丈夫大丈夫〜、男はそんなに怖くな〜い!
ホントにヤバくなったら飛んで逃げちゃえばいいし、
きっと黒髪美人のカラステングさん、キャンパスの男の子たちだってあなたが話しかけてくれるのを心待ちにしてるはずニャ!
それでもダメなら…あえて同じように女の子と話せない男の子を見つけるのにゃ!せつない乙女と夢追い少年…んん〜ケミストリー!!
話せない男の子だから…こそ!あなたとの会話を楽しんでくれるはずニャ!」

「それでは射命丸さん、勇気を持って!」

「Here we go!」





「あっ。負けないで終わっちゃいましたね〜」

「テンポよくテンション保ってきたのにゃ。」


「ではではお次のBGMのリクエスト!福岡県北九州市在住、ラジオネーム
ウワバミオーガさんでゆずのOLA!! 

どんな番組かワクワクです!
私も彼も大酒のみで…すごいね!
よく酒の勢いでケンカしてしまうんです。
でもこの曲聴いて仲直りして
また酒の勢いで…秘密です❤

ということで…なかなかベターな関係を築いていらっしゃるようですね!」

「皆センス抜群だニャ〜!ノリノリで次の質問!いっちゃうニャよ〜!」

「北海道札幌市にお住まいのラジオネームリボーンさん。
何とリボーンさん、イギリスからの留学生だそうです!そんな彼女のお悩みは…

初めまして。リボーンと申します。
ひょんなことからワイトとして生き返って、見聞を広めようと日本へ来たのはいいのですが…日本の男性は皆シャイで、話しかけてくれないんです。
母の言いつけを守って正しいマナー、服装でいるつもりなんですが…

では…マキコさん。」


「そりゃーあーたね!リボーンさん!ダメニャダメニャ!
自分の殻を破るニャよ!いくらお母様の言いつけだからって…
高貴すぎるあんたの姿、魔力!シャイな男の子はみーんな萎縮しちゃうニャ!
なえなえニャ!そーこーで…対処法は唯一つ!
もう…はっちゃけちゃうのニャ!たとえばそうニャね…
髪の毛をオレンジとかビビットなカラーに変えて、
服もフリっフリに化けちゃうのニャ!
もっと開放的に!ニャよ!」

「またご報告のお葉書、くださいね!」

「ウェルカムウェルカム〜!」




「残念ながら次で最後のお便りとなります…」

「まだこの番組、始まったばっかりでレーティングもしてないからあんまし時間割いてもらえなかったのにゃ…」

「では行きます。神奈川県川崎市にお住まいのマジカルメイさんからのお便りです。

お便り読んでもらえるといいな…大丈夫、ばっちり読んでます!
私はサバト信者の魔女です。
ついに!大好きなお兄ちゃんを見つけました!が、
その人、年上好きらしいんです…
ナイスバディーになれる秘密のお薬を作るのは
簡単なのですがそれでは信仰を裏切ることになります…
どうすればよいですか?

これは難しいですね…どうしましょう?」


「もう!みんな頭固いニャよ…。ここは逆転の発想…あえてそのお兄さんに薬盛ってマジカルメイちゃんより少し大きいショタになってもらうのにゃ!」

「ええええ!?でもそれでも…相手にとってお姉ちゃんじゃないでしょ!」

「麻也くん、思い出すのにゃ…小学生のころ…ふと同級生の女の子が大人びて見えたこと、なかったかニャ〜?」

「あ、あったかも…」

「そう!女の子の成長は男の子よりも速いから、見かけとは逆に、マジカルメイちゃんがお姉ちゃんに見えることもあり得るのニャ!これでお互い万事解決!」

「すごいよマキコさん!その発想はなかったね!…っとそろそろお時間です。
今宵も皆さんに楽しんで頂けていたら幸いでございます。では、みなさん、」

「「Good Night!」」
15/06/22 23:48更新 / レッズ周作
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