連載小説
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F1 過激派集団?フォーリンダウン!!
やぁ、初めまして…突然だが、自己紹介をさせてもらいたい…
あたしの名前はシアエガ、種族はゲイザーだ
現在、あたしは自分の所属している組織…フォーリンダウンで絶賛事務仕事中だ…

えっ?ゲイザーが事務?似合わねぇって?
……そう思ったやつ、洗脳光線当ててやるから表へ出ろ…
さて、どうしていきなり自己紹介から入ったか…と諸君たちは思うかもしれないが…
実は、あまり意味はないんだ


さて、今回は…あたしたちフォーリンダウンがどのような組織なのかを
一話全部使って説明してやるので、感謝してくれ


というわけで、まずは組織の説明だ
【フォーリンダウン】
この組織は、今のリーダーが立ち上げた組織で、未結婚の魔物娘によってなる組織だ
魔物の素晴らしさを全力で人間たちに教えるのが第一目標として
個人個人がそれぞれの野望を持ちながら、日夜頑張っているという…


えっ?あたしの野望?
そりゃあ、愛する旦那さんをがっちりとあたしの愛で絡めとり逃げられなくなるようにすることさ
この複数の眼と、一つのこのあたいの眼で虜にしてみせる…

というか、この組織の個人個人の野望って、そんなものなのさ
みんな、夫が欲しいって本気で思って入っている
で、夫を手に入れたら組織を抜ける…ことが多いかな
まぁ、例外もあるんだけど、それは…後でいいだろ?


さて、色々な部署の紹介を始めようと思う
まずは…そうだな…
フォーリンダウンは実は、世間的には評判がいい組織なんだ
で、色々人間向けな商品を販売したりもしているんだけど…


そんなフォーリンダウンの商品開発部を紹介しよう
この商品開発部は、バフォメットを筆頭に組織されておりとても騒がしい部署のひとつでもある

シアエガ「すみません、部署紹介の時間で…」

バフォ「みな、集まったの?では、会議を始めるのじゃ!!」
魔女「クリーム様、今日の会議というのはなんなんです〜?」
ファミリア「きっと、新しいお菓子のアイデアだよねぇーー!!」


……これは、あたしのことに気がついていないみたいだな…
仕方がない、彼女たちの行動を見て…どのような部署かを判断して!!
えっ?丸なげするなって…?
……洗脳されたくないなら黙ってなっ!!(クワッ!!)←圧倒的眼力


クリーム「さて……今日集まってもらったのはあるお菓子についてなのじゃ…皆の前にあるお菓子…【びっくりどっきり魔物娘ちゃんチョコ】が妙にまったく売れん!!今日はこれについて話があるのじゃ!!」

魔女「えぇぇっ!?売れてないんですか!?」

クリーム「そもそもこのお菓子のコンセプトは、わしらのような子供向けの商品じゃ…それを目指し、商品を完成させたまではよかった…しかしじゃ…」


【びっくりどっきり魔物娘ちゃんチョコ 30000円】


クリーム「誰が買うのじゃ!!ひと袋ウエハース一枚に30000円もかける子供がいるはずないじゃろう!!どうせならもっと子供が手を出しやすい値段にしたらいいじゃろう!!  …と、二週間前にわしがこのように言ったら、お主たちはちゃんと言うとおりに、値段を変えてくれた…」

ファミリア「だって、お菓子はみんなで食べたほうがいいもんね!」


【びっくりどっきり魔物娘ちゃんチョコ 10円】


クリーム「安すぎるのじゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!わしらも商売なのじゃから、明らかに赤字になるような値段で売ってはだめじゃろう!!あまりの値段にチョコじゃなくてわしの方がびっくりどっきりしてしまったじゃろうが!!」

魔女「そんなクリーム様、可愛いですぅ!!」

クリーム「そ、そうかのぅ?えへへっ……って、そうじゃないのじゃ!!もっと常識的に値段は100円程度でいいじゃろう…ついでに、中にある魔物娘ちゃんシールの種類を追加しておいて欲しいのじゃ…  っと、先週このように言った。ちゃんと守ってくれたことには感謝しておる…しかぁしっ!!」


クリームさんがそういうと、数枚のシールをペちんと机に叩きつける!!


クリーム「どうして追加シールが全てロリ巨乳なのじゃぁぁぁぁっ!!当てつけか!?わしが毎日食べているプリンを分けてやらないことに対するあてつけか!?認めん…このシールだけは認めんのじゃぁぁぁぁっ!!」

ロリホルス「えぇー…ばっちり取れたんですよぉ?」

クリーム「黙るのじゃリア牛がぁぁぁっ!!きぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」




………え、えー…
ご覧のように、大変真面目に商品開発に取り組んでいる部署なんだ、わかってくれたかな?


さ、さて…お次の部署は…守衛科だな…
この科は主にガードマンとして、表面では活躍している科で、裏面では、主に男の捕獲が専門なんだ
血気盛んな魔物娘たちで構成されており、当然…癖はかなり強い
そんな彼女たちの説明も…彼女たちを見て決めてもらうからね!!

………なにか、言いたいことでも?(ギロッ)
ないよね、じゃあ…始めようか


オーガ「ったく、こう毎日毎日机で座っていると、気分が乗らねぇなぁ…軽く男でも食ってくるか…性的な意味で」
アカオニ「んあ?おぉ…いぃな、それ…行くか?酒のあてに男…くぅっ、最高じゃねぇか」
ミノタウロス「面白そうな話してるな…私も混ぜろよ」


なんて、こんな話はこの課ではいたって普通な出来事だ
そして…それを本当に実行してしまえるのが彼女たちなんだけれど…
しかし、そんな彼女たちを制御している人たちがこの課にはいるんだ

ほら…噂をすれば…


デュラハン「お前たち……また、そんなことを言っているのか…」
アオオニ「まったく…リーダーから、必要以上の男性の精の摂取は控えるよう言われているでしょう?ダメですよ?」
ケンタウロス「お前たちはいつも、喧嘩早くて困る…少しは落ち着くのだ」


これぞ、守衛科の三衛…
デュラハンのオルタ アオオニのカノカ ケンタウロスのトルスの三人…
あたしも、じかで三人が揃うのを見たのは初めてだ

そういえば、ここの責任者のドラゴンのラグナロクさん…
今日は来てないみたいだな…
あの人、けっこう面白いんだ…あたしは好きでさ?


オーガ「そうは言ってもよぉ…暇で暇で…」
カノカ「ですから、皆さんにいいものを上げたでしょう?ナンプレ100問、これだけあれば、いい時間つぶしになると思うのですが…」
オーガ「あ、あんな変なのできるもんかよ!!自慢じゃないけど、あたしは算数とか、そういった勉強は大っきらいなんだ!!そんなまどろっこしいものはなしに、拳で語り合えばいいんだよ!!」
カノカ「……ふぅ…仕方がありません、私も一緒にやってあげましょう」


オーガ「…………げっ……」
アカオニ「カノカ〜?そんなことより、こっちに来て、酒でも飲まないか?」
カノカ「(ぴくっ)………わ、私は、昼間からお酒など…」
アカオニ「そんなこといってさぁ?すごい欲しそうだよ〜?どうなんだい?」
カノカ「………じゅる…じゅるるるるる…ごくっ…」

と、ここでお酒に釘付けになっているカノカさんをトルスさんが正気に戻した
……カノカさん、酒に弱いからなぁ…
っと、そうそう、ずっとここの説明をしている場合じゃないな…


ちょっと名残惜しいかもしれないが、次に行かせてもらうよ
反論は認めない…聞くつもりもないので、よろしく


えっと…残る部署は3つかぁ…
次はどこを紹介しようかな…

なんて、あたしがそう考えていた時だった


??「シアエガさん?そこでなにしているんですか?」
シアエガ「へっ…?あっ、ミューちゃん…どうしたの?」
ミュー「今から、食事の時間なんです…ついでに任務をしようかと思っていたら、シアエガさんがカメラを前に、なにかしていたからどうしたのかなぁって」


彼女は、ラージマウスのミューちゃんで、遠征課に所属している…
ものすごく好奇心が旺盛なネズミっ娘だ
彼女と始めて会った時のイベントがあたしにものすごい記憶を植え付けている
だから、彼女のことは忘れようにも体が忘れられない

ま、まさか…出会ってすぐに私の触手に噛み付くなんて…
あの時の恨みはまだ消えてないけど…
悪い子じゃないから仕返し出来ないのがつらい
悪い子だったら……ふふっ…十倍にしてやり返すのに…

っと、そうだ!!彼女たちについて行って、遠征課の説明をしよう!!
ふぅ…あたしにはまだ運があるみたいだ…

遠征課というのは、このフォーリンダウンにおいてものすごい重要な課の一つだ
この課のメンバーは主に、行動力に溢れている魔物で構成されているんだけど彼女たちは、いろんな土地へいったりして、食べ物を安定して確保できる場所を探すのが目的なんだ
その安定して食べ物を確保できるところを見つけたら戻ってきて報告…
その後、密かにフォーリンダウンがその土地を自分たちのものにするために支部を立てるという…
組織の中枢をになっているといっても過言じゃないんだよ


ただ…この課に属しているみんなは、なんというか…
自由な奴がおおいというか…
それぞれが、自分を一番に動くタイプなのがおおいんだ
いや、例外もいるけど……



と、説明はここまでにして…あたしも彼女たちについていくとするかな


ミュー「みんな!!今日は近くの遠征だけど…シアエガも連れて行っていいかな?」
ベルゼブブ「好きにすればいいんじゃない?あたし、早く行きたいんだけど…あちこちからいい匂いが…ふへへ…」
デビルバグ「そうですねぇ……ふひひ…」


ジャイアントアント「私たちは女王様のため、独自で動きますね!!」
ハニービー「私たちもーー!!」
ホーネット「……ブンブンうるさいわよ?ハニービーたち!!」
ハニービー「えぇー?ホーネットおばさんには言われたくないなーー」
ホーネット「おばっ……上等だよ、ひぃひぃ言わせてやる…」
ハニービー「おばさんには無理だよー!!あははっ」

あっ…怒ったら手をつけられないことで有名なホーネットさんがついに怒った
こ、これは…面白いことになりそうだ…
とりあえず、こちらに飛び火しないように触手防御は最大限生かせるようにしておこう…

ミュー「ダメだよ!!喧嘩したら!!ホーネットさん…わかった?」
ホーネット「もちろんです…プロですから」
ハニービー「年を重ねている分、確かにねーー」
ホーネット「……(わなわな)やろぉっ!!アヘらせてやらぁぁぁぁっ!!」

ホーネットさんはそういうと、ハニービーに飛びかかったんだ
そして、すぐにハニービーの体を捉えてしまう…
や、やはり…種族的な意味でホーネットの方が上…だったみたいだな…

ハニービー「あ、あうぅっ…放して〜!!」
ホーネット「ダメね…ふふっ…覚悟しなさい…アヘアヘにしてあげるから!」
ハニービー「ひゃっ…む、むぅぅ…こ、こうなったら!!みんな!助けてぇ!」
ホーネット「ふん…今更、何をやったところで無駄なのよ?諦めて…」


ホーネットさんがそう言っていると、ハニービーの大群が知らぬまに彼女の周りに飛んできたんだ
……あたしの感が正しければ…ここで何かが起こる!!

…どうでもいいが、この課の皆さんは仲間内で争いをしているのに止めないんだな…
よ、よその課のあたしが入るのも変だから、あたしも何もしてはいないけど…

ハニービー「ホーネットさん♪あーそぼ!!」
ホーネット「余裕ねぇ?あなたのお仲間は私に捕まっているんだよ?」
ハニービー「違うもんねー!!ホーネットさんを逃げられないようにしているんだもんね!!」
ホーネット「なんですって…?……ひゃんっ!?な、なにかぬるっとしたものが羽に…」

ハニービー「あははっ!!敏感なんだね!!みんな!!行くよ!!」
ホーネット「なっ!!や、やめ…ひゃんっ!!ど、どこを触って…」
ハニービー「いいなぁ…大きいなぁ…ネトネトにしてあげるね!」
ハニービー「ふふっ…気持ちいいでしょ?もっと敏感なところにもたーっぷり…塗ってあげる!!トロトロになっちゃえ!!」


……んっ?何を塗っているのかとはじめ思っていたが…この甘い香りは…
あ、アルラウネの蜜…?
いや、でも…ハニービーだったら使って当たり前…


ホーネット「あっ……ひゃっ…ひぃ…っ!!(ビクンビクン)ほへぇ…」
ハニービー「もう、すっかりトロトロになっちゃって…いろんなところが…」
ホーネット「だ、だめ…イったばかり…ひぅんっ!!(ビクッ)」
ハニービー「気持ちいいでしょー?私たちもこれ…大好きなんだー!」


ハニービー「そういえばみんな…しってる?ホーネットさんって私たちと違うところがあるんだよ!!」
ハニービー「えっ!?そーなのっ!?」
ハニービー「そうっ!!そしてぇ…それは…この大きな尻尾に入ってるんだよね?」

ホーネット「ま、まさか…ら、らめっ!!尻尾押したらぁっ」
ハニービー「押したらぁ…どーなるのかな?えいっ!!」
ホーネット「ひゃわぁぁぁぁぁんっ!!あっ…ひぃん!!ら、らみぇぇぇっ」
ハニービー「うわぁっ!!ホーネットさん…白目むいちゃってビクビクしてる!!しかも…いろんなところトロトロにしちゃって…」
ホーネット「おほぉっ!!い、淫毒がぁっ!!かりゃだを回ってぇ…」

ハニービー「……うわぁぁ…すごい…」
ホーネット「だ、だめ…みにゃいで!!ひゃうぅっ!!い、イクの止まらな…あんっ…くぅっ…ふぅんっ!」



………お、おぉぅ…
はっ!?や、やばい…これはよく考えたら由々しき事態じゃないか!!
この作品はエロなしのはずなのに…これではエロくなってしまう!!

あたし自身、今…ものすごく体が熱いが…このままではまずい!!
くっ……かくなる上は…こうだ!!


……というわけで、それから色々あり、あたしたちは探索すること3じかん…
新しい支部となりうる場所を見つけて帰還したのだった
いやぁ…充実した探索だったな…


さて、次はどの課を紹介しようかな…
……えっ?ホーネットちゃんの事を詳しく?
…………なんのことかな?シアエガ、わかんないな
あんまり意味わからないこと言ってると、洗脳光線だしちゃうぞ♥

さて……残るはあたしが所属する情報課と…水遊課の二つ…かぁ…

あたし的には、自分の所属する課は一番最後にしたい…ってわけで…
ここは、水遊課にしたいとは思う…しかしだ…
彼女たちのいる部署は普通とは少し違っていて、部屋が大きなプールのようになっているんだ
……あたいは泳げないわけじゃない…しかし!!

う、海の水はダメなんだ!!
あんなに染みる水が、眼に入った時の痛み…わからないだろう!?
痛いんだぞ!!本当に!!

あたし…種族柄、眼が多いんだから…あの痛みは…
あじわったものにしかわからないね…!!

ってわけで、水遊課の説明は誰かほかの魔物娘に任せて…

シー・スライム「ぷかー…あっ……」
シアエガ「あっ……そ、その…あれだ…あたしは偶然ここを通りかかっただけでだな…」
シー・スライム「泳がない?気持ちいいよ?」
シアエガ「…え、遠慮する…


と、あたしが遠慮していると、遠くの方で二人の魔物娘が浮きながら口論をしている……のか?
とりあえず、二人の魔物娘が見えたんだ…

あれは…サハギンと…キャンサー…だな…


サハギン「…………」
キャンサー「……………」
サハギン「………」
キャンサー「………(カチカチッ)」
サハギン「………(ぺちん)」
キャンサー「…(ビクゥッ!!)(カチカチカチカチ!!)」
サハギン「………(ドヤ顔)」
キャンサー「……(泡を吐く)(カチカチ……チョキンッ!!)」
サハギン「……っ!?………変態…鱗…切る…なんて」
キャンサー「………当然の報い……」



……な、なんだ!?あの静かな争いは…?
れ、冷戦なのか…!?あれは…?
あんなに感情のない争いなんて…初めてだ…


っと、ここの説明はだな…
ここは、他の課では生活しにくい、水辺で住む魔物娘達によってなっている課なんだ
やっていることは……あたしたちの課とほとんど変わらないことが多い
あえていうなら…夏になると彼女たちの貢献率が跳ね上がるってことぐらい…


さて、これ以上はここにいても仕方がないな…
あたしの課の紹介に移るとし…

シアエガ「うわっ!?なんでこんなところにワカメが…!?」


パッシャーンッ!!


シアエガ「ーーーーーーーーっ!!染み…るーーーっ!!痛っ!!眼が!」

くっ…だ、ダメだ…前がまったく見えない…こ、こうなったら…
がむしゃらに泳いで陸地に出るしか…

シアエガ「こっちだ!!こっちのはず…あ、あたしを陸地に!!」


しかし…あたしは知らなかった…いや、パニックを起こし気付けなかったのだ
陸地にあがるためには、段差をよじ登らなければならないと…
そのことに気付けなかったあたしは……


ゴンッ!!という鈍い音と共に、頭を勢いよく打ち付けたのだった…


シアエガ「お、おぉぅ…さ、散々な目にあった…」


んっ…?なんだ?
まさか……お前、笑っていないだろうな…?
…笑っていない?そうか…もし、笑っていたなら…わかるな?
えっ?洗脳光線だろうって?
………あたしが何度も同じ手を使うものか!!
今度は……SANチェックさせてやる!!

しかも…ダイスなんて降らせない…
強制で80持って行くからな!!SAN値!!
そして、発狂したお前たちをあの防衛課に差し出してやる!!

ひっひっひ…きっと、ものすごいことになるんだろうなぁ…
っと、この話はもういい…



さて、あたしの紹介も次で最後になる…
最後はあたしも所属している…情報課だ…

この課での仕事は……なんていうか…なんでもしているというか…
わかりやすく言えば、普通の場所なんだ
なんのひねりもなく、男性を襲いやすいスポットをネットで調べたり…
そんなことをしている課なんだよな…

まぁ、敷居も高くないからほとんどの魔物娘がここに来るかな…ってかんじで


??「シアエガ…ちょっといいか?」
シアエガ「……えっ?なっ!?課長!!あたし、まだ課の紹介中で…」
??「うーん…そのことなんだけどな?ちょっと別の件がはいって…別にしなくてもいいことになったんだ、みんな、会議室に集まることになったから情報課の会議室に来てくれ?」


……えっ?こ、ここまで説明させておいて…それはないよ!!
あっ、ちなみにさっきの魔物娘が私たちの課の課長…ペドさん
種族はドワーフ……えっ?
ドワーフはロリだから、商品開発課だろうって?

……あのねぇ、あの課はロリ専の課じゃないんだ…
ただ、お菓子の研究中にバフォメットのクリームさんがたまに混ぜる薬が原因でロリ化したりはするけど…
ちゃんと大人の魔物娘だっているんだからね!?


そして…会議室…
あたし以外のこの課のみんなはすでに来ていたようで、あたしが最後みたいだ

ペド「みんな集まったね?リーダーから、全員に急遽連絡があるらしく、集まってもらったんだ…真面目に聞いてくれ」


ペドさんはそういうと、テレビのスイッチを……


ペド「むむっ…えいっ!!とぉっ!!届かん…誰か!!背負ってくれ!」
サキュバス「はいはい…まったく、見栄張ったりするから…」
ペド「助かったぞ…」


えっと、テレビのスイッチを入れたんだ
すぐに…フォーリンダウンのリーダーであるリリム様が画面に映る


リリム「さて、フォーリンダウンのみんな…今日は私自ら、伝えたいことがあるの…みんなは、毎朝8時の子供向け番組 【エレクトリックヒーロー】は知っているわね?」


エレクトリックヒーロー…確か、人間の男の子向けのヒーロー物のアニメだったはずだが…それがどうかしたんだろうか?

リリム「このたび!!その番組が最終回を迎えた後の番組の権利を獲得しました!!なので……ついに、TVデビューしようかと思います!!」


な、なんだってーー!?
周りで、あたしと同じようにざわめく声が聞こえてくる…
て、テレビって……そんな事…

なんだろうか?恥ずかしさもあるが、出たいと思うあたしもいる…

リリム「なので…私たちの活動を全面的にTVでやっちゃおうと思います!!あっ…小さい子供も見ているから、男性確保のあとはその場でヤらないようにね!!あまり過激にならないように…お願い!!」


リリム様はそういうと、両手を合わせて軽くウインクすると、放送を切ったんだ
……まさか、こんなことになるとは…


うーん…過激派なのに、過激にしちゃいけないって…難しいと思うんだけど…


あたしはそんな不安を感じながら、自分のデスクに戻ったのだった…
さぁて、溜まった書類に目を通すかな…


と、珍しく仕事をやる気になっていると、背中をまたポンポンと叩かれる…
そこには、案の定ペドさんがちょこんとたっていたんだ

シアエガ「なんでしょうか?そろそろ仕事に戻らないと…」
ペド「実はな…さっきのTVの件でなんだが、おまえに頼みがあるんだ」
シアエガ「頼み…?」


な、なんだろう?すごくいやーな予感がする…

ペド「フォーリンダウンのメンバーを新しく勧誘するチラシを発行しておいてくれ!!今でもたくさんいるが…多いに越したことはないのでな!!」
シアエガ「え、えぇーーっ!?あたしがですかぁ!?」
ペド「面接はしてやるから、頼んだぞ!!では!!」


行っちゃった…ほ、本気で?
うぅっ…海水が目には入るし、頭は打つし、なれない組織紹介なんてさせられるし、ついてない…
仕方ない!!頼まれたんだから……頑張って作るとするかな



あたしはそういうと、勧誘ようのチラシの作成に取り掛かったのだった…
14/08/06 20:49更新 / デメトリオン mk-D
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■作者メッセージ
【愛する旦那様と一緒になりたい魔物娘の皆さんへ!!】

現在、我々フォーリンダウンは、新しい新入社員の方を募集しています!!
入社希望の方は、以下の文を記載して、感想欄へとお願いします!!

@ お名前 種族 年齢
A 希望所属課 (なお、水生系の魔物娘の方々は水遊課となりますので、ご了承ください)

B ご自身のアピールポイント 特徴など

C 好きな男性のタイプ 結婚したら何をしたいか


以上をご記入よろしくお願いします!!

なお、キャラクター採用は1話に3人までとさせていただきます
さらに、作者がこれは俺には再現できないと悟ってしまった場合も、見送らせていただきますので、ご了承ください


シアエガ「さて、これでいいかな?」
ペド「お疲れ!!さぁて、感想欄に果たして何人来るかな…」
シアエガ(きっと0だと思うけどなぁ…)

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