連載小説
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添い寝〜メデューサ〜
こんばんは。

特に話すこともないのでそれでは設定から。

設定

季節 冬

場所 あなたの家

状況 あなたは、家にいる居候のメデューサと過ごすことになりましたが蛇たちがなにやらよからぬことを企んでいるようです。


以上です。

では、スタート!!









「うう・・・蛇にとってこの寒さはきついわ・・・」

部屋の中で腕をこすっているメデューサは、時折ちらちらとあなたを見ていた。

「うう・・・寒い・・・寒い・・・ってさっきから私が寒いって言ってるのにそのそっけない態度は何?」

いらいらした口調でメデューサは突っかかってきた。
と、彼女が文句を言っているとあなたの頭をこんこんと何かが叩いた。

「・・・・・・・シュー・・・・・・・」


それは、彼女の髪でもある二匹の蛇だった。
その蛇は何か言いたそうな雰囲気だった。

「シュー・・・シュー・・・シュー・・・」


その片方の蛇は、まずあなたの頭を叩き、もう一匹は首で小言を言っているメデューサに向いていた。

どうやら、二匹はあなたとメデューサを表しているようです。

その二匹が、くねくねと絡まったと思うと目を閉じて寝たふりをしていた。
つまり・・・

二匹は彼女があなたとの添い寝を希望しているようだ。

「たしかに・・・さびしいと思うこともあったけど、それはひとつの感情ひょうげひゃあ!!」

メデューサは話の途中で悲鳴を上げた。
真正面からあなたが彼女を抱きしめていたからだ。

「な・ななななななな・・・何してんの!!いきなり、こんな・・・ひゃあ!!い・息が・・・耳に・・・この!!!」

とメデューサはあなたの体をぽかぽか叩いていると、頭の蛇たちがメデューサの前に下りてきた。

「なによ・・・あんたたち・・・ちょ、そんな目で見るな!!怖い怖い!!わかったから説明するから!!」

20以上の眼球ににらまれてさすがのメデューサもびびっているようだ。

メデューサは真っ赤になると、あなたに向かって話し始めた。

「この子達がどうやらあなたと眠りたいみたいなの・・・べ、別に私があんたと眠りたいわけじゃないんだからね!!だから、その・・・もう!!この子達は私の言うことを聞かないから早く寝て大人しくさせるわよ。説教はその後できちんとするからね!!」

と、メデューサはあなたの体を引きずってベッドに向かっていった。


そして、二人(二人と数十匹)は一緒にベッドで眠ることに・・・


「この子達は・・・まったく、勝手なことをしてくれるわね・・・私の体の一部の癖に・・・もう。」

といっているメデューサだが心の中では・・・


(あんたたち、ナイスアシストよ!!これで思う存分・・・ムフフなことや・・・ウフフなことも・・・フフフフフフフフフ!!!)

と、欲望丸出しな感じだった。

蛇たちは、あなたの顔や肩に体を置くとすやすやと眠り始めた。

「ふう・・・ようやく寝たわ・・・あ、ちょっと!体を起こさないで!!起きちゃうでしょ〜・・・え、説教?そ、それは・・・またの機会に・・・するわ・・・今はもう寝ましょう。あ、一応私が眠っている間に変なことができない様に・・・それ!!」


と、メデューサはあなたの腕に自分の腕を絡ませて石化させた。


「これでよし。私の腕も石になったけどまあいいわ。あ、ムラムラしてキスなんかしたら今度は顔を石化させるから・・・わかった?」

そのまま、目を閉じるあなたとメデューサ。






数分後・・・





メデューサは寝付けなかった。

(うわ〜どうしよう、ちょっと近づいただけでキスできるこの距離・・・ヤバイヤバイ!!でも・・・一瞬だけ・・・ならいいよね?)

と、ゆっくりとあなたに顔を近づけるメデューサ。

そして・・・










(これからも、こうして一緒に寝られると思うと・・・心が熱くなる・・・これって・・・・彼に恋してるのね・・・私は。)








・・・ちゅ。
10/12/26 01:46更新 / 暗がりの青年
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■作者メッセージ
出来上がり。

ツンデレ!!な作品になりました。

ラミアとセリフ被ってないと良いな〜〜。

では、感想・意見その他もろもろお待ちしております。

次は、ハニービーですが・・・



年が明けるというめでたい時期のため、もしかしたら順番を飛ばして
新年にふさわしい「稲荷」とかをするかもしれません・・・
順番を破るという勝手なことですが、それについても意見などお待ちしております。

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