連載小説
[TOP][目次]
カヌクイと世界観に関する独自設定
■カヌクイとは?

・元々は異世界、極東に存在するというジパングで活動していた男を始祖とする一族。現代における魔物との折衝、ゲート管理、物品の保護など、多種多様な役割を担う。
 代々伝えられた口伝曰く、英雄の末裔であり、本来は『魔物が血に勝る英傑筋にして、男児を成す尊き血族』とも表現されている。要約すると、魔物と子を成しても息子が生まれる可能性を有す、特異な血族特性をもつ一族でもある。この特性から魔物と人の争いを調停役を担ってきた歴史は古い。



■御三家とは?

・カヌクイでも直系とされる三つの大家。それぞれがカヌクイの最も大きな重責を担っており、彼等にょってカヌクイは統括されている。表現としてよく使われるものは以下の通りである。
 笹門 :武力、もしくは守護。戦闘に関する事柄を担う家柄
 百倉 :物品管理、流通など、商業に関する事柄を担う家柄
 恵比寿:交渉、調停、諜報と、政治に関する事柄を担う家柄
 


■枝節家とは?

・カヌクイ筋と呼ばれる家柄でも末端。分家筋ではあり、家柄の来歴については江戸時代以前が失われている。現在、女系化、魔物化の進む本家筋とは違い、未だに『子を魔物の女としない』という血族的特性を備えている数少ない家系。
 分家筋である枝節家においては『カヌクイの名を知る相手をもてなす』ということを家訓としているが、他の家柄にはそういった家訓はない。あくまで枝節家に限った家訓である。
 その家訓によるものか、客人より預かったものや、その敵から強奪した危険な品々を、彼の家の蔵では保管、管理の役も担っており、枝節家におけるカヌクイ従事者はそれを用いて生業を遂行してきた歴史がある。
 元々、分家筋であり、特異な能力の発現頻度が少なかった所為でもあるとも言い伝えられているが、その発祥と同じく、真偽の程は定かでない。



■魔物による組織『集会』とは?

・地球における魔物の自治統括組織の一つ。秋葉原の自由流通への非干渉や、工業分野における合金技術提供や、宇宙事業参入や、学校経営への関与など、その活動は多岐に渡る。
 その他にも、カヌクイと協定を結び、魔物への過干渉や敵対行動を行う相手の殲滅などを行ったこともある。意思決定は多種族による議会制を採用している。



■極東移民とは?

・異世界において、極東の島国から流れてきた移民達。その数は少なく、隠れ里の形成などを行い隠れ住んでいる為、その存在を知る者もそう多いわけではない。
 故郷を追われた反逆者、異端者が多い為か、歴史に埋もれた異能を扱う者や煉獄が如きさだめを背負った者なども多い。異能の一部を提供することで生み出された狂戦士(ヒトツゴ)などは有名である。



■領地呼称とは?

・大陸の僻地で用いられている表現で、自治する場所を『領地』と呼称すること。その真意は帝国や教会勢力などに対し「我々は貴方達と敵対するつもりはない」と受動的な恭順を示す為。諸王領、山岳領、大河領、学術公国領、司法領などが、この表記を使っている。



■諸王領とは?

・小国の乱立から、長い戦乱が未だに途切れることのない地域。現在は諸王領の中でも比較的に勢力の大きい学術公国領と司法領が同盟を結んでいる為、歴史上でも最も安定しているとは言われている。しかし、山岳領と大河領など、一部では未だ国境沿いでの戦闘などは継続的に行われており、完全に火種が消えたわけではない。




■シェロウとは?

・極東移民。謎の技術体系を習得している。習得過程や時期は不明。ただ、その行動には一貫した理由があるようであるが………?



11/07/21 18:32更新 / ザイトウ
戻る 次へ

■作者メッセージ
ども。ザイトウです。

布由彦、法一の能力をはじめに、各設定は作中で解説していたのですが、独自設定が結構増えているので、一度きちんと説明しようと思って用意してみました。
設定がよくわかんない場合のまとめです。

とりあえず設定でわかんないのがあった方は一読どうぞ。って程度です。そのうち整理して別項目にするかも。

ちなみに、これは物語の骨子を形作る時、自分の貧弱なアイディアを補強する為に勝手に使っているもので、公式な資料でないのと同時、健康クロスさんの提唱する世界観を否定する目的のものでは絶対にありません。
 そこらへんはご容赦を。

※間違って新作投稿してました。ご指摘ありがとうございました。

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33