連載小説
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トランパートの強さに迫る
トランプは、2〜10の数字と、ジャック(J)、クイーン(Q)、キング(K)、エース(A)の13枚、そして、スペード(♠)、クローバー(♣)、ダイヤ(♦)、ハート(♥)の四種類の、合計52枚に分けられる。
図鑑になぞらえ、ジョーカーは除外する。

この中の強さは、基本的には数字らしく、力関係は、2〜10、ジャック、クイーン、キング、エースの順に力が振り分けられている。

2〜3は、おおよそ10人程度の傭兵集団でさえ歯が立たない。

4〜6だと、100人団体の軍でないとまともに相手するのは難しい。

7から10になれば、勇者でなければ相手にならない。

ジャック、クイーン、キング、エースは、もはや神に近づきし存在であり、人間が手を出すのはもはや自殺行為である(婿決定)。

スペード、クローバー、ダイヤ、ハートは、力関係に関係ないが、性格などに振り分けられ、大まかにこの4つに分けられている。

スペードは活発、アウトドア派、セックス=気持ちいい運動。
「ねぇねぇ、僕と一緒に遊ぼうよ!」

クローバーは内向的、インドア派、ムッツリスケベ。
「あ、あの…こ、こっちにきて、遊びませんか…?」

ダイヤはいたずらっ子、プレイ範囲が広い変態。
「えへへ〜、遊んで遊んで〜♪」

ハートはエロい。
「ねぇ、イイコトしてあ・そ・ぼ♥」

大体こんな感じ。

スペードの好きなプレイ 騎乗位
「あんっ♥ほら、いっちに♥ いっちに♥ がんばれっがんばれ♥」ズチュッズチュッ!
「えへへっ、いっぱい良い汗かいたね♥君もいっぱい汗かいて良い匂いだよ♥」

クローバーの好きなプレイ 正常位
「あっ///んぅ///そうです、もっと動いてください♥」ドチュッドチュッ!
「はふぅ、動かなくてよくて気持ちいいから、これ好きです♥」

ダイヤの好きなプレイ 公開プレイ
「ヤンッ♪ダメェ、繋がってるのぉ♥みんなに見られちゃうぅ♥」グチュッグチュ
「ほらほら、次はウチの番だよぉ、たっぷり出してもらうんだから♥」

ハートの好きなプレイ ケモノバック
「ワンッ♥ワウンッ♥ワンコおまんこにいっぱいだしてぇ♥♥」バチュッバチュ
「あぅ、しゃい、こうれしゅ…♥」

プレイ内容はこんなものだと思う。

いずれにしろ、奴等はに出会えば、尋問(という名のセックスの準備)や拷問(という名の種付けセックス)は免れないだろう。

何しろ奴等は、数字の低い奴等は基本的には団体でいることが多く、二人以上に見つかれば拘束されるのはもはや決まった未来である。

大事なのは、見つかっても悲観しないことだ。むしろチャンスだと思え。

彼女らは言わば、不思議の国の住人。チェシャ猫までとはいかないが、この国を案内してくれるはずだ。

その代償に、己の体を差し出す必要があるが、そんなものは些細なことだ。

ちなみに、体型は彼女らの数字とは全く関係ない。長身、ロリ、ぽっちゃり普通など、様々だ。

案内、尋問や拷問を受けたいある意味勇者の諸君は、好きな体型の彼女たちを探すのも試してみるのも面白いだろう。

「あれっ?侵入者かなっ?」
「え、あ、えと…///」
「あれれ?こんなとこで何してるのかな♪」
「ウフフ、いけない子ね♥」

おや、どうやら見つかってしまったみたいだ。
しかし珍しい。四人とも違う絵柄で、10の番号だ。
ほぼ確実に逃げることは不可能だろうな。
スペードの子はスラッとした褐色肌で、灰色の短髪。
クローバーの子は長身のメガネっ子、黒髪ロング。
ダイヤの子はロリっ子の八重歯、赤いツインテール。
ハートの子はグラマーで、ピンクのポニーテール。

しかも全員巨乳! 数字はおそらくあてにならないな。

「ダメじゃないか、勝手に女王様の城に入っちゃうなんて。」
「何、してたん…ですか?」
「これはこれは、拷問が必要かにゃ?」
「うふふ、美味しそう♥」ジュルリ

これはいけない。侵入者扱いされているようだ。
迷いこんだ先がこの城の敷地内だったのだから、自分ではどうしようもなかったのだがな。
ま、ひとまず逃げてみよう。

「あっ逃げた! よーし、僕も競争だ〜!」
「ぼく、先回りする…走るの苦手…」
「にがさにゃいよ〜!」
「逃げる子にはお仕置きしちゃうよ〜♥」

では皆、また会えるまで。

ラステーゾ中央国支部教団 教団研究所研究員
ゼロ・フェルダス
20/01/29 11:56更新 / 銀河系魔物探索艦アギト
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■作者メッセージ
というわけで、まずは単身不思議の国に一人、ある魔物の生態を探る学者(笑)ゼロ・フェルダスさんです。
前にもこの小説を書きましたが、全部この小説に移したいと思い、この連載を作りました。
次は捕まった後のお話です。

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