流れる黄金狼水
あのイリアスとの激しい交わりから一夜が明けた。
一晩中休みなしに交わり続けたせいで、イリアスはその全身を白濁の液体で汚し、うつ伏せのまま白目を剥いたままピクピクと痙攣をしながら四肢をだらしなく投げ出している。
魔物相手にここまで出来るヴァンはある意味化物なのかもしれない。
そんなヴァンはと言うと、ぐったりしているイリアスのわきで身体を解していた。
20回戦以上やっておいてピンピンしているなんて、絶倫を通り越して本当に化物である。
というか、どういう成長すればここまで絶倫に育つのだろうか？
「それじゃあ、俺は行くね。ゆっくり休んでね」
そういうと、ヴァンはイリアスを1人部屋において外に出て行った。
外に出ると、既に太陽は真上近くにまで昇っていた。
「うわ〜。もうすぐ昼じゃん･･･。狩りに行く前に昨日の汗でも流しに行くか･･･」
そういうと、ヴァンはとある場所に向った。
その場所は棲み処にしている洞窟からそれほど遠くない場所に小川である。
この小川は川魚もいて食料をとるのにも、着ている服を洗うのにも丁度いい場所である。
さらに、その川には人の高さより少し高い位の小さな滝がある。
この滝が天然のシャワーになるため、汚れた体を清めるのには丁度よいのだ。
ここら辺に住む魔物娘達も利用するスポットだ。
ヴァンが、たどり着くとそこには誰にもいないで、水が流れる音が響いているだけだった。
「おっ!?なんだ、貸切か!?」
「んな訳ないでしょ」
嬉しそうにいったヴァンの後ろから、呆れたような声が聞こえてきた。
ヴァンが振り返ると、そこには1人のワーウルフがいた。
「なんだ、アンじゃないか」
「なんだとは随分なご挨拶ね」
そこにいたのは、同じ群れの仲間『アンジェリカ＝リン』。
長いので『アン』と呼ばれている。
群れで一番若い彼女は、ヴァンとは小さい頃から仲のいいワーウルフである。
「今日はどうしてここに来たんだ？また、おねしょでもしたか？」
「してないわよ!!」
意地悪い笑みを浮かべながらそう言うと、アンは牙を剥いて怒鳴った。
「おいおい。そんなにむきになると余計怪しいぞ」
「あんた、引っ掻かれたいの･･･？」
「おお〜。怖い怖い」
爪を立てて、今にも飛び掛ってきそうなアンにヴァンは両手を挙げて降参のポーズをとる。
流石のヴァンでも、アンの爪で引っかかれたらたまったもんじゃないようだ。
「で、体でも流しに来たのか？」
「･･･ええ、そうよ」
「俺が悪かったって、だから怒んなよ」
ジト目でヴァンを威嚇するアン。
それほど、指摘されたのが悔しかったのだろう。
「･･･まぁいいわ。あんたもどうせ体を洗いに来たんでしょ」
「ああ。良く分かったな」
「そりゃあ、昨日あんなに声響かせてりゃね･･･」
そういって、頬を若干紅くするアン。
個々に部屋があると言っても、洞窟の石の壁で隔てられた空間である。
声はエコーし、小さな音でもワーウルフになら拾われてしまうだろう。
「あらら、それは失礼したね」
「全くよ。リーダーとあんなことするなんて･･････羨ましい･･･」
「ん？最後が良く聞こえなかったんだけど、なんだって？」
「な、なんでもない！それより、私は先に水浴びするから覗かないでよね!!」
そういうと、アンは足早にじゃぶじゃぶと音をたてて、川の中央辺りにある岩の方に行ってしまった。
あそこは、こちらからは岩で見えないし、向こう側からも滝の上の方が突き出ているという地理の関係上まったく見えなくなっている場所である。
水浴びをしている時の無防備な状態を見られたくないときは、あそこですれば気付かれることはない。
しかし、それは誰にも見られていなければの話だ。
アンがそこに向かったのを確認すると、ヴァンはにんまりと意地の悪そうな笑みを浮かべた。
そして、ヴァンも体を流すために中央辺りにある岩の方へと向かった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ザーっと心地よい音を立てながら水を流す滝。
その下で、アンが自らの体に巻いていた布をとり、生まれたばかりの恰好でその滝の水を全身に浴びていた。
「ふ〜･･･。まったく、ヴァンも困ったものね」
そう言って、底に沈んでいた小石を使い、自分の体についた垢を落としていく。
「やるのはいいんだけど、もっと声に気をつけてほしいわ･･･」
アンは昨日のことを思い出して、その頬を赤く染める。
昨日、自分の部屋にいたら、洞窟の中から妙な声が聞こえてきた。
最初は、エコーのせいでよく聞き取れなかったが、よくよく聞いてみると、それが喘ぎ声だということに気がついた。
さらによく聞いてみると、それは自分の群れのリーダーであるイリアスの声。
そして、イリアスを攻め立てるヴァンの声。
時にやさしく、時に激しく攻める声。
リーダーのこういった声は前にも聞いたことがあったが、なんだが前と違う。
前は、ひたすらに快楽を求めるような声だった。
しかし、今回は強い雄を見つけ、それに下った雌のような声。
その声を聞いているうちにだんだんとアンも発情してきてしまい、つい、自慰をしてしまった。
昨晩はそんな感じで昂ぶってしまい、中々寝付けなかった。
その所為で、かなり寝不足気味。
そんなアンは、不意に自分の身体を見下ろした。
少し、日焼けをしているが引き締まっており、くびれも存在する腰。
少しムチッとしてるが、すらっと伸び、無駄な筋肉など付いていない脚部。
脚部同様、無駄な筋肉が付いていないが、太くも細くも無い腕。
非のうちようがない美しい身体をしている。
しかし、そんな彼女には一箇所だけ気になるところがあった。
アンは、自分の両手を肩につけると、スゥッとその手を腰の辺りにまで下ろしていった。
そして、腰まで下ろした手を、今度はもと来た道を戻るように肩の方にまで移動した。
しかし、アンの手には、うっすらとしたふくらみを感じた程度の感触しか感じられなかった。
「はぁ･･･、やっぱり、ヴァンはおっぱい大きい方がいいのかな･･･」
自分の胸に手を当てながら、切なそうに呟く。
アンは群れで、一番胸が小さい。
夫を見つけ、群れを離れていった仲間を合わせてもダントツで一番になるほど、胸が小さいのである。
それが、彼女にとってのコンプレックスであり、素直になれない原因の一部なのである。
「はぁ･･･」
「何溜息付いてんだよ」
「キャッ!!」
アンが暗い気持ちになっていたその時、ヴァンがアンの背後から、アンに抱きついてきた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「ヴァ、ヴァン!?」
「おう！そうだぜ」
いきなり抱きついてきたヴァンは、まるで悪びれる様子も無くアンを抱きしめる。
いきなりの抱擁に、アンは驚きながらもどこか嬉しそうな表情が見え隠れしていた。
「ちょ、ちょっと！いきなり、どうしたのよ!!」
「汗を流しに来たって言ったじゃん。それに、折角なんだからアンの体を洗ってあげようと思ってね」
そういうと、ヴァンはアンの体にまわしていた手を、アンの胸部に当てた。
そして、アンの胸部を優しくゆっくりと揉み始めた。
「イャ･･･！ヴァン、やめて!!」
「なんで？洗ってあげているだけじゃん」
「あ、あんたの手･･･、いやらしいのよ!!」
「そうかそうか、それは悪かったな。でも、洗っているだけなんだから我慢しなよ」
そういって、アンの胸を揉んでいた手の動きを早めた。
「ひんッ!!ヴァ、ヴァン･･･。も、もうやめて･･･」
ヴァンの絶え間ない胸への愛撫にアンの表情が次第にほぐれてきた。
昨日のヴァンとイリアスとの行為の声を聞いていた事を思い出して、少し発情していたアンにとって、ヴァンの行為は理性を少しづつ侵食していく行為でしかなかった。
「分かったよ。それじゃあ、次はこっちだね」
そういうと、アンの胸を揉んでいた手を止めると、その手をゆっくりと下へ降ろしていった。
「！！、ヴァン！そこはダメ!!」
ヴァンの行動に気付いたアンは、蕩けかけていた意識を覚醒させ、ヴァンの腕を止めようと掴もうとした。
しかし･･･。
「っと、ダメじゃないか。大人しくしてないと･･･」
ヴァンは、すかさずアンの腕を掴みその動きを封じた。
「だ、駄目･･･」
「駄目じゃないよ。綺麗にしないといけないんだからさ」
そういって、ヴァンは片手でアンの両手を押さえると、そのままアンの秘所に手を這わせた。
「ひんっ!!」
触った瞬間アンの体が跳ねた。
アンの陰核にヴァンの指先が掠めただけだったが、アンの体に電気のような快楽が脳に響いた。
ヴァンはそんなアンの反応を楽しむかのようにアンのお豆を中心にいじり始めた。
ヴァンの指がクリを掠める度にアンの体が『ビクンッ！ビクンッ！』と反応する。
触られる度に軽い絶頂を迎えているようだ。
「あむっ♥」
「ひゃっ!!」
しかし、そんなアンの状況を知らないのか、それとも知っていながらやっているのかは分からないが、ヴァンはアンの耳を咥えた。
ヴァンが耳を咥えた瞬間、先程クリトリスを触られた時と同じで電気のような快楽がアンの体を走った。
ワーウルフの耳は頭の上にあり、神経が直接脳に繋がっているせいもありとても敏感な所である。
そのため、ワーウルフも含めた獣系の魔物にとって弱点でもある場所である。
アンはそんな耳が、他のワーウルフに比べると反応が強い。
そんな所に、クリを責められつつ刺激されたら、たまったものではない。
「ヴァ、ヴァン!!も、もおだへ･･･、もう、やめへよ･･･！」
あまりの快楽で舌が回らないアン。
「もう少しで全部綺麗になるから、我慢して」
しかし、ヴァンは責めの手を休めるどころか、アンのセリフを聞いて興奮したのか、責めの手を更に早めた。
ヴァンの行動を止めたいが、両手を押さえられているので、動く事ができない。
「も、もう駄目･･･、でる･･･！でるぅぅぅぅぅぅ!!」
アンにとうとう限界がきたようだ。
アンはヴァンにいじられている股間から黄金色の液体が噴出した。
顔を真っ赤にしながら放尿を見られるという羞恥心に耐えるアン。
ヴァンはそんなアンの様子を動きを止めて見入っていた。
心なしか、彼の唇の先は少し持ち上がっていた。
『シャー』と心地よい音を立てて、水面に波紋を広げるアンの尿。
動きを止めてたヴァンは、アンの体をまさぐっていた両手を、そっとアンを包むようにアンを抱いた。
「あらら、また漏らしちゃったね」
アンは、ヴァンの言葉に何も反応せず、ただ俯いたままプルプル震えていた。
「ん？」
アンの変化に気が付いたヴァンは、そっとアンの表情を覗き込もうとした。
しかし、その瞬間･･･。
「バカーーーーーーーーー!!」
「うぉッ!!」
その瞬間、ヴァンの顔面を目掛けてアンの裏拳が飛んできた。
攻撃された瞬間にヴァンは体をそらして何とかなったが、アンの攻撃はまだ続いていた。
「バカ!!!アホ!!変態!!スケベ!!絶倫!!!」
「ちょ、ちょっと!!爪振り回すなって!!」
顔を真っ赤に染めて、その両目に少し涙を溜めて攻撃を繰り返す。
お分かりだろうが、今のアンは恥かしさと羞恥心でパニックを起こしています。
思いを寄せるヴァンの目の前で、放尿を見られてしまったら、普通はこうなるだろう。
「落ち着けって!!」
そんなアンを温かく見守りたかったが、ヴァンは一瞬の隙を突いてアンの両手を捕まえた。
「は、放してよ!!」
「嫌だ！放さない!!」
「放せ！変態!!」
「変態で結構!!」
ヴァンの手を振り解こうと暴れるアンを、ヴァンはしつこく耐える。
しばらく、アンがヴァンを罵倒する声と、それを言い返すヴァンの声と水が跳ねる音が響いた。
「だ〜!!いい加減にしろ!!」
「キャッ!!」
しかし、そんなやり取りに我慢できなくなったのか、ヴァンはいきなりアンを押し倒した。
『バシャーン!!』と派手な音をたてて水しぶきが上がった。
ヴァンたちがいる場所は、滝の所と違い、足が少し浸かる程度の浅瀬。
押し倒しても、アンが溺れる心配はない。
「は、放してよ･･･」
「やだね。それに、アンは俺の想いに気付いてないみたいだから、もう行為で閉めさせてもらうよ･･･」
「へっ？ヴァンの想いって･･･、それに、行為っｔ･･･うむっ!!」
アンが言い終わる前に、ヴァンはアンの唇を自分の唇で塞いだ。
合わせるだけのキス。
それでも、アンの思考を数秒止めるほどの衝撃がアンの脳に響いた。
しばらくすると、ヴァンは自分の唇をアンの唇からゆっくりと離した。
「な･･･な、ななななな!!」
「これで分かったか？」
先程と同様に、しかし、先程とは違う感情でアンは自分の顔を真っ赤に染めた。
ヴァンがやった行為は体では理解したが、頭が付いていかないようで、口を魚のようにパクパク動かす事しか今のアンは出来なかった。
ヴァンがやってくれたのは、アンがして欲しかった行為。
アンがずっと仕舞いこんでいた願望の体現。
“ヴァンが自分のことを好いていてくれている”
ヴァンの表情にも朱が入っているのを見ると、ヴァンの行為がどれほど本気なのかを見る事が出来る。
しかし、昨日のイリアスとの行為を聞いていては、その行為を素直に受け止める事が出来なかった。
もしかしたら、ヴァンは私をからかってるのかも知れない。
もしかしたら、ヴァンの行為は全て演技でこの場をやり過ごそうとしているだけなのかもしれない。
そんな不安がアンの心によぎった。
「これで、分かったか･･･」
「･･･やめてよ。そういう事･･･」
自分の考えとは別の事が、アンの口から放たれてしまった。
『違う、自分が言いたいのはこんな事じゃない』と思ったが、一度溢れた言葉の濁流は止める事が出来なかった。
「止めてよ！心にも無い事いうのわ!!
どうせ、昨日もリーダーに同じ事言ったんでしょ!!同じ事やったんでしょ!!
止めてよ!!私の気持ちも知らないで、そんな薄っぺらい事言わないでよ!!
私は、そんなに軽い女じゃないわよ!!」
『パ〜ンッ!!』
アンが、そこまで言った瞬間、水辺に乾いた音が響いた。
音の正体は、ヴァンがアンの頬を平手で打ったのである。
打たれたアンは打たれた所を押さえたまま、ヴァンを見上げた。
ヴァンは、アンを打った後の形で止まっていたが、ゆっくりとアンの頬を打った手をアンの横に置いた。
「ふざけんじゃねぇぞ･･･。
心にも無い事だ？薄っぺらい事だ？
お前は、俺をそんな風に見ていたのか？
お前は俺をそんな優男だと思っていたのか!?」
普段とは違うヴァンの威圧に、アンはヴァンの下で怯える事しか出来ずにいた。
「アンの言うとおり、母さんにも同じような事をしたよ。母さんを俺の雌にするって言ったよ。
俺は、母さんも師匠も大好きだ。俺に従う雌にしたいくらいに大好きだ。
でも！
そんな中でもアンが、小さい頃から一緒だったアンの事が、『アンジェリカ＝リン』の事がこの世で一番に愛しているだ!!
アンは、雌にしたくない。アンは俺の妻になって欲しい。小さい頃からそう思ってた。ずっとそう思っていたのに!!」
「ヴァン･･･」
ぽたりと、アンの顔に雫が落ちた。
川の水ではない水。
ヴァンの目から流れた水の雫であった。
「行為でも伝わらないのなら、もう回りくどい事はしない。君に俺の素直な思いを。心からの言葉で伝える･･･」
そういうと、ヴァンはそっとアンが打たれた所為で紅くなった頬を頬を押さえていた手に自分の手を添えた。
「アン。君の事を愛している。今までも、これからも･･･。今まで散々意地悪な事をしてきたけど、俺の気持ちにこたえて欲しい。どうか、俺の妻になってくれないか･･･」
川の流れる音に、風が木々の葉を撫でる音だけが包む中、ヴァンはアンに告白をした。
ヴァンの想いが通じたのか、アンの両目から一筋の涙が零れた。
「嬉しい」
そういうと、アンはヴァンの首に自分の腕を回した。
そして、そのままゆっくりと自分の方に近づけていく。
ヴァンもそれに抵抗する事無く、アンに導かれるままにアンに近づいていった。
「貴方の想い。確かに伝わったわ。こんな子供のようにおっぱいも背丈も小さい私だけど、愛してくれるの？」
「勿論。胸や背丈も含めた『アンジェリカ＝リン』を俺は愛していくよ」
「そう･･･。ありがとうヴァン。私も貴方の事が大好きよ」
そして、愛を確認したヴァンとアンはそのままキスをした。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「ハァ･･･、ハァ･･･、ヴァン！ヴァン♥」
「ア、アン!!アンの膣凄く気持ちいいよ!!」
告白し終えた２人は、そのまま川の真ん中で行為を始めてしまった。
アンは、座ったヴァンの足の上で後ろから突かれていた。
簡単に言えば、後背座位である。
二人の行為は川の水が激しく水飛沫上げるほど激しいもの。
「ヴァン♥･･･もっとして♥
もっと、私を貴方の女にして♥♥♥」
トロ顔で顔だけをヴァンに向けて懇願するアンにヴァンは、アンに対して物凄い愛おしさを覚えた。
自分の好いている相手が、自分の妻になる女がそんな事を言えば、この女を自分のものにする。もう誰にも渡さないという独占欲にも似た感情をもっても不思議な事はない。
ヴァンは、アンのお願いの通りに、アンに突き刺している肉棒の挿入のスピードを速めた。
ヴァンのペニスがアンの子宮を叩くたびに、アンの口からは喘ぎ声が溢れ、ヴァンの性欲を刺激する。
さらに、アンの膣内はヴァンが奥に突き刺す度に肉棒に絡みつき、放さないと言うかのごとく吸い付いてくる。
並大抵のインキュバスなら、すぐに射精してしまいそうな程に締め付けてくる。
イリアスに絶倫になるまで搾り取られていなかったら、ヴァンでも危なかったであろう。
「あぁん♥ヴァンのが私を付く度に、オマンコがヴァンの形になってるよ♥♥♥」
すると、アンはヴァンに寄りかかりヴァンの首に両手を回した。
「もう駄目！もう駄目なの･･･!!私のオマンコがヴァンの形♥覚えちゃったよ♥♥♥
もう、ヴァンとしか出来ないの〜〜♥♥♥
ヴァン♥こんなはしたない雌狼だけどいい？
こんないやらしい女は嫌い♥♥？」
「ううん。大好きだよ。どんなアンも俺は大好きだから、もっと乱れちゃいな!!」
そういって、ピストン運動の動きを早めた。
『バッチン！バッチン!!』とアンの尻肉とヴァンの腰がぶつかる音が強くなった。
「はぁぁぁん♥
いいの！すっごくいいの!!」
アンは、そんなヴァンの動きを気に入ったのか、涎をたらしてヴァンの唇にしゃぶりついた。
『キスをした』なんて物ではなく、文字通りヴァンの唇にしゃぶりついたのだ。
ヴァンはそんなアンの行動に嫌がる素振りを一切見せず、アンとの激しいキスを受けていた。
「ジュプ！ジュップ！、クチャ･･･、ぷはぁ〜!!
美味しい♥ヴァンの唾液、とっても美味しい♥♥」
「アン･･･、そろそろイきそうだ!!」
アンの一心不乱のディープキスに射精のスイッチが入ったのか、ヴァンは少したらそうな表情でそういってきた。
「良いよ♥私もそろそろイクから一緒に逝こう!!」
アンのその言葉に、ヴァンは座位の体勢から正常位の体勢に変えるとラストスパートをかけた。
今までのピストンの動きより遥かに早く、そして力強くアンの子宮に向って自分の分身を叩き付けた。
「ひゃぁ!!乱暴なのもイイ!!乱暴なヴァンも好きよ♥♥♥
もっとして、もっと私をオナホのように使って!!」
快楽のせいで我を忘れたのか、普段では考えられないような卑猥で誘うような言葉を発するアン。
そんなアンの痴態にヴァンが我慢できるはずが無かった。
「ウォォォォォォ!!アン！イク!!逝くぞ!!!!」
「逝って!!私の一番奥に出して!!!」
その瞬間、ヴァンはアンの中に一際力強く子宮に向って叩き込んだ。
アンは、ヴァンが腰を叩き付けた瞬間、自分の両手両足を使ってヴァンに抱きついた。
すると、ヴァンの愚息からアンの子宮に向って大量の精子が流れ込んだ。
「グワァァァァァァァァ！！」
「フワァァァァァァァァ！！」
そんな２人からは獣のような声が発せられた。
子宮に向って放たれた射精の感覚にアンは白目を向くほど強い絶頂に襲われてしまっていた。
数秒間であろうか、ヴァンの射精がようやく終わった。
ヴァンがアンの膣からゆっくりとペニスを引き抜くと、大量の精子がアンの秘所から流れてしまった。
流れた出た精子は、そのまま川の流れに乗って流れていってしまった。
「ハァ･･･、ハァ･･･、ア、アン･･･」
「ハァ･･･、ハァ･･･、ヴァン、凄く良かったよ♥」
ご満悦なアンは、笑顔でそういった。
その表情を見たヴァンはアンの額にそっとキスをした。
あまりにも愛しすぎて壊してしまいそうな程の獣欲に襲われそうになるのを必死に抑えての行動だったのだが、スイッチが入っているのはヴァンだけではないようだ。
ヴァンの思いを感じ取っていないのか、否なのかは分からないが、アンはそっと自分の両足を両手で抱えた。
「ねぇ、ヴァン♥♥」
そして、再び艶のある声でヴァンを誘った。
「ヴァンもあれくらいじゃあ満足しないよね♥私はもう、ヴァンの物なんだから、ヴァンが気が済むまで私を犯して♥♥♥」
そういって、両足を抱えたままの体勢で器用に自分の花弁を広げた。
その光景に、ヴァンは思わず生唾を飲んでしまった。
あまりにも卑猥な光景。
あまりにも欲情的な格好。
あまりにも理性を蝕むフェロモン。
それらの所為で、抑えようとしていた獣欲がむくむくと起き上がってきた。
そして、再び、硬さを取り戻した肉槍をアンのオマンコにあてがった。
「先に言っておく。もう後戻りできないからな」
「うん♥戻らなくていいよ･･･。ヴァン、愛しているわ」
そうして、再び狼達の交わりが始まった。
一晩中休みなしに交わり続けたせいで、イリアスはその全身を白濁の液体で汚し、うつ伏せのまま白目を剥いたままピクピクと痙攣をしながら四肢をだらしなく投げ出している。
魔物相手にここまで出来るヴァンはある意味化物なのかもしれない。
そんなヴァンはと言うと、ぐったりしているイリアスのわきで身体を解していた。
20回戦以上やっておいてピンピンしているなんて、絶倫を通り越して本当に化物である。
というか、どういう成長すればここまで絶倫に育つのだろうか？
「それじゃあ、俺は行くね。ゆっくり休んでね」
そういうと、ヴァンはイリアスを1人部屋において外に出て行った。
外に出ると、既に太陽は真上近くにまで昇っていた。
「うわ〜。もうすぐ昼じゃん･･･。狩りに行く前に昨日の汗でも流しに行くか･･･」
そういうと、ヴァンはとある場所に向った。
その場所は棲み処にしている洞窟からそれほど遠くない場所に小川である。
この小川は川魚もいて食料をとるのにも、着ている服を洗うのにも丁度いい場所である。
さらに、その川には人の高さより少し高い位の小さな滝がある。
この滝が天然のシャワーになるため、汚れた体を清めるのには丁度よいのだ。
ここら辺に住む魔物娘達も利用するスポットだ。
ヴァンが、たどり着くとそこには誰にもいないで、水が流れる音が響いているだけだった。
「おっ!?なんだ、貸切か!?」
「んな訳ないでしょ」
嬉しそうにいったヴァンの後ろから、呆れたような声が聞こえてきた。
ヴァンが振り返ると、そこには1人のワーウルフがいた。
「なんだ、アンじゃないか」
「なんだとは随分なご挨拶ね」
そこにいたのは、同じ群れの仲間『アンジェリカ＝リン』。
長いので『アン』と呼ばれている。
群れで一番若い彼女は、ヴァンとは小さい頃から仲のいいワーウルフである。
「今日はどうしてここに来たんだ？また、おねしょでもしたか？」
「してないわよ!!」
意地悪い笑みを浮かべながらそう言うと、アンは牙を剥いて怒鳴った。
「おいおい。そんなにむきになると余計怪しいぞ」
「あんた、引っ掻かれたいの･･･？」
「おお〜。怖い怖い」
爪を立てて、今にも飛び掛ってきそうなアンにヴァンは両手を挙げて降参のポーズをとる。
流石のヴァンでも、アンの爪で引っかかれたらたまったもんじゃないようだ。
「で、体でも流しに来たのか？」
「･･･ええ、そうよ」
「俺が悪かったって、だから怒んなよ」
ジト目でヴァンを威嚇するアン。
それほど、指摘されたのが悔しかったのだろう。
「･･･まぁいいわ。あんたもどうせ体を洗いに来たんでしょ」
「ああ。良く分かったな」
「そりゃあ、昨日あんなに声響かせてりゃね･･･」
そういって、頬を若干紅くするアン。
個々に部屋があると言っても、洞窟の石の壁で隔てられた空間である。
声はエコーし、小さな音でもワーウルフになら拾われてしまうだろう。
「あらら、それは失礼したね」
「全くよ。リーダーとあんなことするなんて･･････羨ましい･･･」
「ん？最後が良く聞こえなかったんだけど、なんだって？」
「な、なんでもない！それより、私は先に水浴びするから覗かないでよね!!」
そういうと、アンは足早にじゃぶじゃぶと音をたてて、川の中央辺りにある岩の方に行ってしまった。
あそこは、こちらからは岩で見えないし、向こう側からも滝の上の方が突き出ているという地理の関係上まったく見えなくなっている場所である。
水浴びをしている時の無防備な状態を見られたくないときは、あそこですれば気付かれることはない。
しかし、それは誰にも見られていなければの話だ。
アンがそこに向かったのを確認すると、ヴァンはにんまりと意地の悪そうな笑みを浮かべた。
そして、ヴァンも体を流すために中央辺りにある岩の方へと向かった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ザーっと心地よい音を立てながら水を流す滝。
その下で、アンが自らの体に巻いていた布をとり、生まれたばかりの恰好でその滝の水を全身に浴びていた。
「ふ〜･･･。まったく、ヴァンも困ったものね」
そう言って、底に沈んでいた小石を使い、自分の体についた垢を落としていく。
「やるのはいいんだけど、もっと声に気をつけてほしいわ･･･」
アンは昨日のことを思い出して、その頬を赤く染める。
昨日、自分の部屋にいたら、洞窟の中から妙な声が聞こえてきた。
最初は、エコーのせいでよく聞き取れなかったが、よくよく聞いてみると、それが喘ぎ声だということに気がついた。
さらによく聞いてみると、それは自分の群れのリーダーであるイリアスの声。
そして、イリアスを攻め立てるヴァンの声。
時にやさしく、時に激しく攻める声。
リーダーのこういった声は前にも聞いたことがあったが、なんだが前と違う。
前は、ひたすらに快楽を求めるような声だった。
しかし、今回は強い雄を見つけ、それに下った雌のような声。
その声を聞いているうちにだんだんとアンも発情してきてしまい、つい、自慰をしてしまった。
昨晩はそんな感じで昂ぶってしまい、中々寝付けなかった。
その所為で、かなり寝不足気味。
そんなアンは、不意に自分の身体を見下ろした。
少し、日焼けをしているが引き締まっており、くびれも存在する腰。
少しムチッとしてるが、すらっと伸び、無駄な筋肉など付いていない脚部。
脚部同様、無駄な筋肉が付いていないが、太くも細くも無い腕。
非のうちようがない美しい身体をしている。
しかし、そんな彼女には一箇所だけ気になるところがあった。
アンは、自分の両手を肩につけると、スゥッとその手を腰の辺りにまで下ろしていった。
そして、腰まで下ろした手を、今度はもと来た道を戻るように肩の方にまで移動した。
しかし、アンの手には、うっすらとしたふくらみを感じた程度の感触しか感じられなかった。
「はぁ･･･、やっぱり、ヴァンはおっぱい大きい方がいいのかな･･･」
自分の胸に手を当てながら、切なそうに呟く。
アンは群れで、一番胸が小さい。
夫を見つけ、群れを離れていった仲間を合わせてもダントツで一番になるほど、胸が小さいのである。
それが、彼女にとってのコンプレックスであり、素直になれない原因の一部なのである。
「はぁ･･･」
「何溜息付いてんだよ」
「キャッ!!」
アンが暗い気持ちになっていたその時、ヴァンがアンの背後から、アンに抱きついてきた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「ヴァ、ヴァン!?」
「おう！そうだぜ」
いきなり抱きついてきたヴァンは、まるで悪びれる様子も無くアンを抱きしめる。
いきなりの抱擁に、アンは驚きながらもどこか嬉しそうな表情が見え隠れしていた。
「ちょ、ちょっと！いきなり、どうしたのよ!!」
「汗を流しに来たって言ったじゃん。それに、折角なんだからアンの体を洗ってあげようと思ってね」
そういうと、ヴァンはアンの体にまわしていた手を、アンの胸部に当てた。
そして、アンの胸部を優しくゆっくりと揉み始めた。
「イャ･･･！ヴァン、やめて!!」
「なんで？洗ってあげているだけじゃん」
「あ、あんたの手･･･、いやらしいのよ!!」
「そうかそうか、それは悪かったな。でも、洗っているだけなんだから我慢しなよ」
そういって、アンの胸を揉んでいた手の動きを早めた。
「ひんッ!!ヴァ、ヴァン･･･。も、もうやめて･･･」
ヴァンの絶え間ない胸への愛撫にアンの表情が次第にほぐれてきた。
昨日のヴァンとイリアスとの行為の声を聞いていた事を思い出して、少し発情していたアンにとって、ヴァンの行為は理性を少しづつ侵食していく行為でしかなかった。
「分かったよ。それじゃあ、次はこっちだね」
そういうと、アンの胸を揉んでいた手を止めると、その手をゆっくりと下へ降ろしていった。
「！！、ヴァン！そこはダメ!!」
ヴァンの行動に気付いたアンは、蕩けかけていた意識を覚醒させ、ヴァンの腕を止めようと掴もうとした。
しかし･･･。
「っと、ダメじゃないか。大人しくしてないと･･･」
ヴァンは、すかさずアンの腕を掴みその動きを封じた。
「だ、駄目･･･」
「駄目じゃないよ。綺麗にしないといけないんだからさ」
そういって、ヴァンは片手でアンの両手を押さえると、そのままアンの秘所に手を這わせた。
「ひんっ!!」
触った瞬間アンの体が跳ねた。
アンの陰核にヴァンの指先が掠めただけだったが、アンの体に電気のような快楽が脳に響いた。
ヴァンはそんなアンの反応を楽しむかのようにアンのお豆を中心にいじり始めた。
ヴァンの指がクリを掠める度にアンの体が『ビクンッ！ビクンッ！』と反応する。
触られる度に軽い絶頂を迎えているようだ。
「あむっ♥」
「ひゃっ!!」
しかし、そんなアンの状況を知らないのか、それとも知っていながらやっているのかは分からないが、ヴァンはアンの耳を咥えた。
ヴァンが耳を咥えた瞬間、先程クリトリスを触られた時と同じで電気のような快楽がアンの体を走った。
ワーウルフの耳は頭の上にあり、神経が直接脳に繋がっているせいもありとても敏感な所である。
そのため、ワーウルフも含めた獣系の魔物にとって弱点でもある場所である。
アンはそんな耳が、他のワーウルフに比べると反応が強い。
そんな所に、クリを責められつつ刺激されたら、たまったものではない。
「ヴァ、ヴァン!!も、もおだへ･･･、もう、やめへよ･･･！」
あまりの快楽で舌が回らないアン。
「もう少しで全部綺麗になるから、我慢して」
しかし、ヴァンは責めの手を休めるどころか、アンのセリフを聞いて興奮したのか、責めの手を更に早めた。
ヴァンの行動を止めたいが、両手を押さえられているので、動く事ができない。
「も、もう駄目･･･、でる･･･！でるぅぅぅぅぅぅ!!」
アンにとうとう限界がきたようだ。
アンはヴァンにいじられている股間から黄金色の液体が噴出した。
顔を真っ赤にしながら放尿を見られるという羞恥心に耐えるアン。
ヴァンはそんなアンの様子を動きを止めて見入っていた。
心なしか、彼の唇の先は少し持ち上がっていた。
『シャー』と心地よい音を立てて、水面に波紋を広げるアンの尿。
動きを止めてたヴァンは、アンの体をまさぐっていた両手を、そっとアンを包むようにアンを抱いた。
「あらら、また漏らしちゃったね」
アンは、ヴァンの言葉に何も反応せず、ただ俯いたままプルプル震えていた。
「ん？」
アンの変化に気が付いたヴァンは、そっとアンの表情を覗き込もうとした。
しかし、その瞬間･･･。
「バカーーーーーーーーー!!」
「うぉッ!!」
その瞬間、ヴァンの顔面を目掛けてアンの裏拳が飛んできた。
攻撃された瞬間にヴァンは体をそらして何とかなったが、アンの攻撃はまだ続いていた。
「バカ!!!アホ!!変態!!スケベ!!絶倫!!!」
「ちょ、ちょっと!!爪振り回すなって!!」
顔を真っ赤に染めて、その両目に少し涙を溜めて攻撃を繰り返す。
お分かりだろうが、今のアンは恥かしさと羞恥心でパニックを起こしています。
思いを寄せるヴァンの目の前で、放尿を見られてしまったら、普通はこうなるだろう。
「落ち着けって!!」
そんなアンを温かく見守りたかったが、ヴァンは一瞬の隙を突いてアンの両手を捕まえた。
「は、放してよ!!」
「嫌だ！放さない!!」
「放せ！変態!!」
「変態で結構!!」
ヴァンの手を振り解こうと暴れるアンを、ヴァンはしつこく耐える。
しばらく、アンがヴァンを罵倒する声と、それを言い返すヴァンの声と水が跳ねる音が響いた。
「だ〜!!いい加減にしろ!!」
「キャッ!!」
しかし、そんなやり取りに我慢できなくなったのか、ヴァンはいきなりアンを押し倒した。
『バシャーン!!』と派手な音をたてて水しぶきが上がった。
ヴァンたちがいる場所は、滝の所と違い、足が少し浸かる程度の浅瀬。
押し倒しても、アンが溺れる心配はない。
「は、放してよ･･･」
「やだね。それに、アンは俺の想いに気付いてないみたいだから、もう行為で閉めさせてもらうよ･･･」
「へっ？ヴァンの想いって･･･、それに、行為っｔ･･･うむっ!!」
アンが言い終わる前に、ヴァンはアンの唇を自分の唇で塞いだ。
合わせるだけのキス。
それでも、アンの思考を数秒止めるほどの衝撃がアンの脳に響いた。
しばらくすると、ヴァンは自分の唇をアンの唇からゆっくりと離した。
「な･･･な、ななななな!!」
「これで分かったか？」
先程と同様に、しかし、先程とは違う感情でアンは自分の顔を真っ赤に染めた。
ヴァンがやった行為は体では理解したが、頭が付いていかないようで、口を魚のようにパクパク動かす事しか今のアンは出来なかった。
ヴァンがやってくれたのは、アンがして欲しかった行為。
アンがずっと仕舞いこんでいた願望の体現。
“ヴァンが自分のことを好いていてくれている”
ヴァンの表情にも朱が入っているのを見ると、ヴァンの行為がどれほど本気なのかを見る事が出来る。
しかし、昨日のイリアスとの行為を聞いていては、その行為を素直に受け止める事が出来なかった。
もしかしたら、ヴァンは私をからかってるのかも知れない。
もしかしたら、ヴァンの行為は全て演技でこの場をやり過ごそうとしているだけなのかもしれない。
そんな不安がアンの心によぎった。
「これで、分かったか･･･」
「･･･やめてよ。そういう事･･･」
自分の考えとは別の事が、アンの口から放たれてしまった。
『違う、自分が言いたいのはこんな事じゃない』と思ったが、一度溢れた言葉の濁流は止める事が出来なかった。
「止めてよ！心にも無い事いうのわ!!
どうせ、昨日もリーダーに同じ事言ったんでしょ!!同じ事やったんでしょ!!
止めてよ!!私の気持ちも知らないで、そんな薄っぺらい事言わないでよ!!
私は、そんなに軽い女じゃないわよ!!」
『パ〜ンッ!!』
アンが、そこまで言った瞬間、水辺に乾いた音が響いた。
音の正体は、ヴァンがアンの頬を平手で打ったのである。
打たれたアンは打たれた所を押さえたまま、ヴァンを見上げた。
ヴァンは、アンを打った後の形で止まっていたが、ゆっくりとアンの頬を打った手をアンの横に置いた。
「ふざけんじゃねぇぞ･･･。
心にも無い事だ？薄っぺらい事だ？
お前は、俺をそんな風に見ていたのか？
お前は俺をそんな優男だと思っていたのか!?」
普段とは違うヴァンの威圧に、アンはヴァンの下で怯える事しか出来ずにいた。
「アンの言うとおり、母さんにも同じような事をしたよ。母さんを俺の雌にするって言ったよ。
俺は、母さんも師匠も大好きだ。俺に従う雌にしたいくらいに大好きだ。
でも！
そんな中でもアンが、小さい頃から一緒だったアンの事が、『アンジェリカ＝リン』の事がこの世で一番に愛しているだ!!
アンは、雌にしたくない。アンは俺の妻になって欲しい。小さい頃からそう思ってた。ずっとそう思っていたのに!!」
「ヴァン･･･」
ぽたりと、アンの顔に雫が落ちた。
川の水ではない水。
ヴァンの目から流れた水の雫であった。
「行為でも伝わらないのなら、もう回りくどい事はしない。君に俺の素直な思いを。心からの言葉で伝える･･･」
そういうと、ヴァンはそっとアンが打たれた所為で紅くなった頬を頬を押さえていた手に自分の手を添えた。
「アン。君の事を愛している。今までも、これからも･･･。今まで散々意地悪な事をしてきたけど、俺の気持ちにこたえて欲しい。どうか、俺の妻になってくれないか･･･」
川の流れる音に、風が木々の葉を撫でる音だけが包む中、ヴァンはアンに告白をした。
ヴァンの想いが通じたのか、アンの両目から一筋の涙が零れた。
「嬉しい」
そういうと、アンはヴァンの首に自分の腕を回した。
そして、そのままゆっくりと自分の方に近づけていく。
ヴァンもそれに抵抗する事無く、アンに導かれるままにアンに近づいていった。
「貴方の想い。確かに伝わったわ。こんな子供のようにおっぱいも背丈も小さい私だけど、愛してくれるの？」
「勿論。胸や背丈も含めた『アンジェリカ＝リン』を俺は愛していくよ」
「そう･･･。ありがとうヴァン。私も貴方の事が大好きよ」
そして、愛を確認したヴァンとアンはそのままキスをした。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「ハァ･･･、ハァ･･･、ヴァン！ヴァン♥」
「ア、アン!!アンの膣凄く気持ちいいよ!!」
告白し終えた２人は、そのまま川の真ん中で行為を始めてしまった。
アンは、座ったヴァンの足の上で後ろから突かれていた。
簡単に言えば、後背座位である。
二人の行為は川の水が激しく水飛沫上げるほど激しいもの。
「ヴァン♥･･･もっとして♥
もっと、私を貴方の女にして♥♥♥」
トロ顔で顔だけをヴァンに向けて懇願するアンにヴァンは、アンに対して物凄い愛おしさを覚えた。
自分の好いている相手が、自分の妻になる女がそんな事を言えば、この女を自分のものにする。もう誰にも渡さないという独占欲にも似た感情をもっても不思議な事はない。
ヴァンは、アンのお願いの通りに、アンに突き刺している肉棒の挿入のスピードを速めた。
ヴァンのペニスがアンの子宮を叩くたびに、アンの口からは喘ぎ声が溢れ、ヴァンの性欲を刺激する。
さらに、アンの膣内はヴァンが奥に突き刺す度に肉棒に絡みつき、放さないと言うかのごとく吸い付いてくる。
並大抵のインキュバスなら、すぐに射精してしまいそうな程に締め付けてくる。
イリアスに絶倫になるまで搾り取られていなかったら、ヴァンでも危なかったであろう。
「あぁん♥ヴァンのが私を付く度に、オマンコがヴァンの形になってるよ♥♥♥」
すると、アンはヴァンに寄りかかりヴァンの首に両手を回した。
「もう駄目！もう駄目なの･･･!!私のオマンコがヴァンの形♥覚えちゃったよ♥♥♥
もう、ヴァンとしか出来ないの〜〜♥♥♥
ヴァン♥こんなはしたない雌狼だけどいい？
こんないやらしい女は嫌い♥♥？」
「ううん。大好きだよ。どんなアンも俺は大好きだから、もっと乱れちゃいな!!」
そういって、ピストン運動の動きを早めた。
『バッチン！バッチン!!』とアンの尻肉とヴァンの腰がぶつかる音が強くなった。
「はぁぁぁん♥
いいの！すっごくいいの!!」
アンは、そんなヴァンの動きを気に入ったのか、涎をたらしてヴァンの唇にしゃぶりついた。
『キスをした』なんて物ではなく、文字通りヴァンの唇にしゃぶりついたのだ。
ヴァンはそんなアンの行動に嫌がる素振りを一切見せず、アンとの激しいキスを受けていた。
「ジュプ！ジュップ！、クチャ･･･、ぷはぁ〜!!
美味しい♥ヴァンの唾液、とっても美味しい♥♥」
「アン･･･、そろそろイきそうだ!!」
アンの一心不乱のディープキスに射精のスイッチが入ったのか、ヴァンは少したらそうな表情でそういってきた。
「良いよ♥私もそろそろイクから一緒に逝こう!!」
アンのその言葉に、ヴァンは座位の体勢から正常位の体勢に変えるとラストスパートをかけた。
今までのピストンの動きより遥かに早く、そして力強くアンの子宮に向って自分の分身を叩き付けた。
「ひゃぁ!!乱暴なのもイイ!!乱暴なヴァンも好きよ♥♥♥
もっとして、もっと私をオナホのように使って!!」
快楽のせいで我を忘れたのか、普段では考えられないような卑猥で誘うような言葉を発するアン。
そんなアンの痴態にヴァンが我慢できるはずが無かった。
「ウォォォォォォ!!アン！イク!!逝くぞ!!!!」
「逝って!!私の一番奥に出して!!!」
その瞬間、ヴァンはアンの中に一際力強く子宮に向って叩き込んだ。
アンは、ヴァンが腰を叩き付けた瞬間、自分の両手両足を使ってヴァンに抱きついた。
すると、ヴァンの愚息からアンの子宮に向って大量の精子が流れ込んだ。
「グワァァァァァァァァ！！」
「フワァァァァァァァァ！！」
そんな２人からは獣のような声が発せられた。
子宮に向って放たれた射精の感覚にアンは白目を向くほど強い絶頂に襲われてしまっていた。
数秒間であろうか、ヴァンの射精がようやく終わった。
ヴァンがアンの膣からゆっくりとペニスを引き抜くと、大量の精子がアンの秘所から流れてしまった。
流れた出た精子は、そのまま川の流れに乗って流れていってしまった。
「ハァ･･･、ハァ･･･、ア、アン･･･」
「ハァ･･･、ハァ･･･、ヴァン、凄く良かったよ♥」
ご満悦なアンは、笑顔でそういった。
その表情を見たヴァンはアンの額にそっとキスをした。
あまりにも愛しすぎて壊してしまいそうな程の獣欲に襲われそうになるのを必死に抑えての行動だったのだが、スイッチが入っているのはヴァンだけではないようだ。
ヴァンの思いを感じ取っていないのか、否なのかは分からないが、アンはそっと自分の両足を両手で抱えた。
「ねぇ、ヴァン♥♥」
そして、再び艶のある声でヴァンを誘った。
「ヴァンもあれくらいじゃあ満足しないよね♥私はもう、ヴァンの物なんだから、ヴァンが気が済むまで私を犯して♥♥♥」
そういって、両足を抱えたままの体勢で器用に自分の花弁を広げた。
その光景に、ヴァンは思わず生唾を飲んでしまった。
あまりにも卑猥な光景。
あまりにも欲情的な格好。
あまりにも理性を蝕むフェロモン。
それらの所為で、抑えようとしていた獣欲がむくむくと起き上がってきた。
そして、再び、硬さを取り戻した肉槍をアンのオマンコにあてがった。
「先に言っておく。もう後戻りできないからな」
「うん♥戻らなくていいよ･･･。ヴァン、愛しているわ」
そうして、再び狼達の交わりが始まった。
12/08/11 03:00更新 / ランス
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