連載小説
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1月 元旦
「あけましておめでとうございす」

元旦の朝を迎えた俺に対して、彼女はいつものようにメイド服を着こなし俺に挨拶をしてくる。顔をあげると若干微笑むのが良い。

「あけましておめでとう。今年も宜しくね」

言いそびれたが俺の今の服装はパジャマでここは俺達の寝室。つまり彼女は俺の寝起きを隣で待っていたわけだ。

「はじめに言っておきますが、私は寝起きを待っていた訳ではなくて寝顔を覗いていたら旦那様が起きたのですからね」

なんか予想が外れたよりも思ってもいないことをやっていたことにビックリした。


朝食も終え、こたつに入ってテレビを見ていると毎年のように神社に参拝する人が撮されている。どうやら今、撮っているところは子宝の加護があるとして有名になったところだ。

「子どもかぁ。・・・なぁ、そろそろ俺達も子供作るか? どうせ、今日あたりに親父達が電話してくるはずだろう」
「来ましたよ。お義母様から朝イチで」

何やってくれてんだよあの人。彼女を見るとなにやら期待に満ちた眼差しと尻尾が左右に揺れている。・・・これは完全に逃げられないね。
そんなこんなで新年最初の性交に突入することにした。

「・・そんなに見ないで下さい」

恥ずかしながら彼女は身に付けている服を脱ぎ去る。そこには昨夜に堪能した身体が露になっていた。

「綺麗だよ。さぁ、こっちにおいで」

そう言って俺は彼女をこたつの中に誘い込む。いつもだったら寝室に行くのだが見たい番組があるのでここでやることにした。

彼女が中にはいるとキスをする。さっき食べていたミカンの香りと甘味が口の中に拡がってきた。いつか食べながらキスしてみようと思った。
勿論、その間にはお互いを触り合っており良い具合に身体が疼き出してくる。

「旦那様、私は準備万端です」

その言葉と共に俺は彼女を俺の膝の上に座らせた。いわゆる背面座位と言うものである。これで気持ち良くなりながら二人でテレビが見れる。この体位考えた人はすごいと思う。

「ん❤旦那、様。私、イキそうです❤」

「えっ、もう?入れて数回突いただけだよ?・・解ったからそんな顔しないで、一緒にいくから」

彼女のお願いを仕方なく聞いた俺は、思いっきり彼女を攻め立てる。両手で彼女の胸とクリを、腰は出来るだけ大きく動かしてあげた。言うまでもなく俺たちはイッた。





「見たかった番組。いつの間にか終わっていましたね」

あの後、興奮が衰え無かった俺のせいで楽しんだ結果、番組を逃した。

「まぁ、いいかビデオ録ってあるし。それよりもそろそろお昼だけどどうする?」

「朝にやっていた神社に行きたいです」

その言葉を聞いて俺たちは新しい人生を歩き始めた。

15/10/18 01:39更新 / kirisaki
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■作者メッセージ
久々々の投稿です。

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