読切小説
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図鑑世界童話全集「かえるの王さま」
 昔々、まだ魔王様が代替わりしてから間もないくらいかなり昔のこと。ある所に小さな王国があり、その国の王様には何人もの美しいお姫様がいました。中でも末っ子のお姫様はとびきり美しく、地上のあらゆるものを見下ろす太陽ですらこのお姫様よりも美しいものは見たこと無いのではないか、と噂されるほどでした。
 その国には大きな暗い森があり、その奥にとても広い川がありました。夏の暑い日になるとその川のほとりでお気に入りの金色のボールを投げて遊ぶのが末のお姫様の最も好きな遊びでした。
 ある日、いつものように川のほとりで金色のボールを投げて遊んでいたお姫様は、ふと、川の反対側に立派な服を着たハンサムな男の人が立っているのを見たような気がしました。ところが、お姫様はそちらに気を取られてしまった拍子に、お気に入りの金色のボールをうっかり川に落としてしまいます。しまった、と気づいた時にはすでに遅く、ボールはだいぶ遠くまで流されていました。
「どうしましょう。大事な金色のボールが」
 お姫様が途方に暮れて泣いていると、どこからか声が聞こえてきました。
「どうしたんですか、かわいいお姫様。そんなに泣いていると、石ころだってかわいそうに思うでしょう」
 お姫様が辺りを見回すと、水の中からミューカストードという蛙の魔物娘が頭を突き出していました。
「あら、水の中のヌルヌルしたかえるさん。私の大事な金色のボールを、うっかり川に流してしまったの」
 すると、蛙は答えました。
「泣かないで。私がボールを取ってきてあげます。その代わり、ボールを取ってきたら何かお礼をしてちょうだい」
「私があげられるものなら何でもあげるわ。ドレスでも宝石でも、今被っているこの金の冠でも」
 それを聞くと、蛙はニヤリと笑みを浮かべて言いました。
「ん? 今何でもくれるって……こほん。私が欲しいのは服でも宝石でもありません。お姫様が私のお友達になってくださって、お姫様のおうちに招待して一緒にご飯を食べたり、お姫様のお部屋で一緒に遊んでくださるなら、ボールを取ってきて差し上げましょう」
「わかったわ。だから早く取ってきて!」
 お姫様はうかつにも、蛙から言われた事の意味をよく考えないまま返事をしてしまいました。何しろこうしている間にも、ボールはどんどん流されていくのですから。
「約束ですよ!」
 そう叫ぶと、蛙はスーッと川を泳いで行って、あっという間にボールを取って戻り、それを草の上に投げ出しました。お姫様は金色のボールを拾ってほっとひと安心しましたが、そこでようやくさっき蛙に言われた約束に考えが至り、改めてその蛙の姿を見て大変な事を言ってしまったと考えました。だって相手は蛙を人間と同じくらいの大きさにした魔物、ミューカストードなのですから。
 お姫様はたちまち顔を真っ青にして、自分のお城へと一目散に駆け出していきました。
「待ってお姫様。私もお城に連れて行って!」
 蛙が慌ててお姫様に後ろから呼びかけますが、お姫様が振り向くことはありませんでした。

「まったく、今日は随分と大変な目に遭ったわ」
 その日の夜。お姫様は自分の部屋のベッドの上に寝転がり、金色のボールを手にしながら呟きました。
「あんな裸でヌルヌルの相手を友達としてお城に連れてくるなんて。お姉様方に見られたら何と言われるか解らないわ。それにしても、川の向こうに見えた人は誰だったのかしら」
 お姫様は川の向こうにちらっと見えたハンサムな男の人を思い出し、顔を真っ赤にしながら呟きます。
「お召し物も立派なものだったし、高貴な身分の方にちがいないわ。あんなヌルヌルした嫌なかえるとはきっと大違いよ」
 お姫様は前にお姉さまの部屋に隠された本をこっそり持ち出して読んでみた時の事を思い出しました。あの本の主人公も、川で見かけた男の人に負けないくらいハンサムな男の人と結ばれていました。そして2人はベッドの上で熱く愛を語り合い、お召し物を脱ぎ捨てた男の人の大きく優しい手が同じく産まれたままの恰好になった主人公の身体に伸びて――
「やだ。私ったら何を考えているのかしら」
 お姫様は慌てて布団を被って眠ろうとしましたが、頭が熱くなってなかなか眠れませんでした。




 翌日。お姫様がお姉様やお父様、そして身分の高い家来達と一緒に食卓について、金の食器で豪華なディナーを食べていますと、誰かがぴちゃりぴちゃりと歩いてくる濡れた足音が聞こえてきました。その場にいた人たちが皆困った顔で固まっていると、とんとんと扉を叩く音が聞こえてきます。
「お姫様、いちばん下のお姫様、どうかここを開けてください」
「まあ。私にお客って、一体誰かしら」
 お姫様が扉に駆け寄って開けてみると、そこにはなんと昨日の蛙がいました。それを見たお姫様は真っ青な顔で慌てて扉を閉めると、走って食卓の所まで戻ってきました。お父様である国王様は不思議そうな顔でお姫様に問いかけます。
「姫よ、一体何を見たのだ。まるで怖い顔をしたオーガに連れ去られそうになっているみたいに、顔が真っ青だぞ」
「いいえ、お父様。オーガではありません。ヌルヌルしたかえるです」
「その蛙が、どうしてお前の所に会いに来るんだ」
 お姫様は昨日川で起きた事を国王様に話しました。
「約束をしたときは、とにかくボールを取ってきてもらわないとという考えで頭がいっぱいだったんです。でも、その後改めてあのかえるのヌルヌルした姿を見て、あんなのを私の部屋に上げたりすると考えると怖くなって」
 こうしている間にも、また蛙が扉を叩く音と叫ぶ声が聞こえてきます。
「お姫様、いちばん下のお姫様、どうかここを開けてください。ボールを拾って差し上げたら、何でもしてくれるって言いましたよね?」
(何でもしてあげるとは言ってない)
 お姫様は心の中で呟きましたが、国王様はお姫様に言いました。
「通してあげなさい」
「でもお父様」
「姫よ、自分が困っているときには助けてもらう約束をして、都合が悪くなったらそれを無かった事にしようだなんて、そんな虫のいい話はない。お前も王女なら、自分が民や他の国の者と約束をするという事にどれだけ重い責任が付いてくるのかをしっかり学ぶべきだ」
「でも、あんなヌルヌルしたのをお城の中や私の部屋に入れるなんて」
「じゃあ聞くが、もし逆にミューカストード達がお前の事を、かさかさした肌だとか言って馬鹿にしていたら、お前はどう思う? 決して大げさなたとえ話で言っているわけではない。私は王子だった頃、実際にそうした事で人間と魔物が諍いになってたくさんの血を流すのを何度も見てきた。だから魔物が人間を殺すのをやめたのをきっかけに、私はこの国をいち早く親魔物領にしたのだよ」
 お姫様は渋々と戸を開けます。彼女の隣に蛙の席が用意されました。席に着いた蛙はさっそく金のフォークを手にすると、それでご馳走を突き刺し、それからお姫様にフォークを向けて言います。
「はいお姫様、あーん」
「え、何?」
「お友達になった証に、食べさせあいっこしましょうよ。ほら、あーん」
(かえるにとっては友達とこんな事するのが当たり前なの?)
 お姫様は困惑しながらも、蛙の差し出したフォークに食いつきます。お姫様の方からも同じようにするようにと要求してきたので、仕方なく自分もフォークで蛙にひと口ずつ食べさせてあげました。そうするうちにお姫様はひと口食べようとするたびに蛙のヌルヌルした手が目に入ってくるのでたちまち食欲を無くし、自分と蛙の分の残りを全部蛙に押し付けてしまいました。
「ああ、お腹いっぱいになった。今度はお姫様の部屋に行きたいわ」
 お姫様は国王様に助けを求めるような視線を投げかけましたが、国王様は厳しい顔で首を横に振るだけでした。

「さあお姫様、ベッドで楽しくお話ししましょう。パジャマパーティーってのをやってみたかったのよ」
「パジャマどころか服なんて着てないじゃない……」
 お姫様はせめてもの抵抗をするように呟きましたが、蛙が彼女のベッドに近づいていく上でなんの妨げにもなりませんでした。ぴちゃり、ぴちゃりという嫌な足音と共に、絨毯の上にヌルヌルした足跡が刻まれていきます。そして蛙がベッドの上に登ろうと手をかけた時、お姫様はとうとう我慢ができなくなりました。
「やっぱり嫌! あんたみたいなヌルヌルしたのの横で、ベトベトになった布団に包まって寝るなんて」
 お姫様は蛙を思いっ切り突き飛ばし、蛙は大きな音を立てて壁に勢いよくぶつかりました。
「あんたは床で寝てるといいわ。そして朝になったら窓から放り出してやるんだから!」
 蛙はそれを聞くとゆっくりと起き上がりました。よく見ると微かにですが笑うようにも怒るようにも見えるような様子で肩を震わせています。
「そう。ボールを拾う時だけ利用しておきながら、私の事そう思っていたの。いいわ。だったら貴女もヌルヌルのベトベトにしてあげる!」
 蛙はお姫様に抵抗する暇も与えず、彼女をベッドの上に押し倒しました。
「嫌! 何するの」
「本当は仲良くなってから穏便に済ませようと思っていたけど、貴女がそんな事言うのが悪いんだからね!」
 そう言うが早いか、蛙はお姫様のお召し物を全部すっかりはぎ取ってしまいました。大声で警備兵を呼ぼうとするお姫様の口を、自分のそれで塞ぎます。そればかりか長い舌でお姫様の口の中を探るように舐めまわしてきました。
「ん、んんッ!」
 お姫様は慌てて蛙の下から逃れようと身をよじらせますが、魔物娘の怪力には到底敵いません。こうしている間にも口の中には蛙のヌルヌルした唾液が流し込まれ、白磁のような肌にもヌルヌルとした汗が塗り込まれていきます。ミューカストードの魔力が籠った粘液をその身に受けたお姫様の身体に異変が起こりました。
(何これ。とても熱くて、頭がぼうっと、する……!)
 気づけばお姫様はすっかり抵抗する気を無くして、熱に浮かされたように顔を赤くしていました。それを見た蛙は嬉しそうに顔をにやけさせると、お姫様の脚の間に顔を近づけていきます。
「あ、そこは……」
 蛙が何をしようとしているのか気づいたお姫様は声を上げますが、それはうっかり聞き逃しそうになるくらい小さなものでした。蛙のヌルヌルとした長い舌の先がお姫様のお股にある泉をなぞり上げると、お姫様の身体に気持ちいい電流のようなものが走り、喉からいやらしい声が漏れ出して、脚がビクビクと震えます。
「いただきます」
 そう呟くと、蛙は自分の舌をお姫様のおマンコの奥まで一気に差し込みました。
「ひぐっ!」
 お姫様の身体の内側で、何かが乱暴に引き裂かれるような激しい痛みが走ります。
「あら。処女だったのね。初めての人になれて嬉しいわ。けがをした場所にはツバを付けてあげないとね」
 そう言うが早いか、蛙は再びお姫様のおマンコに舌を差し込み、口の中にしたのと同じようにヌルヌルした唾液を塗り込んでいきました。最初は舌が出し入れされるたびに痛みに震えていたお姫様でしたが、蛙の唾液がおマンコの内側に塗り込まれると、痛みはビリビリと気持ちいい感触に変わっていきます。蛙は体勢を変え、お姫様の上に上下反対に覆いかぶさるような恰好になりました。その間にも長い舌をおマンコの中に出し入れしていくのは忘れません。それから蛙はお姫様の最近ようやく膨らみ始めたささやかな胸にも手を伸ばします。お姫様の口から漏れるいやらしい声がいっそう大きくなりました。
「あっ、やめて。イッちゃう」
「いいわ。思いっ切りイキなさい」
 そう言うと、蛙は再び舌をお姫様のおマンコの奥まで一気に突き刺しました。
「イク。イク。あああああっ!」
 頭の中が真っ白になるような気持ちよさがお姫様を襲い、彼女の身体が激しく震えました。お姫様が荒い息を吐いていると、彼女の首元に何か冷たい物が落ちてきます。それが落ちてきた先を見上げると、彼女に跨った蛙のおマンコがヒクヒクと震え、そこから汗とは異なるヌルヌルした物が流れ落ちてきているのが見えました。
「あんまり気持ちよさそうに喘いでくれるから、私もつられてイッちゃった」




 自分のベッドの上で鳥の鳴き声を耳にしながら、お姫様は目を覚ましました。ゆっくり瞼を上げると、ミューカストードの安らかな寝顔が目に入ってきます。彼女は自分が昨夜とんでもないことをしてしまったような気がしましたが、思い出そうとしてもどういうわけか頭が熱で浮かされた時のようにぼうっとしてうまく働きません。ついでに蛙のせいでベッドがベトベトになっている事も、そのベトベトになったベッドの中で自分がまったくお召し物を付けていない恰好で寝ていることも、どういうわけかおかしな事だと思う気持ちが全く湧いてきませんでした。
 そうしているうちに、蛙の方も目と口を開きました。
「おはようございますお姫様。昨夜は楽しかったですね」
 お姫様は蛙が目を覚ましたのを確認すると、これもどういうわけか当たり前のことのような気がして、自分から蛙に口付けをしました。それも唇でそっと触れるようなキスではなく、蛙のヌルヌルしている舌に自分のそれを激しく絡めます。2人が口を離すと、粘り気の強い唾液が太い橋を作っていました。
 それからこれも当たり前のような気がして、お姫様がお召し物を付けるのを蛙に手伝ってもらいます。すると侍女がやってきて、お城の前に大きな馬車がやってきたという報告をしました。
「姫様のお客人を迎えに来たと申しているのですが……」
「御者さんがそう言ったの?」
「御者というか、その……」
 侍女の歯切れの悪い返事に戸惑いながらもお姫様が蛙と一緒にお城の前に出てみると、金色の大きな馬車が乗り付けていて、凛々しいケンタウロスがその馬車を引っ張っていました。ケンタウロスは蛙を見るなり言いました。
「女王陛下。言付けもなく勝手に出ていかれては困ります。皆心配してずっと探していたんですよ」
 それを聞いたお姫様は目を丸くして言いました。
「じょおう……?」
 話を聞くと、お姫様の目の前にいる蛙はなんと川の向こうにある蛙の国の女王様でした。ケンタウロスはその忠臣でハインリーケと言うのだそうです。
「昨日楽しく過ごさせてもらったお礼に、今日は貴女を私のお城に招待させてもらうわ」

 お姫様と蛙の女王様を乗せた馬車は、一昨日お姫様がボールを落とした川に走っていきました。馬車が川に落ちてしまうとお姫様は慌てますが、魔法の力でしょうか。ハインリーケが水面に足を伸ばすと、ケンタウロスも馬車も地面の上を走るように川の水面を走っていきます。川を越えた馬車が森の更に奥の方へと分け入っていくと、そこにはお姫様のお城に負けないくらい大きなお城がありました。
 馬車がお城の門に入っていくと、それを見たミューカストード達が嬉しそうにゲコゲコと鳴く声がそこら中から聞こえてきます。
 蛙の女王とハインリーケの後に付いてお姫様がお城の中に入っていくと、3人は謁見室へと向かっていきました。そして謁見室の扉が開かれた時、お姫様は思わずあっと声を上げました。
 前に川で見た男の人がそこにいたのです。
「紹介するわ。彼はこの国の国王。私の旦那様よ」
「『紹介するわ』じゃない。俺がどれだけ心配したと思っているんだ。教団の連中に捕まったんじゃないかと焦ったんだぞ」
「ごめんなさい。でもあの娘を見た時にビビッと来ちゃったのよ。ちょうど貴方と出会った時みたいに」
 しかし、2人の会話はお姫様の耳には入っていませんでした。蛙の国の王様を目にした時から朝と同じように頭がぼうっとなっていたのです。お姫様の足は彼の方へふらふらと歩み寄っていきます。
「ああ、ほったらかしにして済まない。昨夜は妻が世話になったそうだね。どうもありがとう」
 近づいてくるお姫様に気づいた王様が右手を差し出してきましたが、お姫様はそれにも目をくれず、彼と密着しそうなくらい近くまで歩いてきます。そして、これが当たり前のような気持ちになって、王様の唇を強引に奪いました。
「んんっ!?」
「くちゅっ、れろっ」
 突然の事に、王様も何が起きているのか理解できない様子で目をしばたかせます。
「無礼者! 陛下に何をする!」
 ハインリーケが慌てて止めに入ろうとしましたが、蛙の女王様がそれを制しました。ハインリーケも女王様の様子を見て渋々引き下がります。そうしている間にも、お姫様は自分の舌を夢中で王様のそれと絡めていきました。謁見室の中に淫らな水音が響き、ようやくお姫様は名残惜しそうに口を離します。それを見ながら女王様は言いました。
「あらあら。苦しそうに息を吐いて顔が真っ赤じゃない。体調でも悪いみたいね。ベッドに連れて行きましょう」
「……いや、お前この娘に何かしただろ」
 王様の言葉に、女王様は何も言わずにいたずらっぽい笑みを浮かべました。

「さあお姫様。スカートの中がどうなっているか見せて差し上げて」
 蛙の女王様は自分達夫婦の寝室にお姫様を連れて行くと、すぐさまそう言いました。いつものお姫様ならふざけるなとお怒りになるところですが、彼女は顔を真っ赤にしながらゆっくりとスカートの裾をつまみ、その中を王様がご覧になれるようにゆっくりと持ち上げていきます。
 スカートの中ではお姫様の脚の間がヌルヌルとしたものでびしょびしょになっていました(ちなみにかなり昔のお話なので、当時のお姫様の国ではご婦人がドレスの下にパンツを穿く習慣はありませんでした)。王様の顔を見た時からお腹の下の方がきゅん、と疼いていたのです。
 蛙の女王様はお姫様に負けないくらい興奮で顔を赤くして囁くように言いました。
「素敵よ。『また』むしゃぶりつきたくなるくらい。ほら、うちの人にどうしてほしいか言ってあげて」
 お姫様は震える声でたどたどしくも言いました。
「お……おちんちんで、私のはしたないおマンコを……奥までぐちゃぐちゃに、してください」
 いつもならこんな事は口が裂けても言えないのですが、今の彼女はこの上ないくらいにお腹の中が切ない感じでいっぱいになっていて、とにかくそれを鎮めてもらいたいという事以外何も考えられなくなっていました。
「よく言えました」
 蛙の女王様はお姫様のお召し物を手際よく取り払い、彼女を大きなベッドに寝かせました。それからお姫様の両足を掴み、それを開いて潰れた蛙のような恰好を取らせます。お姫様のおマンコが王様のおちんちんを待ちわびてヒクヒクと震えているのが彼の目に飛び込んできました。
「ほら、こんなにして待っているんだから早く入れてあげて」
「いや、しかしだな……」
 それでも、王様はまだ戸惑っていました。無理もありません。愛する妻の目の前で別の女の人、それも初めて会ったばかりな上にまだ幼さの残る印象の娘さんとセックスしろと言われているのですから。
「もう。じれったいわね」
 蛙の女王様は片手で王様の顎を掴み、彼に熱い口づけをしました。同時にもう片方の手では慣れた手つきでズボンのベルトを外し、その中に手を入れて彼のおちんちんをしごき上げていきます。王様は愛する妻からのねっとりとしたディープキスと愛撫にたちまち興奮し、彼のおちんちんもはち切れそうなくらいに膨れ上がってきました。もちろんこれには、ミューカストードの粘液の媚薬作用の影響もあります。
 女王様は手の中で夫のおちんちんがすっかり硬くなったのを感じると、彼女のおマンコもそれを咥えたくてうずうずしてきましたが、王様のズボンを一気にずり降ろすと名残惜しそうに身体を離しました。
 もはや王様の理性はかけらも働かなくなり、おちんちんを限界までそそり立たせながら血走った目でお姫様を見据えました。期待に濡れた眼差しで見返してくるお姫様のおマンコにおちんちんの先を宛がい、ひと息に貫きます。
「あああああっ」
「うおっ……キツ」
 お姫様のおマンコの中は昨夜の行為でだいぶ広げられていましたが、それでもインキュバスの大きなモノを迎え入れるにはまだ狭い物でした。しかし、それでも不思議と痛みはなく、頭の中が真っ白になるほどの快感が彼女を襲います。王様はお姫様を気遣う様子を見せずに激しく出し入れしてきましたが、それさえもお姫様は圧倒的な快感として受け止めていきました。
「すごい。ここからだと2人が激しく求めあっているのがよく見えるわ。アナタのおちんちんも、それを咥えているお姫様のおマンコも、とってもおいしそう」
 蛙の女王様は2人が繋がっているお尻の方に回り込み、興奮しきった様子で言いました。彼女のおマンコからも愛液がとめどなく流れ出しています。
「お姫様にとびっきり濃いのをぶっ放してあげて」
 そう言うと、蛙の女王様は長い舌を王様のお股に伸ばし、そこにある魔物娘にとっては金色どころか本物の金よりも価値のある2つのボールを舐めまわしました。
「おい待て。そんな事したら……出るっ!」
 精を作り出す場所に直接粘液を塗り込められた事で、王様の身体はすぐに限界を迎えました。王様の腰がお姫様と最も深く繋がった所でぴたりと止まり、ドクドクと暖かく激しい鼓動が彼女のお腹の中に響きます。とめどなく迫りくる快感に激しく息を吐くお姫様の頬に、蛙の女王様はそっとキスをしました。
「おめでとう。どう? これから赤ちゃんが出来る感想は」
「赤ちゃん……?」
「完全な魔物娘と違ってまだ子供ができやすい人間の身体に、魔物娘を孕ませるインキュバスの濃い精液を一気に注いだからね。普通よりも妊娠しやすいかも。たぶん」
 激しい行為の余韻でまだ頭が真っ白になっているお姫様は言われている事をすぐには理解できませんでした。しかし、川辺で見かけた時から憧れてきた王様との子供ができるかもしれないという事実を認識すると、お姫様のお腹の中はさっきの「おいしいもの」をもっと味わいたいという気持ちでいっぱいになりました。そしてお姫様は気が付くと両脚で王様を抱きしめるように彼の腰をがっちりと掴んでいました。

「いいんだね?」
 お姫様が頷くと、王様は再び激しく腰を動かし始めました。お姫様の喉から漏れだすいやらしい声と、2人の肌がぶつかり合う音が寝室の中に響き渡ります。それを見た蛙の女王様はお姫様の頭の上に跨るような体勢を取り、トロトロになった自分のおマンコをお姫様に見せつけるようにして言いました。
「舐めて」
 お姫様は蛙の女王様の両太ももにしがみつくと、夢中で彼女のおマンコにむしゃぶりつきました。昨日まであんなにミューカストードのヌルヌルした粘液を嫌っていたのに、どういうわけか今はそれが澄み切った川の水のようにおいしく感じられます。ヒクヒクと震えるおマンコを舌でなぞり、その端っこにある小さくてかわいらしい突起をくすぐりました(お姫様は覚えていませんが、それは昨夜彼女が蛙の女王様にされた事でもありました)。
「あっ、そこ。いい……っ。すごい、上手」
 お姫様の目の前で蛙の女王様のお尻が気持ちよさそうに震えます。それを見たお姫様の胸の中にはますます彼女を気持ちよくしてあげたい、そしてこのおいしい粘液を飲みたいという気持ちがわいてきました。お姫様は口の周りが粘液でベトベトになるのも気にする様子もなく、ますます激しくおマンコを舌で愛撫します。蛙の女王様は両手で王様の両肩を掴むと、さっきのように愛する夫に夢中で口づけをし、激しく舌を絡め合いました。王様はミューカストードの唾液を、お姫様は愛液を口から注がれたことで2人の身体もますます発情し、その交わりはいっそう激しくなっていきます。
「「「んん……っ!」」」
 3人はほぼ同時に絶頂を迎え、蛙の女王様と王様はお互いの口の中に、お姫様は女王様のおマンコの中にくぐもった喘ぎ声をもらしました。

 お姫様は「男の人とは」初めての行為で立て続けに2回も中出しされたので疲れ切った様子でいましたが、腰を掴んでいる脚を離す気配が無いので王様は彼女と繋がったままひと息つくことにしました。すると、蛙の女王様はどこかから小さな薬瓶を取ってきて王様に差し出しました。
「ねえアナタ。私も赤ちゃんが欲しくなってきたわ。これでお願い」
 王様は差し出された薬瓶のラベルを読み、それを持ってきた意味を理解すると言いました。
「待ってくれ。俺はまだ大丈夫だが、この娘にあまり無理をさせるのも良くないだろ。彼女は休ませてあげて2人で続きをしようか」
 しかし、それを聞いたお姫様は言いました。
「私もお願いします。まだお腹の切ないのが止まらないんです」
 王様は観念すると、女王様に渡された分身薬を一気に飲み干しました。たちまち王様の分身が5体その場に現れます。それどころか、ミューカストードの粘液と同じように媚薬の作用もある分身薬を飲んだことで、お姫様の中に入ったままになっている王様のおちんちんも再び硬くなりました。

「今日はお姫様と同じ恰好で一緒に孕まされたいわ」
 そう言うと、蛙の女王様はお姫様の横に並ぶようにして横たわり、両脚を大きく開きました。騎乗位ほどではありませんが、正常位もミューカストードにとっては割と交わりやすい体勢ではあります。すぐに分身の1体がおちんちんを女王様のおマンコに宛がい、お姫様と繋がっている王様の本体が腰を動かし始めるのと同時に一気に挿入しました。
「「ふああっ」」
 2人の口からほぼ同時にいやらしい声が漏れ出してきます。蛙の女王様は情欲に蕩けた目で隣のお姫様を見て言いました。
「いいわ。お姫様。貴女が、孕まされる、姿。んっ、最高に、エッチよ」
 それから彼女はお姫様と唇を重ね、激しく舌を絡め合いました。それだけではなくお姫様のささやかな胸に自分の豊満なおっぱいを重ねます。2人が王様におちんちんで突かれていく振動で、互いの乳首がこすれ合っていきました。
 こうしてお互いにぴったり重なりあった口の中で気持ち良さそうな喘ぎ声を上げている妻達の様子を見て、残りの4人の分身達もそれぞれに硬くなったおちんちんをお姫様と女王様に2本ずつ突きつけてきました。後ろからで見えないながらも、何度も身体を重ねてきた夫のそれを気配と匂いで察知した蛙の女王様はお姫様と名残惜しそうに口を離し、分身たちの方を向きます。
「ふふっ、妬いているの? いいわ。だったらそれを私達に思いっ切りぶつけてちょうだい」
 女王様は1本のおちんちんを片手で掴み、別の1本を長い舌で絡めてしごき始めました。お姫様も見よう見まねで片手を近くにあるおちんちんに伸ばし、いつの間にか長くなった舌で別のおちんちんを絡めとります。その動きは少ない経験にも関わらず蛙の女王様にも負けないくらい艶めかしい動きになっていました。
「「「「「「うおっ! また、出る」」」」」」
 愛しい夫の精液で子宮の中だけでなく顔もヌルヌルとした肌も真っ白に染められながら、蛙の女王様はおちんちんを握っていない方の手でお姫様の手を愛おしそうにしっかりと握りしめます。お姫様もいつの間にか水かきの出来た手で、女王様の手をそっと握り返しました。




・編者あとがき
 この話ではミューカストードの女王とその夫が治める国が登場しますが、砂漠地帯で語られている伝説の中には「蛙の王国」というものが存在します。
 これは猫を愛する「バステト」という女神が猫と人間の楽しく暮らす「猫の王国」という異界を作り出したように、蛙を愛する「ヘケト」という女神が蛙と人間が楽しく暮らす「蛙の王国という異界を作り出したという伝説です。
 これについては研究者の間でも「バステトと猫の王国の話が伝聞で広まる間に間違って伝わったものである」という説と、「実際に猫の王国やバステトとは別に蛙の王国やヘケトという女神が存在する」という説で大きく意見が分かれています。
17/12/26 22:57更新 / bean

■作者メッセージ
あ…ありのまま今起こったことを話すぜ。
「僕は『女の子同士でイチャイチャさせると見せかけて途中から竿役が混ざるなんて地雷』と思ったら、自分がその地雷を埋設していた」
な…何を言っているのかわからねーと思うが(以下略)

ちなみにハインリーケの種族については正直「ケルピーとかヒッポカンポスとかあったらそっち使うのに」と思っていましたが、いざ書いてみると「主君が奥さん以外の女性から強引にキスされているのを止めに入る」という役回りがケンタウロスの「貞操観念が強い」という設定に合っている気がして意外にしっくりきました。

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まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33