連載小説
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剣のお稽古
ううん・・・眠いのだ・・・。

「ふん、あんたが稽古つけたいって言ってなかったのか? いい加減に目をぱっちりする・・・」

う・・・ん”うしちちおばん”・・・もすこし眠りたいのだ。

・・・む????・・・・

むぎゅ・・・

お、重いのだ!! 頭のうえに「うしちち」乗せるのやめるのだ!!

「ほうら、あんたのお望みのうしちちだよぉ〜 起きないとちちに潰されるよ〜」

ぬう・・・これを食らうとたまらないのだ。仕方なしに起きるのだ。

「うしちちおばん」本当の名前は”マイナ”というのだ。

 ある日どこからともなくこの「ムラ」に住み着いたリザードマンで、剣の腕はすさまじいものがあるのだ。一度に数人のニンゲンの雄を相手にして瞬殺したのを見たことがあるのだ。あのときは恐ろしくておしっこちびってしまったのだ。

 ただ恐ろしく乳がでかく、牛乳のおねーちゃん(ホルスタウルス)並にでかいので、あたしは「うしちちおばん」と呼んでいるのだ。ニンゲンは”うしちち”好きだから襲ったにちがいない・・・そうに違いないのだ。



「ほら、あんたは小さいから常に動いて!!」

「う〜 動いてるのだ。」

「まだまだ!もっとかく乱して!」

 マイナおばさんの叱咤が飛ぶ。

 あたしは十分動いてるのに、あっさり攻撃が防がれるのだ。何かあらかじめあたしの動きが分かっている感じがするのだ。何度も何度もはじかれる。悔しいのだ・・・もっと強くなりたいのだ・・。

「そうそう、いい目だねぇ・・・そういう熱い目をしてる子お姉さん好きよ」

おばさんのクセに・・うしちちおばんのくせに若作りしてるのだ。お姉さんとか歳ごまかすのやめるのだ・・・。

 それにしても・・・・

なんという目障りな乳なのだ。あたしなんかツルペタなのに、おばさんは動くたびにでっかい乳がぶるるん揺れまくるのだ。たまに剣の太刀筋よりもおばなんの「ちち筋」が気になったりするのだ・・・そんなときに限って痛い一撃を食らうことがあるのだ・・・。

びしっ!!

「あたしのおっぱい、そんなに好きかい。終わったらいっぱいすわせてあげるから・・・て冗談・・・。 ちゃんと剣の筋よく見るのよ!!」

悔しい・・・・悔しいのだ・・・。


どのくらい・・経ったのか、もう立つのもやっとの状態で剣を構えたのだ。

「はい、今日はこれで終わり。それ以上やってもふらふらなんだし。さあ、帰るよ。」
「まだ・・・まだなのだ・・・。一太刀いれないと気がすまないのだ」
「だめだめ。 まだまだだよ。 疲れすぎてもだめんなだから、今日は水浴びしておしまい。」

そうやって、背をむけた・・・・・こ、これはチャンス!!最後のチャンスなのだ。 あたしは最後の力を振り絞って、おばさんにダッシュしたのだ。

「スキあり!!!」

次の瞬間。

あたしを宙を舞っていたのだ。

オバサンが振り向いた瞬間。強烈なスピードで・・・・

うしちちが・・・・・カウンター気味に・・・・。

意識が・・・・・遠のく・・・のだ・・。


目をさましたら、ライナおばさんが覗き込んでいた。

「たく・・・終わりだといったのに、天罰だよ。人のいうこと聞かないから」
おばさんがため息をついたのだ。

「くやしいのだ、おばさんに一度もヒットせずに終わるのが悔しいのだ」
あたしは涙ためて、おばさんの顔をみたのだ。

「その根性があればいつか届くさ。いまはがんばりな」

あたしの頭に手を当てて、おばさんはそう言ったのだ。この顔は優しい顔をしてたのだ・・・これって子を見る母の顔ってやるなのか??

「さあて水浴びして、帰るぞ。狩り組がそろそろ戻ってくるころだろうしな」

そういうと、あたしを泉の投げ飛ばし、自分もダイブ。裸族だからそのまんまで水にはいれるのだ。にしても乱暴なおばさんなのだ。 こういう乱暴だからいつになってもいい雄に恵まれないのだ。

「え?なんか言ったかい??」

「・・・なにも・・ない・・・のだ」




あ、自分の自己紹介まだだったのだ。

あたしの名前はテイル。最強の戦士をめざすリザードマンの剣士なのだ。

まだまだ見習いなのだが、将来うしちちおばん以上の戦士になるのだ。

これからもよろしくなのだ!!








 




09/11/28 09:01更新 / Gすと・くま
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■作者メッセージ
超超短編です。いまの時点ではここまでかなと思います。

載せる文は本当に初めてなので、とても緊張してました。
 
基本的にテイル主観でこれから描いてみようと思います。

ネタ作りは4コママンガ描いて、それを文に起こす感じですね。今回はそこが半端になったので、今度はちゃんと4コマネタ作ります。

ヘタレですが、
今後ともよろしくお願いします。

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