不思議の国の素敵なお誕生日会(大嘘)

「はじめまして。本日素敵なお誕生日会のお料理のほうを担当
 させていただきます、料理人の中村と申します。
 どうぞよろしくお願いします。」

「ああ、中村君ようこそ。今日はね、僕のすごく大切な友達の誕生日会なんだ。
 奮発して中村君呼んだので、是非いい料理を期待しているよ。」

「ハイ、それでは、さっそく準備のほうはいらさせて
 いただきますので、よろしくお願いします。」

「ああ、よろしく!」

ジパング、現在で言うは日本出身ながら、
スコットランド、スペインで修行を積んだ中村。
もちろん材料はこだわる。メインの肉は神戸牛、魚は二ース、
野菜はフィレンツェのトスカーナ料理を。香辛料は突厥のものを使用する。
ワインはボルドー、もしくはスコッチウィスキー。
そしてウェールズの厳しい環境で育ったホルスタウロスの
ミルク。おっと、料理が完成したようだ。

「よし!」ジュ―ジュ―…

「お待たせしました。こちらメインの神戸牛のステーキとなります。」

「わあ〜」「なんか…いい匂いがするの…」「うん、おいしい!」

「ありがとうございます!」
 おいしい。この一言のために僕はいるのだ。
 参加者たちの笑顔がまぶしい。
「ふふっ、よかったよ。君を呼んでおいて。」

「ありがとうございます!」
 嗚呼、たまらないよ。

「やっぱり…あなたの料理は…最高だね!」

「あ、ありがとうございます!」
 これだ…やっぱり…敵わないなぁ…!

「中村君も美味しそうだけどねぇ…」

「あ、いや!そんな…冗談はよしてくれ」
 びっくりした!これが不思議の国か…

「ふふふ、まあまあ、美味しそうだよね…」

「あはは…次の料理も頑張ります!」

「期待しているよ。」




「お待たせしました。こちら、最後の料理、デザートとなります。」

「まあ!美味しそう!」「すごいなあ…」「もう…メロメロなの…」



「今日は本当にありがとう!」

「いえ、そんな…」
 うれしい…けど途中のワイ談のせいで勃起が…うう…

「でも今日は時間も遅いしなぁ。泊って行ってよ。」

「そんな迷惑をかけるわけには…」

「いいのよ。中村さんはファミリ―みたいなものだし。」
「泊ってくの…」

「いやそんな…」

「まま、こっちで座ってアイスティーでも…疲れたろうに。
 体力勝負だしね。」

「あ、どうも」ゴクゴク…

「…」バタン!!







「計画通り…」






場所を移して劇場のような建物。
参加者はみなここに集まっていた。
中央には昏睡し腕を縛られた中村。そしてレイチェルたち

「さあ、料理人解体ショーの始まりや…皆見とけや…」
「楽しみなの…」
「本当のデザートね。(何故関西弁に…)」

パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ…

「僕がじっくり料理したるわぁ…いい素材だよこれは…」ジリジリ…

 ずるずる純白の制服が脱がされる。

「わああ…もうカッチカチなの…」
「媚薬を混ぜておいたからね。」
「たまらないわぁ…」

「では…いただきますなの!」
「ああ!ずるいぞ」
 三人がかりでモノを、睾丸をなめる。さすがに中村も起きた。

「んんッ…ああっ…え?ちょ、ちょっとぉ?」

「あ、おはよう」
「もう、起きちゃったじゃない!」
「関係ないの!」

しまった。ここは不思議の国。どんなエッロイエッロイ童貞の妄想のようなことも、エロマンガ、エロビデオのようなことも起こりえる。
その証拠に目の前の光景が広がる。

「しまった…」

「ここじゃ普通だよ?」
「ありがたく思いなさいよ?」
「今更なのぉ!」ジュボボボ…

「あう!ああああ…」

「いっぱい出たの…」
「顔中せーしまみれだよぉ…」
「あああ…」

筆舌しがたいくらい、この後めちゃくちゃSEXした。

「……………」チーン

「気絶しちゃったの…」
「あーもうめちゃくちゃだよ」

「ふあっ…」ムクッ!

「復活早!」

「んん、僕は…」

「お疲れ様。すごくおいしかったよ。」
「毎日食べたいの…」

「え…それは…」

「もうかえしたくないなぁ…」



それからどうなったって?
ふふっ壮絶なお嫁さんレースを制したのさ。この僕がね。
ま、たまに3P4Pに興じることはあるけど。
彼?中村君?いや、シュンと呼ぶべきかな?ふふふ…♡
料理店を開いて大繁盛さ。彼が世界中で見つけた素材と
不思議の国の素材が合わさって栄養満点、滋養効果抜群。
おかげで二人の子宝にも恵まれた。

レイチェル〜オーダー取ってくれ―

はーい!おっと、もういかなきゃ!













14/12/18 20:58 リエージュ川島

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