連載小説
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スライムとの出会い。
「ここがそうかな…」

森に魔物が住むと聞き、やってきた少年、レン。
嗜好とかそういうわけではなく、ただ単純に個人的に不思議な存在だったからだ。

「…いなさそう」

魔物が住む森にしては、木漏れ日が柔らかに生い茂る草を照らし、小鳥は歌う、綺麗な森だった。空気にも混じり気は無く、非常においしい。

「やっぱり噂だったのかな?」

なにぶん、昔からよく遊んでいた森だ。魔物が住むと噂が流れてからは誰も立寄らなくなってしまっているが、レンだけは隠れてよく出入りしていた。

そして、レンのお気に入りの場所、川で不思議な光景を目にした。

「あれ…女の人?」

女の人らしき人が川にいたのだ。ただ、良く見ると、身体は青く透き通っていて、およそ人間ではないとわかる。まるで水が生きている…そんな感じだった。

何よりもレンが気に留めたのは、その人のむっちりとした身体だ。
溢れんばかりの巨乳が、女性の動きに合わせてぷるぷると跳ねている。

少年には刺激の強すぎる光景だった。

もっと…見たい。

そう思い、激しく自己主張を始めた自らの息子を押さえながら女性に近づいていく。
近づく程女性の動きがよく見え、身体の煌めきがより妖艶に見える。

さらに一歩を踏み出した刹那。

パキッ…

「うわわっ!」

小枝を踏み、突然の音に驚き派手に尻餅をついた。
もちろん川にいる女性も気づいた。

「いたたた…」

盛大に尻餅をつき、痛む尻を押さえていると。

「大丈夫?」

レンがはっと顔をあげると、そこにはさっきまで川にいた女性がいた。とろとろと地面に垂れる粘液を見て、やはり人間ではないと確信した。

「僕は大丈夫です…それよりも、貴方ってスライムですよね?」

痛みでうまくまとまらない思考から、話題を引っ張り出す。

「ええ、そうよ。…貴方、なかなか物好きなようね。そんなに可愛いのに」
「えへへ、ありがとうございます」

褒められたと認識し、つい照れてしまう。

「ふふ。女の子みたいね…」
「良く言われます…って、あわわ!」

スライムが抱きついてきた。ぎゅっと抱かれ、胸が変形しレンに密着した。するとまもなくスライムの全身はふやけ、変形し、レンの服の隙間から入り込み、服を剥ぎ取った。

「な、なにするの…?」

素肌を這い回るスライムの感触に喘ぎながらも尋ねる。

「今から…君を食べちゃうの。痛くは絶対にしないから安心して。スライムでぐちゅぐちゅにしてあげるから、たっぷり精液出してね…」

スライムはレンの耳元で妖艶に囁いた。

13/04/12 11:23更新 / 神楽
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■作者メッセージ
スライムに襲われたい。

もう少し続きます。

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