連載小説
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ニ話 拉致
「はぁ〜い、じゃあ3組の生徒の皆さんはここに並んでくださ〜い♪♪」

ピクニックにでも行くような格好をし、相変わらずゆったりと喋るワーシープこと静子(先生)に俺(諒大)は内心舌打ちをした。

今は出発の会というくっっだらない事を朝っぱらからしている。 中学かここは?
そんなことばかり考えていると、

「それじゃあ最後に保健の先生である未那先生から話を聞きましょう〜。」

いつの間にか最後になっていた。
未那と呼ばれたリリムは静子からマイクを受け取った。 あいつは手ブラかよ。
•••いや、何も持ってないって事だからな。変な誤解すんなよ。

「初めまして、の人もいるのかな?保健の先生の未那(みな)です。まぁ修学旅行だから怪我する人なんてまずいないだろうから、注意事項だけいうね。」

へー、なかなかしっかりした先生もいるんだなと俺は思った。

「まず女子はカッコイイ人がいても襲っちゃだめよ(性的な意味で)♪ でも、うちの男子生徒なら夜Oいも逆レOプOKよ♪
男子は襲われても文句を言わずに一生添い遂げることを誓いなさい。」

この学校に男子の人権はないらしい。




am6:34

のったらのったら司会をする静子のせいで、30分以上も続いた出発の会だったがそれもやっと終わった。

「それじゃあクラス別にバスに乗ってくださ〜い♪♪」

あん? バスに乗るのは知ってるがどの座席に座って良いか知らねーぞ、と俺が言おうとした時、

「席は自由に座ってくださ〜い♪♪」

という答えが返ってきた。
ヤバい隣がいない!!周囲を見渡した時にはもう遅かった。クラスの連中は全員二人組になっていからだ。 死ねよあいつら!!特に女子とペアの男子!! はぁ、仕方ない一番後ろに座ろう。
俺はとぼとぼと歩き一番後ろの長い座席に座った。程なくして俺の両隣に蒼也と翼も座ってきた。

「なんだ、お前等もか?」
「いや、ちょっと好感度が足りなかっだけ。」
「まだ連中を信頼しきっていない。」

ケッ、カッコつけやがって。このエセ勤勉野郎とガスマスク!!












am 7:38

バスで揺られること1時間やっと空港に着いた。今日はさすがに修学旅行なのでレッドクイーン(剣)を持って来てはいない。ブルーローズ(銃)は持ってきたが。何? どうやって検査を回避したかだと?•••知らない方が良いこともある。













am 10:00
ふぁ〜あ、よく寝た。軽く伸びと欠伸をしようとした時、カチャ、と音をたてながら額に何か突きつけられた。

「ずいぶん不抜けになったじゃない」
「懐かしい声だ。久しぶりだな優子。」
「翼はいないようね?•••まぁいいわ。」
「何? がはぁ!!」

首筋に鈍い痛みが走った。
そこで俺の意識が途絶えた。


13/03/08 19:19更新 / 狐目の男
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