白蛇さんと勘違い旦那と

突然だが、俺の嫁、錫はちょっと恥ずかしがり屋ではあるがよくできた人間だ。

いや、人間じゃなく妖怪の白蛇ってやつなんだが。

言葉は通じるし、ジパングじゃあ、あまり人間と妖怪は区別されてない。

逆に信仰の対象だとかで立派な神社を持っている。

「ここが私の家です(」

なんて言われたときは腰を抜かしたよ。

逆玉の輿ってやつだよな。

それより最初の話に戻そう。

なにがよくできたやつかって、

食事、洗濯、掃除、等々家事全般は完璧にこなす。

俺がこうして畳に座って1人、画面の向こうのお前らに嫁自慢を繰り広げている間も、台所で美味しい昼食を作ってくれている。

とても働き者だ。

そしてなにより錫は凄い美人。

雪のように透き通るような白さの、柔らかくも熱をもつ肌。

氷柱を引き伸ばして細くしたような、綺麗に輝く銀髪。

キュッとしまったくびれとは真逆のふっくらとした大きな胸。

腰から下は白い鱗で覆われていて、冷たくてスベスベだ。

空のように碧い目はパッチリとしてかわいらしさがある。

声はまさに鈴のように綺麗な透き通る声だ。

まさに白って言葉を具現化したような存在である。

しかも、主人と決めた男から浮気しないという一途さも持っている。

俺みたいな普通の男にはもったいないと思うほどだ。

なに?言葉の端々に愛が溢れているからリア充爆死しろ?

そこはちょっと我慢して欲しいな。

そんな嫁と結婚して三年目。

結婚したからには子づくりに精をだす(あ、今うまいこと言ったな俺)のは当然だ。

昨晩もしっかりイチャイチャしたし。

ただ、少し満足でないことがある。

え?こんなにリア充ライフ送っていて不満があるのかだって?

いや、不満ってほどじゃない。

ただそう

俺は嫁を








後ろからズッポンズッポン突きまくりたいんだ。

おいそこ。

「こいつなにへんなこと言ってる?やりたきゃやればいいだろ?」

みたいな目をするな。

当然だがわけがあるのだ。

まず俺の嫁は白蛇さん。

腰から下が蛇な別嬪さんだと言うことを忘れちゃこまる。

ここからの話は俺が初めて彼女と交わった俺の体験談も交えていこう。





その時は顔の真っ赤な錫にキスをしたり胸をなめたり触ったりといろいろいていたのだが。

いざ交わるとなって。

性器の場所がわからなかったのだ。

下半身を見ても彼女の美しい鱗が継ぎ目なく性器がついていることが信じられないほどであった。

そこで彼女に聞いてみれば、

「ここでございます」

と赤い顔をさらに赤くしながらぐっとまんこを開いてくれたのだ。

それでその場所っていうのが人と蛇の体の境目より少し下のあたり。

腹の側にあったのだ。





と俺の体験談はこんなかんじだ。

どうやら白蛇の性器っていうのは背の側にあるのではなく腹の側にあるものらしい。

対面座位や正常位、前面立位などはこなしたが後ろからというのは経験がない。

まあ後ろにないからだがな。

当然、俺も色々考えた。

腰から下が蛇なのであるそれならば。

ものすごく反ることができるのではとな。

でも少し考えてやめたんだ。

人間からしてみたら腰を痛めそうとか。

そのなんかしゃちほこみたいじゃないか。

アナルセックスっていうのは趣味じゃないし

そう、うんうんと悩んでいると

「旦那様。お昼ですよ?」

と錫が顔をだした。

そして俺の顔を見て、

「悩み事ですか?」

と話しかけてきた。

「ううん。なんでもないよ?」

そうですか?と答えた錫の後ろをついて行く。

ついでに頭をなでなでしてみる。

さらさらとした手触りの髪の毛がきもちいい。 

「んぅ?旦那様ぁ?」

いきなりのことで驚いたのか後ろをむいてくる。

かわいいやつめ。

そうしているうちに茶の間につく。

どうやら今日の夕食は市販されてる焼きそばのようだ。

お手軽にできるお昼ご飯と言ったとこだろう。





「ところで旦那様は何について悩んでいたのですか?」

「うん?」

昼食を終え、皿をかたし始めた錫に聞かれた。

「いや、たいしたことじゃないんだ」

「またそういって」

なぜかあきれたような顔をする錫。

はて俺は何かしたか?

「旦那様はいつも1人でなやんでばかりです」

「そうなのか?」

「そうです!いっつもいっつも少しは相談してくださいよ!」

錫は至極まじめな顔をして聞いてくる。

細長い目の瞳孔がいつもより細長くなっているのは錯覚ではないと思う。

「そんな相談してないのか?」

夫婦間のことはしっかり相談しているし

「はい!仕事の悩みなんて一回も聞いたことありませんし」

仕事は自分のことだしなそれに悩みなんてない。

結構いい職場だし。

「今日こそはその悩みしっかり聞きますからね!」

「えぇ」

目はぎらぎら光り、先の割れた舌をチロチロと見せている。

どうやら錫は本気のようだ。

こうなった彼女はこっちが折れるまであきらめない。

今までの経験からそう察している。

「はぁ。わかったよ」

俺はあきらめたような顔をして言う。

「なんの話ですか?仕事?趣味?それとも年ですか?」

その選択はなんであろうか。

そうおもいながら今までの話を話すことになった。





「まとめると」

「後ろからシたいということで?」

「ええおっしゃる通りです」

今まで考えてたことを話した。

彼女の顔は唖然といていた。

「そんなことですか?」

いやなんのことを相談すると思ってたのだろう。

「それなら早く言ってくださいよ。もぅ」

そんなことって

「どうにかできるのか?」

「え〜と。旦那様は知っていないのですか?」

「へ?なにが?」

「そうですね」

といいながら錫はいきなり立ち上がる。

こちらにおしりをむけて手でなにか探っているけど

「ここですよここ」

「え?」

ぐっと開いたそれは紛れもなく女性器のそれであった。

それは普段俺が入れているそれとは違う場所についていた。

なんで?なにが起こったの?

彼女は顔を赤くして驚いている俺に話しかける。

「あのですね私みたいなラミア属の魔物には性器が2つついているんですよ?」

なんだと!?

結婚三年目の真実である。

「いや聞いてないし」

「そうなんですか?旦那様は向かい合うのが好きだとばかり思ってましたのに」

いや別に嫌いでもないよ?

「そんなことよりもですね」

シュルシュルと畳の上を滑るかのように這い寄ってくる彼女。

「このような昼間からそんなことを考えるなんて旦那様はスケベぇですね」

彼女は俺にのしかかりながら唇を奪う。

しっかりとそれでいて濃厚な物であった。

俺を逃がさないように頭の後ろに手を回し、しっかり捕まえている。

「んぅ旦那様ぁ」

「錫!こんな昼間から!」

「そんなこと言わずに旦那様だって準備できてるじゃありませんか」

錫は俺のモノをズボンの上からさぐりしっかりと勃っていることを確認する。

「私のまんこ見て?キスされて?ビンビンですかぁ?」

チャックをゆっくり下ろし俺のモノを引っ張り出す。

「んむぅんんちゅぷ」

口にくわえ込みじゅぷじゅぷと卑猥な音をたてながら彼女は頭を上下する。

これまでもされた経験はあるが何度やっても飽きない気持ちよさが体を巡る。

頭がふやけそうな快楽を与えられた俺はうめき声を上げることしかできなかった。

「旦那様のがまだ大きくなって」

興奮に震える顔。

頬を紅く染めてうっとりとした視線をこちらにむける。

ここまでされたら俺も引くわけにはいかないな。

「錫できるか?」

「えぇ、いつでもいいですよ?」

彼女は畳に手をつきお尻をこちらに突き出す。

振り向くような形でこっちを見ている彼女は後ろからという期待と不安が混じった表情であった。

「え〜とここか?」

俺はさっき見た彼女の女性器を思い出しながら探る。

「はいそこでございます」

彼女の声はこれからおこなわれる事に対する興奮に震えていた。

尻尾もうれしいのか左右にゆらゆら揺れている。

「いくぞ!」

彼女の後ろから一気に奥までつらぬく。

俺のモノがきつく熱くトロトロになった肉壁が挟む。

それだけで果てそうな感覚。

それを我慢するとあることに気がつく。

「狭い?」

しっかり濡れている腰から、かすかな血が滲む。

それを見た俺はあることに気がつく。

後ろは処女なのだと。

「大丈夫か?」

「うんぅ大丈夫だからはやく動いてぇ」

彼女の惚けた声を聞く限り大丈夫らしい。

「そうそう錫、あんまり声出すなよ昼間なんだし」

「はぁい」

彼女の返事を聞いた後、腰に手をあてゆっくりと動き出す。

小さなお茶の間にお互いの下半身がぶつかるパンパンというリズムが響く。

「んあぁ」

どうやら錫は声を出すのを我慢しているらしいが、時々漏れる熱のこもった声が俺の胸を、征服感を刺激する。

お互いの声が腰のピストンが徐々にペースを上げてゆく。

結合部からは愛液が溢れ出て、ジュプジュプと音を鳴らす。

彼女は限界なのか口を手で覆い我慢してる。

「旦那様ぁ錫、限界ですゥ!」

小さい、鳥の鳴くような声で叫ぶ。

「ああ、俺もだ」

俺は腰を激しくピストンしつつ右手で彼女の前の性器を探る。

そこに指を入れてお豆をくりくりと遊ぶ。

「こ声が出ちゃいますよォお!」

そんな絶叫を上げた。彼女は絶頂に達したようだ。

それと同時にきつく離れまいと急に締め付けが強くなる。

「う!」

あまりの締め付けに俺も果ててしまう。

はぁはぁと荒く息をして、床に突っ伏してる彼女を後ろから抱きしめた。





「わかりましたか?旦那様。相談すれば解決する事だってあるんですから」

「うんうん、それはわかったから」

「そうですか?」

「じゃあ早速だけどこれどうする?」

そこには俺達が行為を及んだ畳があった。

処女膜を破った際の血、俺の白濁液、彼女のあふれた愛液により大きなシミができてしまっていた。

「まあ交換しかないですね」





みなさんも魔物娘の嫁さんとはしっかり相談しましょうな。


さくしゃはえっちなしょうせつをかいた。
しかしぶんさい、ごいりょく、ゆーもあせんすがたりない!
すずちゃんのきゃらがめいそうした!

三日前、蛇が性器を2つ持っているという事を初めて知った。
この小説、その驚きをそのまま書いた感じです。
あとネタ被りが怖い。

3月15日
たくさんの感想ありがとうございます。
追記しておきたいことは作者は蛇について詳しくありません。
知ったのはあくまで交尾器が一対あるということだけです。
本当に背にあるかは不明です。というか絶対に背にはないよな・・・
詳しく蛇について知りたい方はgoogle先生へ。
この小説はあくまで架空の話であることをお忘れなく。

12/03/15 02:11 水素

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