連載小説
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act30・セラエノ学園ラジオ5増量版前編
3…


2…


1……きゅー!






ネフェ「ネフェルティータと!」
バフォ「イチゴのー!」
二人 「「セラエノ ラジオ☆ジャックー♪」」




(オープニングテーマ)
『性感秘孔』 歌・ネフェルティータ
(画面の前のお友達も一緒に歌ってみよう)

温泉が揺らぐ
湯気の輪が広がる
触れ合った肉球に赤い電流♪

全力を出すだけで
寿命加速装置とか
案外打たれ弱いあなたが好きよ

愛が心に届かなくて
宙に浮く涙
でも不倫だって構わない
あなたと生きたい

わんっ♪
真っ赤な蝶にまたがって
あなたに急降下 ah ah
ノーコンな想いでも あなたに届きますように…
心にハートの矢を放つ

いけないとわかってても 私はあなたを愛してる
神様にだって邪魔させない♪
神様にだって止めさせない♪





ネフェ「おはようございます、こんにちわ、こんばんわ?
    今日もあなたと一緒に辺境ジャック☆!
    メインパーソナリティーのネフェルティータです♪」
イチゴ「時を越えて、ワシ、参上!
    おはこんばんちわ、迷える子羊どもー!!
    貴様らの唯一絶対の女神、バフォメットのイチゴ降!臨!
    待たせたのぉー!!」
ネフェ「……テ、テンションが高いですね…?
    何か良いことでもありましたか?」
イチゴ「いや、別に?」
ネフェ「素のテンションだったの!?」
イチゴ「細けぇことぁ良いんじゃよ。
    何はなくともまずはテンション!
    学芸会が諸事情で延期になっても
    モンハンでドスジャギィ相手に3落ちしても
    うちの社長が長患いしても、元気が一番なのじゃ!!」
ネフェ「それは確かに一理ありますけど…。
    学芸会延期に関しての諸事情は、後でゲストさんと一緒に…。」
イチゴ「むむむ。」
???「何が『むむむ』だ。」
ネフェ「ちょ、ノ(わん♪)さん!?」
???「おお、そうか。
    まだ喋ってはいけなかったのだな。
    いやぁ、余としたことが…。」
ネフェ「いや、だからノ(わん♪)さん!?
    思いっ切り喋ってますよね!?」
イチゴ「無駄じゃ、アヌビス。
    こやつ、本編でもかなりの目立ちたがりじゃから。
    のう、馬鹿弟子?」
???「誰が馬鹿弟子だ、誰が。
    余はそもそも弟子入りした覚えはないぞ。」
ネフェ「……私、もっとノ(わん♪)さんって、控えめな人だと思ってました。」
???「あー待て待て、ネフィー女史。
    そちは余を何だと思っているのかな?」
イチゴ「不倫願望持ちの三十路処女。」(ぼそっ)
???「よ、余はまだ二十代だ!!!!!」
ネフェ「ええっと…、年齢のことは置いといて…。
    久々のラジオ放送なので、至らぬ点も多々あるかと思いますが、
    今日も最後までお付き合いくださいね♪」
イチゴ「若さが…、若さが憎い…!
    後でアヌビスと馬鹿弟子の乳汁抽出して
    若さを吸い取ってくれるわ…!」
ネフェ「やめてくださいよ!
    というか、何なんですか、その乳汁って!?」
イチゴ「説明するのも面倒じゃ。
    後で実践してやるから、女子トイレまでちょっとかも〜ん?」
ネフェ「嫌です。」
???「全力で御免被る。自分の乳でも揉んでいろ。」
イチゴ「チッ、連れないやつらじゃ。
    まぁ良い。
    今日もセラエノ学園ラジオは、ゆるっと放送するのじゃ。」
ネフェ「ゆるっとしてないし!?」


???「………余が読んでも良いのか?
    ……こほん。
    この番組は、
    魔王の休憩所、本気で地獄の一丁目こと『セラエノ学園』。
    肩こりスッキリ『佐々鍼灸医院』。
    安くて早くてガッツリ美味しい『居酒屋フラン軒』。
    し、紳士淑女の社交場……で良いのか?『娼館テンダー』。
    オリエンタルな雰囲気であなたを迎える『小料理屋・月音』。
    熱血レベルMAX『フンドシソフト』。
    お代は不可思議なお話をいただきます『Bar RedButterfly』。
    以上の提供でお送り致します……って自社スポンサーが増えたな。」


―――――――――――――――――――――――――――――――――


ネフェ&イチゴ
   「「無軌道上等!!フリーダムトークのコーナー!!」」


ネフェ「はい、という訳でフリートークのコーナーですが
    今回は、さっきから出番が待てなくて
    ず〜っとウズウズしていた素敵なゲストさんを紹介します♪」
イチゴ「新こ……には永遠になれないゲストさん。
    いらっしゃ〜い(桂三枝師匠のモノマネ)。」
ノエル「誰が永遠に新婚になれないだ。
    余だっていつかは素敵な婿を娶ってだな。」
ネフェ「あはは、お嫁さんに行くって発想がないんですね…。」
ノエル「それはそうだろう。
    余もそれなりに責任ある立場であるからな。
    軽々しく嫁に行くなど出来はせん…っと。
    ラジオの前の諸君。
    余が『Lost in BLUE』第二部において
    悲劇の神聖ルオゥム帝国皇帝、ノエル=ルオゥムである。
    余のファンも、そうでない者もよろしくな。」
イチゴ「自分で悲劇とか言ってりゃ世話ないのじゃ。」
ノエル「悲劇であろう!?
    帝国は滅亡することは決まっているし、
    そもそも余が主役をやるはずだった『学芸会・暴れん坊皇帝』が
    色々な都合のせいで延期にはなるし!
    一体……一体、私が何をしたって言うんだー!!!!」
ネフェ「壊れた!?」
イチゴ「いや、これがこやつの地じゃ。」
ノエル「……はっ!?
    余としたことが……、つい取り乱してしまった…。
    すまない、ネフィー女史にイチゴよ。
    許せ。」
ネフェ「……頑張って皇帝やってるんですね。」
イチゴ「まぁ、もうすぐ三十になる訳じゃからな。
    そろそろ更年期障害も出てくる頃じゃ。」
ノエル「出てたまるか!!!
    三十三十って五月蝿いぞ、イチゴ!!
    私はまだ二十代!29歳だと何度も言っているだろう!!」
イチゴ「じゃが、後2週間くらいで誕じょ」
ノエル「言うなー!!!!!!」
ネフェ「ノ、ノエルさん!
    ほ、ほら!
    スタジオの窓の向こうで、ちっちゃなアドライクさんが手を振ってますよ!」
ノエル「はっ……、ア、アド…!?
    あ、あは、あはは…。
    ごめんごめん、ちょっと取り乱しちゃったよ。
    ノエルおかーさんは頑張って仕事するから、
    ママと一緒に待っているんだよ〜。」
ネフェ「………『うん!』って元気な声が返ってきましたよ♪」
ノエル「すまない、本当に取り乱してしまった…。」
イチゴ「…そういえば、この本編とも外伝とも世界観が違う『風雲!』では
    大人のアドライグと子供のアルフォンスが同時に存在するみたいじゃな。
    まさに過去も未来も天元突破。
    ここの社長のテキトー具合がよく出ておるわ。
    どうじゃ、馬鹿弟子。
    オヌシにとって、どっちが可愛い娘じゃ?」
ノエル「……ふっ。」
ネフェ「余裕のある不敵な笑みが…!?」
ノエル「愚問、であるぞ、イチゴ。
    大人のアドライグであろうと子供のアドライグであろうと
    余にとってはどちらも、何物にも変え難い可愛い娘である!」

(プルルルルル……プルルルルル…)

イチゴ「…ん?誰じゃ、この何の変哲もない面白みの欠片もないケータイの呼び出し音は。」
ネフェ「私のじゃないですね…?
    私のはロウガさんに声を吹き込んでもらったボイスですし…。」
ノエル「……すまん、余の携帯電話だ。」
イチゴ「つまらん着信音じゃのう。
    どうじゃ、今度ワシがサバトに顔を出して録音してくるから
    激しい喘ぎ声と淫靡な水音を着ボイスに設定せんか?」
ノエル「だが、断る。」
ネフェ「あ、液晶に『アドライグ(大)』って出てる。
    電話、出ても良いですよ?
    私たちは静かにふつおたの準備したりしますから。」
ノエル「う…、重ね重ね本当にすまない…。」

(ピッ♪)

ノエル「ああ、アド。
    ごめん、今収録中で……え?
    可愛い娘だとか力強く叫ばないで欲しい?
    恥ずかしい?
    恥ずかしくなんかないぞ、アド!
    私はお前をちゃんと愛しているし、本当に大事な娘だと思って…。
    うわっ!?電話口で叫ぶな…!!
    え、今夜はキリアちゃんの家に泊まる?
    ま、待つんだ、アド!?
    何をそんなに恥ずかしがって……って、切れてしまった…。」
ネフェ「す、凄い叫び声が聞こえましたけど…。」
ノエル「思春期だからだろうか…。
    可愛いと思うものを可愛いと言って何が悪いのか…。」
ネフェ「あはは、ストレートに言われると恥ずかしいと思いますけどね。」
イチゴ「……ワシ、両親に可愛いと言われたことがないのぉ。」
ネフェ「さて!
    ここで発表するのも何なのですが、
   『学芸会・暴れん坊皇帝』の延期の理由を発表したいと思います♪」
イチゴ「…アヌビス。オヌシ、最近話題をスルーすることを覚えたのぅ。」
ネフェ「すでに主演のノエルさんにはご説明しましたが、
   『学芸会・暴れん坊皇帝』の撮影そのものは終了し、
    後は誤字脱字などの編集作業を残すのみとなっていたのですが…。」
イチゴ「……ワシも主演しておったはずじゃが?」
ネフェ「あなたは主演じゃなくて、悪の商人『イチゴ屋』さんでしたでしょ!?」
イチゴ「何を言うか貴様ー!!
    悪代官と悪の商人はセットで主演に決まっておろうがー!!
   『悪代官』というゲームを知らんのか!?
    2まで出る程、悪代官と悪の商人は人々の心を鷲掴みするのじゃぞ!!」
ノエル「いや、それで自分が主演と言い張るのはどうかと思うぞ?」
ネフェ「えー…、台本上はノエルさんが主演なので、その方向で話を進めますね。
    実はですね、その編集作業中に…。」
イチゴ「盛大なバグが見付かったそうじゃな。
    システム的にじゃなく、本編の展開上のミスというかのぉ。」
ネフェ「その通りなんです。
    この『風雲!セラエノ学園』では、アドライグさんとアルフォンスさんの関係や
    サクラ君とマイアさん、ダオラさんのこれからなどを
    色んなキャラの口を借りてバラしまくっていますが、
    実は予定されていた『学芸会・暴れん坊皇帝』では
    よりによって『Lost in BLUE』第三部で予定されている内容が盛り込まれていることが
    撮影が終了して、公開直前の編集作業段階になって発覚しました。
    よって、本編が第三部に突入するまで
   『学芸会・暴れん坊皇帝』を延期させていただくこととなりました。
    謹んでお詫び申し上げます。」
イチゴ「という訳で、ワシの馬鹿弟子の晴れ姿はお預けじゃ。
    毎日がお預けプレイなアヌビスのように、
    馬鹿弟子のファンは、公開されるその日まで待っておれ!」
ノエル「さ、最近の若い娘は進んでいるのだな…!?
    可愛い顔して、そんなマニアックなプレイを…。」
ネフェ「え、ちょ、何真に受けているんですか!?
    私、処女ですよ!?
    すっごい片思いしているだけなんです!!
    ノエルさんと一緒なんですからー!!!」
ノエル「お、同じ…。
    なぁ、ネフィー女史。
    やはり余の想いは秘めておくべきだろうか…。
    相手も家庭を持っているし、彼女は余の友だ。
    家庭を壊すのは忍びないし、余は彼女も失いたくない…。」
ネフェ「う、お、重い…。
    まぁ、私の場合、こっちではこんな扱いですけど、
    本編ではプラトニックに片思いは成就して、
    形式上は第二夫人に納まっちゃってまして…。」
ノエル「自慢かそれはー!!!!!!!」
ネフェ「うわっ、ノエルさん!?
    落ち、落ち、落ち着いて!!!
    きゃあああああああああ!!!!
    何、剣を抜いているんですかって、どこから出したのその剣!?」
ノエル「問答無用、そこに直れぇぇー!!!!」
イチゴ「……よしっ、火竜の紅玉ゲットじゃ♪
    むむむ?
    会話はこやつらに任せて、一時停止しておったモンハンに集中しておれば、
    いつの間にやら面白い修羅場になっておるようじゃ。
    ケッケッケ、面白そうじゃのぅ。
    セーブが終わったらワシも雑ぜろー♪
    という訳で、CMじゃ。
    チャンネルはそのままにするんじゃぞ。そぉい!!!」


―――――――――――――――――――――――――――――――――


ノエル「ふつおたのコーナーである。」



イチゴ「このコーナーではワシらに寄せられた
    何の変哲もない普通のお便りを読んじゃおうというコーナーじゃ。
    思い出すのも恥ずかしい告白や、
    実は腋に興奮するなど自分の秘められた性癖や
    自分のモノ自慢などなどの、めくるめく官能の世界へようこそ!」
ノエル「ほほう…?
    これが俗に言う、公共の電波による『しゅうちぷれい』というものか。」
イチゴ「わかっとるやないけ、馬鹿弟子。」
ネフェ「ぜぇ………ぜぇ…げほっげほっ!!」
イチゴ「……えー、ここで一つ報告じゃ。
    うちのアヌビスは、さっきの追いかけっこで体力を使い果たしたので
    ちょっと休憩することになったのじゃ。
    ご了承しやがれ。」
ノエル「………すまん。」
ネフェ「ひ……ひざまくらぁ…。
    ロウガさんの……ひざまくらがほし……げほげほげほ…!」
イチゴ「無理して喋るでない。
    学園長は無理じゃが、これをやろう。」
ノエル「おお…?
    それは見たことがあるな。
    ………そうだ、紅将軍の荷物の中にあった…。」
イチゴ「てこてこんっ♪
    学園長の羽織ぃー!!!」

(ばふっ)

ネフェ「ああ………この香り…。
    脱ぎ立ての温もりが………くんくんっ…わふん…♪」
ノエル「おお…!?
    ネフィー女史が見る見る内に蕩けた顔になっていく…!?
    糸目になって………も、もう寝息を立てているだと…!?」
イチゴ「こやつは学園長関連の物を使用すれば簡単に堕ちる。
    今度試してみると良いのじゃ。
    脱ぎたての服でも渡せば、しばらくはトイレから戻って来んぞ。」
ノエル「…………お、恐ろしい。
    他人事とは思えない…。」
イチゴ「何ぞ言ったか?」
ノエル「べ、別に!?
    さ、さ、さぁ、イチゴよ!
    リスナーからのお便りを読み上げよう!!」
イチゴ「そうじゃな、時間も惜しいしのぅ。
    オヌシがた(わん♪)ゃんの直垂をクンクンしながら
    お一人様でワシの視線にも気付かずに、
    わんわんにゃおーん♪ってな感じで楽しんでおったのも
    別に語る程大したことでもなかろうよな。」
ノエル「なななななななななななっ!?」
イチゴ「他にもたっち(わん♪)んとアルフ(わん♪)スの夫婦の営みを
    興味津々で覗きながら、物影でお一人様で慰めておったりとか…。」
ノエル「何でそれを…!?」
イチゴ「え、何でじゃと?
    だってワシ、普段から『エロスの波動』を感じるアンテナは
    魔王の旦那バリにビンビンにおっ勃てておるしな。
    具体的に言うと、情報源はちびっこアドライグじゃな。」
ノエル「っ!?」
イチゴ「油断しすぎじゃ。
    夜中トイレに起きたあのちびっこが目撃しててのぅ。
    純真な眼差しで『ノエルおかーさんは何してたの?』って聞いてきたのじゃ。
    さすがのワシも良心と子供の純真な眼差しに負けて、誤魔化してやったが…。」
ノエル「ぬあああああああーっ!!!!
    殺せー!!いっそ殺せー!!!」
イチゴ「それにしてもオヌシと言い、あやつと言い…。
    ほんっとうに自慰が好きじゃな。
    顔は似ておらんというのに、何じゃ?
    ルオゥムの血族はみんな自慰が好きなんか?」
ノエル「そんな訳あるか!!
    わ、私だって彼のように素敵な伴侶がいれば誰がじ、自慰など…!」
イチゴ「まぁ、あやつの場合はすっごい奥手というか真面目というか…。
    よくよく将来、人の上に立てたものじゃな。
    …………ぬぬ、早くふつおた読めと催促が来たのぅ。
    ちょっと馬鹿弟子で遊びすぎたのじゃ。」
ノエル「………泣くぞ?」
イチゴ「後で(わん♪)ゃんのフンドシをコッソリ横流ししてやるから機嫌を直すのじゃ。
    では、本日最初のお便り。
    ラジオネーム……、こりゃ本名かのぅ?
    ラジオネーム『チェチェ』さんからの質問。
    『一番大好きな魔物娘は?その魔物娘の魅力について』ということなのじゃが、
    こりゃワシらに質問じゃなくて、社長宛の質問じゃな。」
ノエル「……わた…いや余たちには答えられん質問であるな。」
イチゴ「……無理矢理皇帝モードに戻ったのぅ。
    安心せい、こんなこともあろうかと社長から伝言を預かってきた。
    じゃがなぁ…。」
ノエル「…だが?」
イチゴ「Lost in BLUE本編と同じ分だけの魅力を無駄に語ったものが、
    原稿用紙100枚分くらいで送り付けられたのじゃが…、読む?」
ノエル「よ、読みたくない…!」
イチゴ「じゃろうなぁ。
    という訳で、とてつもなく短くまとめたもので答えてやるのじゃ!
    読め、馬鹿弟子!!」
ノエル「………馬鹿弟子を連呼されると、あまり良い気分ではないなぁ。
    えっと……、好きな魔物娘さんはリザードマン。
    他の魔物娘に比べて、露出も身体もなかなかに控えめで
    それでいてストイックな雰囲気が好き、だそうだ。」
イチゴ「次点では稲荷、ドラゴン、龍、アヌビスなどなど…。
    基本的にモフモフした魔物娘や蜥蜴系の魔物娘が好きらしいのぅ。」
ノエル「…………節操なしめ。
    そういえばイチゴ、この社長とやらは
    某魔物娘同人ゲームに登場した魔王が
    蛇の下半身から人間に化けた瞬間に、心の底からガッカリしたそうだな。」
イチゴ「ま、本人は否定しておるが満場一致でド変態じゃしな。
    てな感じで『チェチェ』さんや。
    オヌシの質問には、これでお答えしたのじゃ。」
ノエル「答えたようには思えないのだがな…。」

(がばっ)

ネフェ「らめぇ〜!
    そこはだすとこりょれ、いりぇるとこらないの〜!!
    …………むにゃむにゃ。」

(ぼふんっ)

イチゴ「…………何じゃ今のは?」
ノエル「ね、寝言…、じゃないのか…?」
イチゴ「…寝ておるのぅ。」
ノエル「寝ているな…。」
イチゴ「……………………………。」
ノエル「………………さて、次のお便り。
    ラジオネーム『ホフク』殿よりお便りを…。
    いや、魂の叫びをいただきました。」
イチゴ「魂の叫びならばワシの出番!
    ワシが魂込めて読んじゃるけんのぉー!!!
   『ネフィーさん、イチゴちゃん、ノエル様、こんにちは。』
    礼儀正しいやつじゃ、こんにちはぁー!!!」
ノエル「うむ、こんにちは。
    礼儀正しき者は好きだぞ。」
イチゴ「ほれ、アヌビス。
    オヌシにも挨拶が来ておるのじゃぞ。
    寝言でも良いから、挨拶せい。」
ネフェ「むにゅ〜………なんれふか〜…?
    もうたべられませんよぅ…。」
イチゴ「挨拶じゃ、あ・い・さ・つ!」
ネフェ「ふにゅ〜……あ〜〜〜い…。
    こんにちゅわ〜………すー…すー…にゅふふ…♪」
ノエル「………余が知っているアヌビス種とは、
    こんなやわやわな性格ではなかったような気がするのだが…?」
イチゴ「……言うでない。
    こやつはのぅ、ワシと違って実家では我が侭箱入り娘で育ち、
    セラエノに住み着くようになってからは学園長に篭絡されて、
    今ではこのように野生を忘れた室内犬のように
    ゆるゆるな性格になってしまったのじゃ。
    そんなことよりお便りの続きじゃ。
   『いきなりですが、私の愚痴を聞いて下さい…。』
    ほう、右から左へ聞き流してやろう。」
ノエル「聞いてやれよ。」
イチゴ「こまけえこたぁええんじゃよ。
   『始まりは、そう、節分の頃でした。
    私は我が国に古より伝わる、豆まきを行っておりました。
    その際、私は……。(すぅー…)
    「副はー内!かわいい鬼娘ーも内!!(迫真)」
    なんて、叫んでいました。」
ノエル「ぬあああああああ…!!!
    み、耳が…!?
    迫真なんてレベルじゃないぞ…!!!!」
ネフェ「う〜ん……むにゃむにゃ…。
    だーりん、うわきはゆるさないちゃ〜……わふん…。」
イチゴ「『しかし、待てども待てども鬼娘は現れず…。
    そこまではよいのです。
    私が枕を涙で濡らせばよいのですから…。』
    ふむ、意外に消極的じゃのぅ。
    ここで鬼っ娘を探しに裸一貫で旅に出たとか、
    そういう熱くてワクワクするような展開が欲しいのじゃ。
   『しかし、翌日のことでした。
    私の長年連れ添った自転車の、後輪の車軸が折れました。
    ソンナバカナーと思っていたら、愛用していた楽器のコンセントがぶち切れました。
    そして、バレンタインには素敵なインフルウイルスを頂きました。』
    …………オラ、すげぇワクワクしてきたぞ!」
ノエル「ワクワクするな!!
    そなた、実はバフォメットじゃなくて、正真正銘の悪魔であろ!?」
イチゴ「まぁ、悪魔じゃのう。
    言うなれば男を弄ぶ、悪戯小悪魔というところじゃな。
   『町でリア充共がイチャついてるときに、何でこんな…
    こんな展開は望んでいなかったッ!
    こんなギャグ路線では無くッ!
    鬼娘を望んでいただけだというのにッ!
    神よ、覚えていろッ!
    いつか貴様のスネに、全力のローキックをお見舞いしてやるッ!
    俺が、ワシが復讐者だぁぁぁーッ!!!!
    …………ふぅ、ワシ気分爽快♪」
ノエル「最後のは間違いなく、そちの私怨を含んでいただろ?」
イチゴ「ワシにも覚えがあるのじゃ。
    正月にお年玉の代わりにおたふく風邪にかかり、
    バレンタインデーにワシをプレゼントしたらインフルエンザを貰い、
    ホワイトデーにはインフルエンザでお返しをされて、
    誕生日にはご馳走食べたら食中毒……。
    おかしいのぅ、魔物って人間の病気は罹らんはずなのにのぅ。
    あの時は、神どころかワシ以外のすべてが滅んでしまえば良いと
    本気で病院のベッドの上で怨念を振り撒いたものじゃ。」
ノエル「物騒なやつめ…。
    えー…『ホフク』殿。
    鬼娘さんが来なかったのも、その他の不幸も残念ではあったが、
    あまり気を落とさないようにな?
    ここの社長もバレンタインデー直前に愛車の原付がぶっ壊れたり、
    突然皮膚病に罹ったり、
    原因不明の発熱で2ヶ月くらいマトモに動けなくなったそうだ。
    そなた一人ではないぞ、酷い目にあったのは。」
イチゴ「えー……マジレスするとのぅ…。
    社長の不幸もネタじゃなくてマジじゃ。
    原付の修理で金はないわ、そのせいで医者に罹る金もないわで
    このラジオも延び延びになってしまったことを
    社長に代わって、ここでお詫び申し上げるのじゃ。」
ノエル「ラジオの前の諸君も、身体と身の回りに十分気を付けるように。
    では、CMの後はあのコーナー。
    ラジオのチューナーはそのままで待っていてくれ……。
    そ、その………。
    ま、ま、待っていてくれたら……う、う…、嬉しい…。」
イチゴ「………照れる三十路女帝萌えのリスナーは応援メッセージを。」
ノエル「イ、イチゴ!!!!」
ネフェ「むにゃむにゃ…♪
    ましゅまろ、ふわふわ〜♪」
ノエル「あ、こ、こら、ネフィー女史!?
    ね、寝惚けるな…!!
    やめて、胸はよわ」


―――――――――――――――――――――――――――――――――


???「………ん、始まったか?」
???「おうよ、ジジイ。
    始まったみたいだぜ?」
???「んじゃ、始めるか…。」
???「始めるのは良いんだけどさ……。
    本当に楽屋で収録するんだな…。
    テーブルはミカン箱、飲み物はカルキ臭い常温の水道水…。
    ネフィーばーちゃんたちは、フリードリンクなのに…。」
???「言うな、孫!
    俺なんか一応主人公の一人だぞ。
    それが本編の出番は削られるし、出番が来たと思えばこんなんだし、
    野球でもちゃんとした描写があったお前より待遇悪いんだぞ!?」
???「………やめようぜ。」
???「……そうだな、虚しくなってきた。」


ロウ@「ロウガと!!」
ロウA「ロウガの!!」
二人 「「俺とお前の楽屋裏っ!!!!」」

(BGM・『クロノトリガー』より『風の憧憬』)

ロウ@「はい、そんな訳で始まりました『楽屋裏』のコーナー。
    何故か物悲しいオープニングテーマで
    ラジオの前のリスナーたちのお相手をするのは俺、初代ロウガと。」
ロウA「モンハンSSではやけに不遇な扱いを受けている気がする
    隣のジジイとは名前が一緒でも顔は全然似てない俺、二代目ロウガがお送りします。」
ロウ@「おい、孫。
    顔は似ていないとか余計なこと言うなよ。
    安堵した顔するな、勝ち誇った顔するな!」
ロウA「いやぁ、俺さ…。
    正直言って、親父そっくりの顔で良かったなぁって心からそう思うよ。
    ジジイの顔に似ちゃったらさ、たぶん姉さんたちも愛してくれないんじゃないかなぁ。
    極悪顔すぎて。」
ロウ@「五月蝿え、クソガキ!!
    この顔の傷がなきゃ、テメエはこの世に存在しねぇんだぞ!!
    そこんとこしっかり認識しとけ。」
ロウA「ばーちゃんとの馴れ初めだろ?
    その顔の汚え傷が云々言っちゃいるけどさ、
    その傷とか後遺症が、実はロスブー本編で最弱キャラだってこと
    周囲にバラしてるようなもんだぜ?」
ロウ@「ギクッ!?
    おめえ、結構気にしていることをズケズケと…。」
ロウA「まぁ、あんたの実力は認めているよ。
    最弱の基本能力だけど、有り余る経験で培った戦術で
    ばーちゃんやおふくろよりも、一歩も二歩も上をいくあんたをな。
    俺、知ってんだぜ?
    親父がすっげー弱い時に鍛えたのって、
    あんた自身が最弱だから、
    親父みたいに最弱でも、戦い方次第でどうにでもなるって教えたかったんだろ?
    本当………、余計なことをしてくれたよ…!!」
ロウ@「……お前、サクラに恨みでもあるのか?」
ロウA「あるさ!!!」
ロウ@「即答しやがったな。」
ロウA「即答してやるさ!!
    親父、息子の俺から見ても可愛いし、美人なのにさ…
    普段は滅茶苦茶静かなクセに、
    ノエルばーちゃんに招待されて帝国での武術大会に出た時なんか
    たった一人で屈強な兵士たちを相手に無傷で軽くあしらうんだぜ!?
    しかも対戦相手も無傷でさ…、
    構えただけで未熟を悟って棄権を申し出たやつがいる試合も俺は見てんだ。
    そのおかげで………
    そのおかげで、姉さんたち……、みぃーんな親父が理想の男性像なんだぞ!!」
ロウ@「し、信じられん…。
    あんなほっそいガキンチョが…。」
ロウA「親父が理想だからさ、中には適齢期終了リーチかかった姉さんもいるんだぞ…。
    どうしてくれるんだ、クソジジイ!!!
    エレナ姉さんなんか、求婚者ブレイカーって不名誉な仇名がついてんだぞ!」
ロウ@「………つ、つまり求婚者を次々と撃破していると。
    ちなみに今の撃墜数は…?」
ロウA「……808人。
    内10人ぐらいはエレナ姉さんに虐げられることに快感を見出した
    凄腕の屈強なリピーターたちだよ。」
ロウ@「808人って、横山張飛じゃねえんだぞ(笑)!!
    ……ん?
    今、エレナとか言わなかったか?」
ロウA「ああ、エレナ姉さん。
    エレナ=サワキ、25歳ぶっちぎりの独身だよ。」
ロウ@「………まったくアスティアのやつ。
    お前、そういえば姉が8人とか言ってなかった?」
ロウA「まぁね。
    せっかくだから、姉さん全部公開しておこうか?」
ロウ@「まぁ、むさ苦しい男しかいないから、華も潤いもねえし…。
    面倒じゃない範囲で頼まぁ。」
ロウA「任された。
    んじゃ、まずはダオラ母さん側から…。」
ロウ@「……忘れてた。
    サクラもサクラで2人の妻がいるんだったっけ…。」
ロウA「ちなみに俺も2人いるよ。
    んで、ダオラ母さんのほ」
ロウ@「待てや、小僧!!!!
    何で祖父と義理の息子と孫で、揃いも揃って多妻制やってんだよ!?
    アレか?
    俺の血というかサクラの血というか、
    絶倫で一人じゃ満足出来ない遺伝子でも組み込まれてんのか!?」
ロウA「………色々事情があるんだよ。
    アスティアは……、まぁ読み切り版を読んでくれたらわかるけど
    俺がその……ほ、惚れて……まぁ…一緒になってほしいって望んだ訳で…。」
ロウ@「そういえば、あの娘もアスティアって言ってたな。
    社長(クズ)も未来ではアスティアという名の娘が、
    人間魔物問わずたくさんいるってどこかで言ってたし。
    というか俺が言えた義理じゃねえが照れんなよ。
    聞いてる俺の方が恥ずかしいわ!
    んで、もう一人の妻ってのはどこのどいつだ?」
ロウA「……どこのどいつって訳じゃないだけどな。
    俺がカレフ姉さんって呼んで、小さい頃から色々遊んでくれたミノタウロスで…。」
ロウ@「サイガの娘かよ!?
    良い身分だな、この野郎!
    二代目男の娘のクセに、親子揃ってハーレムですか、ああん!?」
ロウA「テメエが言うな、元祖多妻制!!
    カレフ姉さんに押しかけられたんだよ!!
   『実の姉とも関係を持ってるんだから、アタシが割って入ったって良いじゃん!』
    って、泣きながら押しかけられて、そのまま押しかけ女房だよ!!」
ロウ@「……待てや。」
ロウA「え?」
ロウ@「…今、実の姉とか言わなかったか?」
ロウA「ああ……言ったよ?
    俺、小さい頃から『姉に尽くして、弟に尽くすのが正しい姉弟愛』って
    ルッツ姉さんに教え込まれて育ったから
    物凄く濃いスキンシップを日常的にやってんだ。
    とりあえず朝はアスティアとカレフ姉さんとルッツ姉さんの
    濃厚ベロチューと超濃厚ハグで始ま」
ロウ@「わかった黙れ。
    とりあえず、お前の姉の紹介をサラッとやってくれ。」
ロウA「………ここからが良いとこなのに。
    まぁ良いや。
    じゃあ、ダオラ母さん側の姉さんから…。
    まずはルッツ=サワキ、26歳。
    サワキ家の長女で、ダオラ母さんには一番良く似ているかなぁ…。
    そんでレアス=サワキとルカン=サワキ、24歳。
    年齢からわかるけど双子で、サワキ家の四女五女。
    ルッツ姉さんの良からぬ暴走を止めるツッコミ役かなぁ。」
ロウ@「……………一度野球の後の打ち上げで見たことがあるぞ。
    あのクールな姐さんの娘さんとは思えんくらいに
    楽しそうに表情がコロコロ変わる娘さんだったな。」
ロウA「だって、ダオラ母さんが言ってたぜ?
    イル姉さんに出来なかった分まで、つい甘やかしてしまったって。」
ロウ@「イル?
    ……セラエノ一家にそんなやついたっけか?」
ロウA「……ダオラ母さんの本当の長女。」
ロウ@「ああ……、すまん…。」
ロウA「仕方ねえよ、本編じゃ名前が出てない訳だし。」
ロウ@「じゃあ、次頼むわ。
    俺もマイアの未来が気になるし…。」
ロウA「あいよ、じゃあおふくろの方の姉さ」
ロウ@「何でそこで『おふくろ』なんだよ!!!
    いきなり扱いが酷くないか!?
    テメエの実母だろうが!!!」
ロウA「だって俺、ダオラ母さんの方が好きだし。」
ロウ@「好きだし、じゃねえよ!!!
    ほんっとうにテメエは巨乳が好きだな!!!
    そんなんが俺の孫だと思うと、じーちゃん情けなくて涙が出てくらぁ!!!」
ロウA「ついでに言うとアスティアばーちゃんよりネフィーばーちゃんの方が好き。
    おふくろの方の姉ちゃんたちは……
    大剣使いのツバキ=サワキ、
    それと同じ大剣使いで、さっきも紹介したエレナ=サワキ。
    二卵性の双子で、サワキ家の次女三女、バリバリ独身の25歳。
    ツバキ姉さんは、由緒正しいぺったんこ。
    ついでに親父みたいなジパング顔してて、温和な顔してるから
    一見すると大剣使いの剣客に見えないのが本人の悩みだよ。
    エレナ姉さんは、親父の方の血なんだろうね。
    ウェーブのかかったブラウンヘアに青い目、
    おふくろから生まれたとは思えないくらいにボインだ。」
ロウ@「………遺伝子レベルでは巨乳が好きだったのか、サクラは。
    ちょっとサクラをぶちのめしてくる。」
ロウA「いやぁ、遺伝子レベルで巨乳好きっていうより
    ただ単に親父はノエ。」
ロウ@「待て、まさか今から言おうとしてるのはアレか!?
    まさか第三部の内容に触れる内容か!?」
ロウA「あー……、そうだなぁ…。
    とりあえず、今回の学芸会が延期になった理由?」
ロウ@「なら言うんじゃねえよ!!!!
    このラジオまでお蔵入りしたらどうする気だよ!?」
ロウA「そこは修正してくれるんじゃね?
    ………あ、修正はめんどくさい?
    ……ですよねー。」
ロウ@「空気読みやがった!?」
ロウA「じゃあ、次はサワキ家六女七女八女……。
    マドカ=サワキ、23歳
    サラ=サワキ、21歳
    ナイア=サワキ、20歳と続く訳なんだが、
    この姉ちゃんたちはハッキリ言って設定もクソもないので割愛。
    ついでに俺の下に妹が3人いるけど、
    そのあたりも割愛ってことで一つ夜露死苦!」
ロウ@「あっさり気味で紹介しろと言ったのは俺だけどさ、
    最後の方は明らかに手抜きだろ。
    それにしても……、サクラもマイアもやたら子供作ったなぁ…。」
ロウA「そりゃあ、本編の森の中で俺に出会ったからさぁ…。
    俺が生まれるまで頑張ろうと思ったらしいんだよ。
    そもそも魔物から生まれる確率がチュパカブラ捕獲並みにゼロっぽいのにさ、
    養子だとか親父の親族の可能性は考えなかったらしいんだ。
    その一途さにクソババ…いや、魔王も飽きれて余所見したとか
    二人の浪花節に涙チョチョ切れて、一時的に魔物たちとのリンクを切っただの
    そんな噂がプレスリー宇宙人説みたいに無数に立ったくらいだし。」
ロウ@「……クソババァってお前。もしかして、あいつの関係者?」
ロウA「まぁ、関係者と言えば関係者かなぁ?
    遊びで真正面から魔王城に単身殴り込んでみたんだが、
    ものの見事に入り口手前で半殺しに遭ってさ。
    魔王城の医務室で治療受けてたら、たまたま里帰りしてたとかいう
    デル…何とかっておっかない姉ちゃんに気に入られた伝手で、
    魔王からちょいちょい簡単な仕事貰ったり、
    修行を兼ねた密偵ゴッコをしたりしてたんだ。
    本当は、夕日をバックに魔王と土手で殴り合ってみたかったんだけど…。」
ロウ@「馬鹿だ……、俺に輪をかけた馬鹿だ…。」
ロウA「馬鹿じゃないぞ。
    良いか、ジジイ。
    俺は、馬鹿じゃない。
    ピュアなだけなんだ。」
ロウ@「………そーですね(棒読み)。
    はい、と言う訳で今回のキーワード『ピュア』が出たところで!」
ロウA「何と楽屋裏、初のゲストが来ております!!」
ロウ@「来ておりますって言っても、
    楽屋にたまたま顔出してて、暇だからイチゴを含めてオンラインで
    モンハンしていただけなんだけどな。」
ロウA「本日、ノーギャラで勝手にゲスト出演してくれたのは!!
    本編では、とっても珍しい鈍器使い!
    モンハンでは、ごり押し双剣使い!
    ファラ=アロンダイトの背中は俺が守る!!
    熱血純情リア充こと、リトル=アロンダイトの伯父貴に来てもらいました!!
    はりきって、どぞー!!!!」
リトル「……………………………。」
ロウA「…………あれ?
    伯父貴、どうした?」
リトル「……フリが長い!!!
    後、すっごい入り辛い!!!
    それに僕の名前の前に付いているヤツ。
    何その納得しかねる枕詞!?」
ロウ@「お前、自覚がないの?」
ロウA「そうそう、伯父貴。
    本編でプラトニックな恋愛やってるのって、
    親父と伯父貴くらいなもの」
リトル「れ、れ、れれれれ恋愛!?
    ちょ、ちょっと待ってよ!?
    僕ら……その…まだ手も握ってない訳で…!!」
ロウ@「………熱いな。
    ここ、冷房ぶっ壊れているんじゃねえのか?」
ロウA「熱いなぁ、ジジイ。
    伯父貴の無自覚リア充具合は本当に熱いねぇ。
    メロウの脳内並みに常夏だ……って、マジでエアコン壊れてる!?」
リトル「あなたたちは…!
    良いですか!?
    この際だからハッキリ言っておきますけど、
    僕はカタリナのことを邪な目で見たことは一度もありません!!
    僕はともかく、彼女に迷惑でしょう!!」
ロウ@「おやおや、このプラトニック少年ボーイは何か勘違いしておられるようだ。
    クックック…。」
ロウA「そうだな、ジジイ。
    このリアル充実少年BOOWYは勘違いをされておられますなぁ。」
リトル「……え?」
ロウ@「俺たちは、一言もお前さんとカタリナのことだなんて言ってないぜ?」
リトル「…………あ。
    ああああああああああああああああああああ!!??」
ロウA「クックック…、今頃気が付いても遅いぜ、伯父貴。
    この放送は、基本無修正でオンエアするから
    今更後悔したってスローリーなんだよ。」
ロウ@「それにしても簡単に引っ掛かってくれたものよ。
    本編の敵さんも、お前さんぐらい引っ掛けやすけりゃ良いんだが…。」
リトル「は、謀ったな…!
    謀ったな、シ(わん♪)ア!!」
ロウ@「君の義父上がいけないのだよ。
    てか、誰が(わん♪)ャアだ。」
リトル「え、義父上が?」
ロウA「はい、そんな訳でファラ=アロンダイト、ネヴィアご夫妻より
    メッセージを預かっております。
    あ、音響さん。
    すっごいエエ声で喋るからエコー聞かせてね。
    『リトル………、孫は……まだか…。』(麒麟・川島並みのエエ声)」
ロウ@「じゃあ、俺はネヴィアの声真似で…んん…、あー、あー…。
    『リトル、無責任な関係はお義母さん、許しませんからね♪』(ネヴィアボイス)」
リトル「あ……あの人たちは…!!」
ロウA「そういえば親父もおふくろも、こんな風にプレッシャーを受けたとか言ってた…おっと?
    大変だ、ジジイ!
    楽屋裏の尺が終わっちまうらしいぞ!?」
ロウ@「マジか!?
    まだ喋り足りないのにか!?」
リトル「僕なんか、ゲストに出たばっかりなのに!?
    喋りすぎだよ、あんたら!!!
    徹子(わん♪)部屋じゃないんですよ!!」
ロウA「そんな訳で、この楽屋裏の続きは次回の後編に収録されるらしい。
    ラジオの前のみんな、どーんとみすいっと!!」
リトル「……前振りの長さがおかしいんだよ。」

(がちゃ)

ウェー「……やれやれ、やっと撮影が終わった。
    ……ん?
    お前ら……、こんな狭い楽屋で一体何を…?」
リトル「あ、ウェールズ、お疲れ様ー。
    いやね、ちょうどラジオを収録をしてたん…。」
ロウ@「必殺、鎧通し!!!!」

(ずばんっ)

ウェー「げふっ!?な……何を…うぁ…!!」

(どさっ)

ロウA「おっしゃー、やったなジジイ!!
    後編に向けての新たなゲストに
    ウェールズ=ドライグ、ゲットだぜ!!!」
リトル「殴った!?
    ゲストキャラを躊躇なく無遠慮に殴り倒した!?
    な……何てやつらだ…!?
    ポケモンじゃないんだぞ!!」
ロウ@「クックック…、油断していたこいつが悪いのさ。
    という訳で、この後はうちのわん娘たちのコーナーに逆戻り。
    チャンネルは、そのまま夜露死苦哀愁!!」


―――――――――――――――――――――――――――――――――


ネフェ&イチゴ
   「「セラエノ学園、お悩み相談室ー♪」」


ネフェ「このコーナーでは、あなたのお悩みに私たちが答えてしまおう!
    というコーナーなのですが……、その前に一つお詫びを…。
    先程は、疲れてしまっていたとは言え、完全に寝入ってしまって
    皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます…。」
イチゴ「ケッケッケ…、今回は謝ってばかりじゃのう♪
    その内、学園長にも愛想尽かされるんじゃなかろうかの…。」

(ドガッ)

イチゴ「のわっ!?
    お、斧!?
    何もない空間から突然斧がっ!?
    どこから斧が振ってきたのじゃ!?」
ネフェ「さぁ?
    きっと失礼なその口を引き裂いてしまいたい美しい女神では?」
ノエル「お、恐ろしい…。
    今にもどす黒いオーラが吹き出んばかりだ…!」
ネフェ「さて、気分を入れ替えて、寄せられたお悩みを読み上げましょう♪
    本日は、この1通だけ。
    貴重なお悩みをありがとうございます♪
    ラジオネーム『とあるSS作家』さんよりいただきました。
    『とあるSS作家』さんのお悩みは……
    『どうしたらこんなにおもしろいギャグが書けるのですか?』
    ………おもしろい?」
ノエル「言ってやるな。
    そちが面白く感じていないだけで、
    面白いと感じてくれている読者は存在しているのだ。
    ……たぶん。」
イチゴ「オヌシも断言し切れておらんではないか。
    まぁ、これもワシらではなく、社長への質問と受け取ることにするのじゃ。
    そんで、聞いてきた答えなんじゃが……ハッキリ言って使えん!」
ノエル「……使えん、と言うと?」
イチゴ「社長自身、『執筆中のことは、いつも思い出せない!』と堂々と言い放ちおったのじゃ。
    ついでに言うとロスブー本編、外伝ルーツ、このセラエノ学園も
    続きを執筆するために読み返すことがあるらしいのじゃが…、
    自分で制作しておきながら、何故こんな風になったのかを
    一切、何一つ思い出せないそうじゃ。」
ネフェ「……………そういえば、あの人、思い付きだけで行動するって噂が。」
イチゴ「ただ一つわかっておるのは、
    ギャグを作る時には一応の基本路線があるっちゅうことだけじゃ。
    例えば、この『風雲!セラエノ学園』を書く時は、
    ロスブー本編のような流れを考えるらしいのじゃ。
    つまり、この『風雲!セラエノ学園』は
    シリアス路線をベースにして考えられておるということじゃな。」
ノエル「ベースにして、で思い出したが…
    ロスブー本編は、一応最終話までの道筋は存在しているらしいな?」
ネフェ「え、ええ、そのようですね。
    私がお休みして、宗近さんとイチゴ先生がラジオをやった時に
    そういえばそんなことをチラッと…。」
イチゴ「ここでバラしてしまうと、最終話は第5部までになりそうじゃ。
    まぁ、質問の解答じゃが、脳内プロットというか基本フレームというか
    ギャグを書く時は、シリアス路線を弄るらしいのじゃ。」
ノエル「シリアスを弄るって簡単に言うが、シリアスはどう弄ってもシリアスでは?」
ネフェ「ああ、そういえばノエルさんは知らないんですよね。
    ノエルさんが登場する前、ロスブー開始当初には結構ギャグが入っていたんですよ。」
イチゴ「109話まで迎えて、その当時のスタンスがあまり変わってないのは
    ワシくらいなものじゃけどな。
    これもワシの慈愛溢れる人徳が成せる業よ。」
ノエル「………人徳?」
イチゴ「黙れ、三十路!
    お前に(わん♪)が救えるか!」
ノエル「三十路言うな!!
    今頃、『もののけ姫』のネタなんて思い出せるリスナーが少ないだろ!!」
イチゴ「作者がマトモに出来るモノマネの2つの内の1つらしいのじゃ。
    もう一つは世界的ネズミ、オヤジー・マウス(仮)。
    実名出すと怖いから仮名な。」
ネフェ「……よく今のやり取りだけでわかりましたね?」
ノエル「え、あ、ああ、まぁ、映画公開当時は話題だったし…。」
ネフェ「ふぅん……、ノエルさん…?
    まっくろくろすけ、でっておいで〜♪」
ノエル「でないとめだまをほじくるぞ〜♪
    ………………はっ!?」
イチゴ「ほほぅ…?
    ………………歌は?」
ノエル「静かに聴くもんだ。
    ……………はっ!?」
ネフェ「やつぁとんでもないものを盗んでいきました。」
ノエル「あなたの心です。
    ………………………勘弁してくれ。」
ネフェ「ジブリ、お好きなんですね?」
イチゴ「白状しちまうのじゃ。
    吐いてスッキリしちまった方が、オヌシもスッキリするじゃろうて?
    ほれ、おねいさんに包み隠さず、恥じらいながら言ってごら〜ん♪」
ノエル「さ、最初は出来心だったんだ…。
    アルフォンスとアドと一緒に、レンタルDVDを借りて見てて…
    最初のナ(わん♪)カを借りてからというもの……
    止まらなくなって……、気が付いたら延滞する程、何度も見直して…。
    許してください、刑事さん!!
    私はやってはいけないことを………って、悪いかー!!!
    私がジブリ好きでー!!!」
イチゴ「勝手に一人芝居しておっただけのクセに。
    オヌシのとこのキリエ?じゃったっけ?
    あやつに自白剤を注射して吐かせたのじゃが…、
    オヌシ、実は隠し部屋を作ってて、ファンシーグッズで埋め尽くしておるそうじゃな?」
ノエル「悪いか!?
    いや、むしろ自白剤とかやめろ!!
    そちも魔物娘なら、魔法とかでどうにかしろ!!!」
イチゴ「め ん ど く せ え 。」
ネフェ「あ……あはは…。
    えーっと、無理矢理『とあるSS作家』さんの質問に戻りますが、
    ギャグにしろ、シリアスにしろ、
    お二人のように話題が豊富にあると、色々作れると思いますよ♪」
ノエル「くそぉ……。
    本編ではフラれるし、学芸会は流れるし、ラジオでは弄くられるし…、
    何で私はこんなにツキがないんだ…。」
イチゴ「仕様じゃ、諦めろ。」
ネフェ「あ……あはは…。
    私からは何とも言えません…。
    では今回は前編ということで、次はエンディングのコーn」

(ガシャーン!!)

デルフ「我にも喋らせろぉぉぉぉぉ!!!!!
ネフェ「きゃあああああああああああああ!!??」
イチゴ「おお、ドアを蹴破って来たのは誰かと思えば…。
    同じように学芸会がお流れの憂き目に遭ったデルフィニア殿じゃないけ。」
デルフ「社長を出せぇぇぇ!!!
    八つ裂きにしても飽き足らぬ!!!
    生まれたことを、後悔させてやる!!!
ノエル「怒り狂っている…!
    シ(わん♪)ガミよ、首をお返しする!!」
デルフ「誰がシシガミだ……!………むむ?
    お………おお……、それはハーゲンダ(わん♪)ツ…。
    ふ、ふむ……、これは我への供物として受け取っておこう。」
ネフェ「な、何なのよぉ…えぐっ…。」
ノエル「お、ネフィー女史が尻尾を丸めている…。
    なるほど、ネフィー女史は大きな音が苦手なわん娘であったか…。」
イチゴ「こやつ、雷も苦手じゃ。」
ネフェ「こあいよぉ…。
    おおきなおと、こあいよぉ…しくしくしく…。」
デルフ「すまんすまん、我としたことが怒りに我を忘れて…。
    ほれ、愛いわん娘や。
    我が供物、一口食して落ち着くが良い。」
ネフェ「えぐっ…えぐっ…あむ……おいしい…。」
ノエル「………なぁ、イチゴ。
    彼女、本当にアヌビスか?」
イチゴ「………すまぬ、ワシも自信がない。」

(ガシャーン!!!ズガーン!!!)

ネフェ「ひぁああああああああああん…!!!!」
デルフ「お、おお!?おお、よしよし。
    我の胸の中で愛らしく啼くが良い。」
ネフェ「きゅーん…きゅーん…!」
ノエル「……犬だな。」
デルフ「…犬だね。」
イチゴ「犬じゃのう。
    それにしても今の爆発は何だったのじゃ…?
    おお、ちょいとそこな男の娘。
    何があったのじゃ?」
サクラ『あ、あのですね……。
    よくわからないんですけど、目を覚ましたウェールズさんが
    ロウガさんとマジ喧嘩を始めたって情報が入ってます。
    何で目を覚ましただけで?と首を捻っていたんですが…。』(外部音声)
ノエル「何かやっているに決まってるじゃないか。」
デルフ「ラジオ局を揺るがすバトルか…。
    興味ある。
    誰ぞ至急修羅場に案内(あない)せよ!!」
イチゴ「ワシも行く!!
    たぶんトトカルチョが発生しておるはずじゃからな♪」
デルフ「そら、アヌビスよ。
    自分の足で立てるな?
    我が手を繋いでやる故、怖がらず付いて参れ。」
ネフェ「うん……、いく…。」

(すたすたすたすたすたすたすたすたすた……)

ノエル「え、あ、ちょ、ちょっと!?
    ラジオはどうする……って私が締めるのか…!?
    良いのか、こんなグダグダで…!?」
サクラ『……他に人がいないんで、お願いします。』(外部音声)
ノエル「………えー、今回はここまで。
    次回は私とデルフィニア殿をゲストに、今回の後編で愚痴ります。
    ……早く帰って来ないかなぁ。
    あ、コーナーのおさらい?
    えーっと、『ふつおたのコーナー』。
    私たちが普通のお便りを読んでしまうコーナーです。
    それから『お悩み相談室のコーナー』。
    寄せられたお悩みを解決に導けたら良いな、というコーナーです。
    奮ってご応募ください。
    では、また次回のラジオでお会いしましょう。」
イチゴ「またのー!!」
ノエル「うわ、戻ってきた!?」



ノエル「この番組は、
    魔王の休憩所、本気で地獄の一丁目こと『セラエノ学園』。
    肩こりスッキリ『佐々鍼灸医院』。
    安くて早くてガッツリ美味しい『居酒屋フラン軒』。
    し、紳士淑女の大人の恋愛社交場……『娼館テンダー』。
    オリエンタルな雰囲気であなたを迎える『小料理屋・月音』。
    熱血レベルMAX『フンドシソフト』。
    お代は不可思議なお話をいただきます『Bar RedButterfly』。
    以上の提供でお送り致しました……。
    つ………、疲れた…。」

12/04/25 00:27更新 / 宿利京祐
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■作者メッセージ
お久し振りです、宿利です。
皆様お元気だったでしょうか?
久し振りにラジオの更新ですが、学芸会を楽しみにしていただいた皆様。
ほんっとうにごめんなさい!!!
第三部予定の内容をふんだんに盛り込んでしまったので、
第三部が公開されてから、学芸会は公開致しますので、
もう少々?お待ちください。
そんな訳で、こちら→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=900995
Lost in BLUE第二部109話のリンクで御座います。
お暇でしたら、こちらもご覧くださいw

次回は初のラジオ後編です。
ノエル、デルフィニア様、ウェールズ、リトルを無謀にもゲストに迎えて
これでもかというくらいに遊び倒します。
お便りなども募集してますので、奮ってご応募ください。

では最後になりましたが、
本日はここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回、お会いしましょう。
お疲れ様でした(^^;

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