読切小説
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性なる時間に舞い降りた天使
 あなたは寒さに身を震わせた。

 もう暦も12月なので寒いのは当たり前だが、あなたの場合は少し孤独という点で町行く人との寒さの種類が少し違った。道行く人々は身を寄せ合い腕を組み、白い息を2つに重ねているが、あなたの吐く息に重なるものはなかった。

 あなたのため息は白く染まり、何に重なることもなく消えていった。

 クリスマスイブである今日を恨めしく思いながら、貴方は仕事を終えて自宅へと帰る途中だった。手に下げた袋には、せめて少しでもクリスマスを楽しんでやろうと買ったチキンの照り焼きが入っていたが、あなたはその重さをかえってわびしく感じた。

 あなたは空を見上げ、1つの白い息を吐きながら自棄気味に『サンタさんでも神様でもいいから彼女を下さい』と心の中で願った。あなたは何も知らなかった幼き日の思い出に縋るように願う自分を嘲笑って、星空から視線を戻してあなたの現実に戻った。

「あ、あの……っ」

 はずだった。

 あなたの目の前には先ほどまで影も形もなかった少女が立っていた。更にあなたが驚いたのは少女の姿だ。息が白くなるほど寒いというのに薄着、もはや下着姿と言っていい姿だ。褐色の肌を晒す扇情的な姿の筈だが、突然の異常事態にあなたの脳裏には疑問符しか浮かばない。

「初めまして、私の旦那様……♡」

 いきなりそう言った少女は、まるで恋人に寄り添うようにあなたに身を寄せた。あなたは少女の行動に更に驚いたが、周囲のざわめきに気がつき、ひとまず上着を着せてその場を離れることにした。

     ◆

「はむ……ん! おいひいれふ!」

 あなたは目の前でチキンを頬張る少女を横目に今日何度目かのため息を吐いたが、その息は白くはなかった。半裸の少女を連れてどこに行けるはずもなく、結局あなたは自分の部屋に少女を迎え入れるしかなかった。

 まったく状況が理解できないまま、チキンを少女に取られてしまった。美味しそうに肉を頬張る少女はメイレと名乗った。神の使いだとかフーリーという天使だとか、にわかには信じられないことばかり少女は口にした。あなたは詐欺か美人局を疑ったが、それにしてはメイレの言動はあまりに突飛すぎるのでその可能性は低いと結論付けた。

 メイレがあなたの視線に気がつき、唇にソースをつけたまま微笑んだ。裏のない純朴な少女の笑顔にあなたは見惚れてしまった。最後に感じたのはいつだったか思い出せもしない、学生の時のような鼓動の高鳴りを、あなたは感じた。

 あなたは改めて彼女を見た。年の頃は義務教育が終わったくらいだろうか。褐色の肌は健康的というよりか神秘的な印象をあなたに与えた。桃色の髪はふわふわと柔らかそうで、彼女が動くたびにふわりと揺れて、新鮮な果物のような甘く清らかな香りがあなたの鼻腔に入り込む。

 薄い衣服の下にある彼女の体をあなたは意識してしまう。ハート型に開いた部分から除く乳房はふっくらと豊満で、下着を着けていないのか乳首がほんのりと浮き出てしまっている。神秘的な褐色の腹はきゅっと引き締まり、若い張りと女性らしい肉感が同居していた。

 そしてその下、女性の秘部を隠す下着は、薄く小さくたよりなく、股関節が見えてしまっている。布が小さいせいか彼女にぴったり張り付くようになっていて、彼女の割れ目の筋がはっきりと見えてしまっている。

 あなたは彼女の体をまじまじと見ている自分に気がつき、ごまかすように彼女の目的がなんなのか質問した。メイレはチキンを置いて唇のソースを舐め取り、

「んぐ……そうでした! 私はあなたと結婚するために来たのです!」

 突拍子も無い言葉だった。

 だが、あなたはなぜかその言葉が素直に自分の中に入り込んでくるような感覚に陥った。あなたは自分自身の感情に戸惑っていた。彼女の言動や姿は普段のあなたならば絶対に怪しんで近寄りもしなかっただろう。

 今のあなたは、事情があったにせよなぜか警戒もせず彼女を家に上げてしまっていた。それは少女の純朴な雰囲気にのまれたせいなのか、それともあなたは彼女の言葉に淡い期待を抱いているせいなのか。

「本当はもっと早く来たかったのですが、今日は特別な日と聞いて……」

 メイレは照れ臭そうに笑ってあなたの正面に座った。すると、あなたの手にメイレの手が触れた。彼女の小さな手があなたの手にそっと触れ、指先をふにふにとつまんだ。あなたは少女の柔らかい指が自分の指をつまむ感触に、指先からじわじわ手のひらが暖まっていくのを感じた。

 ふにふに、ぷにぷにとあなたの手の大きさを確かめるようにメイレの褐色の指が、あなたの指先から関節へ、指の根本へ、緊張で汗ばんだ手のひらへ。そして少女の小さく柔らかな指がゆっくりと5本同時にあなたの指の間に入り込んだ。すぅ、とメイレは息を吸って遠慮がちに指を絡ませあなたの手を握った。あなたの手は彼女の体温と柔らかさをあなたへ教えてくれる。

「男の人の手……♥」

 きゅっと指を絡ませ手を握り愛おしそうに言うメイレの顔は、少女のものから女性の、雌のものへと変わっていた。あなたは戸惑いを感じながらも、柔らかな手の感触と、雌の顔を向けてくるメイレを女として認識し、そして期待してしまっていた。

「まだ、時間はありますね……」

 メイレは小さく呟くと、あなたの手をにぎにぎとしながら、何故あなたに惹かれたかを語り始めた。

 メイレはあなたの優しさが好きだと言った。あなたがふとしたときに誰かに親切にしたこと、丁寧に人に接したこと、毎日朝起きて仕事に向かっていること。メイレはそれらを頬を染め、視線をそらし、またあなたに向け、呼吸を整えながら、ぎゅっと手を握りながら、ひとつひとつ噛み締めるようにあなたに伝えた。

 あなたはメイレに、誰でもやっていることだと伝えたが、メイレは天使のような笑みを浮かべて首を横に振った。メイレはちらりと時計を見ると、頬を染めてうつむき、あなたの手を更にきゅっと握り、黙ったままちらちらと上目使いにあなたを見た。あどけない少女と発情した雌が入り交じった視線に、あなたは体の芯が煮え立つのを感じた。

「そろそろ、時間ですね……」

 メイレは顔上げると幾分うわずった声を出した。あなたが部屋の時計を見ると、21時を指していた。

「この世界では、あの……今から何時間か『性』の時間があるんですよね?」

 あなたは瞬時固まり、クリスマスイブの『性の6時間』という言葉を思い出した。メイレの言っているのはそのことだろう。あれはただのネットの戯言だとあなたは言おうとしたが、その口はメイレの唇でふさがれてしまった。

「んぅ、ちゅ……♥」

 突然の柔らかな感触にあなたは驚き、そしてぼっと顔が熱くなるのを感じた。初心な反応をしてしまったことを恥じる余裕もなく、フーリーのメイレは唇をあなたのそれに押し付け、熱い吐息が合わさる唇の隙間からふうふうと漏れ出る。

「んちゅ、ちゅ……ちゅう、ちゅ……♥」

 ぷるりと柔らかな唇が吸い付いてくる甘い感触に、あなたの思考は溶かされていく。あなたの中には疑念や警戒心はすでになく、ただ柔らかな感触と体の内から湧き出る熱ばかりがあなたを支配していた。

 あなたの手は褐色で小ぶりな手にぎゅっと握られ、彼女の高まって行く体温を伝えていた。恋人のように指を絡め、ちゅうちゅうと唇を吸い合うと、あなたの頭の中はメイレの事でいっぱいになってしまう。

「ちゅ、ちゅむ……んむ、んれぇ……♥」

 あなたの口内に、ぬるりと彼女の舌が入り込んできた。小さいが肉厚でぬるついた舌が、あなたの下に甘えるように擦りついてくる。ほんのりとチキンの味がしたが、舌伝いに口内に注がれる彼女の唾液ですぐに洗い流された。あなたの口内に滴る唾液は、山から湧き出る清水のように清らかであり、ほんのりと甘く爛れた味がした。

「んちゅ、んれ、れぷ……ぷあ♥ れるれるれる……♥」

 あなたはメイレの動き回る舌を夢中で味わった。あなたはぬるぬるとした熱い感触を舌で感じ、清らかな液水を喉を鳴らして飲み込んでいく。握り合っていた手が一つ離され、あなたの膝に触れた。その手はゆっくりとあなたの股間へ向かい、屹立したあなたの性器をズボンの上から撫でた。あなたがびくりと反応してしまうと、メイレはあなたと舌を絡ませながら、ズボンのチャックを降ろし始めた。

「んちゅ、ちゅうぅ♥ おっひくひてくれへ嬉ひいれふ♥」

 唇をくっつけあったままメイレは嬉しそうに言うと、あなたの性器を小さな手でしごき始めた。痛いほどに張り詰めたあなたの性器を労わるかのように、ゆっくりと彼女の手が上下に動く。

「ちゅる、んちゅ、んむ、はふ……♥ んれ、れろれろ……♥」

 あなたの口内でメイレの舌は更に動きを増し、それに比例して手の動きも速まってくる。きゅっとあなたの竿を小さな手が締め付け、そのまま上へ、下へ、先走りでぬるついた手をわっかにしてあなたのカリ首をにゅぽにゅぽと擦り上げる。あなたの性器がびくびくと震えると、少女は手のひらで亀頭を撫でまわし、あなたの性器の震えは更に激しくなってしまう。

 あなたは手コキの快感でまともに舌を絡ませることもできず、二人の唾液は混じり、ぽたぽたと垂れ落ちていった。メイレは夢中であなたの口内に舌を挿し込み、彼女の清らかな唾液であなたの口内が潤う。

「んちゅ、れぉ……れろれろれろぉ……♥」

 絶頂の気配にあなたが声を漏らすと、メイレが手の動きをさらに早めた。くちゅくちゅと音を立てながらあなたの性器が扱きあげられ、あなたは睾丸から精液が上ってくるのを感じ、出そうだとメイレに伝えた。

「んっ♥ んんっ♥ んちゅ♥ らひて♥ らひてくらはい♥」

 媚びるようなメイレの射精を促す声に、あなたはそのまま精を吐き出した。視界が僅かにぼやけるような感覚と共に、吐精の快感が股間からあなたの全身に広がっていく。びゅるびゅると放たれるあなたの精が、メイレの手やむき出しの腹にかかり、褐色の肌を伝って彼女の下着に染みた。

 ちゅうちゅうと音立ててメイレがあなたの口に吸い付きながら、あなたの射精を手助けするように扱き続ける。射精の脈動にあわせるようにメイレの手があなたの竿を扱きあげ、あなたは今まで経験したことのない勢いで精が放たれる快感を味わった。

「んちゅ、ぷあ……すごい、濃いのこんなに沢山……♥」

 メイレは自身の手についたあなたの精液を嫌がるどころか恍惚とした表情で見つめ、躊躇なく口をつけた。メイレはあなたの目の前で、指を次から次へ舐めしゃぶり、指の間にこびり付いたあなたの精液をすすり取っている。手のひらについた白濁もすすり取り、腹を流れ落ちた白い塊をすくい取り舐め取り飲み込んだ。そのあまりに扇情的な光景に、あなたの性器はまた硬くなり始めていた。

「はむ♥ ちゅぷ♥ ふぁあ、おいし……♥」

 はあはあと吐息を漏らしながら、メイレは瞳にハートを浮かべてあなたを見つめた。彼女の視線はあなたの股間に移り、あなたの性器をみていた。メイレはふたたびあなたに視線を合わせると、おもむろに立ち上がった。

 すると、彼女の衣服は光となって消えてしまった。しっかりとした大きさの褐色の乳房があなたに晒される。あなたの視線を恥らうようにメイレは頬を染め、ゆっくりとあなたのベッドに腰掛け、少しためらい、ゆっくりとあなたに向けて股を開いた。

「わ、私のナカに……おちんちんください……♥」

 甘く蕩けた雌の声にあなたの性器は、今までに無いほど怒張していた。あなたの眼前にはしっとりと濡れそぼった女性器があった。少女らしくぴっとりと閉じた性器は、その割れ目からとめどなく透明な液体を漏れこぼしている。ひくんひくんと蠢く様が、あなたの挿入を待ちわびているのだと伝えてきている。

 いつも寝ている寝床に、性器を濡らした全裸の少女がこちらに股を広げている。日常とのギャップにあなたは喉を鳴らしながら立ち上がり、メイレに覆いかぶさり自身の性器を彼女のそれに押し付けた。

「ああっ♥ 挿れてください♥ はやくください♥」

 興奮のあまり挿入に手こずり、何度もぬるぬると性器をこすりつけていたあなただったが、やがて割れ目の奥の入り口を探り当てた。あなたの性器に、いままで感じたことのない熱が伝わってくる。入り口の奥からはとめどなく熱い愛液があふれあなたの性器を濡らし、早く入ってきて欲しいといわんばかりに、割れ目がひくひくと震えている。

 あなたは何度も喉を鳴らし、ゆっくりと腰を落としていく。熱く濡れそぼった膣肉があなたの性器を迎え入れ、待ちわびていたといわんばかりにあなたの先端をきゅうきゅうと締め付けてくる。これから訪れる未知の快感に尻込みしながらも、あなたはゆっくりと腰を彼女に近づけていく。

「あ、ああ……はぁあんっ♥」

 ぱつん、と何かが弾けるような感触をあなたは性器に感じた。接合部に視線を落とすと、わずかに血が滲んでいるのが見えた。処女膜をやぶってしまったのだとあなたは気がつき、確かな興奮と、それ以上の心配が胸中に湧き出た。メイレに向けて気遣いの言葉を投げかけると、少女は蕩けた顔で笑い、

「だいじょぶ、です……はぁあ、やっと、つながれました……♥」

 覆いかぶさるあなたの背にメイレの腕が回され、ぎゅっと抱きしめてきた。痛みは無いようだったが、あなたは彼女を気遣い動きを止めた。彼女の桃色の髪をさらさらとなでると、メイレはさらにぎゅっとあなたに体を寄せた。

「だいじょぶですから、うごいてください♥」

 弾む呼吸のまま小さく囁いたメイレの言葉に従い、あなたは腰を奥まで落とした。最奥に到達するとメイレはあなたの胸の中で甘い声を漏らし、同時に膣内がきゅぅっと締まった。熱くぬるついた膣肉が密度を増し、ぐにゅぐにゅとあなたの性器にまとわりつく。一度出したおかげか直ぐに射精することはなかったが、あなたは一気に射精感が高まる快感を覚えた。

「わたしの中で、ぴくぴくしてます……♥」

 うっとりとした声でメイレは囁き、あなたの背をすりすりと撫で始める。背筋をつつ、と何度も撫で上げる彼女の手の動きは、あなたのピストン運動を促しているよう淫猥で、あなたは何度もそのまま射精しそうになったが、なんとか耐えた。

 腰をゆっくりと引いていくと、ぬるついた膣肉があなたの性器が出て行くの拒むかのようにきゅうきゅうとまとわりついてくる。竿にぴっとりと張り付いた膣肉が奥へと誘うように蠢き、カリ首を捉えようとにゅるにゅると絡み付いてくる。

「ふぅっ♥ んぅ……んんぅ〜♥」

 メイレは駄々をこねるような甘い声を出し、あなたの腰に足を回した。腰に回された足はくいくいと力を入れ、早くまた奥までほしいとねだっているようだった。散々見てきた本やビデオのようなその仕草に、あなたの理性や見栄は蕩けて消えた。

 あなたはメイレを抱きかかえるような姿勢になり、思い切り腰を前後に揺さぶった。ぎゅうぎゅうとまとわりついてくる彼女の膣肉を、あなたの性器がぐちゅぐちゅと掻き分けていく。

「はぁうっ♥ んあっ♥ うぅうっ♥ あああんっ♥」

 あなたが腰を打ち付ける音にあわせるように、メイレの甘い嬌声があなたの鼓膜を揺らす。きゅんきゅんと締まる膣肉はあなたの性器を、にゅるにゅる膣の奥へ奥へと送り込もうと蠢く。腰を引けばあなたの性器を逃すまいと膣肉がぎゅうぎゅうと締まり、奥へと突き入れれば迎え入れるかのように柔い秘肉があなたの性器にぴっとりと張り付く。相反する二つの快感があなたを交互に襲い、限界が近づいてきたあなたは震える吐息と共に限界が来た事を口にした。

「くださいっ♥ ナカにくださぃっ♥」

 あなたの腰に回された足にぐっと力が込められ、あなたとメイレの裸体が更に密着する。腰を前後に動かす範囲は減ったが、その分今までに無いほどメイレの膣内が脈動を始めた。柔くぬるついた肉壁があなたの性器に張り付き、にゅぐにゅぐと最奥に飲み込もうと蠢く。真空のようにぴっとりと張り付く膣肉とあなたの性器を隔てるものはなにもなく、隙間のない快感があなたの性器を襲う。

 満足に動けなくなったあなたの性器の先端に、なにかがちゅぷんと吸い付いた。子宮口だとわかった瞬間、あなたの興奮は最高潮に達し、そしてそのまま興奮と欲望が吐き出された。

「ふあぁっ♥ でてるっ ♥ 熱いの、ナカにきてるぅ……♥」

 射精と共にメイレの膣内が更に締まり、あなたの性器を逃すまいと固定する。足と膣肉で固定されたまま、あなたは精をびゅるびゅると吐き出した。あなたの先端を咥え込んだぷにぷにとした子宮口が、口で吸い出すかのようにちゅうちゅうとあなたの射精にあわせて収縮する。

「すごいですっ♥ まだ、でて……♥ ふぅうう……っ♥」

 今まで溜めてきた女性への劣情を全て吐き出すかのような射精は、メイレの中を満たした。あまりの快感に身動きが取れず、あなたはメイレを押しつぶしてしまわないよう気をつけながら、呼吸を整えた。ふと、蕩けた顔をしたメイレと目が合い、自然と唇が重なった。

「はむ、んちゅ……んぅ……♥」

 ねぎらい、慈しむような優しいキスがメイレからあなたに送られる。あなたもそれに応え、ぷるりとした唇を食みながら、汗ばんだ彼女の髪を指ですくように撫でた。メイレの呼気が興奮から安堵のものに変わり、あなたもまた心が安らぐような気持ちになった。数分つづいたキスが終わると、メイレは微笑み、

「童貞卒業、おめでとうございます……♥」

 頬を染めてあなたを見つめた。

「それに、私の処女を貰っていただき、ありがとうございました……♥」

 恥ずかしそうに、けれども満足そうに笑う彼女を、あなたはしっかりと抱きしめた。メイレもあなたの背に手を回してその頭をあなたに預けた。ぴっとりとくっついた体から、メイレの心音やゆったりとした呼吸音だけが聞こえる。

「ふぅ、ふぅ……あっ♥」

 あなたがメイレを抱き起こすと、その拍子にあなたの性器がずるりと膣から抜けた。残念そうな顔をするメイレだったが、すぐに笑顔になりあなたを見上げた。

「とっても気持ちよかったです♥ 汗かいちゃいましたね♥」

 メイレはあなたの体をぺとぺとと触りながら、ハートの浮かんだ目であなたを見た。一度体を重ねたからだろう。あなたは彼女との精神的な距離を近くに感じ、さきほどまでより親しい声色で風呂場に誘う事ができた。

「ありがとうございます、汗を流しましょう♥」

 あなたは湯船を張るために立ち上がり、使い慣れた風呂場へと向かった。


     ◆


「はむ♥ んちゅ♥ じゅる♥ じゅるる♥」

 あなたは立ったまま、風呂場でメイレのフェラチオの快感に身を震わせていた。あなたはシャワーでメイレの汗を流している最中、彼女の裸体に興奮してしまった。あなたの性器が勃起しているのに気がついたメイレは跪き、あなたの性器を咥え込んでしまった。シャワーの水音に混じって、彼女の口淫の音が浴室に響く。

「はぷ♥ ちゅる♥ ぷあ……♥ ああ、これがさっきまで、私の中に入っていたのですね♥」

 メイレはあなたの性器を愛おしそうになで、また口に含んだ。上目遣いでじっとあなたを見つめたまま、じゅぽじゅぽと音立てて顔を前後に動かした。ぷっくりとした唇が竿を絞め扱き、カリ首にくぽくぽと引っかかる。小さいが肉厚のぬるついた舌が亀頭や裏筋がぬるぬるべろべろと舐め回してくる。

 あなたは壁に背と手をつけなんとか姿勢を保つのに精一杯だった。口淫の快感に崩れるあなたの顔を、メイレはハートの浮かぶ目でじっと見上げ、じゅぽじゅぽじゅるじゅると淫猥な水音を浴室に響かせながらあなたの性器をしゃぶっている。

「んじゅ♥ じゅる……♥ ひくひくしてきまひはへ♥ れそうれふか♥」

 咥えられたまま喋られ、あなたは快感で体を震わせながら頷いた。メイレはあなたを見つめる目を細めると、さらに激しく顔を前後に揺さぶり始めた。唾液で満たされたあたたかい口内があなたの性器を扱きあげ、メイレの舌で裏筋をちろちろしつこく舐められ、一気に精が上り詰めてくるの感じ、あなたは限界だと伝えた。

「おくひに♥ らひて……♥ んぶ♥ じゅる……んぅっ!んふぅ〜……♥」

 あなたは腰ががくがくと勝手に震えるのを感じながら、少女の口内に精を放った。メイレは射精の瞬間、あなたの性器を喉奥までくわえ込んできたので、あなたは精液は直接胃に注ぎ込まれていく。

 射精の奔流が収まりかけると、小さな少女の口がすぼまり、ず、ずと一滴の精も逃すまいと吸い付いてきた。睾丸から精を吸いだされているような快感に、あなたはついにしりもちをついた。じゅぽんと音立ててメイレの口内から開放されたあなたの性器は、二度ほど精を空に放ち、ようやく射精を終えた。

「ぷぁっ♥ あぁ、もったいないです……」

 メイレは床に落ちて流されていく精液を眺め、残念そうに呟いた。あなたが謝ると、メイレはぷくっと頬を膨らませるような仕草をしてから、くすくすと笑った。

「冗談です、あなたの精液ありがとうございました♥」

 メイレは「でも」と呟きあなたを立たせ、浴槽に腰掛けさせた。あなたが呼吸を整えている間にメイレはボディーソープを泡立て、彼女の褐色の乳房に塗りたくり始めた。褐色の肌と白い泡の対比が妙に扇情的で、あたなは出したはずの欲がまた頭をもたげ始めたのを感じた。じっと彼女の乳房をみていたのが気づかれ、メイレは膝立ちであなたに近づき、その乳房をあなたの性器に押し当てた。

「もっと欲しいです♥」

 ハートの浮かんだ瞳であなたをみあげ、メイレは泡でぬるついた乳房をあなたの性器に擦り付け始めた。ふたつの大きな肉の塊が、あなたの性器のぬるぬると撫で付ける。射精直後にも関わらずあなたの性器はすぐに硬さを取り戻した。

 いくら初めてとはいえ、こんなにも直ぐに回復するのだろうか。そんな疑問があなたの頭に浮かんだが、大きな乳房で性器が挟み込まれると、快感にあなたの脳は支配されてしまった。

「今度はおっぱいにください♥」

 メイレがぎゅっと乳房をよせてあなたの性器を包み込み、そのまま上下に揺さぶり始めた。口淫の水音に変わって、ぱちゅぱちゅと柔肉があなたの股間に打ち付けられる音が浴室に響き渡る。
 
「どうですか♥ おっぱい、気持ちいいですか♥」

 あなたが肯定すると、メイレは淫らな笑みを深めて更に乳房を上下に揺さぶった。泡に塗れた褐色の乳房がゴム鞠のように跳ね回る痴態に、あなたの性器は痛いほどに膨れ上がっていた。

「えへへ♥ さっきも、おっぱいみて、おっきく、してくれましたね♥」

 メイレの褐色のおっぱいがむにゅりと潰れたまま、ぬるぬるな乳肉であなたの性器を包み込む。きめ細かい肌があなたの性器を圧迫し、ぬりゅんと亀頭が擦れてあなたは息を吐いた。膣肉とはちがう大きくつるりとした乳肉に包まれる快感、あなたが思わずぐいと腰を押し付けると、柔らかく抵抗してくる乳肉の重量感と肉感が、あなたの性感を高める。

「あん♥ 勝手に腰動いちゃってますよ♥」

 褐色でぬるぬるすべすべなメイレの乳房の間に、せっけんの混じった湯が入り込み、あなたが腰を打ち付ける度に白く泡立つ。泡立った石鹸がぬめり、ぷるりと震える乳房肉がてらてらと光る。石鹸の泡と湯気の向こうから、あなたをじっと見つめるメイレの顔は優しく慈しむようなもので、あなたはたまらず声をだしてしまう。

「ああ、そんな甘い声……♥」

 メイレはうっとりとした瞳をあなたに向け、休まず乳房を動かしてくれる。ぎゅっと押し付け上下に扱き、左右の動きを互い違いにしてあなたの性器を洗うようにもみくちゃにし、乳房をぎゅうぎゅうと押し付け体ごと上下に扱く。
 
 あなたはついに我慢ができなくなり、メイレの肩を掴み思い切り腰を打ち付け始めた。メイレは少し驚いたような声をあげたが、動きを止めて乳房を更に寄せてあなたに任せた。みっちりと寄せられた乳房を押し分け突き入れ、パンパンと音立てて腰を打ちつける快感にあなたは夢中になってしまった。

「あっ♥ あっ♥ すごいっ♥ おっぱいパンパンすごいですっ♥」

 あなたが腰を打ち上げると褐色の乳房がふたつ、ぶるんと上に向けて波打つ。メイレがぎゅっと押さえているが、あなたの腰の動きで大きな乳房は生き物のようにぶるぶると形を変えている。腰を打ち上げるたびにメイレが「あっ♥」「あんっ♥」と嬌声をあげ、あなたは乳房を犯す快感に酔いしれた。その快感はすさまじく、1分もしないうちに限界が訪れあなたは彼女の乳房の中に精を吐き出した。

「ふあっ♥ ああんっ♥ ああ……♥ 出ています……♥」

 あなたの射精と同時にぎゅっと乳房が寄せられ、射精の勢いが抑えられた。とぷとぷと漏れ出るような緩やかな射精に加え、メイレはゆっくりと乳房であなたの性器を揉みほぐすような動きをした。石鹸の白い泡にあなたの精液が混じり、メイレの褐色の乳房が汚れていく。
 
「おちんちんが、どくどく脈打ってます♥」

 あなたの射精の勢いは収まらず、彼女の乳房の間からびゅるびゅるりと精が吹き出た。メイレはハートに染まった瞳でじっとあなたをみつめたまま、噴き出る白濁をその顔で受け止めた。嫌がるそぶりは微塵もなく、ただただあなたへ情欲の視線を向けたまま、彼女の顔が白濁で汚されていく。

「はあぁ♥ こんなに……♥」

 メイレが自身の乳房を左右に広げると、あなたの精液が乳房の間に幾筋もの白い橋を架けていた。メイレは数秒間うっとりとそれを眺めていたが、白濁が落ちそうになると慌てて手で掬い、とろんと恍惚とした表情であなたの精子をなめすすり始めた。

「はむ、んぅ……じゅる、じゅるるぅ……♥」

 メイレは自身の乳房を絞るようにして、付着したあなたの精液を集めて音立ててすすり、飲み込んだ。顔に掛かった白濁がどろりと流れ落ちてくると、はふはふと吐息を吐きながら舌で受け止め舐め取った。

 あなたは精液を味わうメイレの片腕が、彼女の股の間へと伸びているのに気がついた。メイレは自慰をしていた。顔を流れ落ちるあなたの白濁を舌で受け止めながら、ぐちゅぐちゅとシャワーの音よりも大きな水音を立てて、メイレは秘部を慰めていた。

 あまりに扇情的な痴態に、あなたの欲がまた呼び起こされる。

「はぁ♥ んぁ♥ ひぅ……♥ ごめん、なさい……♥」

 メイレはふらふらと立ち上がると、壁に手を付いてあなたに背を向けた。そうしてあなたに向けてぐっと尻を突き出し、片手を彼女の秘部へ持っていき、指先で割れ目を開いて見せて、

「ベッドまで我慢できません♥ ここでください……っ♥」

 あなたの目の前に、ひくひくとあなたを誘う秘肉が晒されている。褐色の割れ目の奥の秘肉は綺麗な桃色で、とろとろと愛液を垂らしてはあなたの性器を待ちわびるように震え、その上の尻穴までもひくひくと蠢いている。

 メイレは肩越しにあなたを見つめ、眉尻を下げて媚びるような視線を向けてきている。あなたが動かないでいると、メイレはあなたを煽るようにふりふりと腰を動かし、大きく柔らかな尻肉を誘うようにぷるぷると振るわせた。

 あなたは荒く息を吐きながら立ち上がり、メイレの尻肉をつかんだ。そして彼女の秘部にあなたの性器を押し当てると「ひああ……♥」とメイレはとろけた声を漏らし、あなたの挿入をねだるようにぐいぐいと腰をあなたに向けて動かす。

「ください♥ はやく♥ あなたのおちんち……はぁあん♥」

 メイレが言い終わるより早く、あなたは自身の性器を彼女に押し入れた。メイレは壁に両手をつき、挿入の快感にぶるぶると体を震わせている。あなたもまた、膣肉が擦れる快感に深く息を吐いた。

 あなたはもうメイレへの気後れのようなものはなかった。メイレは自分専用の雌、一緒に気持ちよくなるパートナーだと理解したあなたの理性は欲望を止めることをやめ、あなたは自分が、彼女が望むままに腰を打ちつけ、その秘肉を、肉体を存分に味わう。

「やぁっ♥ はぁんっ♥ んあっ♥ あっあっあっ♥」

 挿入する角度が違うからか、先ほどとは違った肉の快感をあなたは感じていた。ぬるついた膣肉が締めつきまとわりつくのは同じだが、彼女の膣肉の上部のひだひだ。それがあなたのカリ首をにゅるにゅると刺激していた。

 突き入れる時は亀頭をにゅるるとなで、腰を引くとあなたの性器を押しとどめようとするかのようにカリ首にひっかかり、それでも腰をひくとにゅぐんと敏感な部分を弾くように刺激してくる。

「あうっ♥ ひぅうっ♥ おちんちんすご……♥ ひゃぁううっ♥」

 獣のように激しく腰を前後に揺さぶりながら、メイレの大きな乳房を鷲掴んで揉みしだくと、彼女はひときわ大きな嬌声をあげた。壁についた手も、立っている足もがくがくと震えさせ、あなたの与える快感に打ち震えていた。

 あなたは手に収まりきらないほどの大きさの乳房を揉みほぐし、ぴんと立った乳首を指の腹で撫で、優しく潰し、くりくりと摘んだ。彼女が乳房からの快感にびくびくと震える度に、あなたの性器にまとわりつく柔肉もその粘度と収縮を強める。

「ふあぁん♥ ひぐっ♥ おっぱいもっ♥ おまんこもきもちぃですぅっ♥」

 あなたの性器がメイレの膣内をかき回す水音と、豊満な尻肉にあなたの腰がぶつかる音。あなたの吐息とメイレの激しい喘ぎ声。それらが交わり、浴室に響き渡る。メイレは何度もイってしまっているようで、ほとんで胸を揉むあなたに支えられているような状態だ。

 あなたも限界が近い。胸を揉む手を休め、メイレを後ろから抱きしめるような格好になり、更に激しく腰を打ち付ける。ひとつ突き入れるごとにメイレの中はぎゅうぎゅうと締め上がり、あなたに射精を促す。

「あっ♥ ああっ♥ ひぎっ♥ いッ……♥ はぁああ――――っ♥」

 メイレの絶頂の叫びと共に、あなたは再び彼女の中に射精した。絶頂の快感に痙攣する彼女の裸体を見下ろしながら中へと精を注ぎ込む快感は、あなたのある種の支配欲を満たした。あなたの性器がびくんと脈打ち精を放つのに合わせるように、メイレはとろけた声をあげる。

「はあっ♥ ふぁあ……♥ ひぁっ♥ あぁあ……♥」

 あなたは支配欲以上にメイレに愛おしさを感じ、震える彼女を更に抱きしめそのうなじにキスを落とした。彼女のそこはじっとりと汗ばんでいたが、その汗は甘く清らかで、あなたは自然と舌を這わせていた。

「あぁっ♥ やぁっ♥ お口にキスっ♥ キスしてくださいぃ♥」

 メイレは舌を差し出し、肩越しに顔を近づけてきた。あなたはその舌に向けて自分のそれを伸ばした。舌と舌だけでべろべろと舐め合うキスに、彼女の中に入ったままのあなたの性器はすぐに硬くなり始めていた。

 もうあなたは自身の体の変調、尽きる事の無い性欲に疑問を抱く事も無かった。ただ目の前の雌と交わりたい。何度でも彼女の中に注ぎ込みたい。ただそれだけがあなたの頭を支配していた。

「れる♥ れろれろ……♥ じゅる♥ れろ♥ じゅるる♥ れろぉ……♥」

 唾液塗れの舌を舐め合う内に姿勢が崩れ、あなたの性器がメイレの中から出てしまったが、あなたの性器は血管が浮き出るほどに勃起していた。メイレとあなたは無言のままシャワーを浴び、荒い息を吐きながら浴室から飛び出た。

 満足に身体も拭かず、あなたはメイレの手を引きベッドへと向かった。あなたとメイレは向き合うようにベッドに座り、唇を押し当て舌を差し込み、互いの口内を貪り合った。

「はむ♥ はぷ♥ んちゅ♥ じゅるぅ♥ ちゅっちゅ♥ れるれるれる……♥」

 メイレはあなたと舌を絡めながら、座るあなたに跨ってきた。キスを続けながらメイレはいきり立ったあなたの性器を掴み、割れ目に押し当て腰を落とした。熱く濡れそぼった秘肉の中に三度あなたの性器が迎え入れられた。

「んむ♥ ふぁあむ♥ んっんっんっ♥」

 メイレはあなたの口内を貪り合いながら、あなたの背に手を回した。あなたも自然と彼女の腰に手を回し、身を寄せ合い舌を絡ませ合いながら腰を打ち付け合った。大きな乳房があなたの胸に押し当てられ、腰の動きに合わせてぷるぷると震える。

 あなたは言葉を発する余裕もなく、とめどなくあふれ出る性欲をメイレにぶつけた。柔らかくしっとり張り付いてくるような褐色の肌を抱きしめ、突き上げるように腰を動かす。ぎゅむぎゅむぬるぬると絡みついてくる膣肉の快感に、あなたはすぐに限界を感じた。

「んむ、むちゅ♥ はむ……んっ! んぅっ!! んんぅっ……♥」

 ぴっとりと体を寄せあったまま、あなたは射精の快感を全身で感じた。あなたは腰の動きを止めたが、メイレの膣内は射精を促すように脈動し、あなたの絶頂の快感を引き延ばしていく。メイレは快感に身を震わせながらも、あなたの口内の舌を、彼女のそれでねっとりゆっくりと絡め舐め続ける。

「んむ♥ れるれる……♥ んぅんっ、ちゅぅ……♥」
 
 あなたが射精を終えるとメイレは口を離し、腰を持ち上げた。ぶるん、と引き抜かれたまだ硬さの残るあなたの性器に顔を近づけ、躊躇なくしゃぶりついた。額から滴る汗を拭いながら、尿道に残された精を吸い出すようにあなたの性器を舐めしゃぶる。

「んぶ、ちゅる♥ じゅるる、こく……♥ ぷあ……♥」

 メイレがあなたの性器から口を離すと、あなたの性器はまた射精を行える状態になっていた。人間とは思えない回復力であったが、もうあなたはメイレに精を注ぐことしか考えられず、むしろ都合がいいとすら考えていた。

 あなたはこちらを見上げるメイレの肩を掴んで更なる交わりを求めたが、メイレは「そうだ、待ってて下さい」と言ってベッドから降りて脱ぎ捨てた衣服を探り始めてしまった。おあずけを食らったあなたはメイレに襲い掛かってしまいそうだったが、なんとか俯き荒い呼吸を整え、メイレを待った。そして彼女はすぐにベッドに戻って来た。

「あの、こんな衣装はいかがでしょうか……?」

 あなたが顔を上げると、そこにはビキニと手袋を着けたメイレが座っていた。そのビキニは通常のモノより布面積が狭いうえ、赤の布時に白いファーのようなものが付けられている。彼女の手袋も同じようなデザイン。サンタを意識したデザインのビキニだった。

「今日はこういう……サンタ? の衣装を着るんですよね?」

 メイレは褐色の頬を染め、あなたに笑いかけた。

「あの、いかがでしょうか……♥」

 あなたはまともな返事もできずにメイレのコスプレを凝視していた。露出は減ったかもしれないが、むしろ非日常な衣装にあなたの興奮は更に煽られた。

「あ、おちんちんぴくぴくしてますね……♥」

 メイレは興奮のあまり動けないあなたに顔を寄せ、「嬉しい♥」と囁き、あなたに唇を押し付けた。そしてそのままあなたを押し倒し、ちゅうちゅうとキスをしてから馬乗りになった。

「この衣装、ここが開くんです……♥」

 メイレは秘部を隠す部分の布に指をあて、まるで男性用下着のようにその布を開いて見せた。その奥の彼女の性器も一緒にくぱあと開き、あなたが注ぎ込んだ精液がたらりと漏れ出して来た。メイレはそれを「あ、もったいない♥」と手で受け止め口に運んで、それからゆっくりと腰を落とし始めた。

「この衣装たくさん見て、たくさん気持ちよくなってください♥」

 褐色の顔を真っ赤に染めて、荒く息を吐きながらメイレはあなたの性器を上から飲み込んだ。にゅぷんと一息にあなたの性器を飲み込んだメイレの膣内は、あなたの出したものと彼女の愛液でとろとろにほぐれ切っていた。

「はぁあ……♥ また、またおちんぽ来ましたぁ……♥」

 眉を八の字に下げ、甘い吐息を吐き出しながら自分を見下ろしてくる彼女の姿に、あなたはごくりと喉を鳴らした。呼吸で上下する胸は白いファーの付いた赤い布で隠され、その下に続く、きゅっと細いくびれの先にある布も同じデザイン。あなたの腹に当てられた手袋も白のファーと赤い布。クリスマスという日にあなたの劣情を誘うには十分すぎる視覚的刺激だった。

「うごき、ますね……♥」

 メイレは膝を立てて「んぅ♥」と艶っぽい息を吐き、腰を持ち上げ始めた。とろけてほぐれた膣肉がにゅぐにゅぐ絡みつき、ぱちゅんと音たてて腰が打ち付けられるとぐりゅんとあなたの性器をぬるついた秘肉がなでおろす。

 サンタクロースというある種幼児的な衣服と、彼女の痴態のギャップにあなたは危うく精を吐き出しそうになった。びくびくと体を震わせるあなたは、自分にまたがり腰を妖しく動かしながら切なく喘ぐメイレにくぎ付けになっていた。

「あっ……♥ んぁあ♥ 気持ちいいです……っ♥」

 メイレが体を揺さぶると、ゆさゆさとサンタコスの下で褐色の乳房が揺れる。乳房は布の下に隠れているはずなのに、あなたにはその光景が異様に蠱惑的に感じ、股間から頭部に煮えたぎった血が上ったように感じた。

 あなたはメイレの柔いくびれた腰を掴み、ぐちゅんと大きくその身体を突き上げた。「んぁあッ♥」と甘い声を上げたメイレがあなたの上で反りかえり、同時に彼女の膣肉がぎゅうっと収縮し、あなたの性器を締め付ける。

「あはぁあっ♥ もっと下からずんずんしてくださぃいっ♥」

 メイレは蕩けた顔であなたに媚びるように腰をぐりぐりと動かし始めた。あなたはたまらず、彼女の腰を押さえて下から乱暴に突きあげた。桃色の髪を振り乱し、褐色の肌に清らかな玉のような汗を浮かべ、淫らなサンタがあなたの上でよがり、喘ぐ。

「ああっ、はぁあんっ♥ おっぱいも♥ おっぱいもいじめてください♥」

 メイレは腰を押さえていたあなたの手を自身の乳房に持っていった。赤いサンタ衣装の中心がぷくりと膨らんでおり、あなたがそこを指ではじくとメイレは「ひゃあん♥」と喘ぎ声を張り上げた。

 あなたは布越しにメイレの乳房を揉みしだき、休まず腰を突き上げた。すべすべとした布の向こうのむにむにと柔らかな乳房の感触、ぐちゅぐちゅと性器にまとわりつく膣肉の締め付け、口を開けて涎がたれることも意に介さず喘ぎ声を叫ぶメイレ。それが一気にあなたの射精感を高める。

「ああっ♥ ナカでひくひくしてるぅ♥ いまだされたらわらひ……らめぇっ♥」

 メイレの懇願を受け入れる事ができず、あなたはまた彼女の中に大量の精を吐き出した。尿道を駆けのぼり、びゅるるぅっと勢いよく吐き出された白濁が彼女の膣壁に当たると、メイレは「イひぃいんッ♥」とひときわ大きく甲高い声を上げてビクビクぅっと体を痙攣させた。

「ふぁあっ♥ すごいのっ♥ あぁっすごいのクるっ♥ イぐ、ぅっ……♥」

 メイレはがくがくと体を震わせ、反り上がった姿勢のまま体を強張らせた。あなたが精を放つたびにその震えは繰り返され、震えに合わせて清らかな汗が、彼女の美しい褐色の裸体を流れ落ちていく。

 射精が収まると、絶頂に震えていた小さな体がぱたんとあなたに倒れこんできた。あなたは自身に覆いかぶさる熱い身体をぎゅっと抱きしめた。あなたの腕の中で絶頂の余韻に浸っていたメイレは、やがて長く息を吐き、あなたの顔を見上げた。

「ごめんなさい、私……すごくはしたないこと……」

 あなたは、羞恥で頬を染めるメイレの頭をゆっくりと撫でた。メイレは少し驚いたように目を見開き、そしてあなたの胸板に顔を乗せて幸せそうな笑みを浮かべた。あなたは彼女の頭を撫でながら、衣装とメイレの乱れた言葉に興奮したことを伝えると、メイレは目を細めて笑った。

「じゃあ、もっとシてあげますね♥」

 メイレは膣からあなたの性器を引き抜くと、ずるずると股間の方へ体を動かし、乳房であなたの性器を包み込んだ。下着をつけているせいか、風呂場でしてもらった時より乳肉がぴっとりと張り付いているようで、あなたは息を吐いた。勃起が治まらない事への違和感は、すでにあなたの頭にはない。

「おちんちん、またおっぱいの中に戻ってきてくれました♥」

 メイレは幸せそうにそう言うと、ずりずりと前後に体を動かし始めた。サンタコスのお陰で寄せる必要の無くなった手を、あなたの乳首へと持って行く。硬くなったあなたの乳首をかりかりと刺激しながら、乳房であなたの性器を扱く。

「おっぱいかりかりされながらおっぱいで扱かれて……気持ちいいですか♥」

 あなたが肯定すると、メイレは心底嬉しそうに微笑み指と乳房の動きをさらに早めた。あなたは自分で思っていた以上に敏感な乳首の快感と、むにゅむにゅと性器を扱き上げる乳房の快感に徐々に呼吸が荒くなってくるのを感じた。

「でちゃいそうですか♥ いいですよ♥ このままサンタおっぱいに出して下さい♥」

 乳首と乳房から与えられる快感に、あなたは耐えきれずに精液の流れを解放した。何度も出した後とが思えない量の精液がびゅるるとあなたの先端から放たれ、メイレの褐色の乳房を白濁で汚していく。

「はあぁっ♥ すごいです♥ まだ、こんなに……♥」

 メイレは乳房であなた射精が終わるまで扱き続け、飽きることなくうっとりとあなたの精が放たれる様を見ていた。それから乳房にこびり付いた精を啜り取り、あなたの腹に出た精を舌で舐め集め、こくこくと飲み下していく。

「んちゅ、れる……♥ んく、こくん……♥ んぐ、ちゅる、んはぁ……♥」

 メイレは、はあはあと荒く息を吐いてから「けぷ」と可愛らしく胃にたまった精液の香りを反芻した。メイレは「すみません」と恥ずかしそうに言うと、乳房から解放されたあなたの性器を指で弄った。

「あの、おっぱい気持ちよかったですか? 気持よくできましたか?」

 メイレの問いに、あなたは大きく首をふって肯定した。メイレは嬉しそうに顔をほころばせ、それからもじもじとしながら「でしたら、私のお願い聞いていただけますか」とぽそぽそと呟いた。あなたは続くメイレの「あなた様も気持ちよくなれると思います」という言葉に、何でも聞くと答えた。

 あなたの返答にメイレは嬉しそうに、けれども少し恥ずかしそうにしながらあなたの上から体を離した。そうしてあなたに背を向け膝立ちになり、瞬時ためらってから意を決したように四つん這いになり、

「もし、お嫌でなければ、おっ、お尻の穴に下さいっ!」

 ぷるんと大きな尻をあなたに突き出しながら早口でそう言った。衣装の後ろには布がほとんどなく、彼女の綺麗なアナルが紐の間から見えていた。褐色の尻肉にくらべ、彼女のアナルはほんのりと白く、排泄の穴とは思えないほどに綺麗で清らかなものに見えた。だが、それ以上に赤い紐の向こうでひくひくとあなたの性器を待ちわびているそれは、官能的で扇情的だった。

「綺麗にしてありますっ、お尻でも、あなたとしてみたくてっ♥」

 羞恥を隠すように早口でいく彼女が愛おしく、あなたは了承の意味を込めて彼女の後ろに軽くキスを落とした。ぴくんと震える彼女のアナルをあなたはゆっくりと舐めほぐし始めた。

「ああっ♥ あぅっ♥ 嬉しいです……♥」

 彼女のそこは嫌な臭いなど全くなく、甘く清らかな汗でしっとりと濡れそぼった後ろの穴は、蜜を垂らす花弁のようにあなたは思った。ひくひくと震えるアナルを、あなたは丹念に舐める。あなたが尻穴のシワを丁寧に舐め上げるとメイレはぴくんと体を震わせ、「ふぅう」と吐息を漏らした。

 あなたは汗で湿った尻肉を掴み、押し広げて尻肉の間に顔を埋めた。彼女の尻穴の奥へと舌を挿し込むが不快な臭いや味はなく、ただ女体の肉の味がしっとりと舌にまとわりつく。本来排泄する部分を舐めほぐしている背徳感に、あなたは股間に痛みを感じるほど興奮していた。

「あふ♥ んぅ♥ やんっ♥」

 くぽ、と音立ててあなたが舌を離すと、あなたの舌と彼女の尻穴に透明な橋がかかった。メイレの肛門はまるで呼吸しているかのようにひくひきと蠢き、あなたの性器を待ちわびているように見えた。あなたはメイレの色白のアナルに性器を押し当て、ゆっくりと腰を突き出した。

「ふぅっ♥ ひぁっ♥ んおっ……♥」
 
 メイレの中は膣内とはまた違った快感をあなたに与えた。肉ひだの凹凸はそれほどでもないが、キツかった膣よりさらにぎゅうぎゅうとあなたの性器を締め付ける。挿入の途中であなたは動きを止め、メイレに大丈夫かと声をかけた。

「だいじょぶ、れふ……もっと、もっと奥に……♥」

 メイレの言葉に嘘は無さそうだった。あなたは気を使いながらゆっくりと腰を押し進めていく。あなたの竿を咥え込んでいる肛門はひくひくと絶え間なく締まり、それに合わせるように肉壁も収縮する。

「いぎ……♥ おほっ♥ ご、ごめんなさ……お、ほぉ……っ♥」

 メイレははしたない声を上げたことを誤りながらも、鼻息荒く品のない喘ぎ声を口から漏らしていた。天使のような可愛さの少女が淫らな声を漏らしている様にあなたは興奮し、赤い紐がかかった尻肉を鷲掴みにして、ピストン運動を開始した。

「んあぅっ♥ おっおっ♥ すごっ♥ お尻すごいぃっ♥」

 動きを速めてもメイレは喘ぎ声を大きくするばかりで、苦痛は感じていないようだ。あなたの理性はその箍を外し、獣欲にまかせパンパンと音立ててメイレに腰を打ち付け始めた。褐色のサンタクロースはまた淫らな声を歌のように張り上げる。

 メイレは褐色の背に玉のような汗を浮かべ、「おっ♥ んおっ♥」と獣じみた嬌声をあげはじめた。あなたが腰を打ち付けるたびにメイレの尻肉が波打ち、視覚からの興奮も煽ってくる。

「おちんぽがぁ♥ んおっ♥ お尻に出入りぃ♥ 気もひいいのぉっ♥♥

 あなたが性器を突き入れる度に、メイレは体を痙攣させ達しているようだった。ぎゅうぎゅうと痛いほど締め付ける肉壁の性感に、あなたは精液が徐々に上り詰めてきているのを感じた。あなたは褐色の柔い尻肉に指を食い込ませ、キツい穴にズポズポと音立てて性器を出し入れした。

「んおっ♥ おほっ♥ すご、おちんぽすごぉっ♥」

 あなたがラストスパートをかけると、メイレは突っ伏し、喘ぎ声もあげず犬のようにハッハッと息を吐くだけになった。精液が上り、鈴口から溢れ出そうになった瞬間、ふとあなたはだらだらと汗が流れ落ちるメイレの背を、ぷるぷると揺れる尻肉を白濁で汚した意欲にかられた。

「ハッハッ♥ あは、はっ♥ はぁあん♥」

 あなたは射精の瞬間、尻穴から性器を引き抜いた。支えを失ったメイレはベッドにうつぶせに倒れ、あなたの白濁をその背と尻で受け止めた。とめどなくあふれ出る精液がメイレの褐色の肌に白い筋をつけ、赤いサンタ衣装に白く浸み込んでいく。まるで彼女にマーキングしたかのような感覚は、あなたに更なる火をつける。

「はぁっ♥ ああ、あなたのでドロドロです……♥」

 メイレは自分の背に手を這わせ、あなたの精液を愛おし気に指でなぞった。あなたは自分の精液が自身につくのも気にせずに、メイレに覆いかぶさり彼女の性器に挿入した。メイレは嬉しそうな嬌声をあげ、まくらに顔を埋めて喘いだ。

「もっと、もっと愛してくださいぃっ♥」

 それからあなたはメイレとどれほど交わっていただろうか。

 互いの唇を貪り合い、舌を絡め合い互いの唾液で口内を満たした。メイレは唾液で糸引く口をあなたの性器に持って行っては舐めしゃぶり、ずるずると吸い上げ、あなたの精を口で、顔で、何度も受け止めた。

 乳房を揉みしだきぷっくりとした先端のを舐めしゃぶりあなたは彼女の乳房の形と味を完全に記憶してしまった。メイレはその乳房であなたの性器を挟み、扱き上げもみくちゃにして噴水のようにほとばしるあなたの白濁を歓喜の表情で受け止めた。

 メイレの秘部はすっかりあなたの形を記憶してしまった。あなた専用となった女性器に性器を突っ込み、あなたは覆いかぶさり腰を振り、後ろから獣のように腰を打ち付け、メイレに跨らせて彼女の奉仕を受け、座ったままぴったりと体を寄せ合い上も下も繋がった。あなたはとめどなくあふれ出る精液を彼女の膣内に、肛門の奥に、彼女の全身に向けて放った。

 あなたは俗にいう性の6時間。その間まるまる彼女と交わり続けた。

 そして、その時間が終わろうとしている今も、あなたの精液と汗でどろどろの彼女を抱え込み、一心不乱に腰を打ち付けている。メイレの桃色の髪も、褐色の肌も、すっかりあなたの精液で白く染め上げられている。

「んぶ♥ じゅるる♥ んおぉっ♥ んじゅっ♥ んちゅうっ♥」

 あなたは飽くことなくメイレの舌を貪り、何度でも彼女の中に精を放つ。あなたはもはや人から外れてしまったようで、精をどくどくと吐き出しながら尚も腰を振り続けている。あなたが突くたび、あなたの精液で満たされたメイレの腹はたぷたぷと震え、結合部や尻穴からどぷどぷとあなたの精液が漏れ出ている。

 あなたは快感で浮かされた脳のまま、何度目かも分からない愛の言葉を叫んだ。

「わらひもぉっ♥ んおっ♥ わらひも愛ひれまふぅっ♥」

 あなたとメイレは愛の言葉を絶叫しながら、最後の絶頂を迎えた。ひときわ勢いよく放たれた白濁がメイレの子宮に充填され、音が聞こえそうなほど彼女の腹がどぷんと揺れた。メイレは口からだらしなく舌をだし、ハートの浮いた目を上に向けて絶頂に体を震わせた。

「あひぃん♥ あは、んあ♥ あへぇ……♥」

 ちょうど、6時間が過ぎたところであなたはぷつりと糸が切れたようにメイレの上に倒れ込んだ。あなたの頭に、メイレの手が添えられる。ぎゅっと抱き締められた後、なでなでと優しくメイレの手があなたの頭をさする。

「はぁあ……とっても幸せでした♥」

 あなたは声を発することもできず、ただメイレの感触だけを味わっていた。

「後片付けは気にしないでください。私が全部やっておきます♥」

 あなたは、どこかに吸い込まれるかのような強烈な眠気を感じた。

「大丈夫です。そのままおやすみください……♥」

 メイレの言葉に従い、あなたは目を閉じた。


     ◇


 あなたは目を覚ました。

 全身の倦怠感がすさまじく、首だけを回して部屋を見回す。すると、昨日あれだけ汚したベッドや部屋がすっかり綺麗になっていた。白濁の臭いも一切なく、そして彼女の姿もなかった。あなたは夢でも見たのかと思ったが、彼女との交わりの感触は生々しく残っていた。

 もしかしたら、一夜限りのプレゼントだったのかもしれない。

 あなたはそんなメルヘンチックな事を考え、それと同時にメイレとの交わりを思い出した。激しい獣のような交わり、もうあんな体験はできないだろう。むくりと立ちあがる性器に、あなたは寂しさが混じった苦笑を漏らした。

「あは♥ またおっきくしてくれてますね♥」

 あなたは驚き、バッと布団を持ち上げた。その中には、うっとりとした目であなたを見上げるメイレがいた。彼女は半立ちになっているあなたの性器に顔を寄せ、目にハートを浮かべている。

「これから毎日、ずっとず〜っと気持ちよくしてあげます♥ 旦那様♥」


 あなたが口を開く前に、あなたの性器がメイレの口に咥え込まれた。
21/12/24 17:43更新 / TakoTako

■作者メッセージ
初表現に初プレイも色々入れてみました。
だから俺の初めても魔物娘さん貰ってください……!

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