連載小説
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河童とお相撲
「うぅッ、とらの奴ぅ……」

辰吉は一人、夕方の河原でベソをかいていた。ザラザラ流れていく川に、鼻をすすりあげる音が運ばれていた。
彼は悔しくって堪らなかった。

いつもいっしょに遊んでいた友達に、お相撲で負けたのだ。
今まで遊んでいて負けることはあった。それでも、こんなに悔しく思ったことはなかった。

女の子のように泣かされて、やめてっていったのにやめてくれなかった。辰吉の切羽詰まった泣き声に、運良くとらの母親が駆けつけて止めてくれたから良かったものの、そうでなかったらいつまで泣かされていたかわからない。

今思い出しても涙が出てきてしまうし、固くなってぶるぶる震えてしまう。いつもだったら、負けても頑張って、次は勝ってやるのに、今回はあんまりにもやられすぎて、どうやって勝てば良いかもわからなかった。

「どうすれば良いんだろう……」

そうして辰吉は一人途方に暮れて、流れていく川を眺めていた。

「ナニをどうすれば良いのかって?」
「だ、誰!?」

突然聞こえてきた声に、辰吉はビックリした声を上げてしまう。辺りを見回しても誰もいないし、何が一番ビックリしたかって、それは、その声がーー。

「ふふふ、私は知ってるぞ、お前、お相撲に負けたんだろう」

辰吉はビクンとする。
何でそれを知ってるんだ。キョロキョロしても誰もいない。川の音、風が葦を揺らすさざめきしか聞こえない。

「でも、どうやって勝てば良いかわからない」

それも正解だった。

「だ、誰なんだよぉッ!?」

辰吉はビックリと云うか、もう怖くなってきていた。何故って、その声はまるで水の中から聞こえてくるようでゴボゴボ聞こえるし、それにーーここは河童が出ると云われている場所だった。

「ふ、ふふふふふ」

ざばぁっ、と水音が上がって、辰吉はきゃっと悲鳴を上げてしまう。

「か、河童……」
「そう、何を隠そう、私は河童なのだ」

何を隠そうと云ったって、頭のお皿も背中の甲羅も隠す気がなく、辰吉と同い歳くらいの、少女河童がそこにいた。彼女は作務衣のような服を着ていた。

「う、うわぁッ、うわッ」

辰吉は尻餅をついて、馬鹿みたいに叫んでしまった。
ちんちくりんな可愛い女の子でも、河童は河童だ。大人たちから聞かされているように、逃げないと尻子玉を殺されてしまう。辰吉は慌ててお尻を押さえてしまう。

「ちょっと、そんなに怖がらなくても良いじゃないか」

ちんちくりんの河童はプクッと頬を膨らませていた。拗ねた貌に、怖いと云うよりはむしろ可愛いのかな、とチラッと思ってしまう。

「お前、辰吉だろ」
「なんで僕の名前を……」
「ふふふ、橋の下を通っていくお前たちの話を聞いていたんだ。それでお相撲をするってことも聞いた。それでここで泣いてるってことは、お前は負けたに違いない。なぁ、そうなんだろ、お前、負けたんだろ。この、負け辰吉め!」

ずいずい近づかれて負けた負けた云われると、辰吉はまた泣きそうになってしまう。
相手が可愛い女の子だと云うことも大きい。

「あっ、ごめん、ちょっと言い過ぎた、だから泣かないで」

河童ちゃんが慌てていた。

「な、泣いてない……」

すでに涙がポロポロ出ていたが、辰吉は精いっぱい強がってやる。
すると、河童ちゃんはニッと気持ちの良い笑貌を見せて、

「うん、泣いてない。辰吉は強い奴だ。だから、私とお相撲の特訓をしよう。私、お相撲強いんだぞ」

ぺったんこの胸を張る河童ちゃんは、全然強そうに見えなかった。
辰吉は本当かなぁ、と云う貌を見せる。

「む、それは信じてないな……。じゃあお相撲だ」
「う……」

辰吉はお相撲と云われて気が引けてしまう。河童とは云え、可愛い女の子だ。姿だけ見れば辰吉は負けるわけがないと思う。だけど今日のことを思えば、やっぱりためらってしまうのだ。

「怖いのか?」
「怖くないッ」

可愛い貌で悪戯っぽく云われれば、辰吉は思わずそう返していた。

「じゃあお相撲だ」
「う、うん……」

「あ、そうそう。私は河童のみどりだ。よろしくな、辰吉」
河童とは云え可愛い女の子に手を差し出されて辰吉はドキドキしながら握り返す。みどりの手はぬるぬるしていたが、いやなぬるぬるじゃなかったし、女の子の手は柔らかかった。

「よろしく」
「大丈夫、あいつと違って私はちゃんとやめてやるから安心しろ。それに、お前じゃないとあいつはやっつけられない」
「そうなの? と云うか、みどりちゃんはとらと知り合いなの?」

そう聞けば、みどりは渋い貌をする。
「ああ、あいつ、いっつもいっつも……」
可愛い貌を歪めてギリギリ歯を鳴らすみどりに、辰吉は何となく聞かない方がいいな、と思った。
何でかって、みどりは辰吉を見てギリギリしているのだ。どうしてかはわからないけれども、つついたら蛇が出てきそうな気がして聞けなかった。

「よし、じゃあとにかく特訓だ、おー」
「お、おー?」

みどりに釣られて辰吉も声を上げていた。

正直、まだみどりは怖い。それでも、河童は相撲が強いと聞いている。ちんちくりん少女のみどりでも、河童は河童だ。彼女に習えば、とらにだって勝てる。辰吉はそう意気込んだ。

「よぅし、これでとらをやっつけられるしーー」
みどりはチラリと辰吉を見る。

「ふふ、ふふふふふふ」
少女にしてはやけに含みのある笑いは、彼には聞こえなかった。

/

「えっと……。みどりちゃん、こんなところでするの?」
「そうだ」
「だって、お相撲でしょ」
「そうだ、お相撲だ」

辰吉はわけがわからなくて首を傾げてしまう。
何せ、みどりが案内した特訓場所とは、川の中にある彼女の家だった。どうして水の中で息が出来るのかわからないが、河童だから、と云うことで納得することにした。

川の中に引きずり込まれた時にはビックリしたが、川の中でも息が出来たのにもビックリした。みどりが何かしていたようだった。
ちゃんと帰れるかは心配にもなったけれども、辰吉は、みどりもとらを一泡吹かせたいようだから、大丈夫じゃないかと思うようにした。

そうして案内されたみどりの家だが、今辰吉が立っているのは布団の上だった。
お相撲は外でやるものだ。これは河童流のお相撲なのだろうか。
辰吉は疑問には思ったが、とらをやっつけたくって仕方がなかったから、意気込んでみどりに云う。

「うん、みどりちゃん、早速お相撲しよう」
「う、うん……」
辰吉はあれ、と思う。なんだかみどりは頬を染めてモジモジしていた。さっきまで乗り気だったのはみどりの方だ。なのにこの変わりようは何なのか。
「どうしたの、みどりちゃん」
「きゃっ、」

あれ、口調も変わってるぞ、と辰吉は首を傾げる。

「だって、急に辰吉、積極的になったから……」
何やら頬を赤らめている彼女に、辰吉はイケナイことをしているような気がしてきた。
「え、えと……」
「隙ありッ」
「え、えぇッ」
バターンと辰吉はみどりに押し倒されていた。
あんまり力をかけていないと云うのに、簡単に倒されてしまって辰吉は目を白黒させる。
「みどりちゃん、酷い……」
ちょっと泣きそうになる。
「何が酷いだ、これは戦法だ」彼女は得意そうだった。「これ、きっととらにも効くぞ」

本当かなぁ、と辰吉は思う。
でも、自分はあっさり引っかかってしまった。

「うん、わかった。試してみる」

辰吉は頷く。

「よし」みどりも可愛い貌で頷く。

「じゃあ」と辰吉はモジモジする。「みどりちゃん、退いてくれないかな」

みどりのぷにぷにしたお尻がお腹の上に乗っかって、辰吉は気恥ずかしく感じていたのだ。
しかし、みどりはニィ、と笑う。
可愛いけれども、どうにもぞわぞわする笑貌だった。

「辰吉、じゃあ、私を退かせてみせろ」
彼女は愉しそうだった。

「これお相撲でしょ、倒れたら負けなんじゃないの?」
「いいや、これは大人のお相撲だ。大人のお相撲は倒れても続くんだ。大人のお相撲を練習すれば、子供の相撲なんて勝てるに決まってる」

みどりの自信満々な貌に、辰吉は確かにそうだと思った。
辰吉はうんうん唸りながら、みどりの足を掴んで退かそうとする。けれども、みどりは足までぬるぬるしてどうにもうまく掴めないし、辰吉は実はしっかりと重心を押さえ込まれているものだから、みどりのお尻にぎゅっと布団に押しつけられて、みどりを退かすことが出来なかった。

しかもみどりは、
「ほらほら、どうした辰吉は、私も退かせられないのか?」
なんて云って、辰吉の腰に跨ったお尻をぐいぐい揺さぶってくる。
その柔らかい感触に、やっぱり、どうにもイケナイことをしている気持ちになってくる。

何せ、揺すられているうちに、股間にあるものが硬くなってきてしまうのだ。

「う、うぅっ」
腰を突き上げてもがけば、
「ァンッ」
とみどりが悩ましい声を上げる。
踏ん張る声だとは思うのだけれど、それを聞いてもどんどん股間が硬くなってきてしまう。

「ははは、辰吉、苦しそうだな」
「ちょっと、みどりちゃん!?」

辰吉は驚いた声を上げてしまう。何故って、みどりは硬くなった辰吉のおちんちんに指を伸ばしてきたのだ。
女の子の細い指に股間を弄られて、辰吉のちんちんは痛いくらいに硬くなってしまう。

「みどりちゃん、酷いよぉ……」
辰吉のベソをかく声に、みどりは少女らしからぬ、ゾクゾクとした表情を浮かべる。
妖しい光を帯びた少女の瞳に、辰吉は騙された、と思ってしまう。
河童の彼女は、こうして尻子玉をヌくのかもしれない。

しかし、みどりは唇を釣り上げるとこう云った。
「辰吉も同じことをすれば良いんだ」
「同じこと? でも、みどりちゃんにはちんちんないでしょ」
「うん、そうだ。私には穴が空いている」
「穴?」
「そうだ、でも、まずはこうしろ」
「えっ、あぁっ」

みどりは辰吉の手を掴むと、自分のお尻を掴ませた。
少女のお尻はむにむにぷにぷにして、触り心地は良かった。

女の子に腰に跨がられ、おちんちんを触られながらお尻を触る。
感じたことのない、むず痒さを辰吉は覚えていた。

「さあ辰吉、揉め。揉むんだ。私のお尻をうまく揉めたら、私は気持ちよくなって転がってしまうかもしれない」
みどりはそんなことを云う。
お尻を触られて気持ちよくなるだなんて、そんなことがあるのだろうか、と辰吉は思う。
しかもそれで転がってしまうだなんて……。

「辰吉、これは大人のお相撲なんだぞ。気持ちよくした方が勝ちなんだ」
みどりはそんなことを云う。
それじゃあ、と辰吉は、みどりのお尻に当てた手に力を込める。むにむにと少年の指が、少女の尻に食い込むようにして動く。

「うンっ、そうだ、その調子、同じ場所ばっかりじゃなくって、撫でたり力加減を変えたり、ンっ、んぅ……」

辰吉は一生懸命にみどりの尻を揉んだ。
彼女に云われる通り、撫でて、揉んで、まさぐり、抓ってみたりもした。そのたびに、みどりは声をあげ、辰吉はだんだん、効いている時の声がわかるようになってきた。
辰吉はいつしか夢中になっていた。
何故って、気持ち良いように出来た時の彼女の声は、可愛いし、ドキドキして、もっと見たくなってしまうものだったからだ。

彼女も辰吉に応えるように腰を振り、辰吉はだんだん彼女の股が湿ってきていることに気がついた。
「みどりちゃん、まさかお漏らししてるの?」
「違ぁう」みどりは声は大きかった。「女の子はな、気持ちが良いと、股が濡れてくるんだ」
「そうなんだ。みどりちゃんは僕にされて気持ちよくなったんだ」

辰吉が云えば、みどりはビクンとした。

「辰吉、そんな教えてもいない言葉責めだなんて……」
みどりがいやいやと首を振っていた。
「言葉責めって、何? よくわかんないけど、みどりちゃんの股、どんどん湿ってる。気持ち良いんだ」
「やぁ……」

自分がするのは良くても、云われると恥ずかしくなってしまうみどりらしかった。
その時、辰吉の指が滑って、みどりの尻の谷間に入り込んだ。

「ひゃぁあッ」
急に上がった大きな声に、辰吉はビックリしてしまう。でも、その声は気持ちのいい時の響きだった。
「これが気持ち良いんだ」と云う辰吉の呟きに、みどりは腰の上でビクンと肢体を竦ませる。
「だ、だめ、辰吉……」
みどりは懇願するように云うが、何故か辰吉は、もっとやれと云われているような気がした。
彼はみどりのお尻の割れ目に指を忍び込ませ、しゅっしゅっと擦る。恐らく彼女の肛門あたりを擦っていたのだろう。
「やっ、あっ」
辰吉の、幼くとも彼女を気持ち良くさせたいと云う手つきに、みどりは感じて身をよじってしまっていた。

辰吉は今だ、と思う。
ぐいっと腰を押し上げて、尻を掴んでみどりを退かす。

「やったぁ、みどりちゃんを退かせたよっ」

無邪気に嬉しがる辰吉だが、コロンと布団に転がったみどりには、生殺し以外のなにものでもなかった。もう少し手を回して、前の方も擦ってもらえればイけたのに、でも、その無邪気な貌に、みどりはちょっと云い出せなかった。

「みどりちゃん、僕、やったよ」
「そのままもうちょっとヤって欲しかったのに……」
「え?」
「い、いや、何でもない。良くやったぞ、辰吉。これをとらにやってやれば、あいつもビックリして油断するだろう」
「うんッ」

辰吉は嬉しくって堪らなかった。
みどりはもどかしくって堪らなかった。

「みどりちゃん、次は何をするの?」
「そ、そうだな……」

みどりは辰吉のキラキラした目が眩しくて、邪な自分が溶けて消えてしまいそうな気がしながら、考えた。そうして、

「よ、よし、じゃあ、次はこうだ」
「み、みどりちゃん!?」

彼女は辰吉の手を取って、着物の合わせから直接胸に触れさせた。
ぬるぬるしていたが、少女のふにりとした胸肉を感じ、しかもそこにコリコリと尖った乳首を見つけてしまって、辰吉はどうしようと思う。
女の子のおっぱいを触ったことは初めてだったが、何やら、やっぱりイケナイことをしているような気になってしまう。しかも、その手を離したくないと思ってしまうのだから困りものだった。

「ふ、ふふふふふ」
みどりは笑ってはいるが、気持ちのいい時の声に似た響きが混じっていたから、お胸も触られると気持ちが良いのかな、と辰吉は思う。

「今度はおっぱいを揉めばいいの?」
「そうだ、辰吉、私のおっぱいを揉むんだ。今度はおっぱいで私を気持ち良くさせてみせろ。そうすれば、おっぱいでもお尻でもとらを油断させられるようになる」
「わかった。僕頑張る」
「よぅし、来い。んッ、んぁあッ、初めっから乳首とはぁッ。お前、お相撲の才能あるぞぉッ、うきゃぁあぁ……」

急に辰吉から乳首を摘ままれたみどりは、大きな嬌声をあげてしまう。辰吉に尻を揉まれ股を擦りつけ、すでに濡れていた彼女は感度が高くなっていた。それに、辰吉が乳首を狙ったのは、おっぱいの真ん中にあったぽっちり、それは子供の辰吉にとって、見るからに弱点っぽいものだったから。

やっぱり、ここ弱点だったんだ。みどりちゃん辛そうだけど、この声は気持ちが良い時の声だ。だって、みどりちゃんが自分で云っていたから。

彼はそう信じ、辰吉に乳首を摘ままれて、んぁあ、んにゃあ、と云って余裕がないみどりの乳首をさらに摘まみ、揉み続け、捻ってもみる。

「ら、りゃぁあぁあッ」

咽喉(のど)を仰け反らせて悲鳴に似た声をあげるみどりに、辰吉はさすがにビックリしてしまって手を離した。

「ご、ごめん、やり過ぎた……?」

辰吉は慌てて云うが、みどりの貌を見て止まってしまう。
まだ子供の辰吉には、みどりがイったと云うことはわからないが、口から涎を垂らし、瞳を蕩けさせて肢体(からだ)をヒクつかせているみどりの様子に、自分は何かとんでもないことをしてしまったのではないか、と思った。しかし、これだったらとらを倒すことが出来るんじゃないのか、とも思った。

それでも、ヒクつくみどりを心配する方が先だった。
「みどりちゃん、大丈夫……?」
辰吉がみどりを揺さぶれば、
「辰吉……、しゅごい、わらし、イっひゃった……。らいりょうふ、らいりょうふらから……」
呂律の回らないみどりだが、どうにも大丈夫と云っているようだった。
それなら、と辰吉は云う。

「みどりちゃん、僕、お相撲の特訓頑張る。だから、みどりちゃんのおっぱいもお尻も、また触らせてもらって良い?」
みどりは辰吉の言葉に、ぞくんとした。またやってもらえる。この気持ちの良いのを、辰吉に。
彼女は牝の貌でうんと頷いた。そして、
「じゃあ、大丈夫だから、このまままたしてもらっても……、良い?」
「わかった」辰吉の手が乳首に伸びる。
「りゃあぁあッ、乳首ィ、イイぃッ」
みどりの咽喉がふたたび仰け反る。
辰吉は大丈夫か、と思うが、どうにもみどりは腰をくねらせてよがりつつ、「もっとぉ、もっほぉ……」とねだってくる。

それなら大丈夫だ。それに、僕もこのみどりちゃんの姿をもっと見たい。
だって、なんだかとってもドキドキするのだもの、と彼は容赦なく彼女の乳首を責めることにした。

少女河童に少年が圧し掛かり、夢中で乳首を責め立てる。された少女河童は淫らな腰つきで快感を楽しむ。辰吉はみどりのお尻も揉んだり、彼女に云われるまま、上の服を脱がせて、剥き出しの乳首を吸ったり甘噛みしたりした。

そのたびに彼女はどんどん淫らな貌つきになって、辰吉は堪らなくなってきた。

そうして喘ぎ、男の手でよがる魔物娘にしがみついてれば、たとえ彼がまだ精通も迎えていない少年だとしても、彼女の魔力に当てられ、股間のものが雄になって来ないわけがなかった。
辰吉は股間が硬くなることはあったが、それを擦ってみたいと云う気持ちになったことはなかった。だが、快楽に喘ぐみどりを見ているとーーどうにも股間がムズムズしだして、いつの間にかみどりの太ももに擦りつけだしていた。

それに魔物娘のみどりが気がつかないわけがない。

「ふ、ふふふ。辰吉、ンッ、んぁッ、にゃぁあッ、ちょッ、ちょっと待て、りゃ、りゃぁあッ!」
みどりは夢中で自分の身体を弄ってくる辰吉を何とか止めるために、彼の股間のモノを捕まえた。
「ふわぁあぁッ、な、何をするのみどりちゃん」
辰吉は硬くなった肉棒を急に捕まえられたものだからビックリした声を上げていた。
「何をするのはこっちの台詞だ。私の身体に夢中になってくれるのは嬉しいけれども……」
みどりはモジモジしながら辰吉に提案する。

「辰吉、今度は別の場所を別の風に責めてみないか?」
辰吉は曖昧なみどりの台詞に、首を傾げてしまう。
だが、みどりは意味深に笑って立ち上がると、下の着物をズルッと脱いでしまう。そこにはツルツルのおまんこがあった。まだ女の子の裸に恥ずかしがるような歳の辰吉ではなかったが、細いスジからタラタラと蜜を零すみどりの割れ目を見ていると、どうにもドキドキしてしまった。
何やら上の方についている突起も、小さいながら膨らんでいるようだった。

「辰吉、私のおまんこ触ってみろ」
みどりちゃんが云う。しかし、その貌は少女の無邪気なものではなく、昏い悦びを宿す女のものだった。
辰吉はちょっと唾を飲み込んだ、そうして恐る恐る指を伸ばしてみた。
チョンっと小さなスジに触れてみた。

「ふぁッ」
みどりが悩ましい声を上げた。今またつきちはみどりを喘がせていたわけだが、蜜を垂らす女陰を触りながら、と云うのは、なんだか別のものに思えた。
ふふふふふ、とみどりは笑っていた。
辰吉はみどりの小さなスジを、ぬるぬるとなぞってみる。なぞるたんびに少女の蜜がたらたらたらたら垂れてきて、辰吉はわけもわからず股間のムズムズを感じていた。

「んぅう……。辰吉、私のおまんこに夢中だな。でも良かった。辰吉のことだからすぐにおマメさんを触ってくるかと思ったけれど……」

おマメさん?
みどりの言葉を反芻した辰吉は、ぷっくりと膨れたみどりの陰核突起を見つけた。

「これ?」辰吉はみどりのおマメさんをむにっと無遠慮に掴んだ。
「ひッ、わぁあぁあ〜〜〜〜ッ」

みどりは油断していたところに激烈な刺激を与えられ、あられもなく叫び、咽喉を仰け反らせて全身をガクガク震わせた。ぼたぼたぼたと愛液が布団に落ち、彼女の膝がくずおれてしまった。

「た、辰吉ぃ、この、鬼畜ぅ……」
みどりは腹を抱えて丸くなった形で、小さな背中をヒクヒク震わせていた。
辰吉はわけがわからなかったけれども、そのおマメさんを触ると、これまで以上の責めになることを知った。

「みどりちゃん、その、おマメさん擦るの練習させてッ」
「だッ、だめぇ、やらぁ……。い、今はダメなのぉ……」

丸くなり、ぷりんとしたお尻を突き出したままの彼女は、後ろに回り込んできた辰吉から逃げようとするが、絶頂の余韻で動くことが出来なかった。

みどりちゃんはやだって云ってるけど、さっきといっしょでこれは大丈夫のやだのはずだ。
辰吉はそう思って、ぷりんと突き出されたお尻の間、小さなスジの下で膨らんでいる彼女のおマメさん(弱点)に指を伸ばす。

「ひぃンッ、あッ、らめぇ、たつきちぃ、わらし、わらしいったばかりらかりゃぁ……、ンぅッ、ッ、あぁあッ!」

ビクビクガクガクしている河童ちゃんのお尻を捕まえて、辰吉はみどりのおマメさんをクリクリクリクリ刺激した。だらだらだらだら蜜が溢れて、辰吉の手はべたべたになってしまった。
これはお漏らしではないとみどりは云っていた。
本当だろうか、と辰吉はちょっと匂いを嗅いでみた。
確かにおしっこの匂いではなかった。
むしろ甘酸っぱさがあって、ドキドキするような……。

辰吉は、みどりがガクガク背中を震わせて布団に突っ伏しているのを良いことに、そっと手についた彼女の蜜を舐めてみた。匂いといっしょで、甘酸っぱかった。女の子のおしっこが出るところから出た液であると云うのに、辰吉はこれ、好きだな、と思った。
それで、直接舐めてみたいと思った。
だって、みどりちゃんは乳首を吸ったり舐めたり、噛んだりすると、とっても気持ちが良さそうに身悶えていたのだ。だから、乳首に似ているおマメさんも、そうしてやれば、きっと彼女は悦ぶ。

そう思って、辰吉は剥き出しでヒクつく彼女の割れ目に口を近づけて……。

「ひぃンッ」みどりはあまりの快楽と、それが意味していることを悟って、恐怖もいっしょに抱いてしまう。そ、そんな気持ちが良いの……。
「た、辰吉ぃッ、だ、ダメ、ダメだぁッ! おまんこ舐めて、おマメさん舐めて、ッ、ふぐぅッ、ッ”、あ”ぁ”ッ、歯ッ、はぁ”ッ、あ”、あはははは、き”、ぎもち良、あッ、あ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ッ!」

びゅるぅッ、びゅるるるるッ。

みどりの幼いおまんこが潮を噴いた。
辰吉はそれでビックリして、やっと口を離した。彼の貌は彼女の体液でベトベトになっていた。

「あ、あはははははは、だ、ダメって云ったのに、辰吉、やめてくれないし、おマメさんさん噛むからァ、お潮、でちゃ、」と、みどりは何かを堪えるかのように、いっそう身体に力を入れて背を丸めた。
「や、やらぁッ、辰吉に、辰吉が見てる前で、そん、にゃッ、あッ、あぁッ、あ〜〜……」

じょろろろろろろぉ……。

みどりは潮ではなくおしっこを漏らしていた。
辰吉は彼女の尿道口から黄金の液体が弧を描いて飛んでいくのを、全部見てしまった。おしっこの匂いがぷぅん、と辰吉の鼻に届いてくる。

「あ、あはははははは……。私、この歳になって……。あは、あはははははは……」

みどりは乾いた笑いを上げていた。

「た、辰吉? お前、お前はもう私の恥ずかしいところを見たんだから、責任をとって私をお嫁さんにしなくちゃいけない」

辰吉は正座させられ、全裸のみどりに叱られていた。彼女は股を拭いて、おしっこのかかった布団を片付けていた。

お嫁さんにする、と云う言葉に、辰吉はビックリしたけれども、彼女にお漏らしをさせて恥ずかしい思いをさせたのは自分なのだ。彼女の云う通り責任と云うものを取らなくてはいけない。
「うん、わかった。僕、みどりちゃんをお嫁さんにする。みどりちゃんをお嫁さんにして責任を取る」
「ふぇえッ、ほ、本当か!?」
みどりは自分で云ったくせに、こんなにも上手くいくとは思ってはいなかったらしい。
「う、うん、本当。でも、云ったのはみどりちゃんなのに、どうしてそんなに驚くの?」
辰吉が云えば、動揺していたみどりは目を泳がせる。
「だ、だって、私河童だし……水の中に住んでるし……」
「でも、みどりちゃんはみどりちゃんだ。確かに最初は怖かったけれど、今はもう可愛いいって思うだけだ」
「か、可愛いいッ!?」
「うん、それに、おっぱいとかお尻とか、あとはおまんこ触られてる時のみどりちゃん、お漏らししてるみどりちゃんはもっと可愛かった。もっと、みどりちゃんのおしっこ、見たい」
辰吉がそう云えば、みどりは河童の貌を真っ赤にさせていた。

「へ、変態変態変態ッ、た、辰吉はそんな歳でそんなものに目覚めてしまうだなんて……」
「でも、みどりちゃんの可愛いい姿を見ちゃったから……」
辰吉がそう云えば、みどりは貌を真っ赤にさせながらも、得意そうな貌を浮かべる。幼くとも魔物娘、自分のことを可愛いと云ってもらえて、彼の淫らな性癖目覚めさせたことに、得意にならないわけがなかった。

「そうだな、私が魅力的過ぎたのが悪かったんだな。子供の辰吉には、私の魅力は強過ぎたんだ」
みどりちゃんはあはは、と得意げに笑っていた。

みどりちゃんだって子供じゃないか。辰吉はそう思うが、それは云わないでおいた方が良いんじゃないかな、と思って黙っておくことにした。
すると、みどりは仕切りなおすように云う。

「じゃあ、辰吉、お相撲の稽古はこれで最後になる」
みどりはそう云うと、辰吉の前に座って膝を立てて股を開く。幼い太ももに引かれ、細いスジからはちょっと桃色の中身が覗いていた。
「辰吉のせいで、私のおまんこはこんな風になってしまった。だから、辰吉にちんちんを挿(い)れてもらわないといけない」
「ちんちんを挿(イ)れる……」
トロリと蜜が出てくる割れ目に、辰吉はなんだか股間に抑えようのないものを感じた。
彼は太ももを擦り合わせてモジモジし出す。

「みどりちゃん、もしかすると、僕もおしっこしたくなったかもしれない」
彼がそう云うとみどりは笑う。情欲に滲んだ貌で。
「それはな、おしっこじゃないんだ」
「おしっこじゃない?」
「そうだ、それは精液って云って、男の子が気持ち良くなると出るものなんだ。女の子が気持ち良くなるとイっちゃうように、男の子は気持ち良くなると、イって出ちゃうんだ」
「そ、そうなんだ」
「そうだ、それを私のおまんこの中にびゅーびゅー出すんだ。私は女だからわからないけど、男の子はそれが堪らなく気持ち良いらしい。もちろん、出されると私も気持ち良くなれる」

正直辰吉には、おしっこじゃないものがおちんちんから出てくると云われてもピンとは来なかった。だが、自分もみどりのように気持ち良くなれるのだと思うと、精液を出したくなった。
それに、みどりの割れ目から覗く桃色を見ていると、そこに這入りたいのか、腰もむずむず動かしてしまう。まるでちんちんに操られているかのようだった。

「みどりちゃん、僕、精液出したい。精液出して、気持ち良くなりたい」
辰吉が云えば、みどりはニマリと笑う。
「じゃあ辰吉、まずはちんちん出せ」
「う、うん……」
辰吉は云われた通りにちんちんを出す。まだ子供の性器ながら、ちゃんと勃起して、皮から半分ほど亀頭が貌を出していた。

みどりはぺろりと唇を舐める。
「辰吉、こっちに来い。こっちに来れば、私がお前のちんちんを舐めてやる。お前におまんこ舐めてもらって、気持ち良くしてもらったお返しだ」
みどりはぺろぺろと小さな舌を動かして、辰吉を誘ってきた。辰吉は女の子にちんちんを舐めてもらうなんて恥ずかしいと思ったが、真っ赤な舌がぺろぺろ動くのを見て、それに舐めてもらったら、とっても気持ち良いだろうな、と思った。

彼は小さく頷くと、座って股を開いているみどりの小さな唇にちんちんに近づけていく。
みどりは自分からも舌を動かしながら唇を近づけてくる。辰吉は、彼女の唇がちんちんに触れるまでドキドキしながら見ていた。

「ひゃッ」
女の子のような声を出した彼のちんちんを、みどりは恍惚としながら舌と唇で皮を剥いていく。
「うぅ、あぁ……」
まだ剥いたことのなかった皮を、女の子の口で剥いてもらうあまりの感覚に、彼はもう呻くしか出来なかった。皮と亀頭の間にみどりの舌が入り込んできて、唾液を注ぎ込みながら丹念に丹念に剥いていく。彼女は辰吉の幼い恥垢を舌でこそぎ取っては、ウットリと口の中に収めていた。

やがて剥き出しになった亀頭を彼女は小さな唇に埋める。
「んぅ、ぶぅ……」
「み、みどりちゃん、そんな……、あ、あぁ、みどりちゃんの口の中、ぬるぬるしてあったかくて、気持ち良い……」
少女に口淫される少年は、呆けたような貌で、口の愛撫を受けていた。

じゅぱッ、じゅぱッ
「んぶぅ、んぶぅ……」

少女は激しく貌を前後させ、辰吉に肉棒の快楽を教えこむ。
股を開き、蜜を零しながら、男のモノを咥え込む姿は、少女の仕草ではなかった。

「み、みどりちゃん、き、気持ち良……」
辰吉はもっと気持ち良くして欲しいと、自分から微かに腰を振り始めていた。辰吉の様子に気を良くした彼女は、やはりじゅぱじゅぱじゅずず、と下品に頬を窄めて夢中で彼を愉しませる。そうしているうちに、辰吉の幼棒がぶるぶるし出す。
みどりはこれくらいだろうかと、口を離す。
幼棒は少女の唾液でテラテラと卑猥に照っていた。

少女が自分の作品を恍惚として見ていれば、もう少しでもっと気持ち良くなれたはずの辰吉が、物欲しげな貌で彼女を見ていた。
みどりはふふふ、と笑って、腰を浮かせるようにして幼いまんこを見せつけてくる。

「いいぞ、辰吉、私も辰吉に気持ち良くしてもらいたくて堪らない。辰吉のちんちんをみどりのおまんこに挿れてくれ」
「う、うん……」
辰吉は彼女に剥いてもらったちんぽを、少女の小さいスジに当てる。
「違う、もうちょっと下だ、ほら、蜜が出てる穴が見えるだろ。うん、そうだ、そこ、あぁッ、辰吉が這入ってクルゥ……、う、うぁ……」
みどりが歓喜の声をあげている一方で、辰吉は腰をぶるぶるしながら、初めての感覚に驚いていた。
初めての女の子の中は、あったかいやら気持ちがイイやら、ちんちんが蕩けてしまうかと思った。だが、あまりの気持ち良さにちんちんが震えると、やっぱりちんちんは蕩けてしまわずにそこにあるんだ、と思った。
そうして辰吉は繋がった場所に見つけたものにビックリしてしまう。

「み、みどりちゃん、血……」
「大丈夫だ。初めてちんちんを入れる時、女の子はおまんこから血が出るんだ。人間だと痛くても、河童の私なら、もう、気持ちがイイんだぁ……」
みどりの蕩けて甘えた声に、辰吉は背筋がぞくぞくとした。
それに、自分が彼女の初めての人だと云う告白は、それがどこまでの意味を持っているかなんて知らなかったけれども、なんだか嬉しくて、そうして背筋のぞくぞくがさらに強くなるのだった。

「辰吉ィ、動いてくれぇ……動いて、お前のちんちんでおまんこをゴシゴシしてくれぇ」
「そうすると、気持ち良いの?」
「そうだぁ……。そうすればお前も気持ち良くなって、精液出せるはずだ」
「わ、わかった」

辰吉はみどりに云われた通りにちんちんを中に擦りつけるようにして腰を動かし出す。
すると、いっせいにみどりのお肉がちんちんに絡みついてきた。
「うわぁ、みどりちゃんの中、うわぁ……」
辰吉はそれしか云えなかった。それしか云えないくらいに気持ちが良かった。それで、ぐりぐりぐりぐり、襞肉に擦りつけるように腰を動かす。

「ンぁッ、んぃイッ、辰吉ぃ、ンぃいィッ!」
辰吉が腰を動かすたび、みどりは苦しそうなまでに貌を歪めていた。
だが、それは痛いのではなく気持ちがイイのだと辰吉にはわかっていた。なんせその声には甘いものしかなかったし、みどりの中のお肉も、辰吉に甘えるように絡みついてきているからだった。

「あぁッ、あぁあッ、辰吉ぃ、気持ちぃ、気持ちぃよぉ」
少女は辰吉の下で喘ぎ、彼の身体に腕も足も絡めて自分で腰を動かしていた。
「みどりちゃん、みどりちゃん、僕も、気持ちイイッ」
彼らはお互いに腰を振って、やがて辰吉はちんちんにおしっこではない別のものがこみ上げてくるのがわかった。それはみどりの方にもわかった。何せ、彼女の中で、辰吉のちんちんはぷくぷくぷくぷく膨れていたのだから。

「あッ、あぁッ、みどりちゃん、僕、何か来た、何か来て、出そうだッ。これが、精液ッ?」
「そうだ、それが精液だ。男の子が一番気持ち良くなった時に出る白いヤツだッ。辰吉ッ、ンアぁッ、このまま、このまま私の中で出してくれッ、ナカダシしてくれッ」
「うッ、うんわかった。僕、ナカダシする。みどりちゃんのナカでダすよッ。ンッ、んぅッ」
「そうだ出せ、私も、もうちょっとでイきそうだからッ、あっ、あっあっあっあっ、イッ、イくッ」
「ぼ、僕も、イくッ」

どびゅどびゅどぴゅ

辰吉は少女のみどりの中で射精していた。それは彼の精通だった。
「あッ、あぁッ、辰吉の、初めての精液、初めての私の中で出てるぅ……。んぅ、熱い、熱いよぉ、辰吉ぃ、気持ちぃ、よぉ……」
「僕もぉ、みどりちゃんぅ……」

幼い二人は互いに抱き合い。それぞれ絶頂の余韻を味わいながらも、お互いを確かめ合うように腰を擦りつけ合っていた。

とぷとぷッ、と。
尿道に残った残り汁も、みどりの中へと注ぎ込まれていった。

/

「とら、勝負だッ、お相撲するよッ」
「た、辰吉……」

みどりとお相撲の特訓をした辰吉は、とらにお相撲を再挑戦した。
しかし、とらは気まずそうに眼を逸らしていた。

「あのな、辰吉、前にしたあのお相撲は……」

普段の様子とは違ってしおらしく見せるとらに、辰吉はとらも油断させる戦法を取っているんだ、と思った。騙されない。辰吉はいつ飛びかかられても良いように身構えていた。
だが、とらは形の良い鼻をヒクつかせて、ピクリと頬をひきつらせる。

「辰吉……? なんでお前からみどりの匂いがするんだ? しかも……」
「とらを倒すために、みどりちゃんと大人のお相撲を特訓したんだ」

辰吉の言葉に、とらはほほぉう、と云う。
「みどりのやつ、ヌけがけしたな……。いいぞ、辰吉、あたしとも大人のお相撲をしよう。前、お前とシたあのお相撲は、おっ母とおっ父がヤってたお相撲の真似っこだったんだ。でも、ちゃんとしたやり方聞いてなかったから、お前を怖がらせるだけになって怒られた。だけど、今はちゃんとそのやり方を聞いた。お前の精液出させてあたしが勝ってやる」

ヤる気になった”おとら”に、辰吉はよぉし、勝ってやるぞ、と思う。

とら、おとらは女の子だった。

辰吉と同じくらいの女の子で、彼女は人間に化けた人虎だった。
以前両親が交わっているのを見て、それをおっ母に聞いたら、それは大人のお相撲で、おとらがもう少し大きくなったら詳しく教えてやると言われた。
でも、気持ち良さそうだった二人の姿を見て、辰吉にお相撲をしようと云って誘ったのだった。
だが、おとらは交(まぐ)わいがどう云うものかわからず、相手がまだ精通も来ていない辰吉だったから、辰吉のちんちんを弄ったり擦ったりしてーーもちろん、幼くとも魔物娘だから、辰吉は痛くはなく気持ち良かった。だが、気持ち良いが何かわからず、幼くとも中身が人虎であるおとらが目を血走らせながらちんちんを苛めたものだからーー辰吉を怖がらせてしまったのだった。

辰吉の悲鳴のような嬌声に、慌てて駆けつけたおとらの母親がおとらをしかり、そうして本当は、あれはお相撲ではなく交(まぐ)わいで、好き合った男女がするものだと云われて、おとらは真っ赤になった。確かに辰吉は好きだし、気持ち良くなってもらいたくってそうした。だけど、それのちゃんとしたやり方や、それで赤ちゃんが出来ることを聞いて、恥ずかしくなってしまったのだ。
そんなものを外でやろうとした。
自分はなんてはしたなかったのだ、と。

それに辰吉を怖がらせてしまったのだ。
彼女も辰吉にどんな貌をして会えば良いのかわからなかった。

しかし、今、辰吉は恋敵である河童のみどりの匂いをプンプンさせて、精の匂いもさせていた。それは幼い人虎の本能を刺激し、みどりに先を越されたと云うことで、みどりよりも自分の方が辰吉を気持ち良く出来るのだ、と云う、漢女(おとめ)心を燃え立たせてもいた。

あの年増童女河童めぇ、おっ母よりも年上のくせに。
辰吉を奪われないようにいつもババァババァ云って追い払っていたのに。
辰吉の傷心を狙うなんて太いババァだ。

おとらはそう思っていた。
まだ彼女が幼くて良かった。もう少し年がいっていれば、対抗心以外にも色んなことを考えて、彼女の破瓜血よりも先に、みどりの血を見ていたかもしれない。

「よし、いいぞ、辰吉。じゃあ、布団をしこう。大人のお相撲は本当は布団の上でするんだ。今度は泣いたって最後までヤってやるんだからなッ」
「望むところだ、とら。今度はとらの方が泣くことになるんだ」

「「ふ、」」「「ははははははは」」

幼い二人は競い合うようにしてとらの家に入り、布団を敷いて大人のお相撲をすることにした。
18/05/01 09:42更新 / ルピナス
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■作者メッセージ
その結果、帰って来たおとらの母親が見たのは、辰吉の上に跨って、虎のように激しく腰を振る娘の姿か、辰吉に後ろから突かれ、子猫のように啼く娘の姿だったか、それはご想像にお任せしたい。
どちらにせよ、娘と交(まぐ)わう辰吉から、ロリババァ河童の匂いを嗅ぎ取って、母親が、あのババァはもしかして自分の娘になるのか、やだなぁ、あのババァ、と思ったのは確かだったと云う。


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このシリーズ、何かと書こうと思ってはいたのですが、同じパターンの繰り返しや、話が膨らまずにボツになったのが多いです……。

追伸
最近、ノクターンノベルズさんの方でも、ルピナス・ルーナーガイスト名義で連載しております。もしも、ご興味があれば、どうぞよろしくお願いいたします。
興味がございませんでしたら、この追伸は無視しといてくださいm(_ _)m

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