読切小説
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汚っさんとコボルド

 ある街に、キモース・ギ・ナオサーンという男がいました。

 キモースは身長が低く、腹にはたっぷりの脂肪、崩壊した顔面パーツ、髪の薄い頭にラードが滴ったぶつぶつ顔と、まさしく不細工という概念の子宮から生まれたかのような男でした。
 そんなキモースですから、当然、ご近所の小さいお子さんをお持ちの親御さんからは警戒されていて、子供達はキモースに絶対に近づかないように厳しく躾けられていました。
 これでキモースが心優しい男であったなら悲劇も生まれたことでしょう。しかし、見た目というのは人を見定める上で重要なファクターであり、その人の性格が顔に現れることも多かったりします。
 そしてキモースはまさにその容姿のとおりの下種な人間で、今まで性犯罪を犯していないのが奇跡的なくらいでした。実際に街の人達から要注意人物と思われていなければ、とうに罪を犯していたかもしれません。

「くそッ、もう我慢できん。幼女を誘拐してやる!」
 ある日キモースはその性欲を持て余し、部屋の中で大声をあげました。壁に掛けられた大型犬用の首輪を、見たもの全てが寒気を浮かべてしまう様なおぞましい表情で見つめ、一撫でしてから外に出ます。
 キモースは重い巨体を揺らしながら目的の場所へと歩き出しました。
「ゲヘヘ、この時間帯ならガキ共は広場で遊んでいるはずだ」
 そんなキモースの予想は当たり、着いた広場では子供達が集団で元気に遊んでいます。これ幸いとキモースがこそこそ近づいていくと、
「うわッ、キモースだ!」
「石ぶつけてやれ!」
 キモースに気づいた子供達は追いかけられても捕まらない絶妙な位置を保ちつつ、キモースに石を投げつけてきました。一人二人なら問題はなかったかもしれませんが、子供達は六人いました。なかでも子供達のリーダーであるイケーメン君が投げる、川の水切り十回以上は余裕という将来有望な右腕の前にはキモースもたまりません。
 キモースは投げられた石で少々怪我をしながらも、その場を必死に逃走しました。やがて逃げ切ると石を投げてきた子供達に対し悪態をつきます。
「ちくしょうッ! あいつら今度あったら全員ケツの穴ガバガバにしてやるぞ!」
 キモースは男の子もイケるクチでありました。

 さて、子供達から逃げている間に街の外れまで来てしまったキモースは、偶然にも森の中から一人の女の子が出てくるのを見かけます。
「おほっ! 美幼女発見!」
 その子は、キモースが驚いたのも無理はないほど可愛らしい子でした。くりくりの大きな瞳に、茶色い長い髪、頭には垂れた犬耳、お尻にはふわっふわな尻尾。・・・・それはどうみても魔物娘じゃね?ってくらいの女の子でしたが、溢れんばかりの性欲でまともな思考を失っていたキモースはむしろコスプレさせる手間が省けたと喜んだのでした。
「ねえ、おじさん。私のママしらない? はぐれちゃったの・・・・」
 女の子はキモースを視界に入れると、まったく警戒することなく近づいてキモースに話しかけてきました。これにしめたと思ったのがキモースです。
「キ、キミのおかあさんとは知り合いなんだ。呼んでくるから僕の家に行こう」
 と、誰もが絶対嘘だろと気づく提案に、女の子はわーいと喜んでキモースについてきました。
 そんな純粋無垢な女の子に対し、罪悪感がキモースに芽生え・・・・・・・・るはずもなく、むしろズボンの股間は盛り上がり、先走りがパンツを濡らしていたのでした。


 そして家につくなり、キモースはその本性を曝け出しました。女の子を後ろから抱っこして、自身の匂いの染み付いたベッドにおしつけます。
「どうしたのおじさん?」
 訊ねる女の子に構わず、上着を全部捲って肌を露出させ、綺麗なさくらんぼ色をした乳首にキモースは鱈子唇で吸い付きました。
「ひゃんっ! ・・・・あはは、おじさん赤ちゃんみたい!」
 乳首を吸っても嫌がるそぶりをみせない女の子に、キモースは感情を昂ぶらせました。我慢の限界とばかりに、下穿きをずり下げて脱がせます。
「おほぉ! 綺麗なスジマン!」
 そこにはキモースにとって素晴らしい桃源郷が存在していました。女の子の陰部は一本も毛が生えておらず、具がハミ出ていない一本筋。たまらずキモースはその汚い舌でしゃぶりつきます。
「んんっ!」
 可愛らしい声をあげ、くすぐったそうに身を捩る女の子。キモースの理性は微塵も残っておらず、雄の生殖本能を満たすことしか頭にありませんでした。
 キモースは下半身を露出させ、黒光りする陰茎を取り出します。

「ん、おじさん、・・・・勝負するの?」
 女の子の言葉はもうキモースの耳には入りません。腰を両手で抑え付けながらぴっちりと閉じた筋を強引に割り開いて、小さな穴へ自身の陰茎を埋めていきます、入れた瞬間から顔を覗かせた射精欲を必死に抑え付けながら、全てを膣に収めたところでキモースは荒々しい息をつきました。
 キモースはもっと落ち着いて女の子の膣の中を味わいたかったようですが、常時うねうねとうねり、時折きゅっきゅと締めてくる名器は、入れているだけで極上の快感をキモースにもたらしていくのでした。

「ちくしょうッ! こんな気持ちいいマンコしやがって、このビッチ幼女め! 許さん!」

 耐えるのは到底無理だと本能で悟ったキモースの腰使いは、絶頂に向けて速さを増していきます。やがて限界に近づくと、キモースは太った身体を反らしながら、女の子の子宮口にぴったりと亀頭を密着させて、

「スジマン幼女に種付け!」

 どくっ! びゅるるるるるぅーーーー!

 最高に気持ちいいタイミングで射精しました。射精している間も、陰茎が脈打つ度に出される精子を喜ぶように、子宮口がちゅうちゅうと吸い付いてさらなる放精を促します。

 女の子の膣内はキモースの精子でいっぱいになり、入りきらずに溢れた分がベッドにゆっくり零れ落ちました。
 これだけ出せば玉の中身は空っぽになりそうなものですが、キモースは念願の幼女とのセックスなこともあり、まだまだ陰茎は膣の中で臨戦状態です。キモースは抜かずにそのまま腰を振り続け、その度に精子と愛液が飛び散ってベッドを汚していきました。


 それからキモースは女の子と十時間以上ぶっ続けでセックスしていました。これが普通の女の子であったなら、膣が壊れていてもおかしくないほどだったでしょう。

 しかし、先に音をあげたのは、なんと驚異的な性欲を持つキモースのほうでした。
「もうむり、もう勃たない」
 萎びた陰茎を擦りあげても、勃起することはありません。めちゃくちゃにしたはずの女の子を見たキモースは驚きました。女の子が不満げな顔をしていたからです。
「むぅうう、いっぱいイかされちゃった。今度はこっちの番だからね!」
 そういって女の子は、キモースの腰に後ろから抱きつき、右手を伸ばして萎びた陰茎を掴みます。
「おほぉ!」
 女の子はキモースの陰茎を擦りあげながら、汚い尻の穴を舌でほじくり始めました。
「おじさんとはもう仲良しだもんねー」
 その小さな舌でキモースの尻穴の皺を一つ一つ舐めあげて、ときに強く可憐な唇で吸い付きました。
 れろれろじゅるるるるるるぅぅぅぅぅぅ!!!!!
 その甘美で強烈な刺激にキモースが呻き、萎えていた陰茎から少量の精液が飛び出ました。
「あー、おじさんのばか! 出していいなんていってないもん!」
 頬を膨らませて怒った女の子は、キモースの尻穴に指を突っ込んで前立腺を刺激して強制的に勃たせたあと、上にまたがって腰を振り続けました。

 
 それからまた十時間ほどが経ちました。
 やっとのことでキモースがアヘ顔ダブルピースになったのをみた女の子は、勝利に両手を上げて喜びます。
「やったー、私のかちー! えへへ、これでおじさんより私の方が偉いんだよー。あー、ちょうどいいところに!」
 そういってセックスで上下関係を決めたコボルドは、壁に掛けてあった首輪を気絶してアヘ顔状態のキモースに取り付けた後、そのでっぷりとした腹に頭を乗せて気持ちよさそうに眠り始めるのでした。


 あれからしばらくの時間が流れました。
 今日も全裸に首輪をつけた四つん這いのキモースと、首輪と繋がった手綱を握るコボルドが森を散歩しています。初めてセックスをした次の日から毎日欠かすことはありません。
「おじさん、お手」
「わふん!」
「ちんちん」
「おふぅ!」
「よしよし」ナデナデ
 種汁ブシャー!

 こうして、街の平和はある魔物娘によって守られたのでした。めでたしめでたし。
15/10/12 00:32更新 / 涼織

■作者メッセージ
甘やかされて育ったコボルドちゃんは生意気な性格の傾向があって、飼い主のランク付けも厳しいに決まっているわけで、つまり何が言いたいかというと、あまあまタグつけていいですかだめですかそうですか

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