読切小説
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Q●●
「ママー! おやつー!」
「はいはい、今すぐ出すから待っていてね」
とあるジパングのマンションにて。
子どものグールが母親におやつをねだっていた。
母親はにこにこと笑いながら冷蔵庫から真っ黒い、三日月状の果物を取り出す。
その黒い皮を剥くと赤黒いぶよぶよの中身が現れた。
この赤黒いのは中の皮で、果肉はその中に詰まっている。
それを食べるには、この果実を舐めしゃぶって刺激を与えて、先端からどろどろの果肉を搾り出す必要がある。
ねぶりの果実。
少々食べ方が面倒だが、魔物の子どもたちの間で人気があり、また将来のフェラチオの練習になるからと言うことで親も子どもに買い与える果物だ。
何かを口に含まないと落ち着かないグールにとってもうってつけな果実と言えた。
「はい、どうぞ」
「わーい、ママありがとー」
母親からねぶりの果実を渡され、子どもはぴょこぴょこと跳ねて喜ぶ。
ちゃんとお礼を言えた娘の頭を撫でながら、母親は目を細めた。
「さて、くるみ。お母さん、ちょっとゴミ出しに行ってくるね。いい子にしているんだよ?」
「 ん……ふぁい……あむっ、んちゅう……」
ねぶりの果実を口に咥えたまま、娘のくるみは返事をする。
果物に夢中になって半分くらい聞き流していそうな娘にちょっと不安を覚えたが、まぁ心配はないだろう。
母親はゴミを出しに家を出て、鍵をかけた。
部屋にはくるみだけが残される。
「あふぅ……ん、れろ……」
一度口を離し、舌だけでくるみはねぶりの果実を舐め上げる。
先端からどろりとした白い果肉が漏れた。
溢れ出た果肉を、ちろちろと舌を這わせてくるみは舐めとる。
その刺激でさらに果実からは果肉がますます溢れ出た。
これ以上、先端を舐めるだけだと果肉をこぼしてしまう……
何度もこの果物を食べたくるみはそれを知っている。
ぱくりと口を開き、先端だけを口に頬張った。
ちゅちゅちゅっと、ストローで吸うかのように果物に刺激を与え、果肉を引き出す。
「んふぁあ……おいひい……」
果実を口に咥えたまま、くるみはつぶやく。
咥えたまましゃべることも果実には刺激になったのだろう。
どぷりと先端から果肉が放たれ、くるみの舌に乗る。
慌ててくるみは果実を銜えなおし、ちゅぱちゅぱと果実をしゃぶった。
幼いグールの口技はさらに苛烈になる。
果実を口に出し入れして、くちびるによる刺激も加え始めた。
本当は手で果物を動かすのではなく、自分の頭を動かすべきなのだが、そこのところはやがて少女は学んでいくだろう。
どちらにせよ、ねぶりの果実にとっては強烈な刺激だ。
もはやどくどくと言った感じの漏れ方ではなく、水道のようにちょろちょろと断続的にくるみの口内に白濁の果肉が溢れていた。
こくんこくんと小さな喉を鳴らして、グールの少女はそれを飲み下していく。
そのくるみの頬だが、いつの間にか上気している。
目もとろんとしており、身体も無意識のうちにもぞもぞと動かしていた。
「はふぅ、はわぁ……ん、んちゅう」
彼女の口から甘ったるい吐息が漏れる。
幼くても彼女は魔物娘。
まだ生殖能力は獲得していないが、心も思考も、そして身体は淫らに染まっていた。
『きのうのよる……ママはパパのおちんちんをぺろぺろしていた……』
果実を舐めしゃぶりながら、くるみはふとぼんやりと考える。
実は昨日、彼女は両親の情事の様子を覗き見ていた。
夜中になんとなく目が覚めたら、両親が寝ている部屋から何か呻き声のような物が聞こえた。
何事かと思ってそっと覗いてみたら、仰向けになっている父親の肉棒を、母親がしゃぶっていたのだ。
母親が頭を動かし、肉棒が口を出入りする……くるみが今、くちびるで果実を刺激しているのも、昨日の母親の動きを参考にしたからである。
『おちんちんぺろぺろしたあと、ママはパパにおうまさんのようにのって……』
くるみは回想を続ける。
『ママのおまたにおくちのようなものがあって、それでパパのおちんちん、たべちゃった……』
その時、母親はくるみがそれまでも聞いたことのないような声を上げた。
悲鳴のようでいて全く異なる、妖しげな声。
幼いとは言えくるみも魔物娘、どうして母親がそのような声を上げたか、理解していた。
『ママ、とってもきもちよさそうだった……』
そこから先は見ては悪いような気がした。
くるみは大人しく自分の部屋に戻り、布団をかぶった。
ときめく胸と、疼く股間を無理やり抑えて。
そして今、彼女はそのときと同じようにドキドキと鼓動が高まっており、股間も疼いていた。
『……!? おもらし、しちゃったかな……?』
下着に冷たい感触を覚え、くるみは目を丸くする。
だが、おもらしとはまた別の感覚だ。
『どうしたんだろう?』
気になって仕方がない。
くるみはそっと、右手を下腹部に伸ばす。
そして女児ショーツのクロッチ部分をずらして自分の股間がどうなっているのか、確かめようとした。
ぬるりと、尿とは異なる液体が彼女の指に絡みつく。
『ふぅ……おもらしじゃなかった……』
少し安心したくるみだったが、次の瞬間びくりと身体を震わせた。
「んふぅ!?」
口からも思わず声が漏れる。
くるみの指先が、幼い性器に触れていた。
クリトリスならともかく、普通膣というものはちょっと触れただけで電撃が走るほど快感を覚えることはないだろう。
しかし、グールという種族は違う。
上の口を使うことが多いグールにとって、下の口である女性器は敏感すぎる、弱点のひとつなのだ。
他の魔物たちの女性器よりも数倍快楽に対し、敏感である。
そこに幼きグールは触れてしまったのだ。
「あ、あうぅ……」
ねぶりの果実を咥えたまま、くるみは呻く。
すぐに彼女は理解した。
昨晩の母親はここに父親の性器を受け入れたために、あんなに気持ちよさそうな声を上げたのだと。
そして彼女の心のなかでモヤモヤとした欲求が高まってくる。
自分も母親が味わった快楽を味わってみたい……父親の性器じゃなくていいから、とにかく味わってみたい……
子どもと言うものは欲求に忠実だ。
止めるものがなければその欲求を実現するためにすぐに行動に移す。
ねぶりの果実を口に含んで舌を這わせたまま、くるみはぬるぬると秘裂の入口を指でなぞった。
「んああっ! あ、あえぇ……」
下腹部から全身に回る快感に彼女は声を漏らす。
一方、グールの本能からか、口も休んでいない。
くちびるによるしごきは止まっていたが、ちゅうちゅうとねぶりの果実を吸い立てながら、口内でくるみの舌が激しくくるくると回って果実をまとわりつくように撫で回す。
舌が触れていない面も口腔内の粘膜が触れており、果実には常に刺激が加えられている状態だ。
どぷどぷと彼女の口内に果肉が溜まっていく。
時々その果肉を飲み下しながら、くるみはねぶりの果実に刺激を加え、自分の秘密の場所に自分で刺激を加えていた。
『なにこれぇ……からだがビクビクしてぇ……きもちいいよぉ……』
自分の股間をいじりながら彼女は考える。
すっかりグールの少女はこの快感の虜になっていた。
だがそれと同時に彼女の中に恐怖のような物が沸き起こる。
『なにか……なにかきてるぅ……ぞわぞわってぇ……』
何かが彼女の身体の中で風船のように膨らんでいた。
得体がしれないので怖いのだが、それでも秘裂をなでる指の動きは止まらない。
部屋にはくるみのくぐもった声とじゅぷじゅぷと果実をしゃぶる音、そして股間からの小さい水音が響いていた。
クリトリスに触れなかったのが幸いだった。
もし触れていたら、あまりの快感に彼女は気絶していたかもしれない。
『んんっ!? くる……なにか……きちゃう!』
先程から膨れ上がっていた何かが最大限にまで膨れ上がっていた。
それ以上膨らんだら、風船と同じように破裂してしまう。
しかしそれでも彼女の指は止まらなかった。
風船が弾け、全身に快感が飛び散る。
「んんんんんん!?」
目をギュッと閉じ、身体を固くして震わせてくるみは声を上げる。
自らの手によってグールの少女は生まれて初めての絶頂を味わっていた。
あまりの快感に全身に力が入る。
そう、口にも……
ねぶりの果実は刺激によって赤黒い皮の中に含まれている果肉を放出する。
だがもし、強烈すぎる刺激を加えたり、歯を立ててしまったりしたときはどうなるか?
パーン!
風船と同じように、ねぶりの果実は弾け割れてしまった。
中に詰まっていた果肉が飛散し、部屋やくるみの顔を白く、どろどろに汚す。
ちょうどそこに母親が帰ってきた。
「ただいまぁ、隣の人とちょっとおしゃべりしちゃった……あらあらくるみちゃん。この間までは上手に食べられていたのに、今日は失敗しちゃったかな?」
「ふえええ……ママぁ……」
快感と得体のしれなかった恐怖に涙目だったくるみは、一目散に母親に駆け寄って抱きつく。
そして今あったことを伝える。
「あのね、あのね……なんかね、くるみ、おまたがむずむずしたからさわってみたの。そしたらからだがあつくなって……それでね……」
母親はすぐに娘に何があったかを察した。
優しく微笑んでくるみの頭を撫でる。
「大丈夫大丈夫。気持ちよかったでしょう?」
「う、うん……」
「それはね、とてもいいことなのよ。気持ちいいのを知ることは大事だし、将来の旦那さんに自分のどこが気持ちいいか伝えるのも、大事なのよ?」
母親の言っていることは理解しきれなかったが、自分がねぶりの果実を破裂させて部屋や服を汚したことは怒っていないし、自分の身体に起きたことが悪いことじゃないことも分かった。
それで十分だった。
泣き顔だったくるみの顔にようやく笑顔が戻る。
もっとも目はまだ絶頂の余韻で涙目であったが。

こうして魔物の少女は大人の魔物娘となっていく。
とあるグールの家の昼下がりに起きた出来事であった。
12/11/09 17:59更新 / 沈黙の天使

■作者メッセージ
まずは全力で■カ・■ーラ株式会社さんに全力でアクロバティック宙返り土下座をいたします。
マジデスミマセンデシタ(ドッゲーザ!)
なんかテレビCMはあまり見なくなった気がしますが(そもそも沈黙の天使があまりテレビを見ないこともあるかもしれませんが)
某大手ファストフード店や自販機などで未だに置いてあるフルーツジュース、Q●●。
リアルタイムでCMを見ていた私は懐かしく思ったりします。
しかしそこで変な電波が混じってあらすじの替え歌となり、そしてロリグールとなった……どうしてこうなった!?wwww
ハロウィンネタをこれにしても良かったのですがどうしてもハロウィンと組み合わせることができなかったのと、ショタSSが思い浮かんだので、このようになりました。
いかがだったでしょうか?

次回も頑張ります。

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