読切小説
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Don´t remember.
 清太さん……? ……どうしたんですか、清太さん? ずいぶんと魘されていましたけど……
 ……悪夢、ですか? ……心配しないでください清太さん。度胸も無ければ能も無い、後先考えずに動いた結果勝手に破滅したあいつらが復讐に来るなんて、あるワケ無いじゃないですか。
 ……え、それでも恐いのですか? ……心配いりませんよ。あなたにはわたしがいるじゃないですか……四六時中、ずっとずっとあなたの隣にはわたしがいますよ。
 外が怖いのなら、ずっとこの部屋に、わたし達の世界に籠れば良いんですよ。ここなら苦しさも痛みも貧しさもなく……誰かを羨むこともなく、妬むこともなく……軋轢のない、争いもない……あなたの為の場所なんですよ。
 ……そう。あなたの為の小さな世界なんです。あなたの恐れるものは何もない場所。この世界を脅かそうとする人はわたしが追い払ってあげますから……貴方のためならどんなことだってするって、約束したじゃないですか……
 ……ふふっ、わたしのおっぱいに顔をうずめる清太さんも可愛いですね……んっ、いきなり吸っちゃ駄目ですよ清太さん……
 
 ねえ清太さん、あなたは外に出たいと思いますか? ……いえいえ、わたしも清太さんを他の女の目につくところに連れ出したくないし、清太さんが外に出たくなければわたしもずっと一緒にいるのですけど、義母様から頼まれたので仕方がなく……
 ……わたしがいればそれでいい。外の世界も他人もどうでもいい。ずっとこの部屋の中でくらしたい、ですか……わたしも同じですよ、清太さん。
 だって外の世界は汚いもので溢れているじゃないですか。薄汚い欲望とおぞましい感情……それのせいで清太さんは傷付いて…
 ……だからわたし、決めたんです。清太さんがもう二度とあんな事に遭わないように、わたしがずっとずっと守ってあげようって……
 この長い躯なら、清太さんと触れたままでも出来ることが多いんですよ。だから、清太さんはずっと布団の中で待っていてくれるだけでいいんですよ。
 お腹が減ったらわたしが料理を作ってあげますし……他にも清太さんが欲しいものは全部わたしがすぐに用意してあげますからね。
 だから、清太さんはあまり考えなくていいんですよ。清太さんが望むなら…………大丈夫な日だけ、エッチするのだって…………
 ……わたしは、大丈夫ですよ。清太さんに身も心も捧げると誓いましたから……清太さんの願いを叶える事が、今のわたしの生き甲斐ですから……

 だから……誰にも邪魔されないこの場所で……


 ……ゆっくり、休んでくださいね。
15/11/23 15:13更新 / ウマノホネ

■作者メッセージ
Q.世界とか部屋とか場所とか、統一しないの?
A.ああ!

Q.白蛇さんの名前は?
A.調整中

Q.短い。36点
A.ギャグの無い物語書いたのは久しぶりなのです(白目)

Q.なんで男だけ名前あるの? ていうか描写無いけど何歳ぐらいを想定してるの
A.和久名はおねショタ気味のを想像しながら書いていました。

Q.ぼかしてあるところ大杉
A.ご想像にお任せしました。

Q.あとがきでなにやってるの
A.馴れないブラックなのを書いたせいです。本当に申し訳ない

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