蜜日
数日前から、朝起きると太陽の光よりも先にこの甘い匂いを感じるようになった。
首だけを動かし顔を隣に向けると、スヤスヤと眠るお嫁さんの姿があった。
枕を抱きかかえるようにうつ伏せに眠り、時々ピコピコと触角を動かす姿は何とも愛らしい。
しばらく眺めていたが、やはり彼女から発せられる甘い蜜の匂いの誘いに耐え切れなくなった僕は、そっと彼女の顔に近づくと、頬を舐めた。
舌で感じる彼女の頬の柔らかさと甘さ、私は犬のように一心不乱に舐め続けていた、そう、彼女がすでに起きてることにも気づかないほど。
「おはよ〜♥今日の私もおいしい〜？」
その声を聴いて僕は慌てて離れた。
「ごめんっ！コリンの顔見てたら我慢できなくて……」
彼女はゆっくり体を起こすと彼女は自分の頬に付いた唾液を指で取って口に運びつつニッコリと笑った。
「も〜別に気にしなくていいのに〜♥私も貴方に味わって欲しくて毎日蜜を塗り込んでるんだから〜♥ほら〜もっと味わっていいんだよ〜？」
そう言って頬を向けてくるが、流石に起きてるのに舐めるのは恥ずかしかった。
しかしまだあの甘さを味わい足りない僕は、彼女の頬ではなく口内に舌を伸ばした。
「んんっ……ちゅるっ……んぐっ……れろぉ……ぷはぁ……貴方の味、とってもおいしいな〜♥私の味はどお？おいしかった〜？」
「とっても甘くておいしかったよ」
それを聞くと彼女はとても嬉しそうに笑った。
――――――――――――――――――――――――――
「おまたせ〜♥」
キッチンから出てきたコリンがお盆に乗せているのは、甘い匂いを漂わせるハニートーストとアルラウネの蜜入りホットホルミルク。
一口ホルミルクを飲むと、優しい甘さと温かみが体の中を満たす。
ふう……と白い息を吐いていると、コリンに声を掛けられる。
「はい、あ〜ん♥」
ナイフで小さく切り分けられたハニートーストをフォークで取り、こちらに向けていた。
僕もあーん、と口を広げ最初の一切れが入ってくるのを待つ。
そして、ハニートーストが口の中に入ると、一気に甘さが口の中いっぱいに広がる。
蜜を使った料理は僕も彼女も大好きで、彼女は色々とスイーツを作っていた。
その腕前はパティシエにも負けないほどで、初めて食べたときは、自分もスイーツ作りには自信があっただけに正直ショックを受けたものだ。
だが嬉しいことに、彼女は僕の作る料理を好んでくれて、こうやって結ばれてからは交互に朝食を作るようになった。
「どうかな〜？おいしい〜？」
「うん、ふわふわでおいしいよ。今日も上手だね！」
触角をピコピコと動かしながら笑顔ですぐさま次の一切れを持ってくるあたりよほど嬉しいようだ。
そんな彼女の顔を見ながらハニートーストを味わっていると、ふと数日前のことを思い出した。
僕と彼女はある魔物夫妻がやってる蜜の売店で出会った。
彼女は、そこのアルラウネさんが独り身だったころから彼女の蜜がお気に入りで、よくあそこのアルラウネさんから蜜を集めてたらしい。
アルラウネさんに旦那さんが出来てからはしばらく二人っきりでお楽しみだったらしく蜜が取れなかったが、二人がお店を営むようになったのでそこの売店で買うようになったらしい。
そして甘いモノの好きな僕は近所にできた蜜屋と言うものに興味が湧いて訪れた時に、彼女に出会った。
あの店の中は蜜の匂いで溢れていたはずなのに、何故か彼女の体から発せられる匂いが際立っていた。
どうやら、それは彼女も同じだったらしく、そのままお互い蜜を買うことを忘れ僕は彼女の家に誘われるとお互いを味わうこととなった。
それからと言うもの、僕は彼女の味の虜となってしまった。
彼女の頬を舐め、口内を貪り、胸に吸い付き、秘部にしゃぶりつく。
どこを味わっても甘く、どれほど味わっても飽きることなく、そしていつまでも薄まることもない。
僕はあの店で、最高の蜜を見つけたのだ。
これからもこの蜜を味わい続けられる、そんな喜びに浸っていると気づけばハニートーストをすべて胃の中に納めてしまった。
残念だが、これほど美味しいのに人間である以上食べれる量には限界があるので朝食を終わりにする。
「ご馳走様、最高の朝ご飯だったよ！」
「えへへ〜♥そんなに褒められちゃうと照れちゃうな〜♥」
嬉しそうにしながら食器を片付けようとキッチンに向かおうとする彼女を見ると、蜜の効果かどうしようもなく彼女とセックスしたかった。
今まではムラムラしても素直に言えなかったが、ここ数日の生活で彼女が自分の欲求を否定しないことを体で教えられていた。
だからこの日は、その想いを素直に表に出した。
「お嫁さんデザートも欲しいなぁ……なんて……」
そういうと彼女は室内だというのに羽を使ってとんでもない速度でキッチンに食器を置くと、そのまま私を抱きかかえて寝室へ運んでしまった。
「きゃーっ♥嬉しいな〜貴方が私を求めてくれて〜♥いいよ〜どこでも好きなところ味わってね〜♥」
服を脱ぎ去ると、私に甘い裸体を見せつける。
そして、ベッドの上に胸も女性器も見えるように座り込んだ。
「いっぱい貴方に見られちゃってドキドキするな〜♥あっ、いけないいけない！」
慌てて枕元に向かうと、そこにある瓶を持ってくる。
それはアルラウネの蜜。先ほどのハニートーストにも使われたものだか、僕達の間ではただ料理に使う以外にも使い道がある。
これをセックスする前に彼女に塗り込むと、より彼女が美味しく、そして彼女に惹かれるようになる。
一人だったときは彼女は自分自身で塗り込んでいたらしいが、今は僕が塗っている。
「じゃあお願いね〜♥貴方の味わいたいところにたくさん塗ってね〜♥」
瓶を受け取ると、蓋を開け手のひらに蜜を垂らす。
正直このまま食べてしまいたいが、ここは我慢する。なにせ、彼女に塗ることによってこの蜜はもっと美味しくなるのだから。
先ずは、彼女の柔らかな胸に塗り込む。
手のひらで包み込み、全体に入念に蜜を塗り込む。
時々親指と人差し指で乳首を優しく摘まんだり、わしわしと揉んだりしながら味を染み込ませる。
「うぅんっ♥どんどん蜜塗るの上手になってるね〜♥まだおまんこに蜜ぬりぬりされてないのに、すっごいトロトロになっちゃってるよ〜♥」
その言葉を聞いて、ちらりとコリンの下腹部を見ると、女性器からは透明の粘液が滴りシーツを濡らしていた。
その光景に我慢できず、胸の塗り込みを切り上げると、もう一度蜜を手に垂らし、今度は恥丘に蜜を塗り始める。
「おまんこなでなでされるの気持ちいいな〜♥蜜が私の愛液と混ざってもっととろとろになっちゃうね〜♥」
何度も何度も恥丘を撫でまわし、しっかりと表に塗り込めたと判断すると、今度は指を女性器の中に入れ膣壁に指に付いた蜜を擦りつける。
「んんっ♥はぁ〜気持ちいいよぉ♥あっ♥貴方の指でいじいじされるのすっごく気持ちいい〜♥」
彼女のナカで愛液と蜜がぐちゃぐちゃと混ざりあい、その混合液が膣壁から指に与える快楽を格段に上げている。
この快楽がもうすぐ男性器に来ると思うと、たまらなく期待と興奮が沸き上がり股間に熱が集まってしまう。
そうやって限界まで勃起した男性器をコリンは見ると、ニコリと微笑む。
「私も貴方にいっぱい塗ってあげるね〜♥おいしくなぁれって、いっぱい愛情込めてぬりぬりしてあげる〜♥」
コリンも瓶から手に蜜を垂らすと、両手で男性器を包み込むと上下に塗り込み始めた。
ぬちゃ……ぬちゃ……と粘着質な音を立てながら、ゆっくりと丁寧に扱かれる。
スローペースにも関わらず、さっきからずっと彼女の裸体を見続け我慢の限界だった私にはそれだけの快楽でもう絶頂しそうだった。
「出しちゃう〜？いいよ〜いっぱい出して♥貴方の蜜、私にちょうだ〜い♥」
男性器を駆け上がった精液が溢れ出る。
噴き出した精液をこぼすまいと、コリンは片方の手で亀頭を包み込む。
もう一方の手は扱くのを止めずに下から上まで男性器を絞り上げる。
しばらくして射精が止まったのを見ると、コリンは両手をペニスから離し自分の顔へ持ってくると、たっぷりと付着した精液を舐めとった。
「んん〜♥甘くておいしい〜♥でもでも、まだまだ足りないな〜♥」
「もちろんもっと出すよ！それに、僕もコリンを味わいたい！」
そう言って僕はベッドの上で仰向けに寝ると、コリンが僕の方に女性器を向けた状態で乗っかってくる。
お互いの性器を味わえるこの姿勢を僕たちは好んでいる。
目の前の甘い匂いを漂わせるコリンの女性器にたまらず僕は口を付けた。
「じゅるるっぺろっぺろっちゅうぅぅぅっ……コリンのオマンコ、今日もとっても甘いよ。愛液と蜜の混じったコリンの味、すごく美味しい……」
「♥ひゃうぅっ♥貴方の舌ぁっ♥奥まで入って気持ちいいぃっ♥お返しに〜♥私もいっぱい舐めるからねぇっ♥」
お互い一心不乱に相手の性器を舐めしゃぶる。
僕は愛液と蜜の詰まった女性器を、コリンは精液と蜜でコーティングされた男性器を。
「貴方のおちんちんおいしいぃっ♥ドロドロの蜜とせーえきいっぱい付いてて、もっと食べた〜いっ♥」
男性器を舐めていたコリンの動きが変わり、喉奥まで口に含むと男性器の上から下までが彼女の口内で擦り上げられ、また射精しそうになる。
「じゅずずずずっ♥ちょおらぁい♥貴方の蜜っ♥れろぉっ♥直接お口に飲ませてぇっ♥」
一気にスパートをかけストロークを速めるコリン。
僕も負けじとコリンの膣の奥まで舌で舐めまわし、指の腹でクリトリスを擦る。
愛液の量が増え始め、膣壁が収縮する。コリンの絶頂も近いようだ。
そして、僕も限界を迎え、精液を彼女の口にを流し込む。
「ンンンンンッ♥じゅるるっ♥んぐっんぐっ♥……ぷはぁっ♥お腹の中に〜貴方の蜜がいっぱいだ〜♥」
しばらく僕は絶頂と共にあふれ出た愛液を、コリンは口の中の精液を味わっていたが、僕はもっと彼女を味わいたくなった。
「ねぇコリン、そろそろコリンとエッチしたい……！」
「じゃあ今度は〜♥おまんこの中にせーえき出してね〜♥」
そう言うと、コリンは僕の上から降りるとベッドの上で僕を受け入れるように仰向けになる。
僕は彼女の体に飛び込むと、一気に男性器を突き入れた。
「きたぁっ♥おまんこの奥まで貴方のおちんちんでいっぱいぃっ♥」
彼女の体に腰を打ち付けると同時に、コリンの柔らかな胸を舐める。
しっかり蜜を塗り込んだだけあってとても甘く、ペロペロと舐めまわしてしまう。
下半身はピストン運動を始めるが、上は変わらずおっぱいを舐め続ける。
上も下も満遍なく舐めまわし塗り込んだ蜜を余すことなく舐めとる。
そうやって左右どちらも丁寧に味わっていると、蜜を味わいきってしまった。
しかし、塗り込んだ蜜を舐め切った程度では彼女の甘さは無くならない。
今度は彼女の乳首に吸い付く。
舐めていた時とは違い、滲み出るように甘さが出てきてたまらない。
ちゅうちゅうと赤ん坊のように一心不乱に彼女の乳首を吸う。
「あんっ♥貴方に孕ませられて赤ちゃんが出来たら〜♥んんっ♥私のおっぱいではちみつミルクが出来るね〜♥」
"孕ませる"
その単語を聞いて、僕のオスの本能とでも言うものに火が付く。
まだ彼女と出会って数日だが、僕は彼女を世界で一番の奥さんだと心で、本能で理解している。
「コリンは赤ちゃん、欲しい？」
一度乳首から口を離しそう聞くと、コリンはぶんぶんと首を縦に振った。
「うんうんっ♥貴方との赤ちゃん、すっごく欲しいな〜♥だって、大好きだもの〜♥」
それを聞いて、ピストン運動を思いっきり激しくした。
「ひゃんっ♥おちんちん激しいっ♥赤ちゃんのお部屋におちんちんいっぱいぶつけられちゃってるっ♥」
「僕もコリンに孕んで欲しい！コリンとの赤ちゃん欲しい！」
そう言うと、彼女の脚が僕の腰に絡みつき、両手を背中に回す。
まるで、中以外には絶対に出させないという意思表示をするように。
「じゃあ〜♥私の奥に赤ちゃんの素っ♥た〜っぷり出さないとね〜♥」
彼女の手足に上下運動をさらに促され、絶頂が迫ってくる。
僕も彼女の背に手を回し体をぎゅっとくっつける。
彼女の膣も僕の男性器を搾り上げようと蠢き絞り上げる。
そして、白濁が彼女の膣内で爆ぜた。
「あああああああっ♥せーえきっ♥赤ちゃんの部屋にたっくさん出されてるぅっ♥」
しばらく彼女に抱き着いたまま射精を続けていたが、長かった射精も終わり体を離す。
すると素早い動きで今度はコリンが僕の上に乗った。
「えへへ〜まだまだ終わりじゃないよ〜♥もっとも〜っとえっちするんだからね〜♥」
――――――――――――――――――
街の寝静まる深夜、僕はコリンとクッキーを食べていた。
「あ〜ん♥」
彼女の言葉に誘われるまま口を開くと、口の中にクッキーが入る。
しかもそれだけでなく、クッキーを持つ彼女の指先までも一緒に。
ペロペロと彼女の指を少し舐め、指から口から離しクッキーを咀嚼し始める。
彼女の指もまた甘い味がするので、こうやって食べる前に彼女の指も味わうとまた食べたものが甘く美味しくなる。
しかし
「いっぱいえっちしたね、まさか気づいたらこんな夜になってるとは……」
「でも、とっても気持ちよかったな〜♥孕ませる気満々の貴方、とっても素敵だったよ〜♥」
流石にそうド直球に言われると恥ずかしくなってしまう。
だが、さっきまでの想いは紛れもない自分の本心なので否定するつもりもない。
彼女は僕のお嫁さんで、僕は彼女の旦那さんなのだ。
だから、これからもずっとイチャつき、えっちするのだ
そんなことを考えてると、コリンが僕の顔を覗き込んでくる。
「ねぇ〜何考えてるの〜？」
それに僕は、笑顔で答える。
「これからも一緒に居ようねって」
そして、コリンもまた、眩しいくらいの笑顔で答えた。
「うん！ず〜っと一緒だよ〜♥」
首だけを動かし顔を隣に向けると、スヤスヤと眠るお嫁さんの姿があった。
枕を抱きかかえるようにうつ伏せに眠り、時々ピコピコと触角を動かす姿は何とも愛らしい。
しばらく眺めていたが、やはり彼女から発せられる甘い蜜の匂いの誘いに耐え切れなくなった僕は、そっと彼女の顔に近づくと、頬を舐めた。
舌で感じる彼女の頬の柔らかさと甘さ、私は犬のように一心不乱に舐め続けていた、そう、彼女がすでに起きてることにも気づかないほど。
「おはよ〜♥今日の私もおいしい〜？」
その声を聴いて僕は慌てて離れた。
「ごめんっ！コリンの顔見てたら我慢できなくて……」
彼女はゆっくり体を起こすと彼女は自分の頬に付いた唾液を指で取って口に運びつつニッコリと笑った。
「も〜別に気にしなくていいのに〜♥私も貴方に味わって欲しくて毎日蜜を塗り込んでるんだから〜♥ほら〜もっと味わっていいんだよ〜？」
そう言って頬を向けてくるが、流石に起きてるのに舐めるのは恥ずかしかった。
しかしまだあの甘さを味わい足りない僕は、彼女の頬ではなく口内に舌を伸ばした。
「んんっ……ちゅるっ……んぐっ……れろぉ……ぷはぁ……貴方の味、とってもおいしいな〜♥私の味はどお？おいしかった〜？」
「とっても甘くておいしかったよ」
それを聞くと彼女はとても嬉しそうに笑った。
――――――――――――――――――――――――――
「おまたせ〜♥」
キッチンから出てきたコリンがお盆に乗せているのは、甘い匂いを漂わせるハニートーストとアルラウネの蜜入りホットホルミルク。
一口ホルミルクを飲むと、優しい甘さと温かみが体の中を満たす。
ふう……と白い息を吐いていると、コリンに声を掛けられる。
「はい、あ〜ん♥」
ナイフで小さく切り分けられたハニートーストをフォークで取り、こちらに向けていた。
僕もあーん、と口を広げ最初の一切れが入ってくるのを待つ。
そして、ハニートーストが口の中に入ると、一気に甘さが口の中いっぱいに広がる。
蜜を使った料理は僕も彼女も大好きで、彼女は色々とスイーツを作っていた。
その腕前はパティシエにも負けないほどで、初めて食べたときは、自分もスイーツ作りには自信があっただけに正直ショックを受けたものだ。
だが嬉しいことに、彼女は僕の作る料理を好んでくれて、こうやって結ばれてからは交互に朝食を作るようになった。
「どうかな〜？おいしい〜？」
「うん、ふわふわでおいしいよ。今日も上手だね！」
触角をピコピコと動かしながら笑顔ですぐさま次の一切れを持ってくるあたりよほど嬉しいようだ。
そんな彼女の顔を見ながらハニートーストを味わっていると、ふと数日前のことを思い出した。
僕と彼女はある魔物夫妻がやってる蜜の売店で出会った。
彼女は、そこのアルラウネさんが独り身だったころから彼女の蜜がお気に入りで、よくあそこのアルラウネさんから蜜を集めてたらしい。
アルラウネさんに旦那さんが出来てからはしばらく二人っきりでお楽しみだったらしく蜜が取れなかったが、二人がお店を営むようになったのでそこの売店で買うようになったらしい。
そして甘いモノの好きな僕は近所にできた蜜屋と言うものに興味が湧いて訪れた時に、彼女に出会った。
あの店の中は蜜の匂いで溢れていたはずなのに、何故か彼女の体から発せられる匂いが際立っていた。
どうやら、それは彼女も同じだったらしく、そのままお互い蜜を買うことを忘れ僕は彼女の家に誘われるとお互いを味わうこととなった。
それからと言うもの、僕は彼女の味の虜となってしまった。
彼女の頬を舐め、口内を貪り、胸に吸い付き、秘部にしゃぶりつく。
どこを味わっても甘く、どれほど味わっても飽きることなく、そしていつまでも薄まることもない。
僕はあの店で、最高の蜜を見つけたのだ。
これからもこの蜜を味わい続けられる、そんな喜びに浸っていると気づけばハニートーストをすべて胃の中に納めてしまった。
残念だが、これほど美味しいのに人間である以上食べれる量には限界があるので朝食を終わりにする。
「ご馳走様、最高の朝ご飯だったよ！」
「えへへ〜♥そんなに褒められちゃうと照れちゃうな〜♥」
嬉しそうにしながら食器を片付けようとキッチンに向かおうとする彼女を見ると、蜜の効果かどうしようもなく彼女とセックスしたかった。
今まではムラムラしても素直に言えなかったが、ここ数日の生活で彼女が自分の欲求を否定しないことを体で教えられていた。
だからこの日は、その想いを素直に表に出した。
「お嫁さんデザートも欲しいなぁ……なんて……」
そういうと彼女は室内だというのに羽を使ってとんでもない速度でキッチンに食器を置くと、そのまま私を抱きかかえて寝室へ運んでしまった。
「きゃーっ♥嬉しいな〜貴方が私を求めてくれて〜♥いいよ〜どこでも好きなところ味わってね〜♥」
服を脱ぎ去ると、私に甘い裸体を見せつける。
そして、ベッドの上に胸も女性器も見えるように座り込んだ。
「いっぱい貴方に見られちゃってドキドキするな〜♥あっ、いけないいけない！」
慌てて枕元に向かうと、そこにある瓶を持ってくる。
それはアルラウネの蜜。先ほどのハニートーストにも使われたものだか、僕達の間ではただ料理に使う以外にも使い道がある。
これをセックスする前に彼女に塗り込むと、より彼女が美味しく、そして彼女に惹かれるようになる。
一人だったときは彼女は自分自身で塗り込んでいたらしいが、今は僕が塗っている。
「じゃあお願いね〜♥貴方の味わいたいところにたくさん塗ってね〜♥」
瓶を受け取ると、蓋を開け手のひらに蜜を垂らす。
正直このまま食べてしまいたいが、ここは我慢する。なにせ、彼女に塗ることによってこの蜜はもっと美味しくなるのだから。
先ずは、彼女の柔らかな胸に塗り込む。
手のひらで包み込み、全体に入念に蜜を塗り込む。
時々親指と人差し指で乳首を優しく摘まんだり、わしわしと揉んだりしながら味を染み込ませる。
「うぅんっ♥どんどん蜜塗るの上手になってるね〜♥まだおまんこに蜜ぬりぬりされてないのに、すっごいトロトロになっちゃってるよ〜♥」
その言葉を聞いて、ちらりとコリンの下腹部を見ると、女性器からは透明の粘液が滴りシーツを濡らしていた。
その光景に我慢できず、胸の塗り込みを切り上げると、もう一度蜜を手に垂らし、今度は恥丘に蜜を塗り始める。
「おまんこなでなでされるの気持ちいいな〜♥蜜が私の愛液と混ざってもっととろとろになっちゃうね〜♥」
何度も何度も恥丘を撫でまわし、しっかりと表に塗り込めたと判断すると、今度は指を女性器の中に入れ膣壁に指に付いた蜜を擦りつける。
「んんっ♥はぁ〜気持ちいいよぉ♥あっ♥貴方の指でいじいじされるのすっごく気持ちいい〜♥」
彼女のナカで愛液と蜜がぐちゃぐちゃと混ざりあい、その混合液が膣壁から指に与える快楽を格段に上げている。
この快楽がもうすぐ男性器に来ると思うと、たまらなく期待と興奮が沸き上がり股間に熱が集まってしまう。
そうやって限界まで勃起した男性器をコリンは見ると、ニコリと微笑む。
「私も貴方にいっぱい塗ってあげるね〜♥おいしくなぁれって、いっぱい愛情込めてぬりぬりしてあげる〜♥」
コリンも瓶から手に蜜を垂らすと、両手で男性器を包み込むと上下に塗り込み始めた。
ぬちゃ……ぬちゃ……と粘着質な音を立てながら、ゆっくりと丁寧に扱かれる。
スローペースにも関わらず、さっきからずっと彼女の裸体を見続け我慢の限界だった私にはそれだけの快楽でもう絶頂しそうだった。
「出しちゃう〜？いいよ〜いっぱい出して♥貴方の蜜、私にちょうだ〜い♥」
男性器を駆け上がった精液が溢れ出る。
噴き出した精液をこぼすまいと、コリンは片方の手で亀頭を包み込む。
もう一方の手は扱くのを止めずに下から上まで男性器を絞り上げる。
しばらくして射精が止まったのを見ると、コリンは両手をペニスから離し自分の顔へ持ってくると、たっぷりと付着した精液を舐めとった。
「んん〜♥甘くておいしい〜♥でもでも、まだまだ足りないな〜♥」
「もちろんもっと出すよ！それに、僕もコリンを味わいたい！」
そう言って僕はベッドの上で仰向けに寝ると、コリンが僕の方に女性器を向けた状態で乗っかってくる。
お互いの性器を味わえるこの姿勢を僕たちは好んでいる。
目の前の甘い匂いを漂わせるコリンの女性器にたまらず僕は口を付けた。
「じゅるるっぺろっぺろっちゅうぅぅぅっ……コリンのオマンコ、今日もとっても甘いよ。愛液と蜜の混じったコリンの味、すごく美味しい……」
「♥ひゃうぅっ♥貴方の舌ぁっ♥奥まで入って気持ちいいぃっ♥お返しに〜♥私もいっぱい舐めるからねぇっ♥」
お互い一心不乱に相手の性器を舐めしゃぶる。
僕は愛液と蜜の詰まった女性器を、コリンは精液と蜜でコーティングされた男性器を。
「貴方のおちんちんおいしいぃっ♥ドロドロの蜜とせーえきいっぱい付いてて、もっと食べた〜いっ♥」
男性器を舐めていたコリンの動きが変わり、喉奥まで口に含むと男性器の上から下までが彼女の口内で擦り上げられ、また射精しそうになる。
「じゅずずずずっ♥ちょおらぁい♥貴方の蜜っ♥れろぉっ♥直接お口に飲ませてぇっ♥」
一気にスパートをかけストロークを速めるコリン。
僕も負けじとコリンの膣の奥まで舌で舐めまわし、指の腹でクリトリスを擦る。
愛液の量が増え始め、膣壁が収縮する。コリンの絶頂も近いようだ。
そして、僕も限界を迎え、精液を彼女の口にを流し込む。
「ンンンンンッ♥じゅるるっ♥んぐっんぐっ♥……ぷはぁっ♥お腹の中に〜貴方の蜜がいっぱいだ〜♥」
しばらく僕は絶頂と共にあふれ出た愛液を、コリンは口の中の精液を味わっていたが、僕はもっと彼女を味わいたくなった。
「ねぇコリン、そろそろコリンとエッチしたい……！」
「じゃあ今度は〜♥おまんこの中にせーえき出してね〜♥」
そう言うと、コリンは僕の上から降りるとベッドの上で僕を受け入れるように仰向けになる。
僕は彼女の体に飛び込むと、一気に男性器を突き入れた。
「きたぁっ♥おまんこの奥まで貴方のおちんちんでいっぱいぃっ♥」
彼女の体に腰を打ち付けると同時に、コリンの柔らかな胸を舐める。
しっかり蜜を塗り込んだだけあってとても甘く、ペロペロと舐めまわしてしまう。
下半身はピストン運動を始めるが、上は変わらずおっぱいを舐め続ける。
上も下も満遍なく舐めまわし塗り込んだ蜜を余すことなく舐めとる。
そうやって左右どちらも丁寧に味わっていると、蜜を味わいきってしまった。
しかし、塗り込んだ蜜を舐め切った程度では彼女の甘さは無くならない。
今度は彼女の乳首に吸い付く。
舐めていた時とは違い、滲み出るように甘さが出てきてたまらない。
ちゅうちゅうと赤ん坊のように一心不乱に彼女の乳首を吸う。
「あんっ♥貴方に孕ませられて赤ちゃんが出来たら〜♥んんっ♥私のおっぱいではちみつミルクが出来るね〜♥」
"孕ませる"
その単語を聞いて、僕のオスの本能とでも言うものに火が付く。
まだ彼女と出会って数日だが、僕は彼女を世界で一番の奥さんだと心で、本能で理解している。
「コリンは赤ちゃん、欲しい？」
一度乳首から口を離しそう聞くと、コリンはぶんぶんと首を縦に振った。
「うんうんっ♥貴方との赤ちゃん、すっごく欲しいな〜♥だって、大好きだもの〜♥」
それを聞いて、ピストン運動を思いっきり激しくした。
「ひゃんっ♥おちんちん激しいっ♥赤ちゃんのお部屋におちんちんいっぱいぶつけられちゃってるっ♥」
「僕もコリンに孕んで欲しい！コリンとの赤ちゃん欲しい！」
そう言うと、彼女の脚が僕の腰に絡みつき、両手を背中に回す。
まるで、中以外には絶対に出させないという意思表示をするように。
「じゃあ〜♥私の奥に赤ちゃんの素っ♥た〜っぷり出さないとね〜♥」
彼女の手足に上下運動をさらに促され、絶頂が迫ってくる。
僕も彼女の背に手を回し体をぎゅっとくっつける。
彼女の膣も僕の男性器を搾り上げようと蠢き絞り上げる。
そして、白濁が彼女の膣内で爆ぜた。
「あああああああっ♥せーえきっ♥赤ちゃんの部屋にたっくさん出されてるぅっ♥」
しばらく彼女に抱き着いたまま射精を続けていたが、長かった射精も終わり体を離す。
すると素早い動きで今度はコリンが僕の上に乗った。
「えへへ〜まだまだ終わりじゃないよ〜♥もっとも〜っとえっちするんだからね〜♥」
――――――――――――――――――
街の寝静まる深夜、僕はコリンとクッキーを食べていた。
「あ〜ん♥」
彼女の言葉に誘われるまま口を開くと、口の中にクッキーが入る。
しかもそれだけでなく、クッキーを持つ彼女の指先までも一緒に。
ペロペロと彼女の指を少し舐め、指から口から離しクッキーを咀嚼し始める。
彼女の指もまた甘い味がするので、こうやって食べる前に彼女の指も味わうとまた食べたものが甘く美味しくなる。
しかし
「いっぱいえっちしたね、まさか気づいたらこんな夜になってるとは……」
「でも、とっても気持ちよかったな〜♥孕ませる気満々の貴方、とっても素敵だったよ〜♥」
流石にそうド直球に言われると恥ずかしくなってしまう。
だが、さっきまでの想いは紛れもない自分の本心なので否定するつもりもない。
彼女は僕のお嫁さんで、僕は彼女の旦那さんなのだ。
だから、これからもずっとイチャつき、えっちするのだ
そんなことを考えてると、コリンが僕の顔を覗き込んでくる。
「ねぇ〜何考えてるの〜？」
それに僕は、笑顔で答える。
「これからも一緒に居ようねって」
そして、コリンもまた、眩しいくらいの笑顔で答えた。
「うん！ず〜っと一緒だよ〜♥」
21/11/11 17:26更新 / ゆうさん