連載小説
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第五話 キャラバン『カガリビ』に向けて移動中
※ふたなり描写、百合描写あり



ワーウルフの村を出発してから2日が経過した。
基本的には草原のみのだだっ広い地域なのだが、時々森があったり大きな木が生えている。
獣人系の魔物娘もチラホラと居るのが確認できるので話を聞いたりすれば水の場所とかに困る事はなかった。
地図と現在位置を確認する、この感じなら予定の日時には目的地に着くことが出来そうだ。
問題は目的地に着いた時にキャラバンが根を降ろしていると助かるんだが・・・、こればっかりは運でしか無い。

日も落ち始めてきたので余裕もあることから今日は早めに火を起こし始める。
食料は節約したり途中で食えるものを手に入れてそれと合わせれば余裕で1週間は持つ計算だ。
丁度良さげな樹の枝を3本使って水を入れた小型の鍋を火にかけ、湯を沸かす。
後は干し肉とかそこらで取った食えるものを入れて煮込み、調味料で味を整えてスープの完成。

「よし、飯が出来たぞ」

「待ってましたー!」

「こっちも結界を貼り終えたわ」

毛皮を脱いでメンテナンスしていて途中からチラチラとこっちを見ていてどれだけ楽しみにしてくれていたか分かる。
一度ティナが商品として売っている乾燥させた果物とかを使えないのかと聞いたことがあったが、『これは売り物であって私達が食べるものじゃないんだよ!』と1時間ほど歩きながらプロ根性を教えられる羽目になった。
きっと落ち着いたところに住んだら金とかそういうのでうるさくなりそうだ。

それにしても一番驚きだったのがニミュの技だ。
両腕の枷鎖は着用者本人の魔力によって自由に動かし、長さも変えることができるらしい。
更に伸ばした鎖は切り離しす事も可能で、回収すれば微妙に魔力も戻るらしい。
ので、今まで長い時は30分以上掛けてちまちまと付けていた紐とガラガラもニミュに任せれば一瞬で終わってしまう。

「ニミュ、お前の鎖には本当に助けられるな」

「私からすればこんな平凡な所で警戒用の鎖をとか紐とか張るのがよくわからないけどね」

「昔からの癖さ・・・それに」

「それに?」

「...邪魔、されたくないだろ?」

「っ〜〜!?」

俺が言った意味を理解したのか顔を赤くしてあわあわと動き出すニミュ。
ふふふ、こういうのが面白い。

「むー!二人でイチャツイてないでご飯たべるんだよー!」

「ほいほい」

腹ペコアザラシに突かれながら俺達はこの日の夕食を楽しんだ。
まだ出会って日の浅いニミュとの会話は新鮮だ、彼女は様々な事をよく知っている。
魔界に関係し始めているここらの植物についてもどれが食用に適しているのか、似ている有害な植物はどんなものか等を知っていて教えてくれた。
完全な人間界の植物で食べることができる野草ならば元騎士として知識はあるし間違えることなどまず無いが・・・魔界が関わってくると店でダメだ。
というか酷すぎだろ!なんだよ食ったらすごい美味いけど強力な媚薬になるとか食ったら体液がネバネバになるキノコとか!?
と、言うわけで時間制限がある今回の目的地に向かうにあたってそう言うエロ関係の食い物は極力排除していくことにした。

そして出来たのが今回の肉と食える草のスープにあと一切れのパン。
はっきり言って村とか町で金を出して食う様な物と比べると何ランクも下の料理だ。
でも美味いって言ってくれる、一人で旅していた時とは全く違う感覚だ。

「むきゅぃ〜♪今日も温かいご飯が食べられるんだよ〜♪」

「ティナは一人の時ってどんな飯を食ってたんだ?」

「お魚さんとか貝を丸焼き、んでばくん。だからスコッドと居るとこういう時のご飯でも色々食べれるから楽しいんだよ〜」

楽しい、か。

「そうでもないぞ?新魔物領に来てから改善されたが俺が居た国なんて肉とかは貴族が食うものだったからな、干し肉なんて兵士数人に一つとかそんなレベルだ」

「ほえー・・・」

実際、パスタに塩振ってジャガイモとか野菜を茹でたのがその日の飯とかザラだったし。
だがらこっち周辺とかに来てこんな風に色々な食材や味と巡り会えるのは本当に楽しい。

「ん、ごちそうさま。美味しかったわスコッド」

「お、早いな。今更だが火傷とか大丈夫だったか?」

「目を隠す状態での食事なんてもう慣れてしまっているからね」

「むぃ〜、私もごちそうさまなんだよ〜」

「二人共早いな、俺も食わないとな」

確かに二人の皿はすでに空になっていた。
うん、いい感じに今日もできているな。
数口ほど食べた所でティナがニヤニヤしながらこっちを見てくる。

「スコッドはもう少しゆっくり食べていていいんだよ〜」

「なんだよニヤニヤして・・・」

「こういうこと、なんだよ」

ティナはずりずりとニミュに近づくといきなりキスをした。

「んっ!?ん〜〜〜〜!」

「んっ...くちゅ...ちゅっ、美少女と美女のネチョネチョを見ながら食べているといいんだよ〜」

「ちょっと、ティナッ!?やっ..だめぇ...」

抵抗する二ミュを強引に押し倒すティナ。
・・・こういうのも案外有りかもしれん。
いつの間にやら毛皮を脱いでいたティナはニミュに覆いかぶさると片手でニミュの両腕を掴んで抑え、右足をニミュの股間にこすりつけ始める。

「むふふー、ニミュの力なら私くらい退けれるはずだよ」

「うっ...」

「まぁ私としては気持ちよくするだけだから構わないけどねぇ〜」

そういいながらニミュの体中にキスマークを付けていく、ニミュも身を捩るだけで抵抗らしい抵抗はしない。

「ちゅっちゅしてるだけなのにニミュは此処をこんなにおっきくするんだねぇ♪」

「っ〜...」

顔を真赤にしながら顔をそむけるニミュ....飯が旨い。

「さぁ脱ぎ脱ぎするんだよぉ」

ティナにされるがままに脱がされていくニミュ、尻尾がゆらゆらと揺れている。
ものの十秒程で両手で胸と秘部を隠す狼が出来上がった。

「まずはおっぱい〜♪」

ニミュの左手を引き剥がしたティナはニミュの肉棒を尻で挟み込む様な感じでニミュの腰に跨って、そこから身体を丸めてニミュの桜色のぷっくりと膨らんでいる乳輪を舐めまわし始める。
ニミュはじたばたと動き出すが跨がられているせいで意味が無い、ただ足を動かしているだけだ。
なんだか無理やりやっているみたいでエロい。

「くふふ、イヤイヤ言いながらも身体は正直だねぇ...きれいな乳輪さんなんだよ、ぷっくり...おっぱいとはまた違う柔らかさ...ふふふ」

「やぁぁ...言わないでぇ...」

そこから色々とエロい事を乳首をしゃぶりながら言い続けられ、思わず両耳を塞ぐニミュ。
だが聴覚を使ってモノを見ているニミュにとってそれは目をつぶるのと同じこと。

「んふふふ...さっきから私の中にはいりたーいって私のおしりをつついて自己主張して来るのと同じようにバッキバキの乳首さんなんだよ♪はむっ、れろれろ..あむっ♪」

舐めて、噛んで、吸い付いて。
刺激に慣れさせないように様々な責め方でニミュを休ませず、尻をニミュの物にこすり付けるように腰を動かすティナ。
乳首を咥え始めた頃からニミュは喘ぎ声と呻き声しか発していない。
飯を食い終えた俺は暴れているニミュの両足を押さえつけ、反応を楽しむ。

「乳首、気持ちいい?」

とうとう顔を手で覆うだけで抵抗らしい抵抗を止め、何度も頷くニミュ。
ティナはニミュから降りると俺と目を合わせた。
その意図を汲んだ俺はニミュの上半身を起こして右腕で背中を支え、ニミュの目隠しを外す。
半開きになった金色の瞳がとろけて心ここにあらずと言っている。

「明るさ、大丈夫か?」

「...うん」

肩で息をしながら俺の目を見てくる。

「もっと気持ちよくしてやるからな」

ニミュの左乳房を左手で下から支えるように持ち上げて、硬くなった先端を咥える。
それと同じタイミングでティナももう片方の乳首を咥える。
ティナのより一回り大きく、硬いというより弾力があるソレをニミュの反応を見ながら舌でつついたり舐めたり転がす。
乳房も他の所とは比べ物にならないほど柔らかく、それなのに弾力があって、指に吸い付いてくるような触り心地で・・・。

「ひゃぁっ!?だ、だめぇ...おっぱい両方咥えちゃぁ♪」

初めは邪魔させないために俺達が両腕を掴んでいたが、途中から抵抗しようとしてるわけではないと気付いてティナにも手を話すように促す。

「あっ...くぅん♪二人共...赤ちゃんみたいでかわいい...♪」

ニミュは俺達の頭を優しく撫で始める。
もさもさな腕が動く度にくすぐったさと優しさが俺を包んでくれるような気がした。
ふとニミュの顔を見ると慈愛に満ち、羞恥で赤く染まった笑顔を俺に向けてくれた。

「どうしました?...あんっ...もう、おっぱいいいの?」

優しい母というのは、こういう感じなのだろうか。
暫くの間、この温もりに甘えることにした。







「あ゛〜っ♪もう...むりぃ...♪」

・・・・・・・調子に乗っちゃったんだよ。

「スコッドさん、スコッドさん」

「なんだねアザラシくん」

「私達は反省すべきなんだな」

「君もそう思うかアザラシくん」

気がつけば、イッても居ないのに賢者モードになってしまっている私達二人と、その足元に潰れたヒキガエルをひっくり返したかのようにガニ股でおまたを広げているニミュ。
時折ビクンビクンと痙攣もしている。
言い訳させてもらうとおっぱいだけでイケるとかその時の表情とか声とか仕草とかとにかくどれもこれも可愛すぎるせいでチンポや穴に一切手を出さずにおっぱいと脇とお腹だけ責めに責めまくった結果、俗に言うアヘ顔?的な半分白目向いた状態に加えてチンポからはドクドクと勢いなくドロドロ液が垂れ流しになっていて、口からは涎が垂れ流しになっていて、失禁したせいで地面の土が湿ってたり、とにかくあーだこーだ言う前にこの一言で言えてしまうんだよ。

「「どうしてこうなった」」

ハモった。

「いや、ほんとにドウシテコウナッタだよ」

「そりゃお前...決まってんだろ」

「「ニミュがかわいいから」」

「いえーい」

「いえーい」

無言でハイタッチ、互いの右手の拳をテンポよく打ち合わせ、がっしりと握手。ピシガシグッグッ

そして、無言なんだよ、会話が途切れるんだよ。
お互いに二ミュと相手を交互に見ること数分、まだぴくぴくしてるニミュを見て思ったんだよ。

「とりあえず・・・服着せてあげようか、というか今日はお開きにしようか」

「俺もソレ思ってた、この状態のニミュを襲うとかニミュほっといてティナとするとかそんな外道じゃねぇし俺」

俺たちゃ悪くねぇ、ニミュの可愛さが犯罪級なのが悪いんだ、そうさ俺達は悪くねぇ。
等とおそらく思考までシンクロしていた私達はいそいそとニミュの体を拭いて服を着させて私の毛皮の中に入れて寝かせることにした。

「・・・明日、謝ろうか」

「ああ・・・」

別々の寝袋を出して潜る私達。
...けど、ほしいなぁ。
オナニーしたかったけど、我慢して寝ることにした。
ちくしょうなんだよ。







「うぅ...ん」

体を包み込む温かさが心地いい・・・目を覚ませばそこは闇の中。
目隠しをしているのだから当たりまえだけどね。
もぞもぞと体をよじり温かさの正体がティナの毛皮だということに気づいた私は上半身だけ毛皮から出て、両腕の枷鎖を打ち合わせてキィィィンと言う金属音を鳴り響かせる。
真っ黒なキャンバスに反響した白い線が浮かび上がり、周りの様子が分かる、愛する二人がちゃんと居ることも確認できた。
まだ二人共眠っているようだ。
肌で早朝特有の寒さを感じ、呼吸で周りが湿っていて居るのを確認し日の温かさも無いことからまだ朝露も消えない程度の時間だと知る。
次になぜ私がティナの毛皮で眠っていたのか思い出す・・・。

「う...そうだった」

昨夜は二人に胸だけ弄られて私だけ先に気を失ってしまったんだった。
あの時の責めを思い出し熱くなる体、震えだす心、燃え上がる欲情、枷鎖のコントロールをティナに一時的に奪われた得体のしれない畏怖。
スコッドとセックスした時から思っていた二人の相手をしたらどれだけキモチイイのだろうかと。
予想以上だった、今までも左右の乳首を別の人が責めてくるなんていうのは何度もあった、でも今回は男も一緒だったのが大きな違いだ。
触れるという行為が媚薬で、唾液という特上の精で出来た媚薬を塗りたくられながら責められるのと、媚薬は無いもののサキュバスをねじ伏せれるだろうテクニックで攻め立ててくるティナ。
その違いが慣れると言う言葉を消し飛ばしながら心をゴリゴリと削りながら入り込ませてくる。

「さいっ...こう...」

両手で自分の頬を撫で、首を撫で、ボディラインにそって手の届く所まで自分で軽く、羽のように軽く撫でる。
それだけで自分という存在を自分の中に浮き上がらせ、そして、何処をどんな風に責められたのか思い出させる。
だからこそ、求める。

もっと、もっとイジメて欲しいと。
あんな気絶しただけで止めてくれる優しさなんてかなぐり捨て、普通の人間なら腹上死するレベルの快楽を、気持ちいイイ痛みを!
意識が朦朧としている状態で合体したまま腰を持ち上げられ叩きつけられるようにピストンされたい!
後ろに立つだけで顎を頭に載せれるような小さな娘に自分のイチモツをぶち込みたい、もしくは上に乗られて拘束されてあざ笑われながら騎乗位されたい!
あの小さな手を、細い腕を自分のアナルにぶち込んで欲しい、欲せられるなら恥ずかしい格好で放尿してもいい!
もちろんスコッドの力強いピストンでアナルから子宮をズンズン押しつぶしてみっともなくところてんで射精したい!

「あぁ...私のご主人様達...」

狂っていると言われてもいい、実際狂ってるし。
調教されたからこんな体なのだと免罪符はあるし。
想像するだけで無限と言っていいほどのプレイが頭の中を駆け巡る、だけど今は我慢。
いきなりそんな事を要求しても引かれてしまうだけ、あのフザケタ6年間の事を考えれば大丈夫、我慢できる。

すやすやと気持ちよさそうに、子供の寝顔で眠るティナ。
横向きから寝返りで仰向けになる。
昨日、スコッドの目の前でいきなり私の唇を奪った小さな唇。
むにゃむにゃとなる度に震えるその門の中には薄く小さな先が僅かに分かれている可愛らしく、けれども私を骨抜きにする凶悪な舌・・・。
村を出発した次の日・・・私が焚き木の薪になるものを探しに行ってる途中でティナが隠れてスコッドの肉棒を咥えていたのは狼の耳で知っている。
スコッドは私の事を気にかけてティナに止めさせようとしていたけど、違う。適度な放置プレイも大歓迎よ!
・・・とにかく、この唇がスコッドの極上の肉棒を咥えたのは事実...あの気持ちよさそうなスコッドの顔、アレを見ただけでオナりたくなった程。
だから、これは我慢できない...。

「ティナ、ティナ....」

自分にしか聞こえない程度の声で愛しい子の名を呟きながら腰布を取る。
ホットパンツを突き破りそうなほどテントを作って苦しそうにしている私の分身を開放させる。
両手で握れるほどの約20cmの相棒、インキュバス化した男には敵わないけれどもそれでも数多くの女がコレで鳴き喚いたしコレのせいでトンデモナイ人生だったり鳴かされてきたのも事実。
朝の冷たい空気が熱した鉄のように熱くなっている肉棒を急激に冷やし、その感触だけでも身が震えるほど気持ちがいい。
私はティナの頭を跨ぐように四つん這いになると右手で愚息を掴み、ティナの頬にすでに我慢汁が山を作っている亀頭をこすり付ける。

「ふぁ...やわらかいぃ♪」

今まで沢山パイズリとか尻ズリしてきたけど、こっちのほうが気持いい♪
ぷにゅんとしたもちもちとした肌が亀頭に吸い付いて私を感じさせる、気分を高揚させる!
腰を僅かに動かして、付けて、離して、また付けてと繰り返す。
押し付けた後はギリギリまで吸い付いてきて、離れる瞬間が背筋をゾクゾクとさせる。
犬が縄張りにマーキングするように私は我慢汁をティナの頬に塗りつける、今起きられたらどんな反応をするだろうか?
最悪のシナリオを自ら考え、その恐怖に、緊張感にまた心が感じる。
何処まで馬鹿な脳みそをしているのだろうかと自分でもため息を付きたくなる、だが、しかし、止められないのだ。
10も歳が離れた少女の若々しい肌に自分の長年気持ち悪いと嫌悪していた物体を擦りつけているのだ。
起きたら驚くだろうか、起こるだろうか、噛み付いてくるだろうか。
妄想が止まらない、止めたくても止められない。

とうとうティナの左頬がテラテラと光るほど我慢汁を塗ってしまった。
もう後戻りできないという現状に合わせて途中からかなり激しく押し付けたのに未だ寝息乱さずに眠っていると言う状況が私を更に無茶な行動を取らせる。
まるで口紅を塗らせるかのようにティナの唇に汁を塗り始める。
頬と違う感触に心躍る。
自分でも気づくほど息が荒く、バサバサとうるさく尻尾を振っているのに気づき自制する。
もう少し、もう少し楽しんだら二人が起きない内にそこの茂みにでも隠れてオナってスッキリしようと考えながら。
今の心のまま二人に吐き出したら全力になってしまう。
間違いなくティナのスジマンにこのぶっとい棒をねじ込んで半日以上腰を振り続け、そのままスコッドの肉棒を咥え込み、イク瞬間に鼻に押し付けて中に射精させ臭いを楽しみ、その後は魅了の魔法を使って子宮に可能な限り抜かないまま射精し続けさせそうなのが予想できる。
そんな変態プレイ、まだ強要なんてしたくない、そんな事をすぐするためにスコッドを好きになったわけではない。
私はあのピエロの奴やくそったれマダム共とは違うんだ、そう言い聞かせる。
でも・・・このティナに肉棒をこすり付ける行為が止められない。
咥えさせたらどれだけ気持ちいいのだろうか、ソレこそ数回扱いただけで出しちゃうんじゃない?と自分でも考えてしまうほどだ。

「ふみぃ...むにゃ...」

やり過ぎたか!?と思い神速の速さで毛皮の中に戻る!
心臓がバクバク鳴っているせいで周りの音に集中できずティナが大丈夫かどうか探ることが出来ない。
もうすでに太陽はかすかに姿を出し始めている頃だ、そんな状態で目隠しを取って確認したら目が焼ける!
大丈夫、きっと大丈夫。

「あ」

大丈夫じゃないじゃん、私の我慢汁べっとり塗りたくったままじゃん。
・・・・諦めよう。

毛皮から出る。前を向く。違和感があって立ち止まる。コッと舌を鳴らして確認。

「おはよう、ニミュ。顔面パックありがとうなんだよ」

居たわ。





「んっ...あ...くっ...」

「んふふー、悪い子にはお仕置きなんだよぉ」

あの後すぐにティナに腕を捕まれ、スコッドが起きてもすぐには見つからない・だがスコッドの事が感覚ですぐに分かる絶妙な位置に引っ張り込まれた。
そしてまた、枷鎖のコントロールを奪われ木に背中あわせで貼り付けというかとにかく背中がぴったりくっついた状態で拘束されてしまった。
そして今の私は下半身裸で、大股を開いてその下にしゃがみこんだティナが私のクリトリスを先割れの舌で触れるか触れないかの微妙な所からチロチロと舐めて焦らしてきている。
くそっ!なんでいうこと聞かないのよこの駄鎖!

「それにしても、本当にわがままな体だねぇ・・・女性器の方は膣はある、尿道が無くて、おちんちんがあるのにお豆はちゃんとある。これおしっこどうしてるの?」

「だ、男性器の方から・・・」

会話しながらティナは手袋を脱いだ手で私の秘部を指で広げ、まじまじと観察する。
時々弱く、そよ風のような細い息を吹きかけてきてそれがこしょこしょと嬲ってくる。

「へぇ...、そういえばクリトリスって男の人の肉棒ってよく言うけどそれだとニミュって二本分持ってるんだねぇ...欲張り狼さんだよ」

「そ...それはどうでもいいけど、この鎖...どうやってるの?」

「ただ、お願いしただけだよ?ニミュを縛れって」

表情は分からない、でも・・・この子性格が変わっている?
いつもの時のような柔らかさが無い、そう...近い感覚で言えばサキュバスを相手にしているような...。

「さて、そろそろスコッドが起きちゃうかもだし...」

鎖の拘束がいきなり解け、思わず倒れかけた私をティナが抱える。
そして耳元で囁いてきた。

「パコパコ、しちゃおうか...あはっ♪今の一言ですっごく硬くなってるんだよ♪」

ドクンと体中の血が一点に集められる、貧血に近い状態だと感じるほど集められている、それほど興奮してしまった。
今なんて言った?え?いいの?
いいんだよね?許可出たもんね?

「きゃっ♪うふふ、オオカミさんに食べられちゃうんだよ♪」

「はぁ...はぁ...はぁ...」

「ねぇニミュ気づいてる?私達って互いに経験してきた魔物娘とのエッチよりずっと気持ちよくなれるんだよ?二人共まだ薄いけど、スコッドの精が染みてきてるから。だから入れちゃったら他の魔物娘じゃ気持ちよくはなれても満足することは出来ないし最悪嫌悪感を感じる、絶対な拘束具が嵌められちゃうんだよ」

だからどうした。
私にはもうスコッドとティナが居れば他の魔物娘なんてどうでもいい。

「一緒に、永久に...繋がろ?ニミュ」

優しさなんて無い強引な挿入。
ミキミキとねじ込む際の肉を押し広げる感触が男根から伝わってくる。
一気に最奥までねじ込み、更に私のが全て入るまで腰を掴んで私に押し付ける。

「んぎっぃ!...で、っかぁい♪スコッドよりでっかい♪」

・・・暴走した思考の中でそれをスコッドの前で言ったら最悪再起不能になるから絶対に言わないようにと考えてしまった。
そこからはもう、狼としてただ欲望を吐き出した。
数回ピストンをするだけで吐き出し続ける私の体液。
みるみるうちにティナの子宮を膨らませ、5回程私がイッた時にはすでに入りきらず隙間からあふれだすほどだった。
はっきり言って怖かった、私が攻めているはずなのに主導権は喘いで受け入れているティナの方にあるような。
でも、やっぱり私は私だった。

その怖さとティナの身体の気持ちよさと私の知らないティナの裏の顔に心奪われているのだから。









目が覚める。
周りを見るとしおらしくもじもじと座っているニミュとすんげぇつやつやしながら朝飯を準備しようとしているティナ。
ふむ。

「あ、スコッドおはよー」

「お、おはよう...スコッド」

「あぁ、おはよう」

まぁ、そういうことだろうな。
いやいいですよー、中がいい事は良き事だ。
でもな〜あれだよなぁ〜、仲間はずれにされたみたいでちょいとムカつく。

「ニミュ」

「ひゃぁい!?」

「・・・」

「・・・」

「ティナは気持ちよかったか?」

「・・・最高、だった」

それならよし。
立ち上がり、ティナが準備している飯の様子を見る。
味見、うむ・・・塩っけ強すぎる。

「すこしいいか、ティナ」

「ん〜?」

ティナの妙に膨らんでいる下腹部に掌を当て、すこし力を加える。

「ふひゅぃっ!?で、でりゅぅ♪」

ティナの下半身辺りからごぷっという音がなる。

「・・・ニミュのはどうだった?」

「ふへぇ...すごかったよぉ、スコッドより大きいし長いし...私の弱い所をごりごり責めて来てぇ、突く向きを変えたら私のお腹がぼこっって膨らんで♪テクならスコッドよりすごいけど私はスコッドの方が気持ちよかったよぉ♪」

まぁデカさとか吐き出す量がすごいのはすでに知ってるし、あいつの過去を教えられていれば高々娼婦数人とティナしか女を知らん俺との経験値はそれこそ騎士団長と新米兵レベルで違うわけだから特にダメージはないが・・・・・・・男としてなんか削れた気がするのは気のせいだろうか。
さっきからぴくんぴくんとトロけた顔で膝が崩れてしまったティナをニミュの側に運び、火を掛けられている炒っている豆を木べらで転がしながらこのしょっぱい豆をどうするか考えた。
結論としてはスープにすることにした。
昨日の夜と似た朝食になってしまうが歩いている途中で干し肉を細切りにして叩いて柔らかくしたやつを噛みながら進めば食えそうな物位見つかるだろう。

「そうだ、二人共・・・言っておくが」

「?」

「キャラバンに着いた日の夜にぶちまけるからそれまでセックス禁止な」

半ば八つ当たり気味な気もするが、こうしておかないと目的地に着いたらすでにキャラバンは去っていました。
等という最悪な状況になりかねない程俺の欲望が高ぶっているので仕方ない。

「予定まであと2日程・・・それまで我慢プレイ・・・」

「数日寝かせたのスコッドのこってりざーめん.......楽しみなんだよぉ」

前言撤回、俺は魔物娘のエロさの底を全く分かっていなかった。
罰ゲームどころか喜ばせているぞコレ。

「ほれ、想像で蕩けていないで飯出来たぞ飯!」

「「はーい」」

この二人と居ると退屈しそうとか考える暇もなさそうだ。



つづく



15/05/09 11:00更新 / ホシニク
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■作者メッセージ
おまけの小ネタ

「そういえばティナ」

「むー、なんだいニミュ」

「前に本でアザラシの鳴き声って子どもと大人で違うって読んだんだけど、ティナのむきゅーとかみきゅーって子供の方なのかなって」

「・・・」

「おいティナ、なんでそんなあからさまに目を逸らすんだ?」

「・・・聞きたい?」

「えっと、大人版ってこと?」

「(こくこく)」

「じゃぁお願いします」


「....、ぐがぁわぁあぁあぁぁあぁ、ばうっ、わ゛んっ」


「「・・・へ?」」


「ぶわぐぁぁぁあぁぁ、んぐばぁあぁあぁあぁ、お゛う゛っ」


野太い重低音、あの体からどうやって出しているんだって言いたくなる鳴き声。

「・・・可愛くないね」

「...だからやりたくなかったんだよ」


スコッドとニミュはティナの頭を優しくなでたのだった。






次回、キャラバン到着


※2015/05/09 初稿

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