連載小説
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特集号 大勇者の真実に迫る!
先日、決着がついた魔王様と闘志の大勇者の一騎討ちは皆様の記憶にも新しいと思われる。

私、週刊アへ顔の編集長ラタトクスのパイパーは今回の出来事を期に、
大勇者についての情報を伝えようと思い立ちこの特集を立ち上げた。

どうか今回の記事を読み、大勇者に対する備えとしていただきたい。



≪無敵の大勇者≫
彼についての噂はどれも信じがたいものが多いが、すべて真実である。

例えば、最近のものでは、彼に戦いを挑んだ何人ものリザードマンやサラマンダー、
エキドナ、カースドソードが彼の実力を知り、
剣を交えることも無く戦意喪失してしまうという。

彼と直接出会った魔物娘達に話を聞こうとしたのだが、
全員目をそらしその事については聞かないでほしいとのこと。

この事から、彼の実力がうかがい知れるだろう。



≪破天荒な大勇者≫
彼の行動は神出鬼没であり、情報収集は困難を極めた。

ある時は、刑部狸と稲荷のしっぽをモフり比べる為にジパングに出没し、
またある時は、アルラウネの足元がどうなっているのか見るために森を駆けずり回り、
またある時は、レンシュンマオのしっぽが白黒どっちなのか確かめるために、
霧の大陸に出没した。

現在は光るトリトニアが居るのか知るために、
各地の海底で目撃情報が寄せられているため、海の魔物娘は十二分に注意していただきたい。



≪不屈の大勇者≫
彼については、現在魔界にある幼稚園にて保育士をしていた為、
直接話を聞くことが出来た。

彼いわく、今は魔界に潜入し妨害工作をしている最中だそうで、
インタビュー中行っていたお馬さんごっこもその一つだそうだ。

なんでも、成長期の子供に足を使わせないことにより、
将来、足腰が衰えるとのことらしい。

また、インタビューの最後に、「勇者の恐ろしさを見せてやろう」と言って、
3時のおやつをスタイリッシュに作る所を見せてもらった。
とても美味しいクッキーを頂いた。



≪闘志の大勇者≫
先日の一騎討ちの張本人であり、今の魔王様に始めて戦いを挑んだ勇者である。

その時の戦いは凄まじかったようで、
魔王様が何百人もの幼少期のリリム様を笑顔にしてきた
『イナイイナイバァ』をしたのに対し、
闘志の大勇者は、
セロテープと割り箸を使った変顔という反則スレスレの行為を行った。

これについて魔王様は
「笑った事は事実だし、私にはやろうと思っても出来ない芸当だ。」
とコメントし、彼の勝利を認めた。

しかし、戦いの余波は凄まじく、見学していたリリム様達のうち、
数十人の腹筋が死にかけたとのこと。



≪自由の大勇者≫
主神からではなくバッカス神から加護をもらった勇者。

力や魔力が強くなる加護という訳ではなく、
誰も彼が酒を飲むのを止めることが出来ないという加護であるらしく、
声で魅了しようとしたラミアは酔っ払いながら愚痴をこぼし、
襲いかかったワーウルフは酒瓶を抱えながら眠るはめになるという。

勇者になった経緯としては、
元々酒には強かった彼は、下界にお忍びで酒を飲みに来たバッカス神と、
神とは知らずに飲み友になり。
一日中飲み明かしたあと、酔った勢いで勇者になったとのこと。

彼の事についてもっと詳しく知りたい人は、
大抵サテュロスの経営する酒場に居るため、会いに行くといいだろう。



≪無垢の大勇者≫
現在彼は、御伴の剣士にリビングアーマーの妻が出来たことを期に、
自分の女に対する耐性の無さを克服するため、時の大勇者の元で
文字通り血の滲むような修行をしている最中とのこと。

師匠である時の大勇者が、これまで描いてきた魔物娘の絵を使っての修行は
確かに効果があったらしく、多少は改善されたそうだ。

時の大勇者いわく、あと三年もあれば自分を超えられるとのことだが、
修行に使われている絵の中に、ドラゴン馬車セクロス(旧時代の姿)や
ふたなり巨根デーモンのおねショタ逆アナルの絵等の、
かなりマニアックな物が有るのだが大丈夫なのだろうか。




どうだっただろうか?もちろん、今回取り上げた勇者以外にも、
世界には様々な大勇者が存在する。

今回だけに留まらず、また特集を組み勇者についての情報を、
読者の皆様に伝えようと思うので、毎週欠かさずこの冊子を手にとって頂きたい。
18/08/26 20:26更新 / I to so
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■作者メッセージ
前回の小説投稿からかなりの間が空いてしまい申し訳ございません。

理由としましては、前回の小説投稿後、新作が出てこないから、
ハーメルンに魔物娘図鑑×デビルメイクライの小説を投稿しようと内容を考えていたら、
新作が発表され嬉しさの余りシリーズ一通りプレイしていたら、
こんなに時間が空いてしまいました。

一応、大勇者のネタは有るので、次回の投稿は今回よりも早く出来ると思います。

多分

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