読切小説
[TOP]
Hな妻はヘルハウンド!
PM11:00
「ただいま帰りましたぁよぉ」
「おかえりー。また随分飲んできたなぁ」
呂律が怪しい挨拶に意気揚々と答える。
フラフラする夫を支える妻。
言い換えると千鳥足の幸谷 泰華(さちたに たいか)を抱き寄せる妻の茜華(せんか)。
「ほぉら、しっかり歩かないと転んじゃうぞ。」
「茜華さぁん…。」
うりうりと自分を抱く手に頬擦りをする。
泰華は小柄で大きな爪の生えた、大きな手に抱かれるとすっぽりと入ってしまう。
妻、茜華はヘルハウンドという種族の魔物娘で並の人間なら持ち上げることすら容易だ。
「分かった、分かった。とりあえず風呂に入ろうな。」
泰華は半ば抱き上げられつつ風呂まで“持って行かれる”。
「茜華さん…。」
体が密着している分、囁き声だ。
「どうした?」
ん?といって可愛い夫の頬をくすぐる。
「んぁ…お風呂一緒じゃないと嫌です。」
酔ってるのもあるだろう。
いつもなら“入りたいです”と言うところを“一緒じゃないと嫌”という甘えた言い方になっている。
「しょうがないなぁ。」
普段、弱いからとそんなに飲まない夫だが一度酔えば子供以上に甘えてくるのを茜華は知っている。
それが好きで、最初は驚いたが数回繰り返すごとに癖になり今では外部の飲み会の帰りは楽しみになっているほどだ。
1/3は現実、1/3は酔い、1/3は茜華という意識配分になっている泰華を風呂場まで連れて行き立たせる。
風呂を一緒するのに異論のない茜華はどんどんと自分の服を脱ぐ。しかし、待ったが掛かった。
「茜華さぁん!僕、服脱げないです!困りましたぁ!」
すっかり甘えたがりになった夫を眺めつつ、こう告げる。
「そうかぁ、あたしも丁度下着が脱げなくてな。脱がせあいっこするか?」
「それが良いですよぉ!僕は茜華さんのブラジャー取って上げたいです!」
普段なら絶対、万が一にでも口にはしないことだが今は違う。
「じゃ、お願いするな♪」
泰華が取りやすいように少し前のめりになる。そこに前から抱きつくよう泰華が手を伸ばしホックをいじる。
同時に茜華は泰華のズボンに手を伸ばしベルトを外す。
「泰華くすぐったいからあんまり、ひゃっ。」
酔っていて手が上手く動かない泰華は茜華の背中を指でなぞる。
「あっ、今の声凄く可愛かったです。」
照れながらもなんとかホックを外す。
大きな胸が姿を表した。
「全く、可愛いとかもっといって良いんだぞ!」
茜華も大胆な泰華には未だに慣れていなく、少し照れる。
ブラジャーが外れたところで泰華のシャツを脱がしてやる。夫婦はお互いに残り一枚となった。
「茜華さん…」
またも抱きついてくる夫を優しく妻包み込む。
「ほら、早く入ろうな。」
脱衣所から風呂場に移動する。
上目遣いで茜華を見上げ、ねだりモノをした。
「キスしてください!」
いつもは照れながら小さな声なのも今は真逆。目は既にとろけていた。
「ちゃんと、お願いしないとキスしてやれないなぁ♪」
耳元でささやくと同時に息を吹きかけた。
「んっ、くすぐったいですよぉ。茜華さぁん、お願いします。お酒臭いかもしれませんが、僕、今すぐ茜華さんとキスしたいんです。」
セリフを言いきるか否かというレベルの所でヘルハウンドは唇を塞ぐ。
風呂場に淫猥な水音が反響し二人の気分をさらに盛り上げる。
「れるっ、チュパ、んっ、はぁ…泰華のせいであたしまで酔ってきそうだ。」
頭を撫でながら伝わってくる酒の味を楽しむ。
「もっと、もっとして下さいよぉ!」
ギュッときつめに抱きつくが茜華には全く気にならない力だ。
「こぉら、人の話は聞くもんだぞ。ほら!」
そういってまたキスをする。
「チュッ、んむっ、チュッ」
「ほら、泰華、チュパ胸も揉んで。」
言われるがまま茜華の大きな胸を鷲掴みにする。
「んん〜〜〜〜」
来ると分かっていても体が跳ねてしまう。
「しぇんかしゃぁん、やわらかいです。」
唇を重ねていても伝えたくなる柔らかさだ。両手で揉みしだいていたが、茜華はモノ足りなかった。
「んくっ、ぷはっ…泰華。焦らさないで、くれ。乳首弄って。んっ。」
頼んだとたんに敏感でぷっくりと膨れ上がってる所をすり潰される。
「んひゃぁ、良い、凄く良いよ泰華。」
「茜華さん気持ちよさそうですね。もっとおねだりして下さいよぉ。」
ニヤリと黒い泰華が出てくる。ゾクリとする微笑みに茜華は従う。
「た、頼むからもっと乳首を虐めてくれぇ。」
「仕方ないですね♪」
パクッ。
「んはぁ、泰華の口、温かい。」
胸の先にある蕾を口内でくちゃくちゃと甘噛みされる。もう一つも手でコリコリとさっきよりは弱く刺激される。
「んぁ、ちょと、まっ、ひぅ。」
いつもと形勢が逆転しているように思われるがヘルハウンドは行為の際に自身の夫が望むように犯されるという修正があり、茜華も本望なのだ。
「チュパ、チュッ…はぁ、茜華さんそろそろイキそうですね?イくならちゃんとイくって口に出しながらイくんですよ?」
分かりました?
茜華もこれまで何回もなかった責め口調に興奮を覚える。
「分かった、分かったからイかせて、イかせて下さい。」
言葉と同時にまた胸にしゃぶりつき、今度は本噛みの手前まで強めに刺激を与える。 
「ほら!ほら!イって下さい!」
通常局部を触らずに絶頂することは難しいが淫乱な魔物娘はいとも容易い。
「っ!はぁはぁ、イく、イくぅぅ〜〜〜!」
ビクンビクンと茜華の体が跳ねる。それが終わるまで泰華は乳首を責め続けた。 
茜華ひ冷たいタイルの上にへたり込むがイった後の火照りには心地よかった。

…………
……


「ほぉら♪泰華、気持ちいいか?」
茜華は余韻も束の間次は自分の番だと言わんばかりにはきりって泰華の肌を洗っていた。
「茜華さん、肌もちもちで気持ちいいですよ。」
当の茜華は体を洗う道具を持っていない。
自信の体、特に先ほどまで弄られていた胸に泡を立て泰華に擦り付けていた。
「んっ、まだ乳首ジンジンするな♪気持ちいいよ。」
何回かお湯を被って酔いも醒めてきた泰華も茜華の柔らかい体を堪能する。
「茜華さん、やっぱり引き締まってるだけじゃなくて女の人特有の柔らかさがあって…エッチです。」
顔を赤らめた泰華に、正直に誉められるのは茜華にとっても最高に嬉しいことだ。
「もっと感じろなぁ。んしょ、んしょ。」
背中に自身を擦りながら、泰華の前に腕を回し洗っていく。
腰まではすぐに終え、メインに到着すると茜華は囁く。
「あたしのことイかせて、なお体を洗わせてることに興奮したのか?ん?」
もちろん、泰華のモノはこれ以上に無いくらい、いきり勃っていた。
「もちろん、んっ、です。ふわっ、弄っちゃだめですよぉ。」
もぞもぞと動いて抵抗はしない。茜華の大きな手で泰華のモノが包まれ、しごかれ始める。
「硬い、な。アルコール入ってこれならよっぽど興奮してるんだな♪」
さっきのお返しと言わんばかりに容赦のない手コキだ。
「くっ、茜華さんの手大きくて大好きです。」
くちゅくちゅと先ほどとは異なる淫らな音が立つ。
「あたしは風呂場ならこの鏡の前が好きだ。泰華の感じている顔が見られるし、後ろから抑えているから征服欲も満たされるからな♪」
「僕は茜華さんのモノですから、いっぱい、ん、苛めてください。」
今度はいつもの流れに戻っている。茜華は大きな手が少しコンプレックスであったが恋人がこの発言をするようになってからは気にならなくなったのだ。
茜華は痛みを感じないギリギリの強さでしごきあげる。
「もし痛かったら言ってな。」
ただしごくだけでなく、握って絶妙な圧を加えるのが茜華の得意な技だ。
「最高に気持ちいいですが、もう・・・一回目出そうです!」
必死に抑える苦悶の表情。自分が気持ちよくしている、それが強く実感できることが何より嬉しいことである。
「泰華、本当に外で良いのか?一回目だろ?」
「えっ、でも、うっ。もう無理ですよ・・・我慢できません。」
慌てて腰を引こうとするが茜華は後ろから掴んでいるためガッチリ捕まえられている。
どうしたいのかところ人の方を振り返る泰華だが、そこには嗜虐があった。
「そうかぁ、我慢できないなら仕方のないことだ。出すしかないよなぁ!」
言い終わると同時に手の上下を早くする。ビクッと体がすくみ泰華は静止を促す。
「僕、茜華さんの中が良いです。んくぅ。」
己が小さな手を自分のモノをしごく手に掛けるが止まらない。
「せ、せんかさぁん。酷いですよぉ。」
泣きべそが出たところでぐちゃぐちゃと動いていたものが止まる。やっと止まったと息を吐く前に耳をテロんと何かが這う不意打ちに思わずあぅと声が出てしまった。
「なら、おねだりだ♪分かるか?愛する嫁にエッチなおねだり。上手くできるかなぁ?」
チロチロと耳に舌を這わせ囁いてくる。アルコールが入っているのかは分からないがいつもより気持ちよく敏感に感じている泰華にはもう従わない理由は無かった。今にも弾けそうな器官には意識を向けず言葉を紡ぎだす。
「茜華さん、僕の“気持ち”。もう溜まっちゃいました!愛する妻の中に届かせて、僕は幸せになりたいし、茜華さんを幸せにしたいです!僕と…一緒に幸せになってください!!」
なんとも遠回しな言い方だが素直な気持ちを伝えようと必死なのは茜華が一番よく知っていた。
「よくできたなぁ。もちろん、幸せにしてくれ♪」
ギュッと抱き寄せられ頭を撫でられる。可愛がられる泰華はもちろん茜華もまたこの時間が一番好きであった。




湯船の中。茜華は中腰で立って壁に手を吐き後ろを向いていた。
「泰華は後ろからヤりたい変態だもんな。ほら来てくれ♪」
「茜華さんは嫌ですか?」
もう限界の泰華は目の前に突き出ている安産型の臀部をさする。それでも妻のやがることは避けたかった。
「全く、優しい旦那様だな。ここはもうノリで良いんだよ!ほら、ここは嫌がってるように見えるか?来な♪」
そう言って、自分の秘所を開き泰華を挑発する。そこはもう内臓、パックリと開いて中が動いているのが見えた
ごくりと生唾を飲み茜華の言う通りにする。自分のモノをあてがい一気に腰を前に突き出す。
バチュ。
「んぁぁ!やっぱり、これしかない、ぴったりくるな・・・。」
待ちに待ったモノに茜華も興奮を隠せない。本人は隠すつもりはないだろうが。
「僕も、もう腰が勝手に動いちゃって」
はっはっと犬のように呼吸を荒げ一心に同じ動きしかしていない。いつもより乱暴に欲望をぶつけられ茜華はさらに燃える。
「泰華の形、はっきりと分かるぞ…。ひぅ、そ、そこ。もっと突いてくれ。」
ゴリゴリと自分の中で泰華が暴れている。ひたすら湧き上がる快楽に合わせ茜華も自身の体を前後に動かす。
「いつもよりグニグニ動いてますよ。茜華さんもしかしてこの格好の方が好きなんですか?」
「ち、違う!あたしは別に、んひゃ!」
さっきから可愛らしい悲鳴をあげている茜華の言葉には説得力がなかった。自分の余裕もないが妻の可愛い声をできるだけ多く聞きたいと懸命に射精感を堪え腰をぶつける。
「嘘つかなくてもいいんです。普段強い茜華さんの、僕だけしか聞けない声いっぱい聞かせてください。」
そう言って、さらに動きを速める。
「き、気持ちいいよぉ。泰華の欲をダイレクトに受けてる感じが!イクっ!!」
気持ちを開放したからか、絶頂で体がピクピクと震える。しかしまだイってない男は止まらない。
「イったのに動かないでくれ。またイっちゃうからぁ!」
普通なら激しい摩擦で痛みすらあり得るが、そこは魔物娘、全くの心地よさしか感じていない。少し泣きの入った声に泰華も興奮する。
「じゃ、じゃあ、一緒にイきましょう。茜華さんと一緒に最高に気持ちよくなりたいです!」
「分かった、イこう。いっしょにぃぃ!」
話している途中にGスポットを抉られ声が震える。
スパートをかけ限界まで腰を振り続ける。
「出ます!もうイきます!茜華さん大好きです!!イくっ!」
「キて、キて!泰華の全部あたしの中にくれ!!んはぁぁぁ!!」
ビュクビュク!ビュル!ドクドク…
「――はあッ、はあッ、はあッ。」
「さ、最高、泰華大好きだ…。」
モノを茜華から抜き浴槽にゆっくり倒れ込む泰華。茜華は器用に手を回しフォローを入れる。小さな体をその大きな手で支えつつ二人は正面で抱き合う形になる。
「泰華の、あたしの中に溜まってるよ。」
「茜華さん、茜華さん、茜華さん。」
我慢に我慢を重ねた射精で少し放心状態の泰華だが茜華は答える。
「あぁ、ここに居るよ。ずっと一緒だ♪」
まるで赤子を扱うかのようにしっかりと抱きしめ、その温もりを感じるのであった…。













「さて、泰華、二回戦いくか!」
浴槽でイチャイチャしていたが、いつも通りの流れになる。
「も、もう少し休ませてくれませんか…?」
もちろんダメ元、ヘルハウンドの妻に請う。ぐっと茜華は夫に顔を寄せ耳元で囁く。
その答えは…。
「今夜“も”寝かせないぞ♪」
甘く、淫猥な囁きに泰華も観念する。
「僕だって茜華さんを寝かせません!」
「そうこなくっちゃな♪」
そうして、妻は夫の頭を撫で、舌なめずりをするのであった。
18/04/14 21:43更新 / J DER

■作者メッセージ
勢いです。書いた理由は二点。
一点目知人からの要望。
二点目僕自身エロあり書くのが苦手なのでホントに練習程度です。
ここまで付き合って頂き本当にありがとうございました。
次は書き途中のマンティスを投下出来たら、良いな。

宜しければ、以前の物もお読み頂ければ幸いです。

では最後に皆様の余暇のお供になれることを願いましてー。

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33