読切小説
[TOP]
ザーメンが似合う魔物娘
 俺は、魔物娘にザーメンを塗りたくりたい。白くて臭いザーメンを顔に塗りたくりたい。胸を白く染めたい。腋をザーメンで覆いたい。腹にザーメンで模様を作りたい。手足をザーメンでべっとりさせたい。そして、ヴァギナからザーメンを噴出させたいのだ。
 なぜ、そんなことをしたいかだって?興奮するからだよ。俺のチンポから出る白い液で魔物娘の体が汚れる姿を想像すると、全身に歓喜が走るのだ。ザーメンの臭いが体に染み込むことを妄想すると、すぐさまチンポが跳ね上がる。そして、俺のザーメンで孕む姿を思い描くと、頭の中が天国になるのだ。
 俺は誓った。俺のザーメンを塗りたくることが出来る魔物娘を探すと、魔王さまに誓ったのだ。

 それでは、ザーメンが似合う魔物娘とは誰だろうか?まず、条件として美人であることが挙がる。やっぱり、きれいな女を汚したほうが興奮する。しかし、魔物娘は美人ぞろいだ。全部の魔物娘が挙がってしまうかもしれない。
 条件をもっと絞ろう。第二の条件は、ザーメンが好きであることだ。嫌がる女を汚すことも興奮するかもしれないが、それよりもザーメンを愛する変態女がいい。しかし、これも魔物娘全部に当てはまるかもしれない。魔物娘は、性の交わりを好むだけでなくザーメンを好むのだ。彼女たちは人間男の子供を産むことを望み、子種そのものであるザーメンを愛するのだ。
 それでは、第三の条件として挙げることが出来るのは、精を食事にする魔物娘であることだ。ザーメンは子供を孕ませるためにあるが、魔物娘によっては食事にすらなるのだ。単なる特殊性癖では無くて、滋養として吸収するのだ。口やヴァギナだけではなく、肌からも吸収するそうだ。ザーメンが滋養ならば、ザーメンで汚されることを本能的に喜ぶだろう。この条件ならば魔物娘を絞ることが出来る。
 俺は、ある魔物娘を研究する学者が書いた本を開いた。「魔物娘図鑑」という本だ。その学者は、世界中を放浪しながら魔物娘を研究している。「魔物娘図鑑」は、その成果を書いてあるのだ。魔界や親魔物国は、製紙技術が発達しているために印刷がしやすい。そのために、この本が大量に印刷されている。
 俺は昔、はぐれ魔女のダークメイジから読み書きを教わったことがある。それで読むことが出来るのだ。俺は、愛読しているこの本を調べてみた。
 真っ先に挙がるのは、淫魔であるサキュバスだ。旧魔王時代から、ザーメンを搾り取る魔物娘の代表格だろう。あとは、悪魔であるデーモンやその部下であるデビルだ。彼女たちもザーメンを食事にしており、サキュバスと近い存在かもしれない。
 悪魔と言えば、大悪魔と言われるバフォメットが挙がる。彼女も、人間のザーメンを食事とする。バフォメットの部下である魔女やファミリアたちもザーメンが食事だ。こうして見ると、バフォメット率いるサバトは、ザーメン喰らいの変態女ばかりいる。見た目は幼い少女なのにえぐいね。
 アンデット型の魔物娘もザーメン喰らいが多い。「不死の王」と言われるワイトや「泣き女」のバンシー、「狂学者」アンデットのリッチなどだ。陰気な女たちがザーメン喰らいの変態だとは興奮するね。
 さて、誰がいいだろうか?もっと、条件を絞ってみよう。
 こうして考えてみると肌の色は大事だ。第四の条件は、ザーメンの映える肌の魔物娘だ。そうなると、白い肌の魔物娘は除外される。言うまでも無くザーメンは白だからな。ザーメンの似合う肌の色と言えば、青、緑、黒、褐色だ。
 この中でも白が似合うと言えば、黒か褐色だろう。特に、黒と白は鮮やかな対照だ。ただ、これは俺個人の好みに過ぎないが、黒い肌よりは褐色の肌の方が好みだ。そうすると、だいぶ絞ることが出来る。
 褐色の肌でザーメンを喰らう魔物娘と言えば、愛の女神に従う魔物娘が挙がる。踊り子である水の精霊アプサラス、楽士である鳥人ガンダルヴァだ。あと、ダークエルフも褐色の肌のザーメン喰らい、そして南の地を支配すると言われるファラオも褐色肌でザーメンを喰う。
 かなり絞られてきた。この辺りで捜し歩くべきかもしれない。ただ、俺にはまだ条件があるのだ。第五の条件として、きつい顔立ちの女が良いのだ。鋭い顔立ちだったり、彫の深い顔立ちの顔をザーメンで汚す様を思い描くと、それだけで射精しそうになる。
 そうすると、ダークエルフが当てはまる。嗜虐的な褐色の顔を白い汚液で塗り尽くしてやりたい。ファラオの顔も汚したい。支配者として君臨する顔を汚辱にまみれさせたい。ガンダルヴァの生意気そうな肉感的な顔も汚しがいがある。
 ただ、まだ条件を付けたいのだ。これ以上条件があるのかと、呆れる人もいるだろう。自分でも呆れているが、条件を付けたい。第六の条件として、肉感的な体の魔物娘を望む。出来れば大柄な女だ。汚したいのは顔だけでなくて、体中を汚したいのだ。豊かな胸や筋肉質な肩下の腋、張りのある腹や尻。引き締まった腕や足。それらをザーメンで汚したいのだ。
 こうなると、誰が当てはまるのだろうか?ダークエルフやファラオの中には、胸の大きい者がいる。ガンダルヴァも肉感的な体つきをしている。ただ、大柄な体つきの者は少ないだろう。
 俺は行き詰ってしまった。

 俺は旅をすることにした。俺は元傭兵であり、現在は行商人をしている。まあ、行商人と言っても訳ありの物を売る生活だ。俺のような傭兵崩れの落ちこぼれは、そんな物でも売らなければ生活出来ないわけだ。物を売りながら諸国を回るわけさ。そうしてザーメンで汚したい魔物娘を探したのだ。
 俺は親魔物国を回り、魔王領にも行ってみた。いい魔物娘がいっぱいいたよ。物好きなことに俺を誘う魔物娘までいた。ただ、ザーメンを塗りたくりたい女かと言うと、外れてしまっていた。俺は謝りながらお断りしたよ。
 俺の望む魔物娘はどこにいるのだろうか?俺の好みが特殊過ぎるのだろうか?条件を緩めなければ、いつまで経っても魔物娘は手に入らないのだろうか?
 そんなことを考えながら、俺は大陸北西部の国にある森に入り込んだ。

 森から抜けた時、俺は目を疑った。俺はどこにいるのだろうか?空がピンク色だ。夕方だからなのか?それでは、なぜ太陽は青い色をしているのだ?雲は黄色く光っている。
 目の前に広がる草地を見つめた。紫色の草地が広がっている。木が生えているが、赤、青、桃色の葉だ。わけが分からない。花を見ると緑色の花弁だ。茎や葉では無くて花弁がだ。
 俺は、昨夜飲んだ薬を思い出した。元気になれる薬なのだが、少し人に言えない物が混ざっている。薬を飲みすぎたのだろうか?薬の混ざり物の質が悪かったのだろうか?
 俺はフラフラと歩き回った。紫色の草むらが桃色に変わっている。すると、草むらから紫色の耳と尻尾が飛び出した。俺は懐の小刀を抜く。俺の体から脂汗が出る。
「そんなに物騒な物を出さないでおくれよ。お兄さんを案内してあげるだけだからさ」
 軽い感じに聞こえる女の声が響いた。出て来いと、俺は命じる。
 女は俺の前に出て来た。紫色の服を着た若い女だ。服だけではなく髪も紫色だ。つり目が目立つがかなりの美人だ。外見から魔物娘だと分かる。
「お前はワーキャットなのか?」
 耳や尻尾から判断して、彼女にそう訊ねる。
「う〜ん、近いね。母さんはワーキャットだったね。でも、この国に来たら変わっちゃった。私はチェシャ猫だよ。名前はエルシーと言うのさ。お兄さんを案内するためにここへ来たのさ」
 俺は、チェシャ猫という言葉に注意した。確か、あの魔物娘図鑑に載っていたはずだ。ああ、思い出した。ワーキャットが魔術で変化した魔物娘だ。チェシャ猫がいるということは、ここは…。
「もしかして、ここは不思議の国なのか?」
 エルシーと名乗ったチェシャ猫は、口の端がつり上がって三日月のような口になった。
「そのとおりさ。ハートの女王が支配する国さ」
 俺は驚愕を抑えられなかった。不思議の国とは、俺たちの世界では伝説に近い存在だ。魔王の娘であるリリムの1人が、異世界に造り上げた国だそうだ。膨大な魔力を使って築き上げた国であるため、俺たちの世界の常識が通用しないそうだ。その伝説の国に来てしまうとは…。
 だが、異様な光景を目の当たりにすれば信じるしかない。他に、納得出来る説明は無い。いや、薬をキメ過ぎたとか、頭がアレになったという可能性はある。あるけれど、それよりだったら不思議の国に来たと信じた方がいい。
「まあ、すぐに信じろと言っても無理だろうね。この国で暮らし続ければ、信じるようになるさ」
「俺はこの国を出られないのか?」
「う〜ん、ハートの女王さまが許して下されば、出ることが出来るだろうね。でも、出たいのかい?多分、この国に来るべき理由があってきたんだと思うよ」
 俺は考え込んだ。俺は、ザーメンで汚したい魔物娘を探して旅をしてきた。だが、元の世界では見つからなかった。もしかしたら、この国で見つかるかもしれない。
「俺はこの国を旅してみたいな」
 チェシャ猫は満面に笑みを浮かべた。
「じゃあ、案内してあげるよ。私のことは警戒しなくていいよ。これでも旦那さまがいるのさ」
 そう言うと、エルシーは俺の前を歩き始めた。

 俺は、エルシーと不思議の国で旅を始めた。旅をしながら、不思議に国について色々とエルシーから教わった。彼女は、俺に不思議の国で何をしたいのか聞いてきた。俺は、ザーメンで汚す魔物娘を探していると正直に答えた。
 こんなことを正直に話すとは、俺は変態そのものだ。だが、俺は魔物娘が暮らす国々を旅してきたのだ。卑猥な会話が日常会話の国々だ。しかも、この不思議の国はそれらの国に輪をかけて卑猥だ。何せ、淫具が空を飛び回っている有様だ。そんな国を旅していれば、卑猥なことを日常的に話すようになる。
 エルシーは、俺の話を面白そうに聞いていた。そして、俺に協力することを申し出た。
「お兄さんの望んでいる魔物娘は、多分ジャバウォックだね」
 魔物娘図鑑には、そのジャバウォックのことが載っていた。ただ、俺は不思議の国のことをほとんど読んでいなかった。筆者は、不思議の国を旅したと称している。だが、前に言ったとおり、俺たちの世界では不思議の国は伝説みたいなものだ。不思議の国に関する記述を信じることが出来ず、読み飛ばしてしまったのだ。
 エルシーの説明と魔物娘図鑑の解説によると、ジャバウォックはドラゴンだったそうだ。不思議の国に入り込んできたドラゴンを、ハートの女王が変えてしまったそうだ。その結果、肌の色は褐色となり、ザーメンを食事にするようになったそうだ。体は大柄なままで、きつい表情の似合う美貌もそのままだ。
 俺は、魔物娘図鑑の絵をじっと見つめた。黒く大きな翼、黒い鱗でおおわれた手足、黒い尻尾。元はドラゴンだったことが納得出来る姿だ。だが、それよりも俺の目を引いたものがある。艶のある褐色の肌、彫が深く鋭そうな美貌、そして大きな胸の目立つ大柄な体!これだ。これが俺の求めてきた魔物娘だ。ザーメンで汚したい魔物娘だ!
「それじゃあ、ジャバウォックの所に案内してあげるよ。7日も歩けば着くさ。その間は、お兄さんにちょっかいを出そうとする魔物娘から逃げられるようにしてあげるさ」
 俺は、繰り返しエルシーに礼を言った。ただ、俺は1つ気になることがある。エルシーは、旦那と別々にいて大丈夫なのだろうか?魔物娘は、旦那から離れたくは無いはずだ。
 そのことを聞くと、彼女はケタケタと笑った。
「少しくらいは離れていた方がいいのさ。私も旦那もたまってしまうからね。あった時には、それはものすごいことになるのさ。それこそザーメンまみれさ」
 そう言って、エルシーはジャバウォックの所に案内してくれた。

 俺たちは図書館の前庭に来た。ここにジャバウォックは現れるそうだ。ジャバウォックは知的な者が多く、図書館を利用することが多いそうだ。特に、彼女たちは詩に関して造詣が深いそうだ。
 図書館?詩?知的?俺は笑いそうになる。ペニスとヴァギナの絵や浮彫が所々にある建物が図書館か?確かに、本はあるから図書館かもしれない。卑猥な挿絵と隠語が載った本がずらりと並んだ図書館だ。そして、わいせつさを競い合う詩が載った詩集が並んでいる。これらの詩を愛する者が知的とはね。つくづく笑える国だ。
 俺は、空を見上げながら待ち続けた。彼女たちは翼を持っており、空を自在に飛び回るそうだ。空は七色に光っている。じっと見ていると目がおかしくなりそうだ。俺は目を伏せてしまう。
「ほら、お目当ての者が飛んで来たよ」
 エルシーの声を聴いて、俺は顔を上げた。西の空から赤紫色の者が飛んでくる。次第に大きくなる。鳥にしては大きい。俺は生つばを飲む。ジャバウォックが来たのだ。
 ジャバウォックの羽ばたきにより、風が叩き付けられた。俺は腕を前にかざす。尋常では無い力強い羽ばたきだ。さすがドラゴンだ。風が止み、前を見ることが出来るようになる。俺の前5歩ほどの所にジャバウォックはいた。
 俺は彼女をまじまじと見た。話に聞いていた通り、大柄な女だ。俺は男の中でも背が高いが、彼女は俺よりも頭1つ高い。彫の深い整った顔をしており、厳しい表情を浮かべて俺を見下ろしている。視線は強くて、目を合わせることに苦労する。その赤紫色の瞳は、俺を刺し貫きそうだ。
「人間の男か。チェシャ猫に案内されたのだな。ここで何をしている?」
 女にしては低い声だが良く響いた。
 俺は生つばを飲み込んだ。迫力のある女だ。こんな女をザーメンまみれに出来るのか?逃げ出したくなったが、体が上手く動かない。
 俺は唇を噛みしめた。腹に力を入れる。視線をジャバウォックの眉間に叩き付ける。
「お前とやりに来たんだよ!」
 俺はかけ出した。ジャバウォックに飛びかかろうとする。ジャバウォックの右手が俺の左肩をつかんだ。俺は地面に投げ飛ばされる。地面は石で舗装されていたが、その石は柔らかく俺を受け止める。床に転がった俺をジャバウォックは見下ろす。
「その程度か」
 冷たい視線と声だ。
 俺は跳ね起きた。ズボンに手をかけると、勢い良く引き下ろす。下履きも引き下ろす。両方とも放り投げる。股間をジャバウォックに突き出して見せた。俺のペニスは勃起している。ジャバウォックのでかい褐色の胸を見ているうちに勃起したのだ。
 ジャバウォックの動きが止まった。彼女は、俺の股間をまじまじと見つめている。彼女の喉が鳴る。
 俺は再びかけ出した。ペニスをふりながら走る。ジャバウォックの口が開いた。炎を吐くつもりか?本能的な恐怖に体が強張る。足がもつれて彼女に向かって飛ぶ。ジャバウォックの口から桃色のものが吐き出される。俺はまともに浴びる。甘い匂いだ。
 そこからはよく覚えていない。ただ、体をめちゃくちゃに動かしたような気がする。そしてとても気持ちが良かった。気持ちの良さが何度も爆発したようだ。色々なものを見た気がする。喘ぐ口と乱れる髪、弾む胸、くぼんだ腋、うごめく腹、激しく振られる尻、濡れた股と太もも。獣じみた女の声も聞いた。獣じみているくせに艶やかな声だ。
 気が付くと、俺の下にジャバウォックが転がっていた。服は引き剥がされており、褐色の肌は白濁液まみれだ。彼女の全身からザーメンの臭いが立ち上っている。
 俺は彼女の顔を見た。ザーメンで汚れきっている顔だ。口を開くと、音を立てて白濁液があふれる。笑っているようだ。いや、笑っているのだ。彼女の顔は歓喜でゆがんでいる。
「おめでとう!これでジャバウォックはお兄さんのものだよ」
 エルシーは俺に笑いかけた。

 こうして俺とジャバウォックは夫婦となった。そんなことあるわけねえだろ!と思う人もいるだろう。だが、相手が魔物娘だとあり得るのだ。まして、ここは不思議の国だ。人間の常識や良識が通用する所ではない。
 俺は、勝算が無く飛びかかったわけでは無い。ジャバウォックは確かに強い。人間1人で太刀打ちすることは出来ない。ただ、弱点があるのだ。それは男の欲情を叩き付けてやると弱いのだ。
 ジャバウォックは、ハートの女王によって変えられた魔物娘だ。誰よりも淫らであることを誇りに思うように、考え方を変えられているのだ。そんなジャバウォックを倒すため必要なことは、鉄の剣を突きつけることではない。肉の剣、つまりペニスを突きつけてやればいいのだ。
 そして魔物娘は人を殺さない。ドラゴンでも炎で焼き殺したりはしないのだ。ましてジャバウォックは、炎の代わりに桃色の息を吐く。男を欲情させる効果のある息だ。俺は、それを浴びて全身が欲情に支配された。ジャバウォックを犯しまくらなくては気が済まなくなったのだ。
 これらのことは、エルシーが教えてくれたし魔物娘図鑑にも書いてあった。俺は、肉の剣と欲情を武器にしてジャバウォックに勝ったのだ。そして嫁にすることが出来たのだ。
 俺たちが夫婦になったことを見届けると、エルシーは旦那のもとに帰っていった。エルシーには世話になりっぱなしだ。礼をしたかったが、何をすればいいか分からない。
「まあ、そのうちお返しをしてもらうよ。お兄さんはこの国で暮らすんだからね」
 そう彼女は笑っていた。
「お兄さん?こいつは中年男ではないか」
 俺の嫁であるミランダは容赦なく言い放った。こういう所はドラゴンと変わらねえよ。

 繰り返し言ったように、俺の望みは魔物娘の全身にザーメンを塗ることだ。その望みをかなえる魔物娘が俺の嫁になったのだ。俺のペニスは毎日勃起している。しかもミランダは、俺の欲望を積極的にかなえてくれるのだ。今日もミランダにザーメンを塗りたくってやろう。
 俺は分身薬で5人になった。不思議の国には様々な薬がある。エロいことを楽しむために、不思議の国の魔物娘たちは日夜努力している。薬はその成果だ。魔物娘とその旦那の中には、複数の嫁、あるいは複数の旦那とやりたい者もいるのだ。分身薬はそのために開発されたのだ。
 やる場所は、俺とミランダが暮らす家の中だ。黒い床の部屋であり、明るい照明が照らしている。黒い床はこぼれたザーメンが映える。密閉された部屋は淫臭がこもりやすい。ミランダを汚すのにふさわしい場所だ。
 俺は服を脱ぎ散らかした。早くやりたくてたまらねえよ。俺は、ミランダとやっているうちにインキュバスとなり、絶倫になったのだ。しかも媚薬漬けの体であり、毎日のようにミランダの桃色の息を浴びている。そんな俺が5人になっているのだ。ミランダはどれだけ白くなるだろうか?
 俺はミランダに服を着たままにさせた。不思議の国独特の奇妙な服だ。トランプのダイヤの印が所々に付いており、襟などの縁が白いレースで飾られている。それにもかかわらず、肩や胸の谷間、腹や太腿をむき出しにした露出度の高い服だ。可愛らしいのに鋭角的で、そして卑猥なデザインの服だ。服の色は黒と赤紫であり、褐色の肌に合っている。
 俺たちはミランダを取り囲んだ。彼女の体中を口付けしていく。ミランダは、交わる際にはこれを最初に要求する。俺は顔を抑えて口を吸い、他の俺は触手に付いている口に吸い付いている。ミランダの背からは2本の触手が生えており、それらには口が付いているのだ。
 俺たちのペニスは怒張してわなないている。口付けだけでは足りない。俺たちはペニスをミランダの体に押し付けた。むき出しの太ももにすり付けたり、服を押し上げる尻にこすり付ける。
 俺たちはミランダをひざまずかせた。見上げる顔にペニスをこすり付ける。2本のペニスで頬をこすり、瞼と額を押し上げ、鼻や唇にすり付けた。先走り汁を顔じゅうに塗りたくる。
「臭いペニスだ。わざと洗わなかったな。私の顔をそんなに汚したいのか、この変態め」
 そう言いながら、ミランダはペニスに頬ずりをしたり、鼻を押し付けて臭いをかいでいる。肉感的な顔でやられると、気持ち良さ以上に興奮が激しい。
 ミランダはペニスに舌を這わせ始めた。ねっとりとペニスを舐めていく。汚れている先端やくびれも丁寧に舐めていく。そのままペニスを口に含んだ。頬をくぼめながらしゃぶっている。まるで馬のような顔だ。そしてもう1つもしゃぶる。交互にペニスを吸い上げている。そして唾液まみれのペニスに頬ずりをする。
 後ろに回った1人は、髪の毛でペニスをしごいていた。桃色の髪をつかんで、ペニスに巻き付けてしごいているのだ。髪が先走り汁で濡れていく。
 俺たちは長く持たなかった。ミランダの技術が優れているのだ。「出るぞ」と叫ぶと、俺はミランダの口からペニスを抜き、顔にこすり付けた。そしてザーメンをぶちまける。左頬がザーメンで染まり、鼻まで覆われる。褐色の顔が白濁液で汚れる。もう1人もザーメンをぶちまけた。右頬と口が白濁液で覆われる。
 俺たちは、ペニスを顔じゅうにこすり付けて精液を塗りたくった。顔じゅうがぬめっていく。髪の毛でしごいている奴も精液をぶちまけた。桃色の髪が白く汚れる。顔と髪から湯気が立ち昇りそうだ。強烈な臭いが広がっている。
 俺たち3人が下がると、待っていた2人がミランダを嬲り始めた。白く汚れている顔を肉棒で嬲っている。ジャバウォックは、舌を這わせながらペニスに奉仕する。彼らもすぐに精液をぶちまけた。白濁液が層になって重なる。ドロドロの液が顔からゆっくりと垂れる。
「ああ、顔が重い。それに何て臭いと味だ。頭の中がザーメンの臭いでいっぱいだ」
 ミランダは、恍惚とした表情でそうつぶやいた。その様は俺たちを興奮させる。俺たちはすぐに挑みかかった。精力絶倫になった身は回復が早い。
 俺は胸をつかみ、ペニスをはさんだ。ミランダの胸は、容易く俺のペニスをはさむことが出来る。そして、彼女の服は大胆に胸の谷間が開いている。俺は、先走り汁と精液でぬめるペニスで胸を犯す。胸の谷間の汗と混ざり合い、ペニスがこすれるたびに淫猥な音を立てる。俺の手の上からミランダの手が重なった。ミランダは俺の動きを助けてくれる。
 俺のペニスは胸の谷間で弾けた。褐色の胸を白く染めていく。勢いよく飛んだザーメンは、彼女の顎と頬にぶつかる。ミランダの口を犯していた奴がペニスを抜いた。鼻に押し付けると精液をぶちまける。ジャバウォックは、白目をむいて濁った声を上げた。彼女は、鼻の中まで犯されたのだ。
 俺がミランダからよけると、別の俺が胸を犯し始めた。そしてすぐにザーメンをぶちまける。また別の俺が胸を犯し、白濁液を胸に叩き付ける。ミランダの胸の谷間は白濁液が溜まっていた。ザーメンの谷だ。しかも、両胸の間には白濁液が太い糸を引いている。ザーメンの橋だ。
 これで終わりだろうか?もちろん違う。まだまだ汚すべき所はある。俺たち2人は、ミランダの腕を上げさせた。そして腋をペニスで犯し始める。汗で濡れておりヌルヌルする。それに、ペニスに付いている精液が混ざり合う。
「どうだ、腋の匂いがペニスの臭いと混ざっているぞ。もっと臭くしてやるよ」
 俺たちは、ミランダに腋を締めさせた。ペニスは、ぬめる腋に締め付けられる。思う存分に嬲った後、ザーメンをぶちまけた。腋の窪みに白濁液が溜まる。それがゆっくりとわき腹に垂れていく。
 俺たちはミランダを立ち上がらせた。俺は後ろ側に回る。服の裾をめくると、尻尾と尻が露出する。彼女は下着を付けていない。俺はペニスを尻にこすり付けた。引き締まって張りのある尻だ。そのくせ柔らかい。前にはもう1人の俺がおり、太ももを犯している。俺は、汚れたペニスでジャバウォックの尻を嬲り続ける。俺のペニスは弾けてザーメンをぶちまけた。ペニスで尻に塗りたくる。
 まだだ、まだ汚す所はある。俺はペニスに力を入れる。ふいにミランダが振り返った。俺のペニスに顔を寄せると、桃色の息を吹きかける。
「これで終わりだなどと、情けないことを言うなよ。お前がジャバウォックの夫ならばな」
 俺はジャバウォックに襲いかかった。仰向けにして押し倒すと、太ももをつかんで股を開かせる。むき出しになったヴァギナは濡れそぼっている。俺は、その肉と蜜の泉の中にペニスをぶち込む。ジャバウォックは歓喜の声を上げた。
 もっと汚してやる。体の外側も内側もザーメンで汚し尽くしてやる。

 俺は狂っているのだろうか?ミランダは狂っているのだろうか?いや、世界そのものが狂っているのか?どれも当たっているのだろう。
 ミランダに挑発された通り、何発かザーメンをぶっかけただけでは足りない。もっと汚さなければ気が済まない。第一、俺はインキュバスになっているのだ。俺の中には、ザーメンがまだたっぷりと詰まっている。
 俺は、ミランダを四つん這いにさせた。その格好にさせてペニスで尻を嬲り、ザーメンを塗りたくる。そしてヴァギナと尻穴の中にぶちまけた。もう1人の俺は、反対側から口にペニスを突っ込み、顔にザーメンを塗りたくっていた。
 ミランダを仰向けにして犯すこともやった。俺はミランダにまたがり、胸をペニスで嬲った。そして、すでにザーメンまみれの胸と顔に、さらにザーメンを塗り重ねてやる。俺の後ろでは、別の俺が白く染まっているヴァギナをペニスで蹂躙していた。
 ミランダを持ち上げて犯すこともやった。俺はインキュバスになって、ジャバウォックを持ち上げるだけの力を手に入れたのだ。足が地面に付かず、ヴァギナがペニスで串刺し状態のジャバウォックは、手足や翼をバタバタさせながら喘いでいた。その度に体中のザーメンが飛び散る。後ろからは、別の俺がケツ穴を貫いていた。
 ミランダが俺の上にまたがるやり方もした。俺が下から突き上げると、ミランダは口からザーメンをこぼしながら声を上げるのだ。ミランダの左右と後ろには他の俺たちがいて、ペニスで顔や髪を嬲っていた。ペニスで顔を叩かれるたびに、ジャバウォックは白痴のような顔を晒した。
 俺たちは汚しながら交わり続けた。ザーメンが空になり疲れ切ると、そのまま床に転がって寝た。そして目が覚めると、媚薬入りの飯を喰らってジャバウォックに挑みかかった。ジャバウォックは、桃色の息をかけて俺たちを挑発する。
 分身薬の効果は7日間続いた。その間中、ジャバウォックを汚し続けた。彼女はその間に体を洗っていない。ザーメンで汚れきった体は、さらなるザーメンで汚れていく。肌に付いたザーメンは、時間がたつと白から透明になる。透明の液でぬめり光っているジャバウォックに、さらなる白濁を塗りたくってやる。
 分身薬の効果が切れて、俺は1人に戻った。5人分の興奮と快楽の記憶が、俺に叩きつけられる。俺の頭はバカになりそうだ。呆けた状態で床にへたり込みながら、床に転がるミランダを見ていた。
 ミランダの体は汚れきっていた。いや、そんな生易しい表現では済まない。生渇きのザーメンで覆われた体に、さらなるザーメンで覆われたのだ。それを数えきれないほどくり返したのだ。
 ミランダの顔は、ザーメンが何層にもなって積み重なっている。ザーメンで汚れた顔をザーメン化粧と呼ぶ魔物娘がいる。その魔物娘は、これほど分厚いザーメン化粧を見た事があるだろうか?
 胸もザーメンが層になっていた。胸の谷間は、固まったザーメンで埋まっており鈍く光っている。大量の汗を流したにもかかわらず、腋もザーメンの層になっている。腰まで届く彼女の長く豊かな髪は、1本残らず固まっていたかもしれない。いかなる整髪料でも、ここまで固めることは出来ないだろう。
 腹全体がザーメンで覆われており、へその窪みには固まったザーメンがたまっている。その腹の脇では、ザーメンで汚れた触手がひくついている。ドラゴンには翼と鱗がある。どちらもザーメンでぬめり光っていた。部分によってかけられた量が違うために、光り方が違っている。彼女の体には服が張り付いている。ザーメンの汚れで所々がねじれた服だ。
 ジャバウォックの体で一番汚れた場所は、顔とヴァギナだ。ヴァギナからは絶え間なくザーメンがあふれている。中に入り切らなかったのだ。陰毛は固まった部分と生渇きの部分がねじれている。
 ジャバウォックの体は凄まじい臭いを放っていた。ザーメンは肉に染み込んで体を汚しきっていた。骨まで汚れていたかもしれない。肉に染み込んだザーメンの臭いは、一生取れないのではないだろうか?俺以外の男は、一生彼女に近寄れないのではないか?
 ミランダは俺の方を向いた。話をしたいらしく口を開く。だが、濁った音ともに白濁液が溢れ出す。ミランダは、軽く頭を振ると表情を動かす。彼女は苦笑したらしい。だがザーメン化粧のせいで笑ったようには見えない。
 そんなジャバウォックを、俺は満足感に浸った状態で眺めていた。

 俺は幸せだ。長年追い求めてきたザーメンの似合う魔物娘を手に入れたのだ。その魔物娘であるミランダを、毎日ザーメンで汚すことが出来るのだ。ミランダは俺のザーメン嫁だ。これほどザーメンの似合う魔物娘はいない。
「当然のことだ。私はジャバウォックだぞ。淫らさにおいて、すべての魔物娘の頂点に立つ者だ。私こそ最もザーメンが似合う魔物娘だ」
 ミランダは胸を張る。だが、不意に諭すような口ぶりで話し始めた。
「だがな、全ての魔物娘はザーメンが似合うのだ。例え、精を食事にしない魔物娘であってもだ」
 俺は首を傾げる。
「魔物娘にとっては、愛する男のザーメンは素晴らしい物なのだ。そのザーメンを全身で受け止めたい。食事にならずとも飲み干したい。そして、自分の子袋にためて愛する男の子を生みたい。魔物娘はそう思うのだ。その魔物娘が、ザーメンが似合わないはずが無かろう」
 確かにそうかもしれない。
「顔や体の特徴によって、ザーメンがより似合う者がいるという話も一理ある。だが、それもしょせんは人の好みに過ぎない。白い肌にザーメンをかけたい者もいるだろうし、小柄な体を汚したい者もいる。
 それに魔物娘は、愛する者からザーメンを出された時にこそ輝くのだ。伴侶である男にとっては、その汚れながら輝く姿こそが最も愛おしくなるのではないか?」
 俺は、エルシーとその旦那のことを思い出した。俺たちはエルシーたちとよく会う。その際に、ミランダの体にザーメンの臭いが染み込んだままの時があった。その臭いに当てられたエルシーは、俺たちの目の前で隣にいた旦那の股間にむしゃぶりつき、顔にザーメンを浴びたのだ。
 その時のエルシーは汚れながら輝いていた。ザーメンまみれの顔は、旦那を見上げながら恍惚としていたのだ。旦那は、自分の嫁の汚れた顔を見つめていた。喜びと満足感がにじみ出ている旦那の顔を、俺はよく覚えている。
 俺は、ザーメンの似合う魔物娘を追い求め続けた。そうしてミランダを手に入れた。ミランダの性質や体はザーメンが似合う、そう見なしたから嫁にした。ただ、今はそれだけではない気がする。
 俺は、自分の嫁を見続けながら考えていた。

 淫らさにおいて頂点に立つと自認する魔物娘、それがジャバウォックだ。ジャバウォックであるミランダは、俺の欲望を受け止める。同時に自分の欲望をぶつけてくる。彼女はさまざまな性技を試そうとするのだ。
 俺は、四つん這いの状態でミランダに取り押さえられていた。俺もミランダも裸だ。ミランダの股間には、俺以上に立派なペニスが付いている。不思議の国には、女をふたなりに出来る道具や薬があるのだ。ミランダはそれを使ったのだ。
「私は、お前に尻穴を犯されるたびに考えていたよ。果たして、ペニスで尻穴を貫く感触とはどのようなものだろうとな」
 ミランダは、俺の尻穴をねっとりと舐め始めた。奥にまで舌をもぐり込ませてほぐす。そして自分のペニスにオイルを塗る。
「臭くて汚い尻穴だ。ちゃんと洗っているのか?まあ、ペニスを入れることが出来そうだから、かまわないがな」
 い、いや、待て。いくら淫らでも、これは体験したくないぞ。
「なに、7日間もやれば考えも変わるさ」
 7日間だと?お前、その媚薬の山は何だ?ま、待て、待て、待てえええええええ!
「さあ、いくぞ!」
 ぬほおおおおぉおおおおぉおおおおおおおお!

 7日後、俺のケツ穴からはザーメンの噴水がほとばしっていた。

19/03/03 01:00更新 / 鬼畜軍曹

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33