煩悩の多い喧しいあいつ。
「うっひゃぁぁっ、すっごいラブラブしちゃってるぅぅぅ(*＞∀＜*)」
これからピロートークを楽しもうとした矢先に、飴のように甘く甲高い、うるさいのが来やがった。
「･･････あらいらっしゃい」
「･･････あのさ、呼んだ覚えはないよ、あゆ」
「えぇっ、何でそんなに冷たいのーっ！？Σ(；ｎ；)」
静琉は何事も無いかのように挨拶し、僕は冷たくあしらい、あゆと呼ばれた少女は大げさにショックを受けていた。
「だってお前、今の状態じゃ満足できないよ」
今の彼女は『実体化』しておらず、触れることができないのだ。
「うー、私だけ仲間はずれなんてひどいよぉ～！(ＴoＴ)」
「･･････仲間外れ、イクナイ」
やかましく泣く彼女をみて静琉は僕を批判する目で言ってきた。
「・・・はぁ、悪かったって、あゆ」
うんざりとした気分で僕は上半身を起こし、実体化していないあゆの頭をそっと撫でる動作をした。
あっ、ごめん、触れること出来たんだね。
ちゃんと触れるかどうか確認せずに言ったことを心の中で謝りながらなでなでした。
すると、先ほどまで泣いていたのが一変して満面の笑みを浮かべて来やがった。
「えへへー、なでなできもちいいよー(*´∀｀*)」
・・・その笑顔は反則だ。まんざらでもない気持ちになってしまう。
何だかんだ悪くいっても、僕のもう一人の恋人であり、静琉と同じく愛しているのだから。
彼女は癒宮 あゆ。
彼女との関係は中学生までは幼なじみであり、元々は病弱で内気な性格だった。
そしてある日、病状悪化で病死。
人としての人生はそこで終わったはずだった。
だが、彼女の想いが原因なのか、静琉と初めてのセックスをしたその夜に姿を現した。
そう、ゴーストという魔物娘の姿になって。
魔物娘になった彼女の性格は一変して喧しく、そして明るい性格になったのだ。
外見もそれなりに変化し、鳶色の瞳が深海を思わせる青色になり、元々白かった肌が透き通るぐらい白くなり(ゴーストなのですこし透き通ってはいるが)、まな板のようなAカップがたわわと実ったEカップに成長した。
しかし、生前の腰ほどもある黒髪と幼さを残した顔と身体は変わっていなかった。
「―――ねぇ、何難しい顔をしてるの？（・д・？）」
「あっ、いや･･･ふとあの日を思い出してね」
そう、あのときは本当にびっくりしたものだ。
死人からアンデットになって生まれ変わるというのは実はというと珍しいのである。
というのも、魔物という生物上、人間よりも上位の存在であるため数が少なく、アンデット種においても例外ではない。
アンデットになるケースは主に３つ。
一つ目は元からいるアンデット種の魔物娘から襲われて彼女らに変わるケース。
二つ目はすでに死んだ遺体や魂が魔力と結びついて蘇るケース。
そして三つ目はアンデットになった魔物娘が出産し、子供が出来るケースである。
一つ目のケースが主なアンデット種の増え方である。
しかし、今ここにいる日本においては勝手な魔物娘化が法律で禁じられており、その為の監視や対策がしっかりしているため、急激な魔物娘化になる事態はなくなっている。
そして二つ目のケースでは、死んだ本人の「生きたい」「好きな人とずっといたい」という想いの強さと本人及び死んだ場所の魔力の強弱によって決まると言われている。
この要素がよほど強くなければ、アンデットとして蘇ることはないと言うことである。
そのため、彼女のような「アンデットになってでも生きたい」というケースは珍しいわけである。
「ずいぶん間の悪い再会だったなぁって･･･」
「あははー、あなたの匂いがしたから行かずにいられなくてねぇ～(´ｐ｀*)」
「･･････素敵な出会いじゃない❤」
あの頃を思い出して気まずくなる僕と、懐かしむように微笑むあゆと、気にすることなく微笑を浮かべる静琉。
魔物娘の価値観にすっかり定着した彼女は気にしていないようだが、僕にとっては気にしてしまうものだ。
せっかくの再会だというのに、小さい頃から幼なじみとして共にし、当時恋人だった彼女の目の前で、別の恋人との愛の営みを見せてしまったのだ。
浮気とか不倫とかって言うレベルじゃない。
別の見方をすれば寝取られにも見られるのだから、本当に申し訳ない。
「そんな顔しなくてもいいんだよ～♪だって、今も私のことも愛してくれるんだから(*＾∀＾*）」
「･･････私も、それでいいと思う」
「ん、まぁ・・・そうだね」
二人にそういわれ、気持ちこそはくすぶるものの、どこか安心した気分になった。
「･･･でもー、静ちゃんだけ激しいのシててずるいなぁ～(*￢3￢)」
「･･････ごめん、もう寝たかと思ったんだ」
「も～、静ちゃんとあなたのいちゃいちゃぐっちゅぐっちゅを一部始終見てたんだよー！？(*｀へ´*)」
「･･････恥ずかしい///」
最後まで見ていたのかい。全然気づかなかったぞ、僕。
「それならなぜ声をかけなかったんだよ」
「だってぇー、あんなの見せられたらオナニーせずにいられないよぉ！(*＞o＜*)」
「声を殺してシてたのか･･･」
「ん、聞かれちゃうの恥ずかしいもん(*´・ｗ・｀*)」
顔を染めてこっちを見るんじゃない。
せっかく治まった性欲がまた漲ってしまったじゃないか。
「･･････全く。静琉、もっかい頑張れそう？」
「･･････ばっちこーい」
一方の静琉は楽しそうな返答を返してきた。
これだから魔物娘は･･･かわいくて困る。
「んじゃ、静ちゃんおっじゃましまーすっ！(・∀・*)」
ヤる気まんまんのあゆは静琉の体内に入り込むかのように、そのまま取り憑いた、と言うよりは乗っ取った。
あゆの姿が消えて数秒後。
「おまたせー♪(・ｗ・*)」
静琉の声がはっきり聞こえた。
あゆとは違った、凛とした声だ。
しかし、喋っているのは本人ではなく、取り憑いたあゆである。
外見はそこまで変わらないが、瞳の色が紅から青に変わっている。
表情の方も取り憑かれた本人以上に豊かになり、それはそれでドキリとしてしまう。
「んふふ、いつもの静ちゃんじゃなくてドキドキしてるでしょー(*￢∀￢)」
耳元で囁かれたらドキドキするに決まっているじゃないか。
「ね、少し疲れているなら、そのまま寝ていいからね。私が跨って、あなたの負担にならないよーに腰動かすからね？(*・v・*)」
妖しく、されど優しく微笑みながら、彼女は再びそそり勃った僕の魔物に先ほど中だしされた秘所を当てた。
その魔物が元気であるように、僕も実はまだ全然疲れてはいない。性欲を持て余すと魔物が叫んでいる限り、ばたんきゅ～にはならないだろう。
「あ、うん･･･んじゃ、お言葉に甘えて」
だが敢えて僕は彼女の言葉に甘えた。
無節操な魔物とは違って、本来の僕は謙虚な騎士に見習って、ここはと言うときには紳士に振る舞うようには心がけているつもりだ。
なので、「しばらく」は彼女に委ねることにした。
「あっ、はぁっ･･･！いい感じに入ってきたよぉ❤(*＞＜*)」
二度目の挿入だというのに、相変わらず締め付けがキツい・・・いや違う、膣中の構造が変わっている！
「くっ、う"っ･･･!こ、これは･･･あ"っ!?」
静琉の場合は、奥に行くほど狭くキツく、内部の膣肉が吸いつく構造になっている、カリ殺しの名器に対して、(生来の彼女であっただろう)あゆの膣中は、挿入時だけぬっぽり優しく包まれるような挿入感の直後、先端から根本まで押しつぶそうとする圧力と不規則に吸いつく膣肉が絡み合う、巨根殺しの名器であり、甲乙付け難い。
あゆとヤる時は静琉の身体を借りてヤっているので、今回が初めてではない。しかし、今回のように、膣中が変化していたのは初めてなので驚いた。
セックスするたび、嫁がエロいね。
と、嫁のゾンビを持つ友人が言っていた(その後に謎の英単語が聞こえたが敢えてスルーした)が、なるほど確かに納得がイく。
魔物娘全般に言えることかもしれないが、アンデット種は生への執着による復元力を持つからなのか、ヤる度に可愛くなったり、エロくなったりする変化が顕著に出ているのだろう。
「どう？❤私の本来のおまんこ、気もちいいでしょぉ？♪静ちゃんと私、どっちが気持ちいいかなぁ？❤(//ヮ//)」
僕の情けなく呻く反応をみて、彼女は殴りたくなる(が、二人とも大好きだから実際は殴らない殴れない)ドヤ笑みを浮かべて腰をゆっくり振り続けた。
確かに負担のかからない、楽な性交であるが、意表を突かれた彼女の名器により、早くも射精感が駆け上ってきた。
「あんっすごいぃっ❤あなたのおちんぽぉ、ビクビク暴れて腰が浮いちゃうよぉ！❤(//＞o＜//)」
静琉のはしたない声があゆの憑依によって部屋に響かせられている。
今の静琉は意識しか無いので声を殺す事も、口や耳を塞ぐことさえ出来ない。
ただただ自身の嬌声を聞くのを強いられるだけでなく、あゆとリンクしていることにより、快感が倍以上に襲いかかり、羞恥心と快楽でひたすら悶えることしか無いだろう。
「もうやめろｫ！静琉のLPはもうとっくに０だぞ！」
やはり止めるべきだった。
恥ずかしさで涙が止まらないであろう静琉のことを想うとこう叫ばずにはいられない。
「あへぇっ、もうだめ、イッちゃう、イッちゃ･･･、あぁーーーー!!!(//＊ｑ＊//)」
しかし、その叫びは彼女の喘ぎ声でむなしくかき消され、彼女のイク直後に、僕も追うようにイッた。
彼女のイき声でかき消される中、僕は声にならないうめき声をあげて、1回目のよりも多くの精液が放たれた。
「あっ！あっ！あ～～っ!!!❤にゃかにぃ❤にゃかにぃあちゅいのがぁ❤びゅうびゅうでぇひぇりゅ～～！！！❤❤(*＋ヮ＋*)」
普段の静琉なら未来永劫に出ないであろう、呂律の回らなイキ声が喧しい。
しかし、その声を聞いて、止めどなく放出される白濁砲に反比例して性欲がどんどん漲る。
一番無節操なのは、僕の魔物ではなく、性欲だった。
「あちゅすぎてりだちゅしちゃうぅぅ！！❤❤」
離脱しちゃうといいながら、飛び出ているじゃぁありませんか、あゆちん。
「･･････ぁ･･･はぅ･･････」
憑依からやっと自由になった静琉は視点の定まらない、黒く濁った瞳を見開かせながら横たわっていた。身体の方も、一回目の時よりも倍以上にお腹が膨らみ、恥部から僕自身が出したとは思えない量の精液を吐き出す様に出ていた。
実に痛ましい光景だが、よく見ると、口元がにやけ、頬が朱に染まっており、最高に気持ちがよかったと表情が語っているので、全く痛ましくない。
あとで追い打ちでもかけておくか。
「っ、あ、あゆっ！」
が、その前に、未だに萎えることのない魔砲台をやっと触れられるになったあゆの胸の谷間に挟み込み、先端を彼女の口元にくわえさせた。
「ん"っ、おぶっ･･･んじゅっじゅぷっ❤」
息する間も無く口を塞がれたあゆは苦しそうに、けれどもおいしそうにしゃぶりついていた。
その快楽で動きが止まりそうになったが、ぐっとこらえて、胸を乱暴にもみながらしごいた。
プリンのような瑞々しく柔らかなその白乳は触り心地、揉み心地は言うまでもなく、その胸に挟まれた肉棒に与えられる快楽は筆舌し難い。
あゆもまたアンデットの一種であるように、体温が低いためひんやりしており、それがまたたまらない。
しかも、パイズリするほど、人間の体温にまであがるので、フィニッシュを迎えたときにはその温もりに包まれて余韻に浸るのがこれまた至福。
そう、これが僕とあゆによる営みの〆であるのだ。
「・・・っく、あっ、でっ･･･!!!」
限界を紛らわすように乱暴に胸を揉みくだしたり、桜色の蕾を赤くなるまで摘んだりしたが、その誤魔化しもむなしく白濁砲が彼女の口の中で暴発した。
「んぐぅっ！？んんぅ！んくっ、ごくっ、ごくっ･･･ん"ん”ーーーっ!!! ･･･んぶっ、うえぇっ！！(×ｑ×///)」
彼女が懸命に飲み干そうしたが、どうやら失敗したようだ。
喉につかえたらしく、許容量がオーバーして、残りの精液が口から吐き出され、唾液の混じったそれは僕の魔物にかかった。
熱いままの精液が僕の魔物にかかった瞬間、それに猛反撃するかの如く、彼女の顔にさらに熱い精液が噴射し、溶かす勢いでかけていった。
どうやら僕の魔物の逆鱗(？) に触れたようだ。
「んあぁぁっ！？顔がっ❤あついぃっ❤あついっ！ヤケドしちゃうよぉぉ!!!❤(//０//)」
彼女は狂喜して身体を震わせ、あまりの熱さなのか、そのまま静琉の隣に横たわり、倒れ込んだ。
「あはぁ･･･❤わたし、アナタのせーえきでよごされちゃった･･･❤(*´∀｀*）」
その顔は犯されたかのように汚されたのに、幸せで満ちあふれていた。
「うわっ･･･まだだ、まだ止まらないっ！」
しかし、一方の僕の性欲はまだ治まる事はなく、横たわる二人の恋人に追い打ちのぶっかけをし、ベッドごと彼女たちを真っ白に染めあげた。
ベッドにもし言葉が喋れるようになったのならきっと「私、関係無いのに汚されちゃった…❤」と言うに違いない･･･いや、想像もしたくないな、うん。
まぁ、それぐらい射精してようやく、僕の性欲が収まり魔物は大人しく縮んだ。
それからの後かたづけは驚くほど楽だった。
彼女ら以上に汚されたベッドは魔物娘の魔法であっと言う間に綺麗になった。おまけにベッドが石鹸のいい匂いに包まれている。
一体どうやったかと言うと。
①静琉がベッドに付着した愛液と精液を媒介して魔力を行使
②臭いを消しいい匂いに返還させる魔法を唱える
③精液と愛液に多く含まれる魔力で消費
④精液・愛液の汚れが消えていい匂い
結論：一石二鳥♪
というわけだ。
だが一方の、彼女らを綺麗にするのは至難の業であり、試練という言葉がぴったり当てはまる。
「･･････極楽♪」
「はふー、エッチの後のお風呂は最高だねー(*´д｀*)」
「･･･まぁ、僕自身も極楽なんだろうねぇ」
３人でもそれなりに余裕のある浴槽のはずなのに、何故だが静琉は僕に腰掛けるように背中を預け、あゆの方は僕の背中に抱きついていた。
静琉の柔らかで弾むお尻とあゆのこれまた柔らかな胸で僕の魔物が目を醒めた。
魔物は言っている―――ここで我慢する定めでは無い―――と。
「･･･またシたくなった？♪」
「んふふー、そんなにシたいなら朝までカモンよー♪ （*＞ｗ＜*)ｂ」
僕の魔物に気づいた静琉は恥ずかしそうに微笑み、あゆは第二回戦を心待ちにするようにはしゃいでいた。
「･････ピロートークはいつになるやら」
僕はため息を大きくついて、二人を前後から左右に抱き寄せた。
宿題を終わらせといて正解だった。
そんなわけで気にせず、存分にヤりますか。
終わり。
これからピロートークを楽しもうとした矢先に、飴のように甘く甲高い、うるさいのが来やがった。
「･･････あらいらっしゃい」
「･･････あのさ、呼んだ覚えはないよ、あゆ」
「えぇっ、何でそんなに冷たいのーっ！？Σ(；ｎ；)」
静琉は何事も無いかのように挨拶し、僕は冷たくあしらい、あゆと呼ばれた少女は大げさにショックを受けていた。
「だってお前、今の状態じゃ満足できないよ」
今の彼女は『実体化』しておらず、触れることができないのだ。
「うー、私だけ仲間はずれなんてひどいよぉ～！(ＴoＴ)」
「･･････仲間外れ、イクナイ」
やかましく泣く彼女をみて静琉は僕を批判する目で言ってきた。
「・・・はぁ、悪かったって、あゆ」
うんざりとした気分で僕は上半身を起こし、実体化していないあゆの頭をそっと撫でる動作をした。
あっ、ごめん、触れること出来たんだね。
ちゃんと触れるかどうか確認せずに言ったことを心の中で謝りながらなでなでした。
すると、先ほどまで泣いていたのが一変して満面の笑みを浮かべて来やがった。
「えへへー、なでなできもちいいよー(*´∀｀*)」
・・・その笑顔は反則だ。まんざらでもない気持ちになってしまう。
何だかんだ悪くいっても、僕のもう一人の恋人であり、静琉と同じく愛しているのだから。
彼女は癒宮 あゆ。
彼女との関係は中学生までは幼なじみであり、元々は病弱で内気な性格だった。
そしてある日、病状悪化で病死。
人としての人生はそこで終わったはずだった。
だが、彼女の想いが原因なのか、静琉と初めてのセックスをしたその夜に姿を現した。
そう、ゴーストという魔物娘の姿になって。
魔物娘になった彼女の性格は一変して喧しく、そして明るい性格になったのだ。
外見もそれなりに変化し、鳶色の瞳が深海を思わせる青色になり、元々白かった肌が透き通るぐらい白くなり(ゴーストなのですこし透き通ってはいるが)、まな板のようなAカップがたわわと実ったEカップに成長した。
しかし、生前の腰ほどもある黒髪と幼さを残した顔と身体は変わっていなかった。
「―――ねぇ、何難しい顔をしてるの？（・д・？）」
「あっ、いや･･･ふとあの日を思い出してね」
そう、あのときは本当にびっくりしたものだ。
死人からアンデットになって生まれ変わるというのは実はというと珍しいのである。
というのも、魔物という生物上、人間よりも上位の存在であるため数が少なく、アンデット種においても例外ではない。
アンデットになるケースは主に３つ。
一つ目は元からいるアンデット種の魔物娘から襲われて彼女らに変わるケース。
二つ目はすでに死んだ遺体や魂が魔力と結びついて蘇るケース。
そして三つ目はアンデットになった魔物娘が出産し、子供が出来るケースである。
一つ目のケースが主なアンデット種の増え方である。
しかし、今ここにいる日本においては勝手な魔物娘化が法律で禁じられており、その為の監視や対策がしっかりしているため、急激な魔物娘化になる事態はなくなっている。
そして二つ目のケースでは、死んだ本人の「生きたい」「好きな人とずっといたい」という想いの強さと本人及び死んだ場所の魔力の強弱によって決まると言われている。
この要素がよほど強くなければ、アンデットとして蘇ることはないと言うことである。
そのため、彼女のような「アンデットになってでも生きたい」というケースは珍しいわけである。
「ずいぶん間の悪い再会だったなぁって･･･」
「あははー、あなたの匂いがしたから行かずにいられなくてねぇ～(´ｐ｀*)」
「･･････素敵な出会いじゃない❤」
あの頃を思い出して気まずくなる僕と、懐かしむように微笑むあゆと、気にすることなく微笑を浮かべる静琉。
魔物娘の価値観にすっかり定着した彼女は気にしていないようだが、僕にとっては気にしてしまうものだ。
せっかくの再会だというのに、小さい頃から幼なじみとして共にし、当時恋人だった彼女の目の前で、別の恋人との愛の営みを見せてしまったのだ。
浮気とか不倫とかって言うレベルじゃない。
別の見方をすれば寝取られにも見られるのだから、本当に申し訳ない。
「そんな顔しなくてもいいんだよ～♪だって、今も私のことも愛してくれるんだから(*＾∀＾*）」
「･･････私も、それでいいと思う」
「ん、まぁ・・・そうだね」
二人にそういわれ、気持ちこそはくすぶるものの、どこか安心した気分になった。
「･･･でもー、静ちゃんだけ激しいのシててずるいなぁ～(*￢3￢)」
「･･････ごめん、もう寝たかと思ったんだ」
「も～、静ちゃんとあなたのいちゃいちゃぐっちゅぐっちゅを一部始終見てたんだよー！？(*｀へ´*)」
「･･････恥ずかしい///」
最後まで見ていたのかい。全然気づかなかったぞ、僕。
「それならなぜ声をかけなかったんだよ」
「だってぇー、あんなの見せられたらオナニーせずにいられないよぉ！(*＞o＜*)」
「声を殺してシてたのか･･･」
「ん、聞かれちゃうの恥ずかしいもん(*´・ｗ・｀*)」
顔を染めてこっちを見るんじゃない。
せっかく治まった性欲がまた漲ってしまったじゃないか。
「･･････全く。静琉、もっかい頑張れそう？」
「･･････ばっちこーい」
一方の静琉は楽しそうな返答を返してきた。
これだから魔物娘は･･･かわいくて困る。
「んじゃ、静ちゃんおっじゃましまーすっ！(・∀・*)」
ヤる気まんまんのあゆは静琉の体内に入り込むかのように、そのまま取り憑いた、と言うよりは乗っ取った。
あゆの姿が消えて数秒後。
「おまたせー♪(・ｗ・*)」
静琉の声がはっきり聞こえた。
あゆとは違った、凛とした声だ。
しかし、喋っているのは本人ではなく、取り憑いたあゆである。
外見はそこまで変わらないが、瞳の色が紅から青に変わっている。
表情の方も取り憑かれた本人以上に豊かになり、それはそれでドキリとしてしまう。
「んふふ、いつもの静ちゃんじゃなくてドキドキしてるでしょー(*￢∀￢)」
耳元で囁かれたらドキドキするに決まっているじゃないか。
「ね、少し疲れているなら、そのまま寝ていいからね。私が跨って、あなたの負担にならないよーに腰動かすからね？(*・v・*)」
妖しく、されど優しく微笑みながら、彼女は再びそそり勃った僕の魔物に先ほど中だしされた秘所を当てた。
その魔物が元気であるように、僕も実はまだ全然疲れてはいない。性欲を持て余すと魔物が叫んでいる限り、ばたんきゅ～にはならないだろう。
「あ、うん･･･んじゃ、お言葉に甘えて」
だが敢えて僕は彼女の言葉に甘えた。
無節操な魔物とは違って、本来の僕は謙虚な騎士に見習って、ここはと言うときには紳士に振る舞うようには心がけているつもりだ。
なので、「しばらく」は彼女に委ねることにした。
「あっ、はぁっ･･･！いい感じに入ってきたよぉ❤(*＞＜*)」
二度目の挿入だというのに、相変わらず締め付けがキツい・・・いや違う、膣中の構造が変わっている！
「くっ、う"っ･･･!こ、これは･･･あ"っ!?」
静琉の場合は、奥に行くほど狭くキツく、内部の膣肉が吸いつく構造になっている、カリ殺しの名器に対して、(生来の彼女であっただろう)あゆの膣中は、挿入時だけぬっぽり優しく包まれるような挿入感の直後、先端から根本まで押しつぶそうとする圧力と不規則に吸いつく膣肉が絡み合う、巨根殺しの名器であり、甲乙付け難い。
あゆとヤる時は静琉の身体を借りてヤっているので、今回が初めてではない。しかし、今回のように、膣中が変化していたのは初めてなので驚いた。
セックスするたび、嫁がエロいね。
と、嫁のゾンビを持つ友人が言っていた(その後に謎の英単語が聞こえたが敢えてスルーした)が、なるほど確かに納得がイく。
魔物娘全般に言えることかもしれないが、アンデット種は生への執着による復元力を持つからなのか、ヤる度に可愛くなったり、エロくなったりする変化が顕著に出ているのだろう。
「どう？❤私の本来のおまんこ、気もちいいでしょぉ？♪静ちゃんと私、どっちが気持ちいいかなぁ？❤(//ヮ//)」
僕の情けなく呻く反応をみて、彼女は殴りたくなる(が、二人とも大好きだから実際は殴らない殴れない)ドヤ笑みを浮かべて腰をゆっくり振り続けた。
確かに負担のかからない、楽な性交であるが、意表を突かれた彼女の名器により、早くも射精感が駆け上ってきた。
「あんっすごいぃっ❤あなたのおちんぽぉ、ビクビク暴れて腰が浮いちゃうよぉ！❤(//＞o＜//)」
静琉のはしたない声があゆの憑依によって部屋に響かせられている。
今の静琉は意識しか無いので声を殺す事も、口や耳を塞ぐことさえ出来ない。
ただただ自身の嬌声を聞くのを強いられるだけでなく、あゆとリンクしていることにより、快感が倍以上に襲いかかり、羞恥心と快楽でひたすら悶えることしか無いだろう。
「もうやめろｫ！静琉のLPはもうとっくに０だぞ！」
やはり止めるべきだった。
恥ずかしさで涙が止まらないであろう静琉のことを想うとこう叫ばずにはいられない。
「あへぇっ、もうだめ、イッちゃう、イッちゃ･･･、あぁーーーー!!!(//＊ｑ＊//)」
しかし、その叫びは彼女の喘ぎ声でむなしくかき消され、彼女のイク直後に、僕も追うようにイッた。
彼女のイき声でかき消される中、僕は声にならないうめき声をあげて、1回目のよりも多くの精液が放たれた。
「あっ！あっ！あ～～っ!!!❤にゃかにぃ❤にゃかにぃあちゅいのがぁ❤びゅうびゅうでぇひぇりゅ～～！！！❤❤(*＋ヮ＋*)」
普段の静琉なら未来永劫に出ないであろう、呂律の回らなイキ声が喧しい。
しかし、その声を聞いて、止めどなく放出される白濁砲に反比例して性欲がどんどん漲る。
一番無節操なのは、僕の魔物ではなく、性欲だった。
「あちゅすぎてりだちゅしちゃうぅぅ！！❤❤」
離脱しちゃうといいながら、飛び出ているじゃぁありませんか、あゆちん。
「･･････ぁ･･･はぅ･･････」
憑依からやっと自由になった静琉は視点の定まらない、黒く濁った瞳を見開かせながら横たわっていた。身体の方も、一回目の時よりも倍以上にお腹が膨らみ、恥部から僕自身が出したとは思えない量の精液を吐き出す様に出ていた。
実に痛ましい光景だが、よく見ると、口元がにやけ、頬が朱に染まっており、最高に気持ちがよかったと表情が語っているので、全く痛ましくない。
あとで追い打ちでもかけておくか。
「っ、あ、あゆっ！」
が、その前に、未だに萎えることのない魔砲台をやっと触れられるになったあゆの胸の谷間に挟み込み、先端を彼女の口元にくわえさせた。
「ん"っ、おぶっ･･･んじゅっじゅぷっ❤」
息する間も無く口を塞がれたあゆは苦しそうに、けれどもおいしそうにしゃぶりついていた。
その快楽で動きが止まりそうになったが、ぐっとこらえて、胸を乱暴にもみながらしごいた。
プリンのような瑞々しく柔らかなその白乳は触り心地、揉み心地は言うまでもなく、その胸に挟まれた肉棒に与えられる快楽は筆舌し難い。
あゆもまたアンデットの一種であるように、体温が低いためひんやりしており、それがまたたまらない。
しかも、パイズリするほど、人間の体温にまであがるので、フィニッシュを迎えたときにはその温もりに包まれて余韻に浸るのがこれまた至福。
そう、これが僕とあゆによる営みの〆であるのだ。
「・・・っく、あっ、でっ･･･!!!」
限界を紛らわすように乱暴に胸を揉みくだしたり、桜色の蕾を赤くなるまで摘んだりしたが、その誤魔化しもむなしく白濁砲が彼女の口の中で暴発した。
「んぐぅっ！？んんぅ！んくっ、ごくっ、ごくっ･･･ん"ん”ーーーっ!!! ･･･んぶっ、うえぇっ！！(×ｑ×///)」
彼女が懸命に飲み干そうしたが、どうやら失敗したようだ。
喉につかえたらしく、許容量がオーバーして、残りの精液が口から吐き出され、唾液の混じったそれは僕の魔物にかかった。
熱いままの精液が僕の魔物にかかった瞬間、それに猛反撃するかの如く、彼女の顔にさらに熱い精液が噴射し、溶かす勢いでかけていった。
どうやら僕の魔物の逆鱗(？) に触れたようだ。
「んあぁぁっ！？顔がっ❤あついぃっ❤あついっ！ヤケドしちゃうよぉぉ!!!❤(//０//)」
彼女は狂喜して身体を震わせ、あまりの熱さなのか、そのまま静琉の隣に横たわり、倒れ込んだ。
「あはぁ･･･❤わたし、アナタのせーえきでよごされちゃった･･･❤(*´∀｀*）」
その顔は犯されたかのように汚されたのに、幸せで満ちあふれていた。
「うわっ･･･まだだ、まだ止まらないっ！」
しかし、一方の僕の性欲はまだ治まる事はなく、横たわる二人の恋人に追い打ちのぶっかけをし、ベッドごと彼女たちを真っ白に染めあげた。
ベッドにもし言葉が喋れるようになったのならきっと「私、関係無いのに汚されちゃった…❤」と言うに違いない･･･いや、想像もしたくないな、うん。
まぁ、それぐらい射精してようやく、僕の性欲が収まり魔物は大人しく縮んだ。
それからの後かたづけは驚くほど楽だった。
彼女ら以上に汚されたベッドは魔物娘の魔法であっと言う間に綺麗になった。おまけにベッドが石鹸のいい匂いに包まれている。
一体どうやったかと言うと。
①静琉がベッドに付着した愛液と精液を媒介して魔力を行使
②臭いを消しいい匂いに返還させる魔法を唱える
③精液と愛液に多く含まれる魔力で消費
④精液・愛液の汚れが消えていい匂い
結論：一石二鳥♪
というわけだ。
だが一方の、彼女らを綺麗にするのは至難の業であり、試練という言葉がぴったり当てはまる。
「･･････極楽♪」
「はふー、エッチの後のお風呂は最高だねー(*´д｀*)」
「･･･まぁ、僕自身も極楽なんだろうねぇ」
３人でもそれなりに余裕のある浴槽のはずなのに、何故だが静琉は僕に腰掛けるように背中を預け、あゆの方は僕の背中に抱きついていた。
静琉の柔らかで弾むお尻とあゆのこれまた柔らかな胸で僕の魔物が目を醒めた。
魔物は言っている―――ここで我慢する定めでは無い―――と。
「･･･またシたくなった？♪」
「んふふー、そんなにシたいなら朝までカモンよー♪ （*＞ｗ＜*)ｂ」
僕の魔物に気づいた静琉は恥ずかしそうに微笑み、あゆは第二回戦を心待ちにするようにはしゃいでいた。
「･････ピロートークはいつになるやら」
僕はため息を大きくついて、二人を前後から左右に抱き寄せた。
宿題を終わらせといて正解だった。
そんなわけで気にせず、存分にヤりますか。
終わり。
12/05/14 21:52更新 / 浮浪物
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