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添い寝〜スライム(レッド)〜
こんばんは。

ではまず設定から、


設定


季節 冬

場所 町の宿屋(シングルベッド)

人数 主人公含め二人


以上です。



では・・・スタート!!







「ええ〜!!ベッドひとつだけ?」


二人が寝るのにシングルベッドを見てレッドスライムは叫ぶ。


「そうよ・・・問題ないじゃない。・・・ハァ?添い寝?そんなのするわけないでしょ!!ほら、あんたはそこのソファで寝なさいよ。拒否権は無いからね。」

と、ソファに追い出されたあなた。


「たかが人間がこの知能の高いレッドスライム様と一緒にベッドで寝るなんて100万年早いわよ。じゃあ、お休み。」

レッドスライムは背中を向けてしまった。




30分後・・・



レッドスライムは寝付けなかった。なぜなら・・・




(なんで、彼の前だと素直に「一緒に寝よ!!」って言えないんだろう・・・いつも反対のことを言ってしまうんだろう・・・)

レッドスライムはソファを見る。

そこには、寒さで体を縮こませているあなたの姿。


(あ・・・寒そう・・・何か悪いことしちゃったな・・・でもいきなり一緒になんて恥ずかしくて寝れないし・・・でも、嫌われるのはもっといやだし・・・どうしよう・・・)


レッドスライムは考え込む・・・そして、


(そうよ・・・そうだわ!!この理由でなら何とかなるかも・・・よ〜し。決行!!)


レッドスライムはベッドから飛び降りてソファに向かって進む。

「起きなさい!!ほら、さっさと起きる!!・・・・・・起きたわね。あんたが寒そうだから、仕方なく、仕方がないから今日だけ特別に一緒に寝てあげるわ!!きょ、今日だけだからね!!別にあんたとなんて毎日一緒に寝たくなんか無いんだからね!!そこ勘違いしないでよ!!わかった?」

と、ベッドに戻ったレッドスライムは布団を広げて待っている。


「ほら!早く来なさい!!女の子に恥をかかせない!!あ、こら!ニヤニヤするなぁ!!」


結局、二人は狭いひとつのベッドで寝ることに・・・



「本当に今日だけなんだからね!!・・・ほら早く寝る!!」


レッドスライムに急かされて眠るあなた。



(ふう・・・とりあえずここまでは順調ね・・・後は、もう少し引っ付くために・・・とりゃ!!)


わざとベッドからすべり落ちるレッドスライム。



「あ〜あ。落ちちゃった。やっぱりこのサイズなら引っ付かないとダメか〜・・・・・って、いやいや!!別にあんたと引っ付きたいなんて思ってないし、ただこのままだと眠れないから仕方ないから!!」



といいつつレッドスライムは体をすり寄せてきた。



(完璧!!これで彼と一緒に引っ付いて・・・・むふ・むふふふふふ・・・・)


こうして、一夜が開け・・・




「あ、起きた。まったく・・・朝が弱いのね・・・フン!!きょ、今日だけだし・・・あなたと一緒に寝るなんて・・・別にいつもなんてしないからね・・・で、でも・・・」




レッドスライムは小声であなたに聞こえないようにこう言った。





(いつもは、無理だけど・・・これからもずっと添い寝してあげるからね・・・次は・・・どんな理由で引っ付こうかしら?)
10/12/02 03:24更新 / 暗がりの青年
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■作者メッセージ
出来上がり。

ツンデレ!!・・・・になっているでしょうか?

はっきり言ってツンデレはあまり詳しくないのでこれでいいのかと考えましたが何とか書ききれました。

感想や意見、次の魔物はこんな性格はどうですか?などの投稿をお待ちしております。

次回は、ゴーレムです。  それでは。

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