読切小説
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ラミア妻とポルノ
 俺は、フローリングの床に正座していた。俺の前には、妻であるスカーレットが腕組みをしながら立っている。彼女の金色の瞳は、俺を見据えていた。その瞳は獲物を狩る蛇そっくりだ。
「弁明があるのなら聞いてあげる」
 彼女の声は心地良いアルトだ。だが、その声は暴力団員が凄む言葉のように響いている。俺の腕は肌が粟立っている。多分、俺の表情は引きつっているだろう。俺は唇を噛みしめると、声が震えないように注意しながら話し始めた。
「俺はエロ本が好きだ。エロゲーが好きだ。エロDVDが好きだ。それは、俺の存在を形作ってきた物だ。俺が、俺であるための証にすらなっている」
 俺は、昂然と顔を挙げながら言った。その時の俺は、怪物に挑む騎士のような気持ちすらあった。
「へえ、それを妻である私に言うわけだ。ラミアである私に言うわけだ」
 蛇の魔物娘である俺の妻は、蛇体で床を叩きながら言い放った。

 俺が結婚したのは一年前だ。相手は、蛇の魔物娘ラミアであるスカーレットだ。上半身は人間の女とほとんど同じだが、下半身は赤い鱗に覆われた蛇の体だ。現在の日本は、魔物娘の姿が珍しくは無い。俺のように魔物娘と結婚する男もいる。
 俺とスカーレットは、仕事の関係で知り合った。俺は介護の仕事についており、特別養護老人ホームで働いている。スカーレットは、高校の介護福祉学科の教師だ。魔物娘の生徒を雇用してくれないかと、俺の勤める特養へ訪問したのだ。
 俺の職場は深刻な人手不足となっており、スカーレットの学校の魔物娘を雇用することに踏み切ったのだ。また、彼女の学校の魔物娘を職場実習生として受け入れる事も決めた。それ以来、彼女とは顔なじみになった。そして1年の付き合いを経て、俺たちは結婚した。
 正直に言うと、俺は結婚なんて出来るとは思わなかった。我ながら顔が悪いし、コミュニケーション能力も低い。介護という人間を扱う仕事をするには、コミュニケーション能力が必要だ。俺がその介護職をやれるのは、要介護4や5というコミュニケーションをあまり必要としない人たちを相手にしているからだ。
 俺は結婚とは縁が無く、一生独身のまま老人たちのおむつを交換して暮らしていくのだと考えていた。そこへスカーレットは入り込んできた。呆れるほど積極的に俺にかかわってきて、1年で結婚という急展開を見せてくれた。この積極性は、魔物娘としては当たり前のことらしい。
 スカーレットは、夫の俺が言うのも何だが美人だ。鋭角的に整った顔立ちをしており、そのくせ官能的な体を持っている。金色の髪は整った顔に似合い、褐色の肌は官能的な体に魅力を増している。下半身は赤い蛇体だが、それは彼女の異界の美を象徴しているようだ。こんな美人と結婚出来るとは思わなかった。釣り合わない男と結婚することも、魔物娘にはよくあることらしい。
 スカーレットは素晴らしい妻だ。美人というだけでなくて、能力と誠意を持っている。彼女は有能な教師らしく、職場ではきちんと仕事をこなしているようだ。その稼いだ金は、俺たちの生活を支えてくれる。俺たちは共稼ぎであり、家事は共にやっている。彼女の家事能力は、俺よりもはるかに高い。彼女は、俺の倍は家事を負担しているだろう。俺は、彼女に対して頭が下がってしまう。
 そしてスカーレットは、セックスにも積極的だ。毎日のように快楽を求める。彼女は、さまざまな性技を駆使して俺を楽しませてくれる。風俗嬢顔負けのエロさだ。
 俺は、素晴らしい妻を手に入れたのだ。俺は、世の夫がうらやむ生活をしているのだ。

 ただ、スカーレットには1つ重大な欠点がある。それは異常なほど嫉妬深いのだ。ラミアを始めとする蛇の魔物娘は、独占欲が強くて嫉妬深い。白蛇の嫉妬深さは有名だが、ラミアも負けていない。スカーレットは、ラミアの典型だと言えるだろう。
 お前はモテない男なのだから嫉妬とは無縁だろう、と言う人もいるだろう。確かに、俺は浮気をする甲斐性は無い。スカーレットと付き合う前は、恋人は全くいなかった。
 それでも女との経験はあるのだ。つまり風俗に行っていたのだ。俺は、ソープランドが大好きだった。低賃金しかもらえないが、生活を切り詰めてソープに行っていた。ああ、何という快楽だ。ソープのお姉さんたちは、お金さえ払えば普通の女がやってくれないようなサービスをしてくれる。俺のようなもてない男に、テクニックを駆使してくれるのだ。ソープランド万歳!
 ただ、スカーレットと付き合うようになると、ソープには行けなくなった。彼女は、俺の体に鼻を付けて匂いをかいだ。そして俺を視線で突き刺す。
「他の女の匂いがする。1人じゃない、10人以上いる」
 ソープに行った後は体を洗った。スカーレットと付き合うようになってからは、ソープには行っていない。何か月も前の匂いなんか残っていないはずだ。それなのに彼女は、女の匂いがすると言うのだ。
 俺は、彼女の気のせいだと誤魔化そうとした。だが、スカーレットは証拠をそろえたのだ。俺の通っていた店を特定し、どのソープ嬢にサービスを受けていたか特定し、日時まで特定した。そしてソープランドの会員証とソープ嬢からもらった名刺を、差し押さえたのだ。
 俺は、その日から三日三晩にわたって蛇体で絞められ続けた。そして2度と風俗店に行かないことを誓約する血判証に、血判を押すことを強要された。
 ただスカーレットは、風俗通いを禁止するだけでは無かった。ソープランドで受けることのできるサービスをしてくれるようになったのだ。即尺をしてくれた後、潜り椅子に座った俺に泡踊りをしてくれる。そして浴槽の中で潜望鏡をしてくれて、その後はマットプレイだ。
 そのプレイは、ソープ嬢以上のものだ。ソープ嬢のアヌス舐めは、入り口を舐めてくれるだけだ。だが彼女は、直腸の中に舌を入れて前立腺を嬲ってくれる。顔射や口内発射は好きなだけさせてくれる。風俗では精液を目や鼻に出すことは禁じられるが、スカーレットはぶっかけさせてくれる。口に出すと、精液でうがいをしてから飲んでくれる。そして本番は生でやらせてくれ、中出しさせてくれる。こんなソープ嬢はお目にかかったことは無い。
 こうして俺は、ソープを始めとする風俗店には行かなくなった。
 だがスカーレットは、風俗をターゲットにしただけでは無い。ポルノまでターゲットにしたのだ。俺のエロ本、エロゲー、エロDVDの排除に乗り出したのだ。彼女に言わせると、それは立派な浮気なのだそうだ。
「私以外の女で気持ち良くなるんだ。私以外の女に精液を出すんだ。そんなことを許すと思う?」
 彼女は、俺の本棚にあるエロ本とエロDVDを摘発した。そして俺のパソコンのパスワードを暴き、パソコンの中にある電子書籍のエロ本、ダウンロードしたエロゲー、エロ動画を摘発した。
「こんな汚物は消毒しないとね」
 スカーレットは、俺のお宝を処分しようとした。だが、俺は必死に抗う。これらの物は、俺の存在の証なのだ!性欲に振り回されながら、女に恵まれなかった俺を慰めてくれた物なのだ。俺が中学生の時から集めた、俺の人生の歩みの証なのだ!
「へえ、妻よりも昔の女の方がいいのね。昔の女のためなら妻を裏切るのね」
 違う!妻とポルノは別の存在だ!妻は3次元、ポルノは2次元だ。3次元と2次元を同時に愛することは出来る。妻とは現実でやる、ポルノとは観念、あるいは妄想でやる。別次元の交わりなのだ。だから浮気ではない。
「言いたいことはそれで終わり?だったら、処分するから」
 待て!お前は、ポルノと同じことは出来ないだろ!2次元でしか許されないことを、3次元のお前が出来るわけはないだろ。だったらお互い別の関係であり、浮気は成り立たず、したがって処分する正当性は無いはずだ。
「私が、こいつらと同じことが出来ないと思っているわけ?上等よ。こいつらと同じことをやってあげる」
 お前、本気で言っているのか?

 俺の前には、黒いレザーの服を着た女がいる。その服の露出度は高く、裸よりも卑猥なデザインだ。彼女は手錠で拘束され、首輪が付いており鎖でつながれている。そして蛇体である下半身の所々を革のベルトで縛られている。口は開口器で無理やり開けられ、鼻穴は鼻フックで広げられている。
 拘束されている女はスカーレットだ。彼女は、俺の持っているDVDと同じことをされているのだ。俺たちはSMの道具をそろえて、自宅の寝室でプレイしているのだ。俺は、昔からSMに興味がある。ボンテージ姿の女を拘束して、チンポで嬲ってやりたかったのだ。
 ただ、今までは実際にSMをやったことは無い。SMは、数多くあるプレイの中でも最も安全に気を使わなくてはならないプレイだ。医療技術と観察眼、慎重さなどが要求される。だから俺は、漫画やゲーム、DVDでだけ楽しんでいた。今、始めて現実でやっているのだ。
 俺は、既に全裸になっており、チンポを反り返らせている。俺は、チンポでスカーレットの顔を嬲ってやった。彼女は顔をそむけるが、鎖を引いて戻す。そして開口器で開けられている口にチンポを突っ込んでやる。
 俺は、思う存分口の中を蹂躙してやった。ラミアの口からは唾液が飛び散る。いきそうになった俺は、チンポを口から出す。そして鼻フックで広げられている鼻に押し付け、精液をぶちまけてやった。鼻の穴から白濁液が飛び散り、ラミアはわめきながら白目をむく。
 辺りには刺激臭が漂っている。俺は、汚液で濡れた女を見下ろして興奮していた。

 プレイが終わった後、俺はスカーレットの拘束を解いた。彼女は、無言のまま俺を見ている。体にはSM用の鞭の跡があり、白い低音ロウソクの跡もある。体中精液まみれであり、特に顔の汚れが酷い。マンコとケツの穴からも白濁液があふれている。彼女の体は、精液の臭いで染まっていた。
「サディスト、変態、鬼畜」
 彼女は、ボソッとそう言い放った。
「性犯罪者、反社会性パーソナリティ―、人間失格者」
 そう、彼女はつぶやき続ける。その言葉は俺の心に突き刺さった。

 夜の公園は静かだ。歩いているのは、俺と「犬」だけだ。「犬」は、首輪をして這いながら歩いている。俺の愛犬スカーレットは、犬型の耳を頭に付け、犬型の尻尾をケツの穴に突っ込んでいる。手には、獣毛の生えた手袋を付けている。それ以外に身に付けている物は無い。犬に服は必要ない。
 俺は、公園に植えられている銀杏の前で止まる。
「さあ、小便をしろ」
 俺の言葉に、スカーレットは上目遣いに見つめた。「ク〜ン」と鳴くと、蛇体をよじって小便を銀杏の木にかけ始めた。
「よし、よし、マーキングするんだぞ」
 俺の持っているエロゲーには、調教している女に犬の格好をさせる場面が出てくる。夜の公園を「犬」と散歩して、「犬」を嬲るのだ。下半身が蛇体なのに頭に犬耳を付けているのがシュールだ。
 愛犬の小便が終わると、俺はチンポを出した。スカーレットは「チンチン」の姿勢を取ると、俺のチンポの臭いをかぎ始める。そして尻尾を振りながら、舌を出して舐め始めた。

 誰もいないと思ったら、人に見られてしまった。制服を着た少女が俺たちを見ていた。恐らく塾帰りの中学生が、近道をして公園を通ったのだろう。
 少女は、俺たちを汚らわしい物でも見るような目で見て、去っていった。

「くっ、殺せ!」
 女騎士は、俺をにらみながら見上げていた。彼女の鎧は半分以上脱げており、豊かな胸や金色の薄い陰毛で飾られたヴァギナが見える。中途半端に身に付けている鎧は、淫猥さを増している。
「そうはいかねえな。たっぷりと嬲ってやる」
 俺はそう言うと、女騎士に馬乗りになった。ペニスを出すと、女騎士の胸をつかんでペニスをはさむ。そして胸をペニスで嬲ってやる。
 俺の持っている漫画には、オークが女騎士を嬲る場面が出てくる。それをやっているのだ。今回は、人の来ない林の中でやっている。鎧は、スカーレットの友人である首なし騎士デュラハンから借りた。ただ、足の部分は蛇体では付けることは出来ない。中途半端な女騎士姿だが、エロければいいのだ。
 俺は、女騎士に思いっきり精液をぶっかけた。凛々しい顔と豊満な胸が白濁液で汚れる。俺は、ペニスで顔に精液を塗りたくってやる。
「これで終わりではないぞ!お前の中にぶちまけて、俺の子供を孕ませてやる!」
 そう言い放つと、俺は女騎士のヴァギナにペニスをぶち込んだ。

 プレイの後、俺たちは鎧の汚れを取ってデュラハンに返した。だが、俺とスカーレットの性臭が染み込んでいたらしい。魔物娘は、性に関わることは敏感だ。デュラハンは、鎧を身に付けた際に性臭をかいでしまい悶えてしまったらしい。そして俺たちは、デュラハンから大目玉を食らった。

「本当に続けていいのか?」
「まだ、やりたいことはあるんでしょ?あなたのコレクションに出てくるものは、片っ端からやってあげるから」
 俺は、スカーレットのその言葉に甘えることにした。

 ラブホテルの一室は、性臭で満ちていた。ベッドの上では、1人の女が精液まみれになって喘いでいる。その女を、俺は攻めまくっていた。
「どうだいおばさん。旦那のチンポよりもいいだろ?答えてみろよ。まあ、言わなくてもこの反応を見れば分かるけどな」
 俺は笑いが止まらない。出会い系サイトに登録した女を呼び寄せたら、あっさりとセックスさせてくれた。よっぽどチンポに飢えていたんだろう。アホみたいに喘いでやがる。
「でも、おばさんもかわいそうだな。旦那は、夜遅くまで働いてもわずかな金しか稼げないんだろ?しかも粗チンだとは笑えるね。浮気をしたくもなるはずだ」
 俺の持っているエロ漫画には、寝取り、寝取られものがある。その中には、甲斐性なしの夫を嫌悪して、出会い系の泥沼に引きずり込まれる妻というものが出てくる。スカーレットといっしょにそのマネをやっているのだ。寝取り、寝取られごっこは、性に開放的な魔物娘でも嫌うことが多い。それを、ラミアであるスカーレットにやらせているのだ。
「オラオラ!俺が、本当の男ってものを教えてやるよ!俺のチンポに這いつくばりやがれ!中出ししてやる!旦那に俺の子供を育てさせてやるよ!」
 俺は、涙と鼻水を流す人妻の体を蹂躙し続けた。

 プレイが終わった後、スカーレットは無表情だった。そして無言のままバックから包丁を取り出し、据わった眼で俺を見つめる。
「いっしょに死にましょう」
 俺は、土下座して彼女に謝った。

「スカーレットさん、いつまでご主人のことを気に病まれるのですか。もう、ご主人が無くなって7年になるのですよ」
 スカーレットは、俺から顔をそむけた。彼女の手は、ソファーの上で握り締められている。こんな反応はもう慣れている。それでも俺は、彼女の家を訪れる。
「あなたは、死ぬまでご主人に対して操を立てるつもりですか?それは立派なことかもしれませんが、あなたの幸せはどうなるんですか?」
 スカーレットは、やっと俺の顔を正面から見つめた。そしてゆっくりと言葉を吐き出す。
「もう、私のことはかまわないで下さい。私は、主人を裏切ることは出来ません」
 俺は、がまんの限界に達した。スカーレットの手をつかみ、彼女をソファーに押し倒す。
「あなたには幸せになる権利があるはずだ!俺はもうがまん出来ない!ご主人の代わりにあなたを幸せにして見せる!」
 俺とスカーレットは、「亡夫に操を立てようとする未亡人と、未亡人を押し倒す若い男」のマネをしているのだ。俺の持っているエロ小説に、そういうものがあった。古臭いかもしれないが、熟れた体を持て余す貞淑な未亡人は股間を刺激する。
 俺は、スカーレットのブラウスを脱がし、黒いブラジャーをはぎ取る。そして胸に顔を埋めて舐め回す。豊かな体にこもった匂いが俺の顔を覆う。スカートもまくり上げ、ショーツに手を伸ばす。愛撫しているうちにショーツは濡れていく。
「あなた、ごめんなさい。許して…」
 亡き夫に哀願する未亡人を、俺は情欲の赴くまま蹂躙していった。

 このプレイは、寝取り、寝取られだと言えるかどうか分からない。そして悪意のあるものでは無いだろう。だから、このプレイは大丈夫だと俺は思ったのだ。
 だが、プレイ後のスカーレットは、微妙は表情をしていた。

 俺は、裸になってベッドの上に横たわっていた。俺は、若くて美しい女たちを侍らせている。1人の女は、俺の頭と顔を愛撫している。右手と左手にそれぞれ女がおり、俺の胸や腋を舐めている。俺の右足と左足にも女が1人ずついて、俺の太腿に舌を這わせている。
 女たちは、胸と股をわずかに覆った黒服をまとっているだけだ。それらの服は透ける素材であり、乳首とマンコが見えている。俺は、右側の女の乳首をつまむ。女は、かすれた声を上げる。
 俺は、ベッドの上に立ちあがった。俺のチンポは屹立している。2人の女が俺の前にひざまずいた。俺のチンポにキスをすると、愛おし気に頬ずりをする。そしてチンポに舌を這わせ始めた。1人の女が俺の後ろにひざまずく。そして俺のケツの穴にキスをすると、ねっとりと舐め始めた。2人の女が立ち上がった。1人は俺の右側から顔を舐め回し、もう1人は左側から耳を舐め始める。
 ハーレムは男の夢だ。俺とスカーレットは、エロ小説に書いてあったハーレムシーンを再現しているのだ。スカーレットは、淫魔サキュバスから買った分身薬を飲み、5人に分かれているのだ。その5人は、俺に性奉仕をしてくれる。
 俺の持っている小説は、ネット上のサイトに投稿されたものを書籍化した物だ。現実世界から異世界に転生した主人公が、特殊な能力と知識を使って無双する話だ。その主人公は、出会った女たちをものにしてハーレムを作っていく。正直に言うと、その主人公にはうんざりする。だが、やっぱりハーレム物は読んでいて楽しい。
 俺の前にひざまずいている2人のラミアは、胸をさらけ出して俺のチンポに押し付ける。そして俺のチンポを舐め始めた。ダブルパイズリフェラだ!しかも後ろのラミアは、アヌス舐めをしている。こんな贅沢なプレイがあるか!
 俺のチンポは、すぐに爆発してしまった。2人のラミアの褐色の肌を白濁液で汚してやる。顔も胸も精液まみれだ。2人は、お互いの顔に付いた汚液を舐め合っている。最高の光景だ!後ろのラミアはケツの穴を舐め続けている。たまらねえ、たまらねえよ!
 俺は目の前のラミアに飛びかかり、すでに回復しているチンポをぶち込んだ。たちまち他のラミアたちが俺の体に飛びつく。俺たちは、ベッドの上を転げ回りながら体を貪りあった。

 ハーレムプレイは、この1回だけで止めた。俺が1人に対して、スカーレットは5人だ。性欲に酔いしれるラミアが5人だ。俺は、残りカスすら出ないほど搾り取られた。それから3日間、寝込むはめになった。
 ハーレムは、精力絶倫でなければ体がもたない。俺は、男の淫魔インキュバスとなっている。だが、魔物娘相手のハーレムだとその程度では持たない。それこそ超人か神にでもなるしかない。

「へへへ、いい女だ。こんないい女にありつけるなんて、俺たちは運がいいぜ」
 俺は、ペニスを女の顔に押し付けてやった。女は顔をそむける。だが、別の男が逃げた先からペニスを押し付ける。女はペニスから逃げられない。俺を含めて5人の男が、女を取り囲んで嬲っているのだ。
 女は、床の上に座っていた。女の着ている服は、上質な布で出来ているが露出度が高い。1000年以上前のアラブのハーレムで、寵姫が来ているような服だ。女の褐色の肌は、アラブの性奴隷にふさわしいものだ。
 女は、諦めたように俺のペニスを手に取った。そしてゆっくりと舌を這わせる。別の男がペニスを頬に押し付けた。女は、その男のペニスを舐め始める。俺は、唾液と先走り汁で濡れたペニスで女の顔を嬲り、女に催促をする。女は、下半身の蛇体をよじらせながら俺たちに奉仕していく。
 俺は、スカーレットと輪姦プレイをやっているのだ。俺は、分身薬を飲んで5人になった。そしてアラブ風のコスプレをしているスカーレットを、5人がかりで嬲っているのだ。
 俺は、スマホ用のゲームを題材としたエロ同人誌を持っている。そのゲームは、歴史上や物語上の人物が次々と現れて暴れるというゲームだ。卑猥な恰好をした女のキャラクターが、やたらと出ることでも知られている。そのゲームに出てくる女の登場人物を嬲る同人誌のマネを、スカーレットとやっているのだ。
 俺は、アラブ女の口にペニスを突っ込んでいる。俺の横にいる奴は、頬にペニスをこすり付けている。そして1人は、胸をペニスで嬲っている。俺たちは、すぐに精液をぶちまけて褐色の肌を汚す。
 見ていた二人は、女に襲い掛かった。1人はヴァギナに突っ込み、もう1人はアヌスに突っ込む。アラブ女は、2本差しになってアヘ顔を晒している。尻尾は、狂ったようにうごめいている。その姿に興奮した俺は、女に飛びかかった。女の髪をチンポに巻き付けて、右側から女の顔を嬲る。もう一人の男は、左側から女の腋にペニスをこすり付ける。
 俺たちは、繰り返し精液をぶちまけた。顔も髪も胸も精液まみれだ。手も腋も白く染まり、腹は白く塗りたくられている。蛇体の鱗は白濁液で輝き、ヴァギナとアヌスからは子種汁があふれ出す。常人には耐えられない臭いが、部屋の中に充満する。
 狂った性の宴は、いつ果てるともなく続いた。

 俺は、自分の欲望のありったけをスカーレットに叩きつけた。これほど欲望を叩き付けたことは無かった。自分が5人に分裂して女とやりまくるということが、自分の存在そのものを燃やすような凄まじいものだとは思わなかった。俺は、満足感と共に床に倒れた。
 ただ、スカーレットはどうだろうか?極度の嬲りに、心身共に壊れていないだろうか?いくら魔物娘でも、虜の果実という媚薬を食べた5人のインキュバスに全力で嬲られて大丈夫だろうか?
 心配は無用だった。輪姦の後、彼女は8時間にわたって熟睡した。そして蛇体を踏ん張って立ち上がった。生渇きの精液にまみれている体を堂々と晒しながら、床に倒れている俺を、見下ろしたのだ。それは勝利者の姿だ。
 俺は、ぐったりとしながら彼女を見上げた。

 こうして俺は、スカーレットに様々なプレイをしてもらった。ポルノでしか出来ないと思っていたプレイをやりまくったのだ。俺の持っている膨大な数のポルノに描かれているプレイを、スカーレットは片っ端からやってくれた。
 彼女は、ポルノと同じことが出来ることを証明したのだ。全身を使いまくって証明したのだ。俺は、自分の体でそれを思い知った。
 そしてスカーレットが証明したために、俺は大切な物を失うこととなった。

 そこは広い室内だ。学校の体育館くらいの広さであり、コンクリートで造られた頑丈な建物の中だ。この場所の中央に、物が積み上げられて山となっている。積み上げられている物は、エロ本、エロゲー、エロDVDなどだ。俺の愛した物も積み上げられている。
 ここは、魔物娘がポルノを処理する建物だ。自分の夫や恋人のポルノを摘発し、この建物で処分するのだ。主に、蛇の魔物娘たちが利用している。
 パソコンに入っているポルノは、3日前に処理された。ロボットである魔物娘オートマトンと技術者魔物娘グレムリンが、俺たちの家に来た。彼女たちは、スカーレットの依頼で来た業者だ。そしてパソコン内のエロ本、エロゲー、エロ動画を完全に消去したのだ。
「処理終了しました」
 オートマトンの冷たい声が響く。
「すまないね、これも仕事なんでな」
 グレムリンが同情するように言う。
 俺は、ポルノの消えた「健全な」パソコンを呆然としながら見ていた。俺の横には、微笑みを浮かべたスカーレットが立っていた。
 そして今日は、紙の本とDVDを処理するのだ。俺の部屋から摘発された物は、この施設のトラックによって運ばれ、この処理場へ積み上げられた。俺の物だけではなく、数多くの魔物娘の夫や恋人から摘発した物が積み上げられている。この場所には、俺以外にも多くの男たちが立ち尽くしている。積み上げられた物の持ち主だろう。
 男たちの他には、黒い制服を着た女たちがいた。ラミア、メデューサ、白蛇などの魔物娘だ。彼女たちは、ナチスの親衛隊を思わせる制服を着ている。スカーレットも黒制服を着ていた。
「浄化を始める!」
 1人のメデューサが叫んだ。その合図と共に、ポルノの山の前にいる黒制服の女たちは、火炎放射器から炎を放った。スカーレットも炎を放っている。
 燃えていく…。俺の愛した小説が、漫画が、DVDが燃えていく…。あの中には、中学生の時に買ったエロラノベもある。性に目覚めた俺は、イラストと文章で抜きまくった。高校生の時に買ったエロ漫画もある。同級生が彼女とやりまくっている悔しさを、その漫画は慰めてくれた。大学生の時に買ったDVDもある。ヤリサーの連中が女たちを連れている姿を見る空しさを、そのDVDは埋めてくれた。燃えていく…。みんな燃えていく…。
 黒制服の魔物娘たちは、燃えあがるポルノの前で右手を掲げていた。ナチス式敬礼だ。
 ジーク・ハイル!ジーク・ハイル!
 魔物娘たちの勝利の声が響き渡る。
 俺は床に崩れ落ちた。涙を流していることに、俺は気が付かなかった。
「さらばだ、俺の青春よ…」
 炎は美しく燃え盛っていた。

18/10/30 00:55更新 / 鬼畜軍曹

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