読切小説
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淫虫の好物
「おにいしゃん、なに作ってるでしか?」
 キッチンで調理をしていると同居人のグリーンワーム、翠がちてちてとやってきた。
 僕は七草粥だよ、と答えた。
「えー、あたし野菜はきらいでし」
 むぅーと頬を膨らませ抗議してくる。
 大丈夫だよ。七草は手に入らなかったからいつも食べる野菜使うし、それに秘密の隠し味も用意するから。
「……よくわかんないけど、出されたものは食べる主義、でし」
 不満げながらも彼女は食べる気になってくれたようだ。
 一瞬、下卑た笑顔が浮かびそうになるが必死にさわやかな笑顔を押し出す。
 もう、今から食事が楽しみで仕方がない……

 できたよ〜
 僕は翠が座る食卓に粥を運ぶ。
 湯気が立つ白い粥を見て、彼女は訝しみながらも匂いをかいだ。
「……これが七草粥……なんかキャベツ入ってるでし」
 手に入らなかったんだ、七草が。
「せめてそこはレタスなのでし……でも、なんか、すごく……いい匂いでし」
 ぽわぁと彼女の顔が上気する。
「この匂い……なんかいつもかいでるような気が……」
 さ、さぁ、冷めないうちに、どうぞ。
 色々とごまかしたが、やはり察しがいい。ばれないうちに食べてもらおう。
「いただきまぁす」
 レンゲを使い、どろりとした粥が救い上げられる。粥にしては粘着質な糸が引いていることには気が付かない。
「あー……何撮ってるでしか、おにいしゃん」
 気にしないで。
 翠は口をつける直前でカメラを構える僕に気が付いた。
 僕はきっと今日のこれを永遠にオカズにする。こうしておけば風化することはないのだ。
「変でしねぇ。あー……む」
 ついに彼女は粥をほおばった。
「むぐ、むちゅ、もぐ……うん、少ししょっぱくておいしいでし」
 咀嚼する。かみかみ、ごっくんと喉を伝って胃の中にさらにぐちゃぐちゃになった粥が入っていく。
「うむ……はむ、はむっ」
 どうやら病みつきになったのか、レンゲのペースがアップしていく。やはり魔物娘としての本能が疼くのだろうか、だんだんと発情していっているようにも見える。
「……ごっくん。おにいしゃん……隠し味ってなんなんでしか? なんだかあたし、おいしくてすごく体がポカポカするでし」
 じゃあ、隠し味足すから目を閉じて当ててみてごらん。
「わかったでし」
 素直に目閉じる翠。こういう純粋な子だからこそ……汚したい。
 目を瞑った翠の鼻先に、先ほどからガッチガチになっていた僕のペニスを近づける。
「はわぁ……すごく、こい……海産の匂い?」
 息をひそめ、ペニスを擦り上げる。
 先走りの透明な滴が、勢い余って彼女の鼻先についてしまう。
「うあぁ! これが、隠し味でしかぁ?」
 まだだよ、これから本番液が……うっ
「うっ?」
 慌てて矛先を茶碗に移す。
 びゅるるるっ!
 二発目だが、精力剤飲んでいたおかげでどろっどろに濃いザーメンが半分ほどに減った粥に降り注いだ。嵩がまし、粥がまた新たに茶碗に盛られたようにも見えなくはない。
「……もういいでしか?」
 僕はレンゲでザーメン粥を掬い、彼女にあーんさせる。
「あー、んっ……じゅるっ、むぐ、もぐ、くちゅ……」
 何の疑問も持たず、彼女はまた口内の粘液を子種液で浸す。
「さっきよりもドロドロしてて……しょっぱいし、生臭い……隠し味は隠しとかなきゃだめでしね」
 で、答えは……
「……イカエキス」
 はずれ。
「えーじゃあなんなんでしかー!?」
 目を開けて。
「わかったでし……ってぎゃああああああああ!」
 正解はザーメンでした。
「や、うそ、あたし、せーえき……」
 みるみるうちに青ざめる翠。嗜虐心がそそられる。
 でも食べてたよね? 美味しいって。
「うう……」
 嫌なら別に無理して食べなくてもいいんだよ?
 べたべたなチンポを彼女の小さな顔にこすりつける。透明な腺液が無垢な面を綺麗に汚していく。
「い、いただきますでし」
 嫌な表情。だが彼女は確かに悦んでいた。
「はむっ……むちゅ……んくっッ……ちゅるる」
 半分ほどはザーメンそのままの料理とは言えない何かを啜っていく。
 啜って、自分の栄養にしていく。
「はぁ……もぐ、もぐ……こくっ」
 眼には涙を浮かべ、吐息は甘く艶やかに。
「ごくっごくっごくっ……ぷはぁ……ご、ごちそうさまでし」
 遂に完食。
 感想は?
「……お、おにいしゃんのザーメンおかゆ、どろどろで、濃くて、おいしかった、でし……」
 彼女は白い粘着液がこびりついた笑顔でカメラに向かって言った。
 その一言だけでこれを作った甲斐がある。ちゃんとビデオで撮らせてもらったから、これから何十回も再生して何回もシコらせてもらおう。
「おにいしゃん」
 ジト目で、翠は低く言う。
「今夜は覚悟するでし」
 ……
 一人で発射するのはまた今度になりそうだ。
19/01/08 02:06更新 / 鯖の味噌煮

■作者メッセージ
某氏が呟いてたから思いついたり、なんか口調が最近はやりのあれだったり……何から何まで問題尽くし
明日にはこのSS消えてるかも。

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