連載小説
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6.デルタアタック
お互いの気持ちを確かめ合って結ばれた二人は、末長く幸せに暮らしましたとさ。

めでたし、めでたし。


ブレイブ・サーガ

完っ!





「そうは許さんぞ!!!!!!!」

うるさいですね。二人の愛の巣に野良猫か何かの声が聞こえます。
嫌ですね。人がいい気分で甘い空気に浸っていたのに。猫は猫同士盛っていたらいいのです。
まだ日も出ておらず、満月も傾いて部屋の中は薄闇に包まれています。それでも、私の目の前で寝息を立てる彼の顔ははっきりと見ることができます。部屋には男女の交わりの後のすえた匂いが充満し、混じり合った彼と私の香りは先ほどの情事を思い出させてくれます。
まだ私のおまんこに入ったままのおちんぽは時折ピクピク動いて、異物感とともに弱く痺れるような快感を与えてきます。
私は軽く膣肉を絞めて挨拶をします。その刺激で彼は少し顔を歪め、おちんぽを膨らませて挨拶を返してくれます。
いけない。またしたくなって来てしまいました。
ダメですね。彼は寝ているのですから、我慢しなくては、


ズドンッ!

屋敷全体が揺れたのではないかと思うほどの振動と共に雷のような轟音が響きました。
そして、ドアが内側に向かって倒れ、また大きな音が立ちました。

猫ではありませんでした。虎です。
いえ、そこには仁王様が立っておられました。


カーラ・マルタン・ザ・カースドソード ver.フルアーマー。
こいつぁ、やべぇ。自らの血液に溶けたカースドソードを剣だけではなく、鎧にも変形させて全身を覆っています。
全身から怒気と殺気を撒き散らし、見ただけでドラゴンすら逃げ出す勢いです。
というか今、魔法を物理で破った!?

カーラです、カーラ様が現れました。
カーラは私たちを見ると、
「貴様、貴様、貴様ぁぁぁぁぁ!、ブ、ブリェイブきゅんを寝取っただとぅお!」
力が入りすぎて聞き取りにくいですね。カーラはヘルムの目の部分から血涙を流しています。
カーラの横からヴェルメリオが顔を出します。
「この状況は。お前はヴィヴィアン!」
「ハロー、ヴェルちゃん」
「ハローじゃあない。お前まさか、ブレイブを無理矢理」
「いえ、違います! ヴィヴィアンは僕にやり方を教えてくれただけで、僕が」
いつの間にか起きていたブレイブが私を守ってくれます。かっこいいです。惚れ直してしまいます。
「ぬわぁんだとぅ、おわっ!」
最早、人の言葉を話せなくなってきたカーラを防具勢が押さえ込みます。
誰かー。誰かお客様の中にオンドゥル語がお分かりになる方はおられませんかー?
「カーラさん、まずは話を聞いてからでもいいではありませんか。話を聞いた後でこの盗っ人を煮るなり焼くなり好きにしたらいいでしょう。私としては、名状し難い棒のようなのものに私を巻きつけてブレイブさんの精液を吸い取るという方法に一票を投じたいと思います」
「何その怖すぎる案は、絶対に却下です。せっかくブレイブに注いでもらったのに」
「「「……………………………。」」」

あれ、何でしょうか。この火に油を注いでしまった感じは。
ちょっと待って、何でヴェルちゃん部屋から出て行くの?
アンちゃんも、まさか泣いてる!?
え、白ちゃんドアを直して、魔法で塞いで。ちゃんと防音もしてる!
カーラちゃん、いえカーラ様!、右手のカースドソードソードが名状し難い棒のようなものになってますよ!、ヴィンヴィン言ってるけど!?
ちょっと、たんまたんま。待ってください。そんなの突っ込まれたら気持ち良くなってしまうではないですか。
もちろんブレイブのもの以上に気持ちよくなれるわけはないですが。
って、ああ。もう目がすわってる。いや、やめて、ごめんなさい。謝るので許してください。
いやっ、イヤァァァァァァァァーーーーーーッ!!



「待って下さい」
そこにブレイブが割って入ってくれました。シーツを体に巻きつけてマントみたいです。
カッコ良すぎます。ヒーローです。勇者です。ブレイブ教に入信したって構いません。

「ヴィヴィアンは何も悪くありません。だって、僕はヴィヴィアンのことが好きだから」
キャー、今の言葉で孕んでしまいそうです。
ああ、さっきので妊娠してくれていないでしょうか。
ブレイブの言葉に二人が固まっています。
「すき、すきとは。なんだろうか。そうかあ、畑を耕す道具か」
「現実逃避はいけませんよカーラさん」

ズシャァッ、と大きな音を立てて、カーラが膝から崩折れました。
「燃え尽きたぜ、燃え尽きたよ…」
展開されていたカースドソードの剣と鎧がしおしおとカーラの内に引っ込んでいきます。
「そんなブレイブきゅん、私も君のことが好きだったのに」
見事に萎れてしまったカーラにブレイブがおろおろしています。
その間、白衣はずっと無言です。むしろ怖いです。

「ブレイブ」
私はおろおろしているブレイブをつつきます。
「ブレイブはどうしたいのですか?」
「どうしたいって?」
「ブレイブはカーラのことが好きかどうかということです。というかぶっちゃけお嫁さんにしたいかどうかってことですね」
「うぇっ!」
私の問いかけにブレイブは変な声を出しました。
カーラの耳がピクリと動きました。
「私は大丈夫ですよ。むしろ大歓迎です、もちろん私を一番にしてくれないと許しませんが」
私の言葉を聞いてブレイブは、
「うん、わかりました。僕もカーラお姉ちゃんのことは大好きです、もちろん白衣さんのことも大好きです」
「うん?、ブレイブ、私の時は好きと言ってくれたけど、大好きとは言っていなかったのではないでしょうか」
私はブレイブの頬をつれります。
「痛い痛い。もちろん、ヴィヴィアンのことも大好きだよ」
なんか釈然としませんが、一応許すとしましょうか。

ゆらりとカーラが立ち上がります。
背が高いのでブレイブが見上げる形になります。
ちなみにカーラの身長は175センチ、ブレイブの身長は139センチです。はい、完全に事案発生ですね。
私もそう変わりませんが。
「今なんと」
「僕はカーラお姉ちゃんのことが大好きです」
「そうか、そうか。そうかぁぁ!、これはもうアレだな、祝言だな結婚だな、パーティだなぁ!」
テンションの波が激しすぎます。大丈夫でしょうか。
「いいえ、そのようなものは必要ありません。必要なのはSEXです。Sで始まってスで終わるSEXです!」
あれ、なんかこっちのテンションもおかしくはないでしょうか。
「今までブレイブさんを取り戻すために、どうやったらヴィヴィアンさんを亡き者に出来るかを考えていたのですが。そういう話ならば私も大歓迎でございます」
まさか私が一番ピンチであったとは思いもしませんでした。白ちゃんには要注意です。魔物娘として目覚めさせたのは失敗だったでしょうか。

「よし、わかった。ではシよう。今すぐヤろう」
カーラが勢いよく服を脱ぎます。そのあまりの勢いにおっぱいが弾け出て来ます。
まろび出てきたおっぱいはその大きさにもかかわらず、重力に逆らって上向きにつんと立っています。
実は私の方が少しだけ大きいのですが、あそこまで重力に逆らうことはできていません。だからと言って垂れてはいませんけどね!
でるところは出て引っ込むところは引っ込んでいます。腰のくびれなんてもう、流石カーラ様、腹筋がしっかりと割れています。どうやったら、胸とお尻に脂肪を残しつつ、他の脂肪を落とせるるのでしょう。
カーラだから、といってしまえば終わりでしょうが。
見事に鍛え上げられた肉体を惜しげもなく晒しています。すごい、まるで彫刻で掘り出された大理石像のようです。

ちなみに、ここまで私も全裸です。布一枚まとってはおりません。
私の体で隠さなければいけないところなんてありませんから。


白ちゃんはどうするのでしょうか。あの体では服を脱ぐことなんてできません。
体は布でできている…。というやつですね。体の複製なんてできないですよね。できたとしてもやめてください、お願いします。

あれ、ブレイブが白ちゃんをみている。って、ええっ。
確かに脱ぐことはできません。肌の色も乳首の色も見せることはできません。
ならばどうすればいい。
ならば、脱がなくてもエロい。むしろ脱がないからこそエロいという服を着ればいい。
そうして、今白衣がしている姿とは。

タオルで体を隠した女性。しかし、そのタオルは薄く、乳首がぽっちりと浮かび上がり、太ももと股で形成される魅惑の三角ゾーンもしっとりと浮かび上がっています。
見えない。だからこそその下がどうなっているか想像する。はっきりと形がわかるくらい浮き上がっているのにタオル一枚隔たれていることによって、まだ隠されているという神秘さと恥じらっていますという羞恥心を伺わせてくれます。
確かに、裸エプロンとかマイクロビキニとか全裸よりも恥ずかしいだろうって服たくさんありますもんね。
「白衣、なんて恐ろしい子」
私は驚きのあまり思わず白眼になってしまいます。

白衣は私に含み笑いを向けると、
「それではブレイブさん、包まるのならばそんなシーツではなく、私をお使いください」
ブレイブのシーツを引き剥がします。布が布を剥いでいます。
不思議な光景です。
「わわっ。白衣さん」
驚くブレイブですが、彼よりも彼女たちの方が驚いています。
なぜなら、出てきたブツはどう見ても10歳の少年のものでは無かったからです。
「ブレイブ、さまとお呼びした方がよろしいでしょうか」
この魔力の感じはすでにインキュバスになられていたのですね、と感心しながら全くちんぽから目を離しません。
涎を垂らしていますね、この布。

「なんだそれは!、そ、そんなものが入るわけがないだろう!」
あら可愛い。カーラが怖気付いています。
「大丈夫ですよ、カーラ。あなたも魔物娘になったのでしょう。愛する人のおちんぽであれば、どのようなビッグサイズであろうとも受け止められないことはあり得ません。それに大きいと言っても、成人男性の平均サイズですよ」
スーパーインキュバスサイズにはとても及びません。
「そうなのか。ならば、これは私たちの愛を試す試練ということだな。愛があるならば、乗り越えられて然るべきという」
「ひょんな、たい、ほうな、ことでは、はい、と思いまふが(そんな大層なことではないと思いますが)」
いつの間にかブレイブのおちんぽに白衣が吸い付いています。
「あっ、ずるいですよ。私も舐めます」
全く油断も隙もあったものではありません。
カーラも負けてはいけないと参戦します。そうです。これはもう戦いなのです。
ミッション・デルタ、開始です。


魔物娘のトリプルフェラなんて、ブレイブは贅沢ですね。
なんて気持ち良さそうな顔をしているのでしょう。そんな顔を見て仕舞えば私たちも俄然張り切ってしまいます。

カーラはぎこちなく竿を舐めています。初々しいカーラも乙なものです。
私は亀頭にパクつきます。これがさっきまで私の中にあったのですね。今度は上から飲ませていただきましょう。
横を見ると、えっ、白ちゃんそれどうなってるの。私たち二人がいるから布の彼女がやりにくいのはわかるけど、頭の部分を丁寧の折りたたんで袋と玉を包んで、イヤラしく蠢いています。あれ、でもその強目に抑えてそうな部分って確か。
私は咥えていたおちんちんを放すと。ベシッ。うわっ。カーラの頬にペニスビンタ。
「ちょっと白ちゃん精管抑えてない?、それにはまだブレイブのレベルが足りないでしょう」
「ブレイブきゅんに殴られてしまった…(恍惚)」
「言いがかりはやめてください、私がそんなことをするわけがないではありませんか」
下の方から声が聞こえてきました。

「え、こっちが頭じゃなかったの。ということは足コキしてた!?」
「はい、やってみたかったのです」
「やってみたかったって…、って、もしかして私たち時々あなたの足を舐めてたの」
「それはもうぞくぞくいたしまいた」
リリムに足を舐めさせる一反木綿がどこにいるのでしょう。ここにいました。
「じゃあ、先っぽと交代してあげるからちゃんと口でしなさいよ」
「了解いたしました」
微笑みながら上下を入れ替えさせます。と、白衣が一度玉から離れると、
ドピュドピュ、ドピュ。
ブレイブから精液が発射されました。
そして、それはカーラにかかりました。

「は、ぁぁァぁァ。熱い、なんと熱いのだろうか」
カーラが陶然としながら、おそるおそるザーメンを口に運びます。
息を荒げながら、熱心にねぶっています。
私たちは思わず喉を鳴らしてしまいました。
やはり、こいつ精管を抑えていましたね。
でも、カーラばかりずるいです。私たちはカーラに群がります。
「ダメだ。これは私のものだ」
カーラがイヤイヤします。しかし、私たちは止まりません。


白衣はカーラの髪についた精液を、私は顔についた精液を舐めとっていきます。白衣もこの時ばかりはちゃんと口で拭い取っていきます。
ンぅぅ。
私たちに舐められてカーラが可愛らしい声をあげています。我慢せずにもっと喘いでください。
立派なおっぱいの上で震えている乳首をつまんであげます。
うワァぁぁぁッ、ン〜〜〜〜〜❤︎
凛々しくて凶悪な剣士さんでも、こうなって仕舞えば可愛い子猫ちゃんですね。
顔を真っ赤にして襲ってくる快感に頑張って耐えています。
私とは別に、ピクンと体が震える時がありますが、白衣も何かしているのでしょう。腕に巻きついてそろそろと蠢いています。
私の左手はたくましい腹筋を伝って、泉の湧いている茂みの中へ降りていきます。
「すごい、もうビチョビチョですよ」
私はカーラの蜜に浸った指を見せてあげます。
「や、やめろぉ」
そんなことを言いながら、顔は真っ赤に蕩けています。

ひぅっ❤︎
白衣がカーラのおっぱいに巻きつきます。ぐにぐにぐにぐに。
ひゃっ、ぁ、ぅう、ンぁっ。
おっぱいがまるでスライムのように動いています。その度にカーラの口から艶かしい音が漏れます。
白衣のことですから、見えない布の内側ではもっとトンデモナイことをしているかもしれません。

ぁ、ふっ、くぅ、ぅぅん❤︎
クリちゃんを突くとまた違った声が出ます。まるで楽器みたい。
カーラの体で演奏に合わせて、ブレイブのおちんぽが立ち上がっていきます。
私たちにの痴態を前にして、彼もしっかりと興奮してくれています。
「ブレイブもカーラで演奏してみない?、面白いわよ」
ぁ”っ、ぅううぅ❤︎
クリトリスを軽く弾いたら軽くイッてしまったようです。
「おっぱいなんてほら、ブレイブに触ってー、吸ってー、って、ぷるぷる震えているでしょう」
ぁうっ❤︎
白衣のの巻きついていない方のおっぱいを持ち上げて見せつけます。
「それとも、こちらがいいですか?」
私自身のおっぱいも持ち上げて、寄せて、カーラの乳首とこすり合わせます。
ぅん、その刺激で私からも声が漏れてしまいます。
「ブ、ブレイブぅ」
カーラがとっても甘えた声を出します。
目も潤んで耳まで真っ赤にして、私が食べちゃいたいくらいです。


ブレイブはゴクリと喉を鳴らすと、
「じゃあ、全部もらってもいいかな」
なぁんて、頼もしいことを言ってくれたのです。
ブレイブの言葉に思わずおまんこがキュンとして、太股をこすり合わせてしまいます。
カーラはこくり、としおらしく頷きます。
それじゃあ、とブレイブはカーラの、
白衣の巻きついている方のおっぱいにかぶりつきました。

ひゃぁぁぁぁぁぁん❤︎
ふワぁぁぁァぁぁっ❤︎
同時に二人の嬌声が上がります。
うふふ。白衣のもいい気味です。ほんとう、羨ましい…。
「ブレイブさぁん、そこはわたしのおまんこですぅ❤︎」
白衣の口からありえない言葉が上がります。本当にどんなことをしていたのでしょう!?
どんな態勢?、一反木綿の布の体ならではといったものでしょうか。
そして、一瞬でブレイブの頭に巻きつきました。
「ちょっ、え、どこがどこにくっついているの!?」
ブレイブの顔が、カーラの胸に白衣のおまんこ(?)に押し付けられています。
ブレイブがもがく度に嬉しそうな白衣の喘ぎ声が聞こえます。もがいたブレイブが咄嗟に掴んだものはカーラのおっぱいです。
ぅっ、くぁぁァぁぁぁァァっ❤︎
おっぱいが鷲掴みにされて暴れます。ブレイブの手に余るその質量は、手を振りほどかん勢いで暴れています。
振りほどかれまいとして、ブレイブはさらに力を込めます。その度におっぱいが暴れ、力が入り、さらに暴れ狂います。
爆乳とはよく言ったものです。踊っています、弾けています。ブルンブルンです!

見ていたいですが、この惨状は止めなくてはいけません。悪いのはもちろん苦しそうにしているブレイブです、自業自得です。
ですが、何よりも私がほったらかしにしていることが許せません。
私は白衣の体をむんずと掴みます。掴んだ時にむにゅっとした感触と白衣の嬌声が聞こえましたが、どこを掴んだかなんてこの際気にしてはいられません。
そして、思いっきり魔力を流し込んでやります。

ぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎
白衣が最早奇妙な叫び声をあげて絶頂します。私、勝利!!
絶頂とともにブレイブの顔に向かって潮が噴き出しました。布から水分!?、しかも大量に。
どういった構造になっているのか考えてはいけません。ましてや魔物の姫である私が彼女の存在に疑問を持ってはいけないのです。
白衣が力尽きて、カーラとブレイブの拘束が緩みました。
私は急いで白衣を引き剥がします。
「大丈夫ですか、ブレイブ」
「白衣さんの匂いがしました」
思わずブレイブの頭をひっぱたいてしまいました。
何でしょうかこの成長速度は。性的に成長することは私たちにとって嬉しいことですが、あまりに早すぎます。私は目覚めさせてはいけないモノを目覚めさせてしまったのでしょうか…。
まぁいっか。

カーラは荒い息をして汗とお汁で濡れています。白衣は倒れ伏してピクピクと痙攣しています。私(リリム)の魔力をありったけブチ込まれたのですから、さすがの彼女でもすぐには復活できないでしょう。このまま雑巾にでもしてしまいましょうか、と思いながら白衣でカーラを拭いてあげます。
すごい吸収力です。私のおまたも軽く拭いて、っと。白衣をベッドの上に放り投げておきます。
「では、今のうちにブレイブ。私を愛してください」
私は四つん這いになって、秘裂を押し広げてブレイブを誘惑します。
それなのに、
「待って、くれ。お前はさっきまでしてたんじゃないか。ずるいぞ。私もブレイブに愛してもらいたい」
カーラが泣きそうな様子で息も絶え絶えに懇願しました。
ずるいのはあなたです。そんな顔でおねだりされてしまっては、無視したら私がひどい女になってしまうではないですか。
ブレイブも困惑と懇願のこもった表情で私を見つめてきます。
カーラお姉ちゃんと先にしちゃダメ?、という言葉が聞こえてきそうです。

ぐぬぬぬぬ。仕方がありませんね。
譲ってあげるとしましょう。でも、次は絶対絶対、ぜーーったいに私ですからね。
と念を押しておきます。
ブレイブは苦笑しながら、
「わかったよ。ヴィヴィアン」
私の耳元で囁いてきました。こやつぅ。いつの間にこんな技を。ワザとでしょうか。
恐ろしい成長速度です。私が手玉に取られてしまう日も近いのではないでしょうか。
でも、それを許すのはベッドの上だけですよ。うふふ。


「カーラお姉ちゃん」
ブレイブがカーラにのしかかります。
「ブレイブぅ」
「カーラお姉ちゃん、とっても可愛いね」
「な、にを。私が可愛いなんて、そんなことがあるわけないだろう。可愛いのはむしろお前だ。私なんてこんな筋肉ばっかりの」
「でも、カーラお姉ちゃんは可愛いよ」
ブレイブの手がカーラの腹筋を撫でます。その言葉にカーラは何も言えなくなります。
だから、あなたは何歳でしたっけ。いえ、これはもしかして交わった私の影響?

「キス、したい」
「いいよ」
カーラが甘えて、ブレイブが答えます。
軽くついばむようなキスにカーラがうっとりとしています。
「じゃあ、挿れてもいい?」
ブレイブの問いかけに、カーラは少し体を強張らせましたが、素直に頷きます。
「ああ、お願い、する」
「うん」

ブレイブのペニスがカーラのヴァギナにあてがわれて、入り口をノックします。
カーラはおそるおそるその光景を見つめています。羞恥に頬を染めながら、瞳を不安に揺らしながら、胸を期待に高鳴らせながら。
ブレイブを受け入れます。
はぁっ、ぁぁぁぁぁぁァァぁぁぁぁぁンんんぅゥっ❤︎❤︎❤︎
カーラの首が仰け反って、甲高い嬌声が部屋に響きます。形の良い首が露わになり、瑞々しい果実のようなおっぱいが、貪ってくれ、いっそ噛みちぎってくれ、と煽情的に震えています。
「イッてしまったようだ。恥ずかしい、な」
息も絶え絶えでカーラはブレイブに微笑みます。
「ぅん、はは、大きくなった」
自らの体に伝わってくるブレイブの感触にとても嬉しそうです。
「動くよ。カーラお姉ちゃん」
「何、これで終わりではないのか」
カーラが狼狽えます。
「うん。動いてもっと気持ちよくなると、たくさんの精液がでるんだって。そうした方が女の人は喜ぶって…」
ヴィヴィアンが。と私の方を見ます。私の言ったことを守ってくれるのは嬉しいのですが、ダメですよブレイブ。
今はカーラの相手をしているのですから。

私の方を向いたブレイブにカーラはムッとしたようです。
「いいぞ、ブレイブきゅん。思う存分、動くといい。君の動き程度で参ってしまうようなヤワな鍛え方はしていない。思う存分動いて、出来るものならば壊してみるがいい」
「う、うん。それなら」
カーラの雰囲気を察したのでしょうか。ブレイブはおずおずと返事をします。
でも、侮ってはいけませんよ、カーラ。なにせ、彼は一度、私(リリム)を退治しているのですから。

ブレイブは腰を振りだします。
はっ、あっ、はっはぁっ。
「ちょっ、と。こ、これはぁぁっ、ン❤︎」
カーラが焦っています。
「待った、待って❤︎。本当に壊れちゃ、スゴっ、くぅゥぅンっ❤︎」
「カーラ、お姉ちゃんが、思う存分動けって」
「そ、そうだが、これほどっ、とは」
ひゃん❤︎
ブレイブが踊り跳ねるカーラのおっぱいを捕まえて、乳首に吸い付きます。
ぅアっ、ンぅぅ、ァア”あっ❤︎
カーラがブレイブの頭を押さえつけて、余計に自分の胸に押し付けます。
ブレイブは顔いっぱいを覆う柔肉の中で、一層強く乳首を吸い上げました。
うン〜〜〜〜〜〜〜〜〜❤︎
カーラが全身を震わせて絶頂を迎えます。
ブレイブの肉棒を収めた柔らかな膣肉が蠕動して、肉棒を締め上げます。
あああああああああああっ。
その刺激でたまらずブレイブも絶頂を迎えました。再装填されていた精液が勢いよく噴き出します。
カーラの子宮口を乱暴に突破して、奥の奥まで注ぎ込まれていきます。

二人は息も荒く、余韻に浸ります。
「これが、セックスか。私はうまくできただろうか」
ブレイブは口づけとペニスで返事をします。
カーラは一瞬驚いたものの、嬉しそうに一層強く口づけ合います。
深く濃厚に。舌も絡ませて。カーラの顔はすでに蕩けています。


「一発出したのだから、もういいですよね」
二人の世界に浸っているところで悪いですが、これだけお預けされては私も我慢できるはずなんてありません。
ブレイブの上にのしかかります。おっぱいで頭を挟んで、足におまんこを擦り付けます。
「わかるでしょう。私のおまんこももうぐちょぐちょで、あなたのおちんぽが欲しくて欲しくて泣いています。早くカーラの口を塞いだようにあなたのおちんぽで私のおまんこを塞いでください」
ぐりぐり。ブレイブの頭は私とカーラのおっぱいで挟まれています。おっぱいサンドです、おっぱいプレスです。
おっぱいでブレイブの頭の型を取っているようです。

「これほどの愉しみは皆で分かち合わなければならないな」
もがくブレイブを仰向けにしてカーラは彼を羽交い締めにしました。
「え、え。カーラお姉ちゃん!?」
「気持ちよかったが、待ったと言ったのに待ってくれなかった悪い子にはお仕置きをしないとな。しかも、女性を泣かせるなんて悪い男にはなぁ。さぁ、私が抑えているから好きにするがいい!」
「誰か、助けてぇぇぇ!!」
拘束されて助けを求める少年を犯す。なんとも背徳的な光景に私の背すじを覚えてはいけなかった感覚が這い回ります。
ひぃっ。
思わず嗜虐的な笑みを浮かべてしまった私の顔を見て、ブレイブが引きつった声をあげます。
ふ、うふふふふふふふふ。
二人だからこそできる背徳的なプレイ、これは独り占めしてしまっていては手に入れられない、甘い甘い禁断の果実です。

私はブレイブに跨って腰を下ろしていきます。
ブレイブのおちんちんが、おまんこに入り込みます。


布と一緒に。


ひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁンぅ❤︎
なっ!、ぁぁぁぁぁぁあンぅぅぅぅぅぅ❤︎

ブレイブのおちんちんがが私のおまんこに入る、ギリギリにのところで白衣が滑り込みました。
白衣のおまんこがブレイブのおちんちんを咥え込み、そのまま私のおまんこに入りました。

このっ、この布めぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ、はぁぁアぁぁ、アっ、あッ、ふはぁぁぁアっ❤︎

怒声をあげますが、白衣が腰を動かすせいで、無理矢理嬌声に変えられてしまいます。
くっ、悔しい。だけど、気持ちィィィ!
悔しいのに、怒りたいのに、布越しでもブレイブのおちんちんが感じられて気持ちよくて。
魔物娘にとって、禁忌であるコンドームなんてものをつけるとこんな感じなのかな、という感想もあるけれど。

「白ちゃぁぁぁぁぁぁぁん、うぅんン❤︎」
「な、ンぅ、で、しょうかァ❤︎、ヴィ、ヴィアンさ、はっ、ンっl」
私は恐らく首があるだろう部分を両手で締め上げます。
「なん、っで。こんな、酷い、ことォつ」
「酷いのは、どちらの方で、しょうかっ、アっ!、ヒト、っのことで、体をォ、拭いたり、ンっ、お股を、拭いたりィ。挙句の果て、にはっ、仲間、ハズレにィっ、するなんて」
確かに酷かったかも。でも、でもこんな仕打ちなんて。
「だから、お股ァ❤︎、拭いて、あげま、ス、ウっ、中っ、までぇぇぇっ❤︎」
ちなみに首を締めても意味はありませんよ、と首をねじって、にぃぃっ、と笑ったのでした。嗤いました。
布の皺のせいで、普段の口よりも大きく見えたそれは、まるで耳まで裂けているかのようで。

「カーラ、カーラぁぁ!」
私は恐怖のあまり叫んでいました。
「こいつを、ォっう、切ってください、っハ。私ご、とォ❤︎」
「わ、わかった」
私の鬼気迫る様子にカーラの右手から大剣が生えます。


「切り捨て、御免っl!!」
カーラはその場にいた、全員を切りました。

ンあっ、ぁぁぁぁぁぁ〜〜ンぅ❤︎
ひぅっ、ァアぁぁぁ〜〜〜〜ッ❤︎
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
うあぁぁぁぁぁアぁぁァアぁぁ❤︎

上から順に連鎖的に嬌声が上がり、ブレイブが射精して。でも、全部白ちゃんに取られて、気持ちがいいのに悲しくて。
また私と白衣がイッて。
絶頂の波が過ぎ去ると、私たちは折り重なってぐったりしてしまったのでした。





私はその後、ちゃんと白ちゃんに謝りました。禍根を残してこじれれば、次はどんなことをされるかわかりません。
今回のものでさえ、私にとっては拷問にも等しい仕打ちだったのですから。
布、恐るべし!
ちなみに、私はブレイブにちゃんとザーメンをおまんこ注ぎ直してもらいました。
他のみんなも同様です。
でも、流石にインキュバスになったばかりの彼には荷が重かったようです。私たちの肌はつやつや、彼はぐったりで。
ヴェルちゃんに怒られることになりました。

もちろんアンちゃんにも謝りました。
姫として、ケアを忘れてはいけません。
ですが、もうすでにヴェルちゃんがケアを終えていたようでした。アンちゃんのヴェルちゃんを見る目が少し気になります。
あの天然すけこましは伝承に謳われているくらいです。
知らぬは本人のみ、というやつです。





ブレイブの今後、ですが。
話し合いと説得の結果、みんなで旅に出ることにしました。
多くの魔物娘を幸せにするために、

目指せ、ハーレムマスター!!

です。

ヴェルちゃんは呆れ、アンちゃんはあたふたして、カーラと白衣は乗り気でした。

問題としてはブレイブが一人しかいない、ということですが、あの子に協力して貰えば解決するでしょう。
でも、それはまだまだ先の話です。
ブレイブにはまず、ヴェルちゃんとアンちゃんをものにしてもらわなくてはなりません。
二人とも覚悟をしておいてください。

ふふ。うふふふふふふふ。



【第1部完】
16/05/08 22:25更新 / ルピナス
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■作者メッセージ
なんだ、なぜこんなに長くなった…。
初めて連載をやってみましたが、彼らが好き勝手やってくれたので、楽しく描くことが出来ました。
みなさんの拍手、感想にも感謝、感謝です。大変励みにさせていただきました。
改めてお礼申し上げます。

第1部完とありますが、第2部もなんとか書きたいと思います。
もし書けたら、後日挿絵もあげてみようかな、と。

これからちょっと旅に出てきますので、更新するのはまた先のことにはなると思います。感想返信は出来る限りさせていただこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

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