連載小説
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まもの兵士がゆく/わたしの空飛ぶホーキ
まもの兵士がゆく

うた:クビ・カエセ


まもの兵士がゆく
それ進めよ 進め
反魔国 教団
寝室 ベッド
向かうところ敵なし

そこそこ可愛いけれども
村人Aに興味ないわ
あなたは遅れてきて 驚いた顔よ
た・の・し・み


まもの兵士がゆく
それ壊せよ 壊せ
信仰 理性
純潔 ためらい
向かうところ 敵なし

(間奏)

あなたは真面目すぎるのよ
あたしに構ってほしいのよ
このままじゃホント悪い子みたいじゃない

ホントは良い子にできるのよ
だからギュッと抱きしめてみて
ほらちゃんと良い子になったでしょ?


まもの兵士がゆく
それ進めよ 進め
反魔国 教団
寝室 ベッド
向かうところ敵なし

今日もまもの兵士がゆくよ
睡眠中も容赦ないわ
あなたは目を覚まして 驚いた顔よ
た・の・し・み


* * * * * * * * *


わたしの空飛ぶホーキ(ショートver)

作詞・歌:サバトのマリーちゃん
作曲・コーラス:サバトのみんな


空飛ぶホーキがあったなら今すぐ
小さな村から飛び出すよ
空飛ぶホーキをみんなが見上げて
驚いて腰を抜かしてる
空飛ぶホーキのスピードを上げて
あのドラゴンと競争するよ

空を切り裂き 雲を飛び越え 風を追い越し 虹の向こうへ
わたしは飛べる もっと遠くへ きっと高く ずっと自由に

Fly fly to the Freedam!


空飛ぶホーキがあったなら今すぐ
小さな村から飛び出すよ
空飛ぶホーキに乗りたいのなら君も 君も一人で飛ぶんだ

触手の森 明緑魔界 霧の大陸 果てのジパングへ
わたしは飛べる 胸を躍らせ ここではないどこか遠くへ

Fly fly to the Freedam!
Fly fly to the Freedam!


* * * * * * * * *


曲解説

『まもの兵士がゆく』
魔王軍の侵攻を一人の兵士の視点から、コミカルに、甘くそしてちょっぴり切なく描いた曲。
(魔王軍広報課より)
「“軍”という名称から皆さんから怖がられている私達ですが、本当はこの歌のように明るく楽しい、そして運命の人との出会いに胸をときめかせている女の子ばかりです。興味のある人はぜひ一度遊びに来てくださいね。体験入隊も随時受付中♪」
―MHKは魔王軍の諸活動を応援しています―

『わたしの空飛ぶホーキ』
空に憧れる少女の気持ちを歌った曲で、元々はあるサバトが飛行ホーキのPRのために作ったもの。

※なお、どちらの曲も放送時は尺の都合で、歌詞の一部がカットされたショート版となっている。


──────────────────


穴埋めのおまけ

―ある魔王軍の風景―

「お嬢さん方! 貴様らの仕事はなんだ!?」
『犯せ! 犯せ! 犯せ!』
「この戦いの目的はなんだ!?」
『犯せ! 犯せ! 犯せ!』
「貴様らは魔王様を愛しているか! 未来の夫の次ぐらいに愛しているか!?」
『生涯忠誠!命かけて! 闘婚! 闘婚! 闘婚!』
「これより我ら修羅に入る! 勇者と会ってはこれを犯し、天使と会ってはこれを堕とせ! 総員、レディ(淑女用意)!」
『イエス、マム!』
「歌え!」
『♪まーっものーっへいっしがゆくー、それ、すっすっめっよっすっすっめ♪』
「全軍前へー、進めェ!!

♪むかうとっころー てきなしー♪


もひとつおまけ

―あるサバトの風景―

バフォメット
「というわけで『まもののうた』にうちで作成したPRソングが採用されたぞ」
魔女
「おめでとうございます、バフォ様」
バ「何を他人事みたいに言っておる。お主が歌うのじゃぞ、マリー」
魔「へ!? それはどういうことですか?」
バ「どういうも何も、この歌はお主の作詞にサバトで曲をつけたものじゃろ。歌もわしらの中じゃ上手い方じゃし、適任だと思うがの」
魔「いや、しかしもっと適した人がいると思いますけど。ポーラ先輩とか・・・(目立ちたがり屋だし)」
バ「ポーラ? あんな災害音波を公共の放送に乗せられるわけないじゃろ」
魔「それはまあ、そうかもしれませんが・・・(ハア、また先輩に嫌味言われる)」
バ「安心せい。コーラスにはリンやギギ達にも参加してもらうし、問題のポーラはPVの担当をしてもらうつもりじゃ。外見だけはいいからの」
魔「まあ、それなら・・・(先輩にネチネチと嫌味言われなくてすむかな。・・・自慢話は延々されるかもしれないけど)」
バ「では明日から業務に歌唱トレーニングの時間が入るからよろしくの、マルガレーテ一等魔女」
魔「イエス、マイシス」


とどめのおまけ

わたしの空飛ぶホーキ(フルver)


空飛ぶホーキがあったなら今すぐ
小さな村から飛び出すよ
空飛ぶホーキをみんなが見上げて
驚いて腰を抜かしてる
空飛ぶホーキから下を見下ろせば
偉い王様も小さく見える
空飛ぶホーキのスピードを上げて
あのドラゴンと競争するよ

空はあこがれ 雲はハードル 風はライバル 虹はゴールさ
わたしは飛べる もっと遠くへ きっと高く ずっと自由に

Fly fly to the Freedam!
Fly fly to the Freedam!


空飛ぶホーキを赤一色に塗り替え
わたし専用にスピードカスタマイズ
空飛ぶホーキの燃料はわたし
めぐる魔力がエネルギーさ

触手の森 明緑魔界 霧の大陸 果てのジパングへ
わたしは飛べる 胸を躍らせ ここではないどこか遠くへ

Fly fly to the Freedam!
Fly fly to the Freedam!


空飛ぶホーキに国境はないから 教国も魔界もひとっ飛び
空飛ぶホーキがあったなら今すぐ 小さな村から飛び出すよ
空飛ぶホーキに乗ったなら みんなみんな振り切り
誰も知らない場所へ飛んでゆく
空飛ぶホーキに乗りたいのなら君も 君も一人で飛ぶんだ

空を切り裂き 雲を飛び越え 風を追い越し 虹の向こうへ
わたしは飛べる キミとならば ずっと遠く もっと自由に

Fly fly to the Freedam!
Fly fly to the Freedam!
16/08/15 02:15更新 / なげっぱなしヘルマン
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■作者メッセージ
元ネタ
「ねこの兵士が○く」(2016)
「ぼくの空飛ぶじ○うたん」(2015)
曲解説のところにもありますが、元ネタも放送ではショート版となっています。「兵士が〜」の歌詞はフル版を元に作成。「空飛ぶ〜」はショート版、フル版で少し印象が変わるので、こっちは両バージョンで作ってみました。

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