連載小説
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おまけ


※※※注意!※※※

このオマケは本編部分のデートの内容を作者の趣味、妄想全開で書いております
その為解らない部分などが出てくるかもしれませんが、ご了承頂ければ幸いです










Are you ready?


























































































それから色々なお店へ行った

「ここはどんなお店なんですか?」

そう聞いてきた彼女にどんなお店か伝える

―――ここはカードゲームの専門ショップ
色々な種類のカードゲームを取り扱っている

趣味でカードゲームをしている身としては、見ているだけでも楽しい

「いろんな種類があるんですねぇ…」

と、ここで彼女が止まる

「一枚5万、円…?」

常人からしたら相当高額に見えることは理解していたつもりだが、こういった反応を見るのは久しぶりで思わず笑ってしまった

「え?いやだって…え?」

困惑している彼女に簡単に説明する

こういったカードは古く、もう入手できないカードには資産価値がつく場合があり、物によっては数十万の価値がつく事もあったりする事
また、そのカードゲームはしていないので買うことはない事を伝えた

「あ、やってないカードゲームだったんですね…
にしても、他のカードもそれなりに高い気が…」

そう言いながら一枚二千円相当のカードを数枚買おうとして…

「って、そんなに買ってたらあのカード買うのと同じ値段じゃないですか!」

こんなやり取りが楽しく、なんだか嬉しかった
―――ちなみにカードは説得して買った、後悔はしていない

・・・

次に行ったのは―――

「模型ショップ、ですか」

ガ○プラを買うのが趣味なのもあり、ここにも寄らせてもらった

「どんなの買うんです?」

そう言いながらプラモを眺める彼女
正直今日は何かを買う気はなく、眺めたいだけだった旨を伝える

「眺める…?」

次に作るプラモのイメージを掴む為、色々な品を見ていた

「次に作りたいものの為、ですか…拘りがあるんですね!」

そう言いながら尊敬の眼差しを向けてくれる彼女
嬉しいと思いながら、ふといくつかのプラモが眼に入る

―――このパーツ、次の改造に使えそうだなぁ

「?今日は買わないのでは?」

その言葉で現実に戻された
危うく、また積みっぱなしのプラモを増やす所だった…
いやしかし、プラモの出会いは一期一会ともいうことを考えればここで買うべきでは?いやしかし…

「あのー、もしもーし?あ、あれ?聞こえないのかな?」

―――彼女の声に気づいたのは、この後5分後だった

・・・

「もー!いきなり無言にならないで下さいよ!」

ぷりぷり怒っている彼女
怒らせてしまったのは申し訳ないが、その姿も可愛らしい

「あっ…」

と、彼女の足が止まる
そこはよくあるゲーセンだった

「これがゲーセンかぁ…」

―――彼女は今まで天界にいた為、ゲーセンに来た事がなく、行ってみたかったらしい

「えっ…?良いんですか!?」

今まで散々こちらの趣味に付き合わせて来たのだ、彼女が行きたいところに行くのを嫌がる理由はない
それに、久々にゲーセンにも行ってみたくなったのもある

「そうしたら私、やってみたいゲームがあるんです!」

そう言った彼女が進んでいったのは、音ゲーだった

「いろんなゲームがあるんですね…」

そう言いながら、いくつかの音ゲーをしていく彼女

―――素人目にだが、上手い

音楽に合わせてボタンを押していくだけかもしれないが、触ったことがない身としてはよくもまぁあんなにテンポよくボタンを押せるものだ
そう感心していたときだった

「貴方はどの曲が好きですか?」

と、好きな曲を聴かれ、教えたときだった

「一緒にやりましょう!」

…え?
困惑しながら、突然音ゲーに放り込まれ―――

「ほら!がんばって!」

声援を受けるが、なかなか上手くいかない
なんとか最後までやり終わると…

「また一緒にやりましょうね!」

満面の笑みに、苦笑いしか返せなかった

・・・

最近のゲーセンの技術進化に驚愕しつつ、音ゲーを楽しんだ帰り道、ふと見ると小物やアクセサリーが売っている店が目に入った

―――普段なら絶対に寄らないような店だ
間違いなく、寄る事はない筈『だった』

「あれ?何か買うんですか?」

その何かを求め、彼女と店に入る

―――そこは未知の空間に等しく、久しく感じていなかった高揚感を感じていた

「いろんなものがありますねぇ〜」

色々なアクセサリーを見ながら、『それ』は目に入った
店員を呼び、会計をすませ、彼女と店を出る

「もう見終わったんですか?」

そういう彼女に、先ほど買ったアクセサリーを渡す
―――彼女に似合うだろう、ネックレスを

「え…これ…」

一瞬困惑するものの、直ぐにその顔は笑顔になり―――

「ありがとうございます!一生大切にしますね!」

笑顔と一緒に、彼女からは歓喜の涙が溢れていた
歓喜の涙とわからず狼狽した自分に、彼女は抱きついてきた

18/12/25 00:23更新 / ネームレス
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■作者メッセージ
はい、おまけです

趣味駄々漏れです

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