読切小説
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デリバリーワイフ
最近結婚した友人にデリヘルの広告のようなものを渡された
彼の妻となったインプもこのデリヘルの関係で知り合ったらしい
ホームページでアンケートのようなものに答える以外は特に変わったところのなさそうなシロモノである
最近溜まってきているし、息抜きにもちょうどいいだろう
ホームページには細かく好みの種族や容姿、性格、自分の性癖などを書く欄がある
スラスラと埋めていき、データを送信する
すぐに相手の電話番号が送られてきたので、さっそく電話をかけてみた


 「はい、デリバリーワイフのメリウです、あなたが私の旦那様になってくれるのですね♪」


旦那様……か……
悪くない響きだが、きっとそういうサービスなのだろう
手短に住所を伝え、自己紹介を済ませて電話を切る
昨日の仕事の疲れが残っているし、彼女が来るまでは昼寝でもしていようか









なんだか温かいものに包まれている感覚がする………
心安らぐ………いい匂いもするしずっとこうしていたい気になってしまう
柔らかい物が顔全体を包み込み、ぼんやりと頭にもやがかかったような状態になっている
少し息苦しいのが欠点かな
酸素を求めて体を動かすが、なぜだか思うように体を動かせず、何かに押さえつけられているような感覚である


 「ふふ、起きたんですか、あなた♪」


どこかで聞いたことあるような、しかし知り合いではない声を聞いて意識が覚醒していく
状況がよく分からないので、視界と酸素を確保しようともがくが、やっぱり思うように体が動かない


 「もう♥そんなに暴れなくても離してあげますよ♥」


ふっ、と拘束が緩んだ感じがしたので顔を上げる
そこには美しく母性的な雰囲気を纏った魔物、おそらくサキュバスが俺の方を優しい笑みを浮かべて見下ろしていた
俺の目の前に彼女の大きな胸があることと、彼女の顔との距離を考えると、先ほど俺は彼女の胸に顔を埋めていた状態だったようだ
見ず知らずの彼女にそんなことをしてもらっていた、ということを考えると、恥ずかしさが込み上げ顔が赤くなってゆく


 「そんなに恥ずかしがらなくてもいいですよ♪、だって私たちは夫婦なのですから遠慮なんていりませんし♥」


夫婦?
俺は彼女のことは全く知らないし、そもそもなんで俺の家の中に彼女がいるのだろうか?
ぼんやりしていた頭が急に冷静になってゆく

 
 「………あんた誰、ていうかなんでこの部屋に入ってこれた」


俺の言葉に彼女はクスクス笑い、再び俺を抱きしめた
先ほどより息苦しくないが、気恥ずかしさは変わらない


 「そういえば初めましてでしたね、私はデリバリーワイフから派遣された貴方の妻、メリウです♪貴方の良き妻になれるよう一生懸命努力しますね♪」


デリバリーワイフ………
あのデリヘルか……新妻プレイとかができるのかと思っていたが、実際に嫁になってくれる人を派遣するのか
なんとも魔物らしいサービスではあるが
まぁ彼女もアンケートに書いた通りで俺の好みにドストライクなので別にいいのだが


 「ここに入ってこれたのは、大家さんにあなたの恋人だって伝えたら開けてくれましたよ♪」

 「まだまだお互いのことも全然知らないし、もっと分かりあうためにも体で語り合いましょう♥」


そう言って彼女は俺から少し離れて、水着と同じぐらい肌色面積の多い服を脱ぎ去る
…………今まで気が付かなかったが、どうやら俺は寝ている間に脱がされていたらしい


 「ホラ…♥・・私の大きなおっぱいも……口も……お尻とおまんこだって……今日から全部あなたのモノよ♥」

 「真っ白になっちゃうぐらいぶっかけても♥♥・・・溢れちゃうぐらい中出ししても♥♥・・・好きなだけメチャクチャにしちゃっていいのよ♥♥♥」


彼女はべッドの上で腕組みをして大きなおっぱいを持ち上げ、俺を誘うように足を広げた
好みの女性がいやらしく股を広げて誘っている
そんなシチュエーションに耐えることができず、また、我慢する必要のないこの状況で俺は彼女の誘惑に抗えず彼女に覆いかぶさった
起きた時点ですでに勃起していたイチモツを彼女の膣に挿入する
彼女の性器はにゅるにゅると俺のモノを飲み込んでいく
相性が良いのか魔物だからか彼女の膣は俺の男根に元々あるべき形のように根元までぴっちりと吸い付いている


 「アァン♥すごく大きいわぁ♥素敵♥♥」

 「もっとぎゅっと抱きしめて♥♥この大きなモノで私の奥まで犯しつくして♥♥♥」


彼女はうっとりとした表情で俺の背中に手を回し、めいいっぱい抱きしめてくる
お姉さんチックな彼女のそんなギャップ姿に俺はすっかり魅了されてしまい、俺の方からも彼女を抱きしめる


 「好きよ♥あなたのかわいい姿も、男らしく私を犯してくれる姿もすごく好きよ♥♥♥」


彼女の告白に嬉しくなり、俺は返事をする代わりに腰を激しく突き入れる
俺の乱暴な行為に感じてくれ、尚且つ俺に極上の快楽を与えてくれる彼女が愛しくてたまらない


 「今日からお前は俺の女だっ……ほかの誰にも渡さないっ………俺だけのメスだ……」


 「ええ♥アッ♥私はあなた専用のメスよっ♥んっ♥あなたとあなたのおちんぽが大好きな淫乱な新妻よ♥♥♥」


彼女に対する独占欲が沸き、思ったことをそのまま口走るが、彼女は嬉しそうに返事をし、俺の動きに合わせて腰を動かす
腰を最奥まで突き入れる時、亀頭にコツコツと当たる彼女の子宮はその度に嬉しそうに震え、彼女の快楽の度合いを表している
子宮だけでなく彼女の膣道がにゅるにゅると俺のモノを扱きあげ、精液をオネダリしてくる


 「あなたっ♥あなたっ♥♥んちゅっ♥♥ちゅ♥ちゅ♥♥♥」


目の前にあった彼女の顔がさらに近づき、俺の口内に舌を入れられる
メリウの舌はひとしきり俺の口内を暴れまわったあと、俺の舌にねっとりと絡み付いてくる
俺と彼女との間は完全にゼロ距離になり、彼女の大きな胸が押し付けられムニュリと形を変える
上半身は密着したままの状態だが、下半身は激しく揺さぶっている


 「ちゅる♥んっ♥ちゅ♥アン♥♥んちゅ♥」


キスをしながらも口の端から喘ぎ声が漏れ、俺からの快楽を受け入れる
彼女の蕩けた表情とは反対に彼女の膣は凶悪なまで俺のイチモツを絞り、すぐにでも精液を摂取できるように蠢いている


 「らしてぇ♥んっ♥あなたの濃い精液っ♥あぁんっ♥らしてぇ♥♥♥」


彼女は俺の子種汁を求めてガムシャラに腰を振る
彼女の生み出す魔性の快楽は俺の理性とか余計な物を蕩かせ、彼女への愛情や欲情のみを残らせた
俺も彼女に合わせて腰を突き入れて彼女を貪る
余計なことは考えず、彼女のことを気持ち良くさせ、自分も射精へ導くように彼女の身体を味わう


 「あなたのがびくびくしてりゅっ♥♥いってぇ♥♥はらませてぇ♥♥♥」


彼女を力いっぱい抱きしめ、腰を最奥まで突き出す
自分でも驚くほどにモノがビクビクと震え、防壁が決壊したかのように射精する
意識が切れそうなまでの射精感は魔物と交わったことの無い俺には初めての経験で、ちょっとした恐怖さえも覚えるほどだ


 「んんんんんん♥♥♥♥♥でてるぅ♥♥あなたのせーえきが♥♥ドクドクってぇ♥♥♥」


彼女は嬉しそうに体を震わせ俺の精液を受け入れる
膣も俺のモノの脈動に合わせて締め付け、それと同時に尿道の中まで全て出てしまうほどに吸い上げる
やがて、気も遠くなるような長い射精を終え、彼女の膣の蠕動も大人しくなる
下半身が結合したままなので油断するとまたすぐに射精してしまいそうだが、ぽわぽわとした眠気が襲ってくる


 「あら眠たくなっちゃったのですか♥・・・もうちょっと楽しみたかったけど………これからはいつでもできますもんね♥♥」


彼女の身体の温もりを感じるが、言っていることがぼんやりと聞こえない
今はこの温かい感情を胸に秘めたまま一眠りしよう










『広い家、寂しい夜、そんな孤独な日々を過ごす必要なんてもうありません
デリバリーワイフでは貴方の為に尽くしてくれる狐さんから貴方をいじめてくれるサソリさんまで素敵なスタッフが貴方を待っています
理想の女性と素敵な日々を過ごしませんか?
電話番号はMMM−GGG−EEEまで
ホームページはhttp:まもむすだいすき、まで』


メリウから渡された新しい広告を手に持って思う
やはりただのデリヘルの広告にしか見えないと
………そういえば高校時代の友人がダンピールと結婚したいけどどう探せばいいかわからないとか嘆いていたな
そいつにでも渡してみよう
12/10/30 22:40更新 / 錆鐚鎌足

■作者メッセージ
魔物娘のデリヘルとかあったら押しかけ妻ならぬ配達嫁みたいな感じになるんだろうなぁとか思ったものを執筆してみました

サキュ「確かに殿方から指名をもらえるならば魔物娘としては嬉しい限りですね」

バフォ「チェンジとか抜かしたらその場で骨抜きにされそうじゃがな」

まぁ自分で指定した種族だったらチェンジなんてしないとは思いますけどね

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