異世界放浪記 %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d

オーガと(前編)

「マスター♪」「ダーリン♪」

耳へ左右からの甘い同時攻撃。
遂々ニヤけちまうぜ★

何故かと言うと、昨日一気にお財布が潤ったからさ!(前話:ぎるどっ!参照)

でも、やたらと視線を感じる。
やはり二人の服装が問題なのだろう・・・

まずは、服を買うか。

「なぁ、二人とも新しい服を買おうよ。」
「コレじゃ駄目なの?」
「流石にスク水はなぁ・・・ルールー位の身長まで成ると変質者になるしな・・・」
「すくみず・・・?」「あたしの身長のリアちゃん・・・?」
「あぁ〜こっの世界の話・・・ってか、歳とか身長は結構気にするでしょ?」
「レディーに歳の話は禁句なんですがねぇ〜・・・ダ〜リン!?」
「あぅ、すいません。」

お尻と太股の合間を蹴られた。
ソッチ系の趣味はないんですが・・・
フツーに痛いですよ^^;

「服屋ならココですね・・・」
「あ、あぁ結構デカいな。ユ○クロみたいな外装だな?」
「ユニク○?」
「らめぇええええええっ!!!隠れてないよ、名前!」
「・・・?ユニ○ロって言っちゃ駄目なんですか?」
「良く解らないけど、多分禁句なんだよ。大手企業の名前は・・・」
「で、○ニクロって何なんですか・・・?」
「あぁ・・・言っちゃったよ・・・もう○の意味ないよねコレ・・・」
「マスター・・・諦めて。」
「だからユニク○って何ですか・・・?」
「あぁ・・・ユニ○クロってのもこっちの世界のお店。凄い有名なお店です。」
「ふぅ〜ん・・・ダーリンいじけてます?○の付ける位置とか・・・」
「なんでもない・・・ただ・・・」
「ただ・・・?」
「店の前でこんなやりとりが恥ずかしくて・・・」

店の入り口でOTL状態。
店の周囲から人は離れていき、店員からはショーウィンドウ越しのジト目・・・

「はっはぁ〜俺の人生オワタ\(^o^)/」
「マスターが・・・壊れた?」

「「キャァーーーーーーーーッ!!!」」

不意に店内から悲鳴が上がる。

「・・・?」
「・・・悲鳴?」
「行ってみましょう、ダーリン!」
「・・・ハァ、了解。」


バッと店のドアを開く。

「騒ぐなって言ってんだろう!ギルドの人間が来たらどうするんだ!!」
「もう良い、殺っちまえ。」
「いっ・・・嫌ぁーーー・・・死にたくない、死にたくないっ!!」

「そこまでよん♪」

「チッ、人がきたか・・・って女じゃねぇ〜か」
「兄貴、人じゃなくて魔物じゃないですか?」
「うっせぇ〜コッチには秘密兵器が二つもあるんだ、いくら魔物相手でも負けるはずねぇ〜だろ?」
「何ブルってんの、お前?」
「すまねぇ兄貴、俺は降りるわ・・・」
「何腑抜けた事言ってんだ!?今更おせぇ〜んだよ、死にてぇ〜のか?」
「だって兄貴アイツ・・・」
「あぁ・・・?」
「昨日たまたま観ちまったんだよ、俺。あの真ん中のガキが大男を殴り倒す所を・・・」

「今ガキって言ったの誰だ・・・!?」

「ヒィ〜・・・もう嫌だ、俺だってまだ長生きしたい!」
「なら俺に逆らうんじゃねぇ〜」
「コッチには"コイツ"と"緑の巨人"さんが居るでしょ?」
「・・・そ、そうか・・・負けるはずないよな・・・」

「ダーリン何待ってんの?」
「HEROってのは、三下の会話が終わるまで待つもんなの」
「面倒ですね・・・」
「もう話は纏まったか・・・?」

「あぁ〜おわっ・・・」


言葉を聞き終わるより先に駿足で駆け抜ける。
左手を地面に付け、急停止。
粉塵が舞い、男達が絶句する・・・
一人の耳元へ行き囁く。

「どぉ〜したよ、さっきまでの威勢は?」
「ひっひぃ〜〜〜〜!!!」

恐怖に負け、持っていた自称"コイツ"・・・銃を乱射させる。
弾丸の速度には追い付けなくてもトリガーを引く指は見える。
なら、交わせないはずがないだろ!!

「きゃあああああ〜〜〜〜〜〜」

「しまった・・・周りに被害が・・・」

「マスター、人質は任せてください・・・」
「前見てぇ、前々!!」

「ぬぉわう!」

「うぉおおおおおおおおおおおおおお・・・た、弾切れ?」
「コッチもだ、ヤバい」
「何であたんねぇ〜んだよ・・・?」
「もうおしまいだ・・・」
「やっぱり逃げ出せば良かった・・・」

(そりゃサイトも覗かずに乱射すりゃはずれるわ・・・(^_^;))

相手が馬鹿で良かった・・・

っと、内心で安堵したのもつかの間。
新手が現れた・・・
俺よりデカい・・・
そりゃ、ウルトラなアイツみたいにデカくはないぞ!?
頭一個分デカいだけだ・・・
んでもって、体色が緑色。
正確には翠色だな、うん。

「いっ、いけぇ〜〜〜〜」
「断る。」
「な、何っ!?」
「武器のない貴様等など敵ではないわ!!」

拳を一振りし、男達へ怒りの鉄槌と言わんばかりの強打。
頭蓋骨の砕ける嫌な音がする。

「・・・ぁ、コレが魔物の本当の力?本性・・・?」

「さぁ、邪魔者は居ない。たっぷりと・・・じっくりと戦える♪」

ドスドスと寄ってくる・・・

「あ、あのぉ・・・?」

先程の・・・人を殺した者とは思えないほどウットリした表情をしている。
ヤバい!!色々な意味でヤバい!!!!!!!!!

背中を見せ疾走。


店を飛び出すとリアとルーテシアがコチラをポカンと見つめている。
その直後、緑の巨人が飛び出してくる。
見た目によらず足速い!

「コッチくんなぁ〜〜〜〜〜」
「小癪な、逃げるなぁ〜!!!」
「断る!!」
「何故だ!」
「お前にとって戦うって何だよ!?」
「決まっているであろう、交わることだ!!」
「うわぁ〜〜変態さんだぁ〜・・・」
「うっ、ウルサい!ゼッテェ〜にがさねぇ〜ぞ!!」
「た、戦えば満足するのか・・・?」
「嫌、あたしがイくまで解放しないに決まってんだろ!?」
「・・・つまり、お前を満足させれば良いんだな・・・?」
「お前がな!」
「あぁ〜やっぱり・・・」

適当に誰かへのパスは出来ないのか・・・
こういう場合は振り切るか・・・
諦めてホテルにチェックインか・・・
ピタっと止まり、振り返る。

「その勝負、受けてたとう!」
「要約諦めたか・・・」

右拳を握りニヤリと満足げに笑う。
まるで、もう勝ったかのように誇らしげに笑う。

「しかし、条件がある。」
「・・・なんだ?」
「せめてホテルにしろ!」
「・・・ハァ?」
「適当なホテルだ!」
「あ、あぁ・・・そうだな・・・」

まるで上の空での空返事のように呆気に取られたかのような無表情。
先程までの勢いはもう無いように・・・

「どうした?」
「嫌・・・案外ピュアでウブな乙女みたいだな・・・」
「ウルセェ・・・もう、なんか・・・不幸だ。」
「満更でもないくせに」

左腕をガッチリホールドし、街を練り歩きホテルを探す。
この状況をアイツ等に見られたらおしまいだぁ〜・・・

「むっ、あそこなんかどうだ・・・?」
「ん・・・?」
「あのピンク色の奴だよ、ホテルには違いないだろ・・・?」
「い、嫌・・・アレはアレでなんか・・・困る・・・」

アレって俗に言うラブホじゃねぇ〜か!?
ってか、来た道戻るとリアさん達が・・・

「あ、あっちの方には無いのか・・・?」
「ん?アレとかもホテルだな・・・」
「あそこか・・・?」

高々とそびえ立つ高級そうなホテル。
彼処なら某有名企業混じりお店とは正反対の位置。
無難だろう・・・

「よし、あそこだ!」
「そうと決まれば急ぐぞ」
「えぇ・・・?」

グイッと腕を引っ張り、無理矢理走り出す。
この手の魔物は始末に負えないから面倒なのかもしれない・・・
あぁ、なんだかんだでホテルの目の前まで来ちまった・・・

「さぁ、覚悟は良いか・・・?」
「・・・あぁ、もうどうにでもなれだ・・・」
「いざ、勝負!!」

そう言い、ホテルへはいる。
別にそれは部屋に入った瞬間でも良かったのでは・・・?
もう突っ込む気力もないわ。
心労だけがもう・・・

「いらっしゃいませ、ご予約はされてますか?」
「いいえ・・・」
「お二人様ですね?何泊ですか・・・?」
「えぇ〜っと・・・解りません」
「そうですか・・・、コチラの方は?」
「えぇ〜っと・・・良く解らないですが・・・勝負するらしいんですが・・・」
「こちら、当店人気ナンバーワンのゴムとローションでございます。」
「エッ!?いや、なんで・・・・」
「現在、性病撲滅キャンペーン中で御座います。」
「・・・店員ちょっと顔貸せ・・・」
「あの、お客様・・・?」
「なんだ、ココはラブホかなんかか・・・アァッ!?」
「何言ってるんですか、ココは超一流ホテルですよ?」
「なら何でローションとかゴムとか提供してくるんだ?」
「ですから性病撲滅キャンペーン中です!」
「嘘吐くな!」
「なんだ、お前は生の方が良いのか?まぁ、普通なら生で楽しみたいよなぁ〜」
「そうですか、ゴムは不要でしたか・・・私はなんと野暮な事を・・・」
「あのぉ・・・」
「すいませんね、お客様。自分不器用なもんですから・・・」
「いや、あのぉ・・・」
「速く部屋を紹介しなよ!」
「605号室なら見晴らしも良く、ベットのサイズも3人用とゆっくり・・・」
「・・・もう良い・・・」
「どうした?泣いてるのか・・・?」
「なんでもない・・・」
「それではお客様。ごゆっくりお楽しみくださいませ。」
「お前マジ何なんだよ・・・」


ー605号室ー
「さぁ、タイマン勝負と洒落込むか・・・」
「その前にさ、風呂入らせてくれよ」
「・・・そうだな、先にボディーチェックだな」
「なんだソレ・・・?」
「武器を仕込んでないかお互いにチェックするのさ。」
「タイマン・・・か・・・」
「やっぱりフェアじゃないとな!」
「はいはい、なんかもう面倒くさい」

服を脱ぎ、風呂へ向かう。
何だろう、無性にイライラする。
さっさと暴力的に犯したいな・・・
ただ蹂躙するだけじゃ物足りない・・・
日頃出来ないようなハードなことも実験してみるか?

「ほぅ、なかなか良い体だな」
「そうか・・・」
「鍛えているような体つきではない。なのにあの動きや力・・・」
「まぁ、少々訳有りなんでね・・・」
「あたしも最近全くツマらなかったんだ・・・あんな屑共のせいで・・・だから今日は楽しめそうだわぁ〜」
「アンタ、良く見るとソコソコ美人だな・・・俺なんかにはもったいない位に・・・」
「なっ、そんな事言っても手加減しないぞ!真剣勝負なんだから」
「勝負なんてもうどうでも良いや・・・ただ、楽しみたい。嫌なこと全部忘れてスッキリしたい・・・」
「・・・?」
「さっきまで暴力的な蹂躙してやろう思ってたけど・・・もうどうでも良いや。折角なんだし楽しもうよ?」
「・・・・・・それもそうか・・・」
「そうそう♪」

深いキスを交わす。
瑞々しく張りと弾力のある胸を責める。
凄い・・・今まで感じなかった不思議な感情・・・
未知の感情が内心で渦巻いてる。
爆発しそうだ・・・

「・・・なぁっ、ふ・・・布団に行こうぜ?」
「・・・ふぁっ・・・も、持ち上げるな・・・」
「自分は常に持ち上げる側だったからこーいう時は苦手なのか?」
「ばっ、バカ言うな・・・ただ不意打ちだったから驚いただけだ!」
「ヨッ・・・とぉ。」

ベットへ軽く放り投げる。
キャフっと可愛い悲鳴を上げる。
ゆっくりと馬乗りし、腹部で止まる。
頬を撫でながら質問する。

「名前、聞いてなかったな?」
「えっ?」
「イくときくらい互いに名前呼びたいだろ・・・?」
「そんな物なのか・・・?」
「少なくとも俺の知ってるのは互いに呼び合いながら果てる奴かな・・・」
「あたしは・・・今まで一方的なヤリ方だったからなぁ〜」
「今日くらい、一生忘れられない思い出にして・あ・げ・る★」
「それは・・・・何というか・・・」
「フフッ、別に怖がらなくても・・・」
「怖がってない!でも、一応私も19だから恥じらいがあるというか・・・」
「・・・19!?」
「なっ、何を驚いている!?」
「あぁ、ゴメン・・・てっきり25前後かと・・・」
「つまり、老けて見える・・・と?」
「あぁ・・・いや、なんかちょっとは頼れるお姉さんタイプかと思ったまでです、はい・・・」
「別にいいだろう、速くヤろうや・・・名前なんてどうでもいいから」
「そうだな・・・」

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前編です。
二本立てです。
ってか、ヤべぇ・・・
自分で書いといてアレなんですが、オーガさんとヤる方法考えてなかった・・・
最初は怒りにまかせて無理矢理三発ほど受けて貰う予定が・・・
二人で楽しむって・・・無理じゃね?
まぁ、後編でうまく纏めます。
春休みだから時間もたっぷり有るしね☆

コメント返信
【読み切り小説】
>名無しさん
これは良いツンデレドラゴン

コレが・・・ツンデレか・・・
ツンデレ風味で書いたことないから初体験☆ww

>RotWingさん
ENDの後のタグの閉めが上手くいってないような?
これは長編で呼んでみたいなと思ふ ?

閉め方解りませんww\(^^)√ 素人な新参者なんで御容赦下さいm(_ _)m
長編は無理ですが、続編は出すかもです。
あとコッチにリンクとか一番有り得るww
龍出すつもりですしww

>紅葉さん
フッ…
次回を待ってるぜ!

いつもコメント有り難う御座います。m(_ _)m
とても心強いです。
それにしても、こんな駄作に期待して貰って心苦しい限りです^^;


投票、感想よろしくお願いいたします!

11/05/22 01:50 紫炎-sien-

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