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第六話 価値観の違い
 迷宮都市イシュル。その都市の中心にあるダンジョンにおいて、今日も魔物娘達は自分の夫を求めて奮闘している。
 最近ダンジョン四階層の担当になったインプの少女、シイも例外ではない。これまた最近できた仲間であるケサランパサランの少女、チノを頭に乗せつつ気合いを入れて頑張っていた。

「いい、チノ! これからあの人間達をターゲットにするわ!」
「おお!」
「まず、」
「ふはははー、まかせろー!」
「まだ作戦言ってない! 行くなー!」
「しい、みつかった。たすけてー」
「あ、ばか! こっち来たらバレ・・・・、ふえ〜ん!」

 頑張った割には、成果はまったく出ていなかったけれど。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
「しい、あしはやーい! らくちん!」
 全力疾走で逃げることに疲弊したシイは、どうやらチノの軽口に返答する余裕はないようで。
「はぁ・・・・」
 ただただ無事に逃げられたことの安堵と、人間をゲット出来なかった無念の両方を込めたため息をつくのであった。

 イシュルに来てから走ってばかりで、何度も夢想する捕まえた夫との甘いイチャラブ生活は未だ実現していない。
 イシュルに来る前と変わったところといえば、ダンジョンを走り回ったお陰でついた足運びであろうか。一階層に増して足場が不安定であると悪名高い四階層においても、シイは普段と同じ調子で走れるようであった。
「むきむき? しいのあしー、むきむき?」
「ムキムキじゃないもん! しなやかなの! ・・・・だよね?」
 ちょっと不安になったので、立ち上がってふくらはぎを叩いて見る。・・・・多分おそらく大丈夫。シイは目を背けることにした。
「しいー、これからどうするのー?」
「ふん、まだダンジョンに入ったばかりだもん! チノ、次のターゲットを探すわよっ!」
「おー!」
 シイは元気いっぱいのチノを頭の上に乗せ、共に拳を突き上げながら、次なる人間に想いを馳せる。

 シイ達の戦いはこれからだ!



 と、これからではあるのだが、チノとパーティーを組んだ経緯はなんとも微妙なものであった。

 というか、先日になんかわけわからないままにケサランパサランを押し付けられたものの、ぶっちゃけてシイは、
「こいつとパーティー組んでなんか意味あるの?」
 と思っていた。自分を棚に上げて実に失礼な奴である。

 けれどもあえてシイの擁護をするならば、確かに初対面からチノの行動はヒドかった。本作成、コミモ会場とどちらの場合も手伝うことはなく、頭の上で遊んで邪魔になっているかどっかに飛んでいるかしているだけだったので、シイの気持ちも当然というべきなのかもしれない。

 そんな事情によりシイはパーティーを組むべきか決めかねて、稼いだ金で真っ直ぐダンジョンへ向かう前に、とりあえずお馴染みとなった武器屋へと向かったのだった。

 

「平和ねー」
 朝から武器屋の店番に入ったオークは、客のいない店内でのんびりぼーっと過ごしていた。
 というのも、イシュルにおいて武器屋は朝に困らないものなのである。武器の新調にくる魔物娘は都市に来たばかりの新人か、ダンジョンを潜り終わった者が多く、それらは昼から夜にかけて集中するからであった。
 これが武器修理店となると話は別で、ダンジョンを潜り終えた魔物娘が夕方から夜にかけて依頼をし、朝に修理されたものを受け取りに来るというパターンが多く、昼は皆ダンジョンに潜っているので暇なのだ。
 あとはそもそも、客の量も違ったりする。ダンジョンに潜る金額がオプションも絡めればかなりお高いので、武器を新調する金銭があるならば、修理で安く済ませた上で他の費用に回すといった魔物娘が多い。
 また魔法を使う魔物娘は武器を持たない事もあり、防具屋よりは客が少ないという事情もあった。

 そういったわけでのんびりとしていたオークであったのだが、平和な時というのは前触れもなくぶっ飛ばされるものだ。具体的には来店を知らせるドアベルとともに、厄介者はやってきた。

「おー、れべっか!」
「誰かと思ったらチノじゃない。あれ、ユリアはどうしたの?」
「えっとねー、どっかいったー」
 目の前にいる、よく考えないで喋るケサランパサランの少女と店番オークは知己であった。リャナンシーの少女が連れてきて、店内を縦横無尽に飛び回って遊び、たまに陳列物を倒す。まぁめんどくさい魔物娘だがたまにしか来ないので、どっかのインプよりはマシ、というの店番オークの感想であった。
「なんだそりゃ、・・・・ってアンタも来てたのか。今度はなに、また愚痴?」
 入ってきたインプの少女を見て思わずげんなりする。今までに色々あったので、店番オークにとって目の前の少女はめんどくさい塊のような存在である。

「しいとぱーてぃー、くんだのさ!」
「しい? 誰?」
 聞き覚えのない名前に首を傾げると、インプの少女が唸った。
「私の名前ー!」
「ああ、そうなの。・・・・まあといっても自己紹介すら未だにしてなかったしね。よくここの店番しているオークのレベッカよ。階層は二十六層担当」
「インプのシイだよ。そういえば名前お互い知らなかったっけ」
 今更すぎる自己紹介を済ませ、世間話へと入っていく。

「あんたらがパーティーねえ。んで、いまどこなの階層」
「四階層だけど」
 低階層は店番オークにとって懐かしい響きだった。思い返してみれば一〜二年前だったか。あの頃はまだまだ夢に溢れていて・・・・、と懐古記憶に深く入りそうになり、慌てて現実へと戻る。
「・・・・へー、いろいろ辛くなってくる頃ね」
「は、なんで?」
「はあ? いやだって四階層じゃ人間も手強くなってくるでしょ?」
「そーなの?」
 そういやこういう奴だった・・・・と店番オークは頭痛を抑えるように額に手を置いたのだった。


「そんな・・・・。まさか人間が強くなってた気がしたのは本当に強くなってたからだなんて! 詐欺だよー!」
「・・・・普通わかるもんだけどね。まあいいや」
 シイの言動にまともに反応せず、受け流すということを覚えたレベッカ。さっさと話を進めて帰ってもらうことに決めた。
「ところで、あんたらパーティー組んだって言ってたけど、パーティー登録は済ませたの?」
「パーティー登録?」
「あんたねえ、一回騙されたことあるんだから知っておきなさいよ・・・・。パーティーを結成する際に口約束じゃ信用ならないから、ダンジョンギルドを通してパーティーの約束ごとを決めて登録をするのよ」
「へー」
「ほへー」
 と、気のない返事をする二匹。
「ほら、そろそろパーティー登録してダンジョンにさっさと行きなさいよ。こちとら仕事中なの」
 いくら朝は暇だと言ってもやるべきことがないわけではない。レベッカは、しっしっ、と手のひらを二度払った。
 それを見てチノはシイの頭に飛び乗り、シイはちぇーと唇を尖らせる。
「はーい。しい、いこっか」
「そうしよっかー。・・・・じゃなくて! 忘れるところだった! 私はこのままチノとパーティー組んでもいいのか迷ってるの!」
 店から出ようしていた足を返し、シイはレベッカに突っかかる。
「はあ、理由は?」
「チノは人間捕まえるの手伝うどころか邪魔してきそうだし、私だけの方がマシな気がするから」
 なんでお前そんな上から目線なんだよ、ちょっと鏡見てこいよ・・・・と喉元まで出かかった言葉をレベッカは飲み込んだ。
 シイ相手に説教したらめんどくさくなるのは、過去の経験から学んでいる。流してちゃっちゃと終わらせよう。
「うーん、それでもソロの方が辛いわよ。人間の注意が分散するってだけで十分だし、それにケサランパサランのレジストしにくい強力な幻覚作用の毛玉の粉末は、とんでもない威力よ。頼もしい仲間じゃない」
 レベッカの予想外のプッシュにシイは驚き、チノへと視線を向ける。
「そうなの、チノ?」
「そうなのー、わたしすごい!」
「本当!? これで私にもついに旦那ができるっ!?」
「まかせろー! うひゃひゃひゃ!」
「やったーっ! むふふ」
 盛り上がる二匹に対して、
「・・・・まともに言うことを聞いてくれたら、だけど」
 ぽつりとこぼしたレベッカの言葉は聞こえはしなかった。


 武器屋を出た二匹はダンジョンギルドへと赴き、至ってノーマルな『互いに夫が出来るまで協力し合う』契約を交わして、ダンジョンへと降り立った。シイは四階層、チノは三階層担当だったので、シイに引っ張られる形でチノは四階層に配属されることになった。
 そしてついに、四階層においてパーティー戦デビューを飾る。
 しかし、その結果は芳しくなかった。

「いい、あいつらの上から毛玉の粉末を」
「あ、ねばりたけー。ねばねばだー!」
「私の話を聞けーっ! ていうかどこにいくのー!」

 どっかに飛んでいったり、

「・・・・今度こそいくわよチノ! ・・・・あれ?」
「うひゃひゃ、すらいむぜりーうまうま」
「いやー!!」
「他の子に迷惑かけるなー!」

 他の魔物娘にちょっかい出したり、

「よし、次こそ!」
「あいつ、ばぶるだった・・・・」
「え、ちょっ頭の上で吐かないでよ、絶対に吐かないでよ!」
「おぅえ、えろえろー」
「アッーーーーーーーー!!!!!」

 食中り起こしたり、

「こんちくしょー! なんで強そうな人間が追ってくるのよ!」
「うきゃーーーー! しい、はやーい!」
「ああもう!」
「うはははー」

「誰か助けてくださいーーーーーーーー!」
 どうしようもない散々な結果に、シイの叫びがダンジョン内に木霊した。



 ジパングからはるばるこの迷宮都市へと来たばかりのキサラは、腰に差した自身の相棒であり、父から受け継いだ先祖伝来の品でもある大太刀『火禽』の柄に手をかけつつ、ふてくされていた。その理由はただ一つで。
「なぜ、強い者がいないんだ・・・・」
 自身の好敵手足り得る人間を、まったく見ないからだった。どこを歩いても、自身の足下にも及ばない手合いばかり。
 自分は弱い者いじめがしたいわけではないのだ。熱く、血がたぎる闘争を求めているのだ。
 そもそも、新入りなので低階層からというのもどうなのだろうか、もうちょっと実力で測るべきではないか。
「まったく・・・・」
 しかし、キサラはイライラしながらもこの環境に満足していた。なぜならイシュルには、自身より強い魔物娘がごろごろ存在していたからだ。街を歩いていればとてつもない魔力量を持つ魔物娘が愚痴をこぼしている、さすがは世に名を響かせるダンジョンといったところか。
 いずれは、自分に見合う好敵手が見つかる事は間違いない。訪れるそのときのことを考えれば考えるほど、尻尾の炎も勢いを増していった。

「誰か助けてくださいーーーーーーーー!」

「ん・・・・?」
 未来への想像をやめて、声がした方向へと意識を傾ける。今、確かに誰かの助けを呼ぶ声が聞こえた。
「あっちか」
 キサラが急いで足を運ぶと、どうやら魔物娘と人間が交戦中のようである。
「ほう・・・・」
 キサラはそこで目を見張り、感嘆の声をもらした。
 あの足捌き、徒者ではない。この悪い足場において、あそこまで上体をブレさせず、かつ速度を失わずに走れるとは。相当なバランス感覚がなければ容易いことではない。
 キサラの視線の先は、血気盛んに得物を振り回している人間ーーではなく、追いかけられているインプの少女に向けられていた。
「あのインプ、出来るな」
 しかし、種族がインプとは。魔法が得意な魔物娘が、あそこまで身体を鍛えているのか。何よりも驚くべきは、魔力を使った身体強化を行っていないことだ。おそらくはわざと制限して、自身の心技体を鍛えているのだろう。
 腰元のナイフや足捌きを見るに、さしずめ近接戦闘をこなす魔法戦士といったところか。
 
 次にキサラはインプの頭の上に注目した。
「・・・・あれは、もしかしてケサランパサランか!?」
 噂に聞いたことがある。ケサランパサランは非常に珍しい魔物娘であり、その強力な幻覚・・・・魔法だったか?
 うん、確かそうだった気がする。幻覚魔法だ。相当な強者でもその幻覚魔法には抵抗するのは難しいという話だ。
 彼女は一見、頭の上で暢気に笑っている様に見えるが、戦いにおいては誰しも感情が揺さぶり動くもの。あの余裕な態度は、相当な実力がなければ出来ることではない。

 あれほどの実力を持った二匹が逃げる。おそらく、弱い人間を傷つけないように配慮しているのだろう。ふふ、さすがだ。高潔な魂を忘れていない。
 キサラは二匹の魔物娘を見据え、不適に笑った。
「なるほど、どうやら私と目的は同じようだ! これは是非ともパーティーに加えてもらおう!」

 

 シイは突然飛び出してきた魔物娘を前に、開いた口が塞がらなかった。

 漆黒の髪を頭の後ろで結い、きりりとした涼しげな相貌、ジパングの民族衣装である『着物』をせり上げる大きな胸元と『袴』の後ろから飛び出すリザード属の尻尾に灯る炎。そしてその両手には、シイの身の丈くらいありそうな大太刀を持ち、全身からなんかヤバそうなオーラが出ていたのである。

 そして乱入してくるやいなや、自分達を追っていたあれだけ強そうな人間達複数を相手にして、一匹で斬っては投げ、斬っては投げ。
 彼女が乱入してからさほど経たない間に、勢いをなくした尻尾の炎と共に戦闘は終わりを迎えたのだった。

 極めつけといってもいいのは、その強い魔物娘が足下に蹲った人間達を見下ろして、

「敗者をいたぶる趣味はない。去れ」
 などと、とんでもない言葉を発したことだ。

 人間が選り取りみどりで、頼んだら余ったのくれないかなと期待を抱いていたシイには、目の前の魔物娘の言葉は到底理解など出来なかった。チノは頭の上ですっげー! とか言って喜んでいるが。

 魔物娘は人間達を視線から外して振り返り、シイ達を見つめる。
「私はサラマンダーのキサラと申す者。名を教えていただけないだろうか」

「いや、そんなことより人間・・・・」
 シイとしては目の前のめっちゃ強い魔物娘より、もう逃げてしまいそうな人間の方が気になっていた。
「けさらんぱさらんの、ちのだよー」
「おお、やはり! そちらはケサランパサランであったか。チノ殿、よろしく頼む」

「ああー、ねえ逃げちゃう! 逃げちゃうんですけど!」

 ふらつく仲間同士で支えあってダンジョンを離脱しようとする人間達に対して、シイは指さしながら大声を出す。キサラはそんな慌てた様子のシイを見ると、きょとんと不思議そうな顔で小首を傾げた。

「いったいどうしたのだ? ・・・・ああ、そんなに心配せずとも先ほどの人間達には大した怪我はさせていない。安心してほしい」

 当然だろう、と自慢げに胸を張る。どうやら良くやったと誉めてほしいらしいが、シイは去っていく人間の後ろ姿に恨めしい視線を送るのに必死だったので気づくことはなかった。

「こっちはねー、しいだよー」
「おお、シイ殿と申すのか!」
「うう・・・・、そうだけど」
 しょんぼりしつつ、頷くシイ。キサラは自己紹介も終わったな、とにこやかに笑った。
「それで物は相談なのだが」
 まさか助けた見返りとしてお金でも要求されるのだろうかと、シイはビクビクした。最近懐は潤ったが、そう余裕があるわけでもない。
 しかし現実は、シイの想像とは全く異なるもので、
「私の技量は見てもらえたと思う。どうか、私を貴女達のパーティーに入れさせてもらえないだろうか!」

「・・・・はあ?」
 キサラの唐突な提案に、シイは疑問を抱いた。

 こんなに強い彼女が、よわよわな自分達のパーティーに入って何の得があるのか。
 いつぞやのハーピーに習うならば、シイ達を騙して人間を手に入れるといったところであろうか。しかし、先ほどの戦闘を見るにその必要があるとは思えない。

「シイ殿、ここであったのも運命なのだ! 我らの目的は同じ、共に強い夫を手に入れようではないか!」
 それなのに目の前の魔物娘は本気の目でシイに迫ってくる。思わずお金を置いて逃げ出したくなるくらい重いプレッシャーがシイに圧し掛かった。

「わたしはいいよー。おっぱいでかいしー」
 そんな時でもチノは空気を読まない軽い声を出し、キサラの大きな胸の谷間へと入った。
「おお、チノ殿! ありがたい」
「ふかふかー。べっそう、はっけん!」
 居心地の良い柔らかさに、チノは満足げな表情を浮かべる。
 キサラは自身の谷間に入ったチノから視線を外して、真剣な表情でまたシイと向き合った。
「シイ殿、決して足手まといになるつもりはない! どうか!」
 そうして叩きつけられるキサラの気迫に、いいえと言える実力がシイにあるはずもなく、
「いや、まあ・・・・。いいけど」
 と、若干小さな声でおそるおそる頷かされるのだった。
「・・・・かたじけない! はっはっは、今日はめでたい日だな!」
「うはははー!」

 キサラが仲間に加わった!

 ともあれキサラの加入で、一気にパーティーが強くなることは間違いない。おこぼれに預かれるのではないかとシイは期待していた。
 まさかこのパーティー結成が、より困難な道を歩んでしまうことになるとは思いもよらなかったのだ。


 続く!

 

 備考

 注意事項
 探索者ギルドでは、低階層にいるリザード属において注意が呼びかけられている。とても強い魔物であるが基本的にこちらから手を出さなければ無害なので、実力に自信がない探索者は絶対に手を出すべきではない。命を大事に。

 汚いダンジョンギルド運営
 リザード属は一〜四階層にまず配属される。実力から言えばもっと深層におくべきなのではあるが、どうせ種族特徴的によりよい戦闘を求めて適正階層に向かおうとするため、金をとれる内にとろうとする。

 探索者ギルドの統計
 一階層と十階層付近において探索者の死亡率が高い。一階層は経験不足によるもの、十階層付近は慣れによる慢心とされている。これらを防ぐために、ギルドの受付からそれとなく注意が呼びかけられている。

 ダンジョンギルドの統計
 人間捕獲率が高いのは一階層及び十階層付近と統計上に表れている。一階層は無謀な人間が結構くるためであり、そういった人間を他の魔物娘より先に手に入れられるかは運が関係してくる。十階層付近はダンジョンのシステムをよく理解しはじめた魔物娘が増え、かつ、あまり強い人間もいないからである。
 なお統計情報は魔物娘達には開示されていない。
18/07/14 18:53更新 / 涼織
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■作者メッセージ
いつのまにか時が過ぎてる。やだこわい。

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