連載小説
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12月30日
ウィン『あなたが好きです。』
理恵(私は…。)



ウィン「ふぁ…おはよー。」
理恵「あ…お、おはよう。朝ごはんどうぞ。」
ウィン「うん。いただきまーす。」
理恵(ジーッ)
ウィン(モグモグ)
理恵(ジーッ)
ウィン(モグング)
理恵(ジジーッ)
ウィン「…理恵、どうしたの?」
理恵「…ふぇ!?」
ウィン「ぼーっとして…風邪ひいた?」
理恵「え、いや…そうじゃ無くて…昨日のこ」
ウィン「あ…雪だ!」(ドタドタ)
理恵「とを……はぁ。」



ウィン「わ〜、雪だ♪」理恵「本当、雪なんて久しぶり。」
ウィン「ねぇ、これ積もるかな?かな?」
理恵「分からないけど…3時まで降れば積もるかも。」
ウィン「本当?もっと降れ〜♪」

-----そして午後4時-----

ウィン「積もった!」
理恵「まさか本当に1日で積もるとは…。」


雪女「今年は絶好調だったね!」
―――関東のどこかの山中にて


理恵「そだ、雪だるま作ろうよ。」
ウィン「雪だるま…うん、作ろう!」



理恵「う〜ん、下の玉はこんなもんか…。ウィン、そっちは?」
ウィン「オッケーだよ。」
理恵「よし、それじゃ合体させよう。」
理ウィ「「せーの!」」

ガオ!ガイ!ガー!
ウィン「完成♪」
理恵「な、なんだ今の!?」
ウィン「どしたの?…そうだ、雪合戦しようよ!」
理恵「いや、何でも。雪合戦…やるなら裏山でね。」
ウィン「負けないよ!」

少女決闘中.....


理恵「負けた…勝てるはずがない…空中からの爆撃なんて…。」
ウィン「イェイ♪」
理恵「…身体中雪だらけ。風邪ひく前に帰ろう。」



理恵「コタツ暖かい…。」
ウィン(ヌクヌク)
理恵(ヌクヌク)
ウィン(ヌクヌク)
理恵「……ウィン、昨日の事なんだけど。」
ウィン「…うん。」
理恵「正直、言われた時かなりびっくりしたし今も少し動揺してる。」
ウィン「…。」
理恵「出会ってからまだ1年経ってないし、女の子同士だし、ましてやニンゲン同士ですら無い。」
ウィン「じゃあ…。」
理恵「でも、ウィンは両親を無くしていつ壊れてもおかしくない私を、屈託の無い笑顔で救ってくれた。」
ウィン「…。」
理恵「そんなウィンだからこそ…心から愛せる、好きになれる。」
ウィン「!!」
理恵「私も…大好きだよ、ウィン。」
09/12/31 00:32更新 / SIN
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■作者メッセージ
ウィン「理恵…うっ…ぐすっ…ふぇぇぇん!」
理恵「ちょ、どうしたの!?」
ウィン「あたし不安だった…嫌われて避けられるんじゃないかって…。」
理恵「…私、最近あなたを泣かせてばっかり…さ、これで涙拭いて。」
ウィン「うん…。」(ゴシゴシ)
理恵「私の部屋に行きましょ。そこでいくらでも泣いて良いから。」
ウィン「うん……ねぇ理恵、後でお願い聞いてくれる?」
理恵「?」





作者(;゚∀゚)=3ハァハァ 
理恵(-_-#)
ウィン(*^o^*)

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