連載小説
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(36)レッサーサキュバス
「毛を剃ってほしいの」
「そいつを剃るなんてとんでもない」
私の言葉に、彼女は動きを止めた。私の言葉の意味が、さっぱり分からないといった様子でだ。
「いや、そのええと・・・今なんて・・・?」
「だから、毛を剃るなんて私にはできない、と」
私が返答を繰り返すと、彼女は目を閉じ、今し方聞いた言葉を繰り返すように黙考した。
私は、彼女が考え込んでいる間に、その肢体をじっくりと眺めた。
眉根を寄せ、悩ましげに何かを考える整った顔立ち。その上の赤い頭髪の間からは愛らしい小さな角が二本生えている。
体に目を向ければ、袖なしで丈の短い衣服の下に、布数枚では隠しきれない欲望に忠実な肉付きのよい体がある。
そして、彼女の腰のあたりからは非常に弱々しい、どちらかというと装飾レベルの羽が一対生えていた。
しかし、もっとも彼女の体で目を引くのは、手足の末端を覆う柔らかな赤い毛だった。
ふわふわとした、まるで猫のような短いながらも密集して生える毛が、彼女の肌を隠している。
「毛を剃るのがいやだ、っていうのは分かったわ・・・でも、もったいないって・・・ええと・・・」
「そのままの意味だ」
しばしの間をおいて言葉を紡ぎだした彼女に、私は答えた。
「君の体毛は、毛髪に限らずすべて柔らかく、すべすべとしていて、非常に心地よい。冬場は暖かく、春と秋にはふわふわとした感触が心地よく、夏の二人分の汗に濡れぬちょぬちょと肌を這い回る感触は非常に淫らでヤらしく最高だ。だというのに君は、そんな毛を剃ってしまうという。もったいない」
「ええと・・・」
「そもそも、なぜ突然毛を剃りたいなんて言い出したんだ?場合によっては君のその・・・自傷行為めいた毛髪虐待に荷担は無理にしても、止めたりはしないかもしれないかもしれなかったりするかも」
「・・・そ、そうよ!ちょっと聞いてよ!」
私の質問に、彼女はうっかり忘れていたという様子で手を打った。
「実はその、今度昔の仲間との集まりがあるのよ」
「昔の仲間・・・ああ、一緒に冒険していたパーティのことか」
彼女の話で何度か聞いたことがある。確か、最後の冒険の際にまとめて魔物になってしまい、そのままパーティ解散したらしい。
「それで、今度久々に会うんだけど・・・あたしだけレッサーサキュバスってのが、ちょっとね・・・」
「ちょっと、って何だ?恥ずかしいことなのか?」
「うん・・・あたしがレッサーサキュバスになってそれなりになるのに、未だにレッサーサキュバスのままっていうのが・・・その・・・あたしだけ未婚というか、あまり愛されていないみたいな感じで・・・」
「そういうことか」
配偶者を手に入れ、体を幾度も重ねれば、レッサーサキュバスも自然と並のサキュバスになるはずだ。
だというのに彼女がレッサーサキュバスのままなのは、少々恥ずかしいということだ。
「それで、外見だけでもサキュバスに近づけようと?」
「うん・・・」
レッサーサキュバスは小さくうなづいた。
確かに、体のあちこちを覆う体毛を取り除いてしまえば、未成熟な、なりたてほやほやのサキュバスに見えるだろう。
「しかしそれでいいのか?根本的な解決には・・・」
「半分ぐらいはあたしの気持ちの問題なの」
私の言葉を、彼女はそう遮った。
そうか、ならば仕方ない。
「分かった・・・惜しいが、剃ろうか」
「ありがとう」
彼女は短く例の言葉を口にした。
「じゃあ、集まりの直前だとばたばたするから、今から少しずつ・・・ってうわ!?」
彼女が言葉を断ち切り、突然声を上げた。
「どうした?」
「どうしたって・・・あなたがどうしたのよ、その涙・・・」
彼女の指摘に、顔に指で触れてみると、なぜか頬が濡れていた。
頬をぬらす液体をたどると、彼女のいうとおりそれは目から溢れでていた。いつの間に?
「・・・まさか、今から剃るのが辛いのか・・・?」
俺の心の奥底、精神の表面には浮かび上がってこない本当の気持ちが、目から溢れでたのだろうか。
「辛いのかって・・・あなたさっき同意してくれたじゃない」
「表面上はな・・・だが、俺の本心は違ったようだ」
溢れでる涙を袖でぬぐい取ると、私は洗面所に向かい、普段髭を剃るのに使っている剃刀を手に取った。
「考えてみればそうだ。私は君のことが・・・手足はもちろん、毛の一本に至るまで好きだ・・・」
「うーん・・・ありがとう・・・?」
剃刀を皮砥で磨きながらの俺の言葉に、彼女は首を傾げた。
「だが、今まさに、私は君の体の一部を剃り落とさねばならない」
「そんな、大げさな・・・」
「大げさ?私には君の毛一本も、君の腕や足と同じぐらい愛おしいんだ。毛を剃るというのは、腕を切り落とすのと同じぐらい辛いんだ」
正直なところ、抜け毛も回収してしまいたいところだが、言ってしまうとドン引かれそうなので胸の内にしまっておく。
「だが、君の求めなら仕方ない。私は心を鬼にして、君の毛を剃ろう」
剃刀の砥ぎ具合を確認し、私は彼女に向き直った。
「さ、風呂場へ・・・剃るぞ」
「うん・・・でもその前に、もう一回涙拭いてね」
彼女の指摘に頬にふれると、またそこは濡れていた。



バスタブに少量の湯を張り、石鹸をたっぷりと泡立たせる。
そして、それを彼女の体、体毛に覆われた部分に塗り付けながら、私は口を開いた。
「本当にいいんだな?剃刀負けすると、少し痛むぞ」
手足のような皮膚の厚いところなら大丈夫かもしれないが、下腹など敏感な部分は気をつけて刃を当てなければ。
「大丈夫・・・それに、集まりまでしばらくあるから、大丈夫でしょ」
腕を上げ、腋に泡を塗られながら、彼女はそう答えた。
「そうか・・・」
彼女の覚悟はできている。後は私がそれに応えなければ。
一通り、彼女の全身を泡で包み込むと、私は手を軽くすすいでから剃刀を手に取った。
刃を出し、浴場の照明に照らして刃の鋭さを確認する。
「とりあえず、準備はできたが・・・考え直せないか?」
「今更なに言ってるのよ・・・」
「どうしても剃らなければならないって言うんなら、私の全身の毛を代わりに剃り落とすから、それでどうにか・・・」
「ならないわよ」
「頭髪とか眉毛は当たり前だ。すね毛や足の指の毛も、尻の間の毛も全部剃り落とすぞ?」
「それでどうにかなるんなら、あたしも誰かの代わりにトイレに行ったりする仕事始めるわよ」
つまりどうにもならないということか。
私はがっくり肩を落とすと、頭を左右に振って、剃刀を構えた。
仕方ない、始めよう。
「まずは右手からだ」
「うん・・・」
彼女の差し出した右手を受け取り、泡の盛られた肘と手首の半ばあたりに、刃をそっと当てた。
そして、剃刀を少しだけ寝かせながら手首の方へゆっくりと押し進める。
腕の泡が剃刀に乗っていき、剃刀の柄を伝ってぶつぶつとしたかすかな手応えが伝わる。
「ん・・・」
「動くな、怪我する」
腕を這う未知の感覚に身じろぎした彼女を、私は制止した。
幸い、まだ腕に傷は入っていない。
私はそのまま剃刀を彼女の手首まで進め、腕から離した。
泡の中に、肌が直に覗く一筋の道ができており、剃刀には赤いものが混ざる泡が乗っていた。
私は剃刀の刃を、バスタブの湯の中に浸けると軽く揺すった。すると泡が湯の表面に散らばり、今し方剃った彼女の赤い毛が、湯の中に広がっていった。
本当に剃ってしまったんだ。
「・・・・・・」
私の頬を熱いものが伝わる。
「ええと、大丈夫・・・?」
「大丈夫、湯気が顔に結露しただけだ」
彼女のどこか心配したような声を打ち消すと、私は腕で目元を拭った。
「さ、続けるぞ」
彼女の差し出す右手に剃刀を当て、再びゆっくりと動かしていく。
「ねえ・・・そんなに泣くほど辛いものなの?」
「泣いてない。これは結露だ」
「あー・・・質問を変えるわね・・・毛を剃るってそんなにいやなことなの?」
「ああ。特に君の毛を剃るって言うのが一番イヤだ」
右腕から剃刀を離し、湯に浸けて泡を洗い流す。
「こうやって刃物を当てるだけでも、かなりいやな気分になってくるし、なにが一番嫌かって君のふわふわの毛がなくなってしまうのが嫌だ」
「ああそう・・・」
剃刀を動かす私を、彼女は半眼で見つめた。
「さっきも言ったけど、君の柔らかな毛は抱き合ってるときは心地よく肌をくすぐるし、撫でるとすべすべして気持ちいいんだ」
「ああそう、だったらワーウルフみたいな獣人系の魔物と結婚すればよかったんじゃないの?」
「それは困る。君を通じて毛のすばらしさを知ったんだから」
私がそう返すと、彼女は不意に黙り込んだ。
「仮に君が体毛の全く生えない種族なら、すべすべ肌に惚れ込んでいただろうし、君がスライムだったら私は粘液に溺れたがっていただろう。君がレッサーサキュバスだからこそ、私は君の毛が好きになったんだ」
「うん・・・そうよね・・・」
「それに、ワーウルフってなんか臭うからヤダ」
「ええ!?」
彼女が突然大声を上げ、私はさっと剃刀を肌から離した。
「何するんだ、危ないじゃないか」
「いや、さっきまでいい話風だったのに、臭うって」
「だって事実だし・・・ほら、町外れのお屋敷あるだろ?あのあたりワーウルフの臭いがすごいんだ。あそこのお嬢様、最近遠くに嫁いだって言ってるけど、実はワーウルフになったんで地下に閉じこめられてるんだよ」
「う、うーん・・・そうかしら・・・?」
「とにかく、私は単純に毛が好きなのではなく、君の体毛が好きなんだよ・・・よし、右手終わり」
すべすべの肌になった右手を離すと、剃刀をバスタブに浸けながら今度は左手を差し出させた。
「ま、まあ・・・これであなたがあたしの毛が好きなのはだいたい分かったけど・・・どう言うところが好きなの?」
「さっき説明したじゃないか」
彼女の左手に剃刀を当て、ゆっくり動かしながら応えた。
「いや、もう少し具体的な話よ。ベッドの中であちこち触ってくれるけど、その後イロイロやってるうちにわかんなくなっちゃうし・・・」
イロイロの部分を思い返したのか、彼女は少しだけ赤くなった。
「でも、あなたがあたしの毛をどう好きなのかが分かれば、あたしもどんな準備すればいいか分かるじゃない?」
「つまり・・・私がしてることとか、してもらいたいことを答えればいいのか?」
「簡単に言えば、そうね」
「うむ・・・」
剃刀をバスタブの湯でじゃぶじゃぶ濯ぎながら、私はしばし考えた。
そして、刃を彼女の肌に触れさせつつ、口を開く。
「まずは、普段してもらっていることからだ」
剃刀をゆっくりと動かし始めた。
「いつもは、そのふわふわの毛を触らせてもらっている。指先で撫でたり、毛の方向に逆らってみたり、毛をかき分けて地肌に触れたり、君の毛で指先と戯れてもらっている。すると、次第に君の汗でじんわりと毛が湿り気を帯び、感触が変わるんだ。それまでがベッドに並んで腰掛けて、軽くキスしながらくすぐりっこしてたようなものだとしたら、今度は本格的にディープキスをしつつ相手の体をまさぐりあうような感じだ。君の毛は濡れると、それはそれはいやらしく指に絡みついてくるんだよ。そして肌に体毛が絡みつき、汗を塗りたくってくるあの感触を、抱き合いながらたっぷり楽しむんだ・・・はい、左手終わり」
「え?あ・・・」
俺の一言に、彼女はすべすべになった左手を引っ込め、今度は足を差し出した。
私は彼女のすねに剃刀を当てつつ、話を続ける。
「次に、してもらいたいことだけど、実は二つある。一つは君の全身の毛で石鹸を泡立てて、私を洗ってもらいたいんだ。ほら、頭を洗うと分かると思うけど、毛の泡立ちは並のタオルぐらいじゃ絶対に勝てないぐらい、よく泡が立つんだ。だから風呂に入る度に、君が入ってきて石鹸を全身に塗りたくり、たっぷりと泡立ててワーシープみたいになりながら抱きついてきてくれないかなあ、って考えるんだ。ああ、ワーシープに例えたけど、君のバブルソープワーシープは本物のワーシープも勝てないほど素晴らしいはずだ。だって抱きつくとふわふわで温かくて柔らかくて、石鹸のスゲエいい匂いがするんだ。それどころか、君は体をこすり浸けて洗ってくれるんだよ。腕を胸の間に挟んで体を上下させたり、私がうつ伏せになった上に寝そべって前後に揺れたりとか。極めつけは、首筋を股で挟んでの陰毛ウォッシングだ。前戯にも最適だと思うので、いつかしてもらいたいなあと・・・はい、右足終わり」
右足を下ろさせ、今度は左足に剃刀を当てる。
「まあ、キリがいいから二つ目に移るけど、もう一つの願いは匂いをかぎたい。君も知っているとは思うけど、毛というのは意外と匂いがつくんだ。君もそうだが、髪の毛がいい匂いのする人物というのは生活環境も清潔なんだよ。髪の毛でさえそうなんだから、体毛にはその人物の体臭が染みついているんだ。だから私は、君の体毛に顔を埋めて肺一杯に深呼吸したいんだ。まずは髪の毛。繰り返しになるけど君の髪の毛はいい匂いがする。君の手入れが行き届いているし、家も清潔だからね。次は、少々ありきたりだけど腋だ。腋というのは汗をかきやすいから、一日の運動や生活の様子がにじみ出るんだよ。一日中忙しく動き回ったら汗の匂いがじんわり。家の中でじっと過ごしていたのなら、少しだけ熟成された香りに。何度か練習すれば、たぶん匂いをかぐだけでどれほど運動したか分かるようになると思う。そして、君がどこに行ったかを知るには足の毛が一番だ。君の足の毛は露出しているけど、髪の毛ほど長くないから匂いが簡単に上書きされるんだ。これは普通の人間にはまねできない、君がレッサーサキュバスだから可能なことだ。おかげで、君のすねに鼻を埋めて深呼吸すれば、出かけた先の匂いがいくつか分かると思う。こう、果物の匂いがすれば八百屋かフルーツショップに出かけたんだろうし、紙と黴の匂いがすれば図書館に行ったんだろうって推測できるんだ。はい、左足終わり」
いつの間にか完全に私の話を聞くばかりになっていた彼女の足をおろし、膝に手を添えて軽く両足を広げさせる。
すると、彼女の股間、へそのあたりまで広がる赤く短い陰毛も兼ねた体毛と、それを包み込む泡が、私の眼前にさらされた。
「そして最後はここだ。ここの毛の素晴らしさは、私のみならず多くの人が賛同すること間違い無しだと思う」
へその下のあたりに剃刀を当て、ゆっくりと下ろしていく。
「何がいいかって、ここの毛がどんな風であっても嬉しいのがいい。例えば、君みたいなもろレッサーサキュバスのお嬢さんが下着を下ろしたとしよう。下ろす寸前まで、男の脳裏にはいくつもの可能性が存在しているんだ。まずは予想を裏切らない、本来ならばそれなりに生えているんだろうけど、一応手入れされた股間。手入れの行き届いた庭園のように、女性のセンスと美的感覚が表れる、ある種の芸術作品だと思われる」
へそから股間へと続く、地肌の道を左右に広げながら、私は続けた。
「次に予想を裏切ってのろくに生えていない、もしくは産毛がちょいちょいぐらいのヤングな股間。成熟した女性なのに、あそこは子供のようだってギャップが素晴らしい。特に普段お姉さん風や先輩風吹かせている類の女性がそうだと、すげえ興奮します」
一通りへその下から陰毛まで続く毛を剃り落とすと、私は剃刀を湯で濯いで握りなおした。さあ、ここから一番気合いを入れて剃刀を当てねば。
彼女の両足をもう少しだけ広げさせ、そっと柔らかな肌に剃刀を当てた。
「そして一番最高なのが、全く手入れされていないモジャ毛ボウボウジャンゴゥ。まさかこういうことするなんて、と手入れをさぼった結果がもろに出た、ふだんの生活が伺える若干だらしない感じは股間に悪い。だからジャングルは探索しないとね。目で見て鼻でかいで唇で触って舌で味わって、じゃりじゃりって毛の擦れる音を耳で聞くんだ。隊員私一人のジャングル探検隊がこの未知の密林に入ってから早数日。熱気と湿気はじっとりと隊員の顔に容赦なく絡みつく。しかし探検隊は漂うかすかな潮の香りと甘い匂いを頼りに、密林の奥へ奥へと突き進むのであった。そしてついに!探検隊は密林の谷間の奥、未知の世界へと続く神秘の洞窟を発見したのだった!洞窟からはこんこんと清らかな泉が湧きだしており、探検隊を快く迎えるかのようだった!」
そう話しながら、数回に分けて剃刀を当てると、毛に覆い隠されていた彼女の股間が露わになった。
そうだ。私がたった今剃り落としたのだ。
「そんなこと、したかったな・・・」
もうジャングル探検隊は出発することができない。ジャングルは消滅してしまったのだから。
「ヒリヒリしたりしないか?」
「・・・あ、えーと・・・あんまり・・・」
私の問いかけに、彼女は思考が麻痺していたのか、しばらく口ごもってからようやく答えた。
「そうか」
私はシャワーヘッドを手に取ると、湯を一度手に当てて、勢いを殺しながら彼女の体にかけてやった。わずかに残っていた泡が洗い流されていく。
「とりあえず、今日はここまでだ。肌荒れ防止のために、クリームを塗ろう」
「片づけは?」
「後で私がしておく。さ、あがって」
私の言葉に、彼女は立ち上がり、風呂場を出ていった。
剃刀を軽く濯ぎ、石鹸の泡を洗い流して、私も風呂場を出ようとした。だが、扉をくぐる寸前、私は動きを止めてバスタブを振り向いた。
浅く張られた湯の中に、泡と赤い毛が浮いている。
かつて、ついさっきまで彼女だった毛が。
「・・・・・・」
口の中で、声に出さずに別れを告げてから、私は風呂場を出ていった。
彼女にクリームを塗ってやらねば。
そして、毛を剃りながら気がついたことを伝えるのだ。
ツルツルの腋と股間いいよね、と。
12/09/13 17:03更新 / 十二屋月蝕
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■作者メッセージ
言いたいことはだいたい作中で書いたので特にここに書くことはありません。
後日談としては、昔の仲間の集まりに出かけた彼女が、『旦那が巨乳好きでおっぱい膨れて困るわぁ』とか『旦那が授乳手コキ好きで、毎日やってたら母乳出て困るわぁ』とかグチられて、『あなたあのころからあまり変わってないのね』『そのままのあなたが愛されてるのねえ』『うらやましいわぁ』って羨ましがられたりするだけです。

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