連載小説
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(31)カラステング
カラステングの集落に連れられて、どれほどになるだろう。
彼女たちにさらわれた俺に言い渡されたのは、この山のカラステングたちの頭領となることだった。
何でも、彼女たちの占いの結果、俺がなにもかも彼女たちの頭領にふさわしい資質を備えているかららしい。
「だというのに、どうしてお前はそう物覚えが悪いのだろうな」
書取練習をする俺に、頭上から呆れをはらんだ声が降り注ぐ。
筆を止め、顔を上げれば、一羽のカラステングが俺を見下ろしていた。
すらりと背が高く、細身でやや面長で、よく見れば青みを帯びている黒髪の彼女こそ、俺の先生だった。
武道や術などは専門の先生が付いて教えてくれるが、彼女はそれ以外の、読み書きや計算、礼儀作法から頭領としての立ち振る舞いについてを教えてくれている。
「しかたねえよ・・・ついこの間まで、筆なんて見たことねえんだから・・・」
俺が暮らしていたのは、貧しい農村だった。朝から晩まで畑仕事をして、日々を過ごしていたから文字とは無縁だった。
「正しく言い直せ」
だが、先生は俺の言い訳に腕、いや紙と同じ色の翼を組んで、そう命じた。
「・・・そうおっしゃられても、私はつい先日まで筆を拝見したことすらないもので・・・」
「うむ、まあ良しとしよう」
『正しい』言葉遣いに、先生は頷いた。
「しかし、本当に読み書きを覚えるだけでなく、他に出しても恥ずかしくない字を書けるようにならないと、少々まずいぞ」
「まずいって・・・正直、あっちこっちに掛けてある掛け軸の字と、俺の字はそう変わらないように見えるんだけど・・・」
「掛け軸の字は、普段書く文字とは違う。あれはそういう絵だと思え」
先生はばっさりと俺の抗弁を切り捨てた。
「考えても見ろ、この山の一族を統べる頭領が、立派に偉そうにしているくせに、へったくそな文字を残して見ろ。失笑物だぞ」
言われてみればそうだ。俺はあまり会ったことがないが、今の頭領の字が下手だったら、少しだけ笑える。
仮に頭領の近くの偉いカラステングなら、普段との差に笑ってしまうかもしれない。
「達筆であれとまでは言わない。だが、頭領にふさわしい、誰もが読める丁寧な文字を書くよう心がけろ。そうすれば、自然と字は整っていく」
「まあ、確かにそうだけど・・・」
こっちは一文字一文字必死に思い出しながら書いているのだ。無茶な注文だ。
そして、どうにか手本を書き写す練習を終えたところで、カーンと鐘の鳴る音が繰り返し響いた。
「ん、時間だな・・・じゃあ、今日はここまでだ」
夕刻の訪れを告げる鐘の音に、先生が書取練習の終わりを告げる。
だが、俺は書取練習が終わったことに対する喜びよりも、明日までの宿題が言い渡されることについての気の重さが大きかった。
「今日の宿題は・・・といいたいところだが、今日は宿題はなしだ」
「え?本当に?」
「うむ」
先生の言葉に聞き返すと、彼女はそう頷いた。
「その代わり、今夜は夜間授業がある。風呂まですませたら、私の部屋に来い」
「ああ、やっぱり・・・」
俺はがっくりとうなだれた。夜間授業と言うことは、星見か月相判じの練習だろう。書取練習の宿題より楽ではあるものの、夜半過ぎまで続く授業のおかげで翌朝はひどく眠たいのだ。
「今夜の授業は、お前が頑張れば早く終わらせることができるかもしれないから、早めに来るように」
「はーい」
「では、片づけをしておけ」
彼女はそう俺に命じると、部屋を出ていった。



食事をし、風呂で体を清め、先生の部屋へと向かう。すると、廊下の角のところで、従者を引き連れた一羽のカラステングと会った。
「あら、次期頭領様」
薄く化粧をし、黒髪を結い上げたカラステングが、俺に向けてそう口を開いた。
「ああ、西のお嬢様・・・」
「お嬢様なんてよそよそしい・・・名前で呼んで下されれば結構ですのに」
うふふふふ、と笑いながら、彼女は俺にするすると滑るように歩み寄った。
「ところでこんな時刻にどうされましたか?」
「ちょっと、夜間授業があるので・・・」
「あら、ご精がでますねえ・・・でも頭領になるには必要なこと。ぜひ、わたくしの為にも、立派な頭領になられてくださいね」
「『わたくしの』?『あたし』の間違いじゃないかしら?」
横からの言葉に、俺と西のお嬢様の視線がそちらに向けられる。すると、うなじのあたりで短く黒髪を切りそろえたカラステングが、やや早足でこちらに向かってくるところだった。
「東のお嬢様・・・」
「よそよそしいわねえ、名前でいいのよ、名前で」
彼女は俺に一度笑みを向けてから、髪を結い上げたカラステングをきっとにらんだ。
「全く、西の連中は小狡いわね。勝負はまだ先だって言うのに、次期頭領に媚びを売って。そうでもしないと勝てないのかしら?」
「あら、従者もつけずお屋敷をうろつき回って、次期頭領様とばったりをもくろんでいた不良娘に負けるだなんて夢にも思っていませんわ」
二人は言葉を交わすと、視線に力を込めた。
「あたしは暇だったから、ちょっとうろついていただけよ。それより、従者引き連れて屋敷をうろつくあなたの方がどうかしてるんじゃない?」
「わたくしは今から体を清めようとしていたところです」
従者のカラステングが抱えている手荷物に目を向ければ、確かに着替えのようだった。
「もっとも、当てもなくうろついていたあなたと、お風呂場に向かおうとしていて次期頭領様とバッタリなわたくしと、どちらが運が良くて勝ち目があるかは、比べるまでもないですけどね」
「はぁぁああ!?」
髪の短いカラステングが、一歩前に踏みでて声を上げた。
「あなた晩ご飯の前も風呂に入ってたじゃない。それともなに?西の家では晩ご飯の前後で風呂に入る風習でもあるの?」
「体を磨くことはわたくしの義務ですから。まあ、文字通り烏の行水一族である東の家とは風習が違いますからねえ」
互いに挑発しながら一歩ずつ距離を詰めるうち、二人はもはや体がふれあう寸前の距離にまで迫っていた。
そして互いの目をにらみ合いながら、相手の家や素行のアラをほじくり返す口撃を繰り返す。
もはや二人の目に俺の姿は映っておらず、もう俺の役目は終わったようだった。
「失礼します・・・」
西のお嬢様の従者に小声で囁いてから、俺はそっとその場を離れた。
そして廊下を進み、二人の言葉がだいぶ小さくなったところで、潜めていた息を緩めた。
「はぁ・・・相変わらず仲の悪い二人だ・・・」
この山にすむカラステングは、大きく分けると東の家と西の家の二つになる。頭領は二つの家の上に君臨し、山の仕事をそれぞれの家に割り振る役目を負っている。
これは、互いに切磋琢磨するために作り出された仕組みだったが、今ではただの派閥になってしまっている。
特に、頭領の妻は二つの家のどちらかの娘がなり、その後の頭領の采配に大きく関わるものなので、家同士はもちろん候補者の争いも激しい。いずれあの二人のどちらかから、俺は妻を選ばねばならないと言うことだ。
「参ったなあ・・・」
どっちを選んでも角が立ちそうな状況に、俺はため息をついた。
やがて、俺は先生の部屋の前にたどりついた。
「先生、参りました」
「入れ」
「失礼します」
先生の返答に、俺は廊下に膝を突いて、教わった礼儀作法に従って障子を開いた。
先生の六畳敷きの部屋には文机や書棚が並べてあったが、いずれも部屋の隅に寄せられている。代わりに部屋の中央にあったのは、やや大きな布団と薄明かりを放つ行灯。そして、その傍らに座する先生だった。
薄い着物だけを纏っており、一瞬先生に見えなかった。
「どうした、入ってこい」
「は、はぁ・・・」
目にした物の意味が分からず、体を固めてしまっていた俺は、そう返事すると部屋に入り、障子を閉めた。
「座布団はないが、まあこちらまで来い」
「はぁ・・・」
先生の手招きに、俺は彼女の前で正座した。
「今宵の授業は、この部屋で行う」
俺が姿勢を整えたところで、先生は口を開いた。
「まあ、この部屋を見ればなにをするかはおおむね想像がつくだろうが、これもお前が覚えるべき重要な作法の一つだ」
冷静に、普段以上に言葉に感情を宿らせることなく、彼女は淡々と続ける。
「いずれお前も東か西の娘と結婚することになるだろう。そして初夜を迎えるわけだが・・・お前、経験はあるか?」
「その、ないです・・・」
「うむ。だったらいざというとき、お前も奥方も大いに迷うだろう。まあ、二人で試行錯誤すればどうにかならないこともないが、間違ったやり方にたどり着いてしまった時が問題だ。場合によっては、毎晩肌を重ねているのに子供ができないと言うことになりかねない」
淡々と、聞きようによらずとも十分アレな話を彼女はする。
「そこで、若き次期頭領とその妻となるべき者には、こうして夜の作法を教えることとなったのだ。ただし、妻となるべき者は貞操を守るため、教えるのは子を宿してからのことが中心で、それより以前のことは次期頭領が学ぶこととなる。わかったか」
「は、はぁ・・・」
俺は何とか、生返事をした。
「それでは、授業を始める」
先生はすっくとその場に立つと、帯を緩め、着物の前を開いた。
一枚の布に隠されていた先生の裸身が、俺の目の前に露わになる。
鳥そのものの両足と、膝を境目に続く太股。そしてやや控えめな黒く縮れた茂みの上には引き締まった腹が乗っており、少し目を上げると淡い色合いの先端を備えたやや小振りの乳房が二つ並び、浮き出た鎖骨と細い首の上に先生のいつもの顔があった。
「せ、先生・・・!」
「恥ずかしがるな!しっかり見ろ」
先生は俺を一喝すると、着物の前を広げたまま、足を開いた。
すらりと長い両足が、畳を底辺とする縦長の五角形を描く。そして、五角形の頂点、滑らかな二本の太股の付け根に、足を広げたことで薄く開いた付け根があった。
「見えるか?」
腰を落とし、やや前に突き出すようにしながら先生が問いかける。
俺の目の前、手を伸ばせば届きそうな所に、先生の秘所があった。
俺は、目の前の光景に、ただ頷くしかなかった。
「お前の目の前にあるのが、女陰だ」
袖に通したままの翼を両足の付け根に寄せ、翼の半ばほどから生える爪で、彼女はそこを指しながら言った。
「お前の股間の男根と同じように、女はここから小便を出し、子を作る。尻の穴はもう少し後ろにあるが、後で説明する」
鑢をかけたのか、やや先端の丸まった爪を左右に薄く開く亀裂にひっかけると、先生はそこを広げた。
「次は、女陰のさらに細かい説明だ・・・」
艶を帯びた赤い肉が、行灯の光に照らされる。
「女陰はこのように、広げることができる。今私が広げたのが、大陰唇で、女陰全体を保護する役割を担っている。そして、大陰新の内側は三つの部位から構成されている・・・」
亀裂を広げたまま、使っていない爪を伸ばし、先生は亀裂の上部を指した。
「ここ、女陰の上部に小さな突起が見えるか?」
「は、はい・・・」
ぷっくりと膨れた赤い豆粒に、俺は頷いた。
「これは陰核。男性器で言うと、亀頭に当たる部位だ。神経が集中しているため非常に敏感で、刺激する際は優しく、ふれる程度にするんだ・・・」
膨らみから離れた爪が、今度はその下の小さな穴を指す。
「ここが尿道口。男性器では、尿も精液も同じ穴から出すが、女はここから尿を排出する。このような場所にあるため、刺激してやれば快感を覚える場合もあるらしいが、最初の内は避けておいた方がいいだろうな」
小さな穴を指していた爪が、今度は亀裂の下半分を丸く示した。そこには、鮮やかな色の肉がひしめいている。
「そしてここが、小陰唇・・・この奥に女性器へとつながる穴がある」
先生は一度亀裂から爪を外した。そして、広げられていた亀裂が閉じきる前に、彼女は亀裂の奥に更に深く爪を差し入れ、ぐっとひろげた。
「これが、女性器の入り口だ・・・」
より集まっていた肉が広げられ、陰核と尿道口の下にあるやや大きな穴が見えた。
「この奥に膣があり、子作りの際はこの穴に男性器を挿入するのだ・・・また、膣の入り口ということもあって、この穴を膣口と呼ぶ場合もある・・・」
「膣・・・膣口・・・」
やや説明が途切れ途切れになった先生の言葉を、俺は断片的に繰り返した。
「膣の奥には子宮の入り口、子宮口が存在し、女性は放たれた精液をここで受け止め、子宮に子を宿す。できれば子宮口も見せたいところだが、お前に見せるには特別な器具が必要だ・・・だから、今日のところは見せられない」
彼女は一通りそう説明すると、女陰を閉じながら、爪を亀裂から抜いた。
「何か、質問は・・・?」
そして、両足を広げ腰をつきだしていた姿勢を正しながら、そう尋ねた。
「い、いいえ・・・何にも・・・」
「結構」
姿勢が辛かったのか、先生はわずかに顔を赤らめたまま、短くそう返した。
「では、今度は実際に、お前に子作りの練習をしてもらう」
「・・・え、えぇ・・・!?」
先生の言葉に、半ば麻痺していた俺の意識が動き出した。
「何だ、まさか不満でもあるのか?」
「い、いやそういう訳じゃなくて・・・結婚相手も決まってないのに、いいのか!?」
「さっきも説明しただろう。子を宿してからのことは妻が学び、子を宿す前のことは夫が学ぶ。嫁となる者が夫以外の者の子を宿していたら問題だが、夫が他の女と子を作ったのなら、それは夫に立派に子作りの能力がある証拠になる」
先生はそう説明しながら、着物の袖から翼を抜き、その場にはらりと脱ぎ捨てた。
「それに、見聞きしただけの知識では、初夜の時に緊張して忘れたり、体が動かなくなってしまう。しっかりと妻を導いてやるためにも、お前には経験が必要だ」
彼女はそう続けると、布団の上に腰を下ろした。
「さあ、着物を脱いで、こっちへ・・・」
「うぅ・・・」
俺は腹を決めると、立ち上がって帯を緩め、着物をすべて脱ぎ捨てた。
俺の股間では、先生の裸身に反応した肉棒が、天井を指しながら小さく揺れていた。
「うぅ・・・」
「隠すな、よく見えないぞ・・・手をどけて、こっちに来い」
恥ずかしさに手を前に寄せると、先生はそう命じた。
俺はのろのろと、脈打つ分身を解放し、布団の上に座った。
「ふん・・・大きさも十分、皮もむけているようだな・・・」
先生は、俺の肉棒を見ながらそう評価を下した。
「これなら勃起させる手間が省けた・・・」
彼女はそういうと、布団の上に上半身を倒し、少しだけ首を上げた姿勢で止まる。
「さ、来い・・・」
両足を広げ、女陰をさらしながら、先生はそう俺に命じた。
「先ほど見せた、膣口にお前の男根を挿入するんだ。場所は、私がなおしてやるから・・・」
先生の言葉に導かれるまま、俺は布団の上で膝建ちになり、先生の両足の間に入った。
そして、天井に向かってそそり立つ勃起を右手で握り、角度を調整しながら左右に広がる赤い肉に押し当てた。
だが、屹立は彼女の中に入らない。
「こ、ここですか・・・?」
緊張と混乱に、先ほど見たはずの膣口の位置がわからなくなり、俺は先生に尋ねた。
「もう少し下だ・・・そう・・・」
屹立を押し当てたまま肉棒の角度を調整すると、不意に抵抗が弱まる。
「そこだ・・・そのまま、腰を突き出せ・・・」
先生の言うとおり、俺はゆっくりと腰を突きだした。すると、がちがちになった肉棒がぬるぬるとした感触とともに、先生の女陰の中へ入り込んでいった。
濡れていたのは膣の入り口だけでなく、肉棒に触れる柔らかな感触が、すべて湿り気を帯びていた。
「は、入りました・・・」
腰を突きだし、ほとんど先生の上に覆い被さる姿勢になりながら、俺はそう口にした。
「両手を布団について、体重を支えろ・・・のしかかられては苦しいぞ」
「は、はい・・・」
「そうだ・・・よし、そのまま動いて見ろ」
「う、動けません・・・!」
俺の分身を柔らかな濡れた肉が、それも先生の膣が包んでいるという事実に、俺は限界に立たされていた。
気を抜けば肉棒が弾けてしまいそうなほど脈打っており、射精寸前だというのが考えずともわかった。
「うむ・・・まあ、仕方ないな。お前は初めてだからな・・・」
先生は俺に向け、そう優しげな声音で言った。
「今日は特別だ。私の中で気持ちよくなるといい」
先生の翼が広がり、俺の背中を包み込む。柔らかな黒い羽毛が俺の背中をくすぐり、股間から背筋を掛け上る快感に刺激を上乗せした。
「あ、あぁ・・・!」
情けない声を漏らしながら、俺は思わず身を震わせ、先生の膣内に射精した。
軟らかな肉が、俺の脈動に会わせて締め付けては緩めを繰り返している。
そして、屹立からほとばしる精液が、亀頭にじんわりと熱を伝えた。
「ん、んん・・・」
俺の射精に、先生はのどの奥で小さく声を漏らすと、震える俺の体をその翼で優しく抱きしめた。
緊張と興奮、今まで感じたことがないほどの射精の快感が、先生の抱擁に優しく包み込まれ、柔らかな快感へと昇華されていく。
そして、自分の手で慰めていては絶対に出せないほどの量の精液を放ち終えると、俺は前進を弛緩させた。
布団に突いていた両腕が折れ曲がり、先生の体に体重を預ける。
「ん・・・」
先生はのし掛かる俺の重みに、小さく声を漏らしたが、優しく俺を抱いてくれていた。
「・・・どうだった?」
先生の中に肉棒を挿し入れたまましばしそうしていると、先生がふと尋ねた。
「とても、気持ちよかったです・・・」
「そうか。それはよかったな」
どことなく嬉しそうに、先生は言う。
「だが、私の方はあまり気持ちよくなかったな。お前が挿入するなり、ろくに動きもせず射精したからだ」
「すみません・・・」
抗弁する余裕もなく、俺は謝った。
「なに、これから射精を我慢する方法と、相手を気持ちよくする方法をゆっくり覚えていけばいい・・・」
背中に回していた翼を俺の頭に移し、優しく撫でながら彼女は続けた。
「今日は特別だ。お前の気の済むまで、好きなようにしていいぞ」
先生の言葉に、俺は肉棒が熱を帯びるのを感じた。
12/09/08 18:03更新 / 十二屋月蝕
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■作者メッセージ
「お嬢様二人との婚前交渉はないのかね」
「ノーお嬢様二人との婚前交渉ですサー」
「主人公がお嬢様二人ではなく、先生が嫁にほしいと告白するのもないのかね」
「ノー主人公がお嬢様二人ではなく先生に告白するも、『私はしきたりでお前と夫婦になれないんだ・・・』と断るものの、主人公は食い下がり、先生も自身の気持ちから目を背けることができず、『嫁は無理だが、妾なら』という形でOKするですサー」
「なぜそこまで考えているのに書かなかった?」
「お嬢様二人がかわいそうだからですサー」
「時間がなかったからだろう」
「イエスサー」

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