読切小説
[TOP]
結婚式ごっこ
親魔物領の大きな港町、の郊外にある海岸
そのさらに端っこに、殆ど人の寄り付かないような小さな入江がある
そこに1人の少年がやって来た。なんの変哲も無いただの少年だ
少年は周りに誰もいない事を確認すると、大きく息を吸い込んで

「あーそーぼ!」

と叫ぶ
少し待つと、その声に反応するように海面がボコボコと泡立ち

「はーい!」

小さな人魚が現れた

「ジル!今日も来てくれて嬉しい!」
「うん!だってマリーと遊ぶの楽しいもん!」

ジル、と呼ばれた少年は近くの港町に暮らす10歳の男の子
マリーはジルより一歳年上のマーメイド、の中でもシー・ビショップという種族。更にその中でも1つの街の近くに常駐している珍しい部類だ。なのだがまぁ、子供にとってそんなことは気にする必要もない、些細なことだ

ジルは親が忙しいから何かと1人になることが多く、暇を持て余して海辺を散歩していたら、ある日同じく散歩をしていたマリーと出会った
その日からジルは、暇を見つけてはマリーに会いに来るようになり、マリーもジルと遊ぶために今の住処にほど近いこの入江を教えて今に至る

「ね、ね、今日は何して遊ぶの?」
「えへへ…今日はね……じゃーん!」

マリーは懐から、文字の刻まれた一枚の石板を取り出す

「……?なにそれ」
「ママのお仕事道具!こっそり持って来たの」

いたずらっぽい笑みを浮かべるマリー

「え…だ、だめだよ…ちゃんと言わなきゃ」
「いいのー。言ったら貸してくれないかもだし。ちゃんと返すからだいしょーぶ!。今日はこれを使って遊ぼ!」
「…でも、それ何に使うの?」

心配するジルを押し切って遊ぶ準備を始めるマリー

「えっとね…確か……ママは結婚式の時に使うんだって言ってた」
「結婚?」
「うん、私たちシービショップはね、人間と海の魔物の結婚式を挙げてあげるのがお仕事なんだって」
「へ?」
「だから、今日やるのは結婚式ごっこ!私がお嫁さんでジルはお婿さん!」
「面白そう!やるー!」

さっきまで、石版の事を心配していたジルも、面白さと好奇心が勝ってすっかり乗り気だ

「まず……ジル、海に入って」
「うん」

言われた通りジルは海に入る。とはいえマリーもまだ子供、今の技量ではもしもの時にジルを助けることができない。なので完全に海には入らず、足のつく浅瀬に腰のあたりまで浸かった

「それで…お嫁さんとお婿さんが向かい合って愛をちかうの!」
「あ、愛…」

愛を誓う、ジルはその意味を親から聞いたことがある。それ故に、少し顔を赤らめてしまう
だがマリーは全く構う様子はない
…と、ここでジルは素朴な疑問を口にする

「…あれ?結婚式って、神父さんがいないとだめなんじゃないの?」
「ん?だいじょーぶ!それは私たちシー・ビショップのお仕事なんだってさ。だから私がやる!」
「…じゃあお嫁さんは?」
「それは私…あれ?」
「あれ?」

……………………………………………

結局マリーは1人で二役をする事に決めたようだった

「コホン。えーと…新郎 ジル、あなたは
新婦 マリーが病めるときも、けん…あっ、すこやかなるときも、愛をもって…えーと…し、しょうがい?支えあう事をちかいますか?」

マリーは読めない漢字に苦戦しつつも石版と一緒にメモして持って来たカンペを読み上げる

「は、はい!ちかいます!」

ジルがそれに答えるとマリーは無言で頷き

「新婦 マリー、あなたは新郎 ジルが
病めるときも、すこやかなるときも、愛をもって、しょうがい支えあう事をちかいますか?」

と再びカンペを読み上げる
そして一呼吸おいて、ススッとジルの前に移動して

「はい、ちかいます!」

と元気に宣言する
そして再び元の位置に戻って

「よろしい」

と頷き

「では、ちかいのキスを…」

そこで再び新婦の位置に移動して

「…まっ、待ってマリー!」
「ふぇっ??」

そこでジルからストップがかかる

「…もー、どうしたのジル?びっくりしちゃったじゃん」
「えっと……その…ま、マリーは…いいの?」
「なにが?」
「初めてのキスは本当に好きな人にとっておけって…」

モジモジとジルは言うが

「だいじょーぶ!私、ジルのことだーいすき!」

マリーは臆面もなく言ってのける

「それとも…ジルは私のこと…嫌い?」
「そ、そんなことないよ!僕もマリーが好き!………ぁ」

急にしおらしくなるマリーに焦ったジルはすぐに反論する。だが、勢いに任せて告白した内容を反芻し、顔を真っ赤にして俯いてしまう

「……えへへ、面と向かって言われると照れちゃうね」
「…うん」

さっきまで元気な笑顔だったマリーの顔は、嬉し恥ずかしといった顔に変わっている
そして、しばしの沈黙の後

「コホン…で、では、ちかいのキスを…」
「う、うん」

マリーは静かに目を瞑り、顔を軽く突き出す
ジルもそれに合わせて顔に手を添える
急に触れた手に驚き、マリーは少しピクリと肩を震わせて目を開き、それに反応して少し驚きながらジルも目を開いて手を離す
2人の見開いた目が合い、2人でクスクスと笑い会う
そして2人は再び目を瞑り、肩を抱き合い顔を近づけてゆき

チュッ…と唇が触れ合う

それ以上の知識がない彼らは、それだけのキスしかできない。だが、それだけで2人はなんとも言えない幸福感で満たされる

「ジル……キス、しちゃったね」
「うん…なんだか、体がポカポカする」
「わたしも…でも、なんか物足りない…ムズムズする…」
「…僕も……ね、もっかい…」
「う、うん…」

チュッ…チュッ……とライトなキスを何度も重ねていく少年少女、肩に置いた手は次第に背中に回り、2人はギュッと抱き合いながら夢中になってキスを続ける
そう、周りの事に気が行かなくなる程夢中になって

「ほほぅ…白昼堂々、よくやるねぇあんたら」
「「??」」

夢中になってキスを続ける2人の様子をマジマジと観察する人物が、海から顔を出していた

「…って、ママ!何でここに??」
「いや何でって…娘が仕事道具くすねてコソコソしてたら追っかけるでしょ。バレてないと思ってたの?」

ヤレヤレと肩をすくませるその人はマリーの母、シーラだった

「なに、別に邪魔はしないよ。せっかく2人でイチャイチャしてるんだからねぇ。石版だけ返して貰ったら帰るから、続きは2人でゆっくりどうぞ♪」

シーラはマリーからヒョイっと石版を取り上げるとさっさと引き返していくが

「続き?」
「続きって…何の?」
「おや?」

2人のキョトンとした様子にピタリと歩を止めて

「あら?マリー、シないの?あんだけチュッチュしといて?」
「する…って、何を?」
「何だ、てっきりカイ(マリー父)とシてるのを見てジル君誘ったのかと……あぁ!ジル君から誘ったたのか!ヒューヒュー!見かけによらずケダモノだねぇ!」
「さ…誘……キスのことですか?」
「あ、あらら?」

依然変わらずキョトンとしたままの2人を見てシーラは拍子抜けする

「あ…あんたら、本当にキスだけで終わりなの…?」
「……?どういうこと?」
「マジかよマリー……アタシの子とは思えんな…ピュアすぎるぜ…」

シーラは眩しいものを見るかのように目を細める

「…じゃあ……いやでもなぁ……流石に…」

そして、チラチラと2人を見ながらブツブツと思案する

「ジル君、今日ご両親は?」
「えーと…お父さんもお母さんも忙しくて、僕が寝てる間に帰ってくるって」
「ふむ、時間は十分……んー……よし!」

やがて何かを決めた様に大きく頷いて

「2人とも!」
「ほえ?」
「はい?」
「さっき言ってた、キスの続き…知りたい?」
「え…?」
「キスより深い愛情表現…教えてあげようか?」
「何々!?知りたい知りたーい!」
「はっはー!マリーは元気だねぇ。やっぱり私の子だ!んで、ジル君は?」
「し、知りたいです!」

さっきのキスだけではどこか物足りなかった2人は大いに食いついた

「よしよし…じゃあ少し移動しようか。そこは私にゃ少し浅すぎる」

そう言ってシーラは2人を誘導して移動する

「あ、そうそう……ほれっ」
「ほえっ?」

ふと、シーラは何かを思いついた様に立ち止まってジルのおでこにチョンと触る。そのまま軽く呪文を唱えると、ジルの体は一瞬、淡い光に包まれた

「生身で水中は辛いだろうから、ジル君におまじないをかけましたー。これで水中でも自由に行動できるはずさね」
「わっ…すごい!スイスイだ!」
「本当だ!わたしとお揃いだね!ジル!」
「はっはー。そのおまじないは今度マリーにも教えてあげるから、早くおいで」

かろうじて底が見える、と言うぐらいの深さのエリアでシーラは止まり、2人に向き直る

「それじゃ、はじめようか」
「は、はい!」
「ワクワク♪」

……………………………………………

「まずは前戯を教えようかな」
「ぜんぎ?」
「前戯ってのは本番の為の下準備みたいなもんだね。よぉし、2人とも、取り敢えず服脱いで」
「はい…ぇえっ??」
「男の子でしょ、それくらい恥ずかしがるなー。マリーを見てみ」
「んしょ…んしょ…」ヌギヌギ
「わ…わわっ……!」

戸惑うジルを前にマリーは迷いなく服を脱ぎ捨てる。ジルも観念して服を脱ぎ始めた

「パンツも脱げよー。すっぽんぽんだ」
「うぅ…パンツもですか…」モゾモゾ

ジルはモジモジと赤面しながら、マリーは堂々と小振りな胸を張って、2人は一糸纏わぬ姿となる

「これジル君、君も堂々としてなさい。手で隠すなんて不公平だよ」
「だ…だってぇ……」
「はいバンザーイ!」
「うひゃぁあ!やっ、やめてくださいぃ!」

シーラは、両手で股間を隠すジルの後ろに回り込んで腕を持ち上げる。もちろんジルは敵うはずもなく、小さなペニスが白日の下に晒される

「こ…コレが男の子の…ううん、ジルのおちんちん…ゴクリ」
「み…見ないで…恥ずかしいよぉ」

無論、ジルのペニスはマリーにも見られることになる。まだ幼いマリーも、想いを寄せる少年のソレを見てしまえば魔物の本能が目覚め、思わず唾を飲み込んだ
ジルも恥ずかしいと感じているものの、彼自身まだ自覚していない、見られることに対する興奮を覚えており、ペニスがムクムクと頭を持ち上げ始めた

「…おやぁ♪見られて興奮しちゃうとは、君にはマゾの気質があるかもね。益々可愛いよ」
「……グスッ…やめてよぉ……」
「さぁて、じゃあマリー。ちょうど今ジル君抑えてるし、アンタからしてあげな」
「……あっ、うん!わかった!」

今まで見惚れていたマリーはシーラの呼びかけに応じてジルの正面に来る

「まず、前戯の準備からだ。2人とも緊張してるだろう」
「うん…」
「そうさねぇ…マリー、ジル君にキスしてあげな。さっきみたいに抱きついて」
「はーい!」

流石に親の前では少しやり辛いのか、軽く深呼吸をして息を整えてから、先ほどのようにジルの背中に手を回した。その状態でジルの手を解放してやると、もう股間を隠そうとはせずにマリーの抱擁に応えるように抱き返すし、そのまま唇を重ねた

「はいそこでストップ!」
「んむっ!」
「むきゅ!」

シーラは2人の顔を痛くない程度にふわりと抑えて離れないようにする

「キスにも大人のキスがある、まずはそれを教えてあげよう。2人とも少し口開けて」
「む…ほうはな(こうかな)……」
「そう…顔を横に傾けてあげるとやりやすいかな」

2人は言われた通りにモゾモゾと口元を動かす

「そのまま、ベロ出して相手の口にねじ込む」
「…ん……れー…んひゅっ⁉」
「むくっ…⁉」

同時に舌を相手の口に入れると、当然舌と舌が触れ合う。その粘膜同士の接触は肌や唇とは比べものにならない快感を生み、2人は驚き肩を震わせる

「ベロ同士で触ったね、そのまま絡めあって」
「ん…クチュ……れろっ…」
「あ…む……ちゅ……じゅる……」
「そうそう…あとは2人で気持ちいいようにやって、ちゅーって吸ってあげてもいいし、唾飲むのも、逆に送ってあげるのもいいよ……って、聞こえてるかな?」

シーラはポツポツとアドバイスをするが、2人は初のディープキスに夢中で反応を返す暇がない

「…はーい、一旦ストーップ」
「んちゅ……プハッ…」
「はっ…はっ……」

程よい頃合いでシーラは2人の顔を引き離す。2人の顔は快楽に蕩け、唇の間にはキラキラと光る唾液の糸が名残惜しそうに引いている

「どうだったかな?初めての大人のキスは」
「ん……すごいの…さっきより体がポカポカしてる…♡」
「おくちが…トロトロ…する……」
「ふふ、お気に召したみたいだね。じゃあその幸せな感じのまま次行ってみよう!」

シーラはパンと手を叩いて、場の空気を切り替える

「次はジル君からマリーにすることを教えてあげる」
「は…はい!」
「マリーは腰を少し前に出して待ってて」
「うん…!」

マリーは言われた通りに腰を少し突き出し、腕を後ろに回して待っている。その目は期待で輝いていた

「よしよし、ジル君少し潜って。見えるかな?マリーのお股の所。丁度君におちんちんが付いてる所だ。どうなってる?」
「え…えと…割れ目があります…」
「そう。あれが女の子の大事な所、おまんこって言うんだよ」
「おまんこ……」
「ジ…ジル…そんなに見られたら…ちょっと恥ずかしい…」

初めて見る女の子の秘部、その控えめで可愛らしい場所に、ジルの目は本能的に釘付けになっていた。ジル自身、なぜそんなに気になるのかは分かっていないが

「ジル君、今度はそこを弄ってあげな」
「いじる…ど、どんなふうに…?」
「そうさね、メジャーな方法だとおててかおくちだね。どっちがいい?」
「…じゃあ…手で…」

恐る恐る手をマリーの秘部に伸ばす

「マリーも初めてだし、まずはそっと撫でてあげて」
「は…はい…」サワッ
「ひうっ⁉」

緊張でカタカタと震える指が軽く恥丘を撫でると、マリーの全身に快感が走る。ディープキスの時の蕩ける物とは違い、それはまるで電流が走ったかのような鋭い感覚だ
あまりに大きく体を震わせたのでジルは心配になって手を引っ込める

「だっ、大丈夫⁉痛いの⁉」
「ちっ…違うのっ…なんか、わかんないけど、お股がビリビリッて…!」
「気持ちいいでしょ、マリー?」
「う、うん…ビリビリが気持ちいいの……」
「だそうだ。大丈夫、続けてあげて」

マリーの無事を確認したジルは再び恥丘に指を這わせる。撫でる度にマリーの体がビクビク震え、口から「あっ…」「ひっ……」と艶っぽい喘ぎ声を漏らす。その反応を見て、ジルも訳の分からない興奮に駆られる

「ん…なんだろ……ちょっとヌルヌルする…」
「それは愛液、女の子が気持ちよくなるとお股から出てくるんだ。マリーが気持ちいい証拠だからどんどんやっちゃって」
「は、はい…!」

自分の手でマリーが気持ちよくなっている、それを聞いたジルはさらに熱心にマリーの秘部を弄る

「撫でるだけじゃなくて指を中に入れて優しく掻いてあげるといいよ」
「こう…かな」
「んあぁっ⁉」

指がトロトロにほぐされた割れ目に侵入し、かき回す。中に何も入ったことのないそこはぴっちりとしまっており、マリーは今まで感じたことのない異物感に戸惑いながらも、体を快感に震わせる

「そうそう、上手だよ?」
「ジッ…ジルッ!気持ちっ…いひぃ…よぉ……ぁあっ♡」
「あはは、マリー。気持ちよさそうによがっちゃって、可愛いなぁ」
「…ん、これなんだろ」キュム

夢中になって秘部を弄るジルは、あそこの中にあった小さな豆のような物を感じる。好奇心のままにソレを軽く摘むと

「あ、それは…「ひぁぁぁっ⁉」…遅かったか」

同時に、マリーは今までで一番大きく反り返りながら嬌声をあげる。お股からは愛液が勢いよく噴出し、膣内に入ったままの指をキュンキュンと締め付けた

「え…な、どうしたのマリー?」
「はーっ……♡はーっ……♡い、今ね…そのお豆触られはら…ビリビリー!って、気持ひよくへ………♡」

あまりに快感が強すぎた様で、マリーは舌がうまく回らなくなっていた。だらしなく舌をだして息を荒げている

「あっはっは!盛大にイっちゃったねぇ。ジル君、さっきのお豆はクリトリスって言ってね、女の子の弱点の1つなの。弄る時は気を付けてあげてね」
「あっ…はい。ごめんね、マリー…」
「んーん、いいの。気持ちいいよ、ジル♡」

マリーは息を整えながら余韻に浸っている
そこでシーラが再び手を叩く

「よし!マリーも一回イッっちゃって丁度いいし、攻守交代しようか」
「うん!」
「ジル君、君もマリーみたいに手を後ろにして待っててね。隠しちゃダメよ?」
「うぅ…はい…」

今度はマリーが少し下に潜ると、丁度顔の高さにはジルのペニスがピン、と頭を持ち上げていた
皮も剥けておらず、サイズも子供らしく小さなものだが、愛しい男の子のソレはマリーにとって素晴らしい御馳走に見えてくる

「ジルの…やっぱり可愛い…♡」
「んじゃ、いろいろ教えて…「あむっ…♡」…およ?」
「うひぅっ⁉」

マリーは辛抱たまらず、ジルの可愛らしいソレにむしゃぶりついてしまった

「もご…んちゅ……れろっ……んっ…じゅる…」
「あっ…あひっ♡……まっ、マリー!待っ……ひゃうっ♡」
「おおう…説明する前に食いついたか。さすが私の娘というべきか、血は争えんというべきか…まぁいっか!マリー、思うようにしてあげな」

マリーも子供とはいえ流石は魔物、知識がなくとも本能がやり方を示してくれる。口の中で幼い肉棒を舐りまわし、蹂躙する

「ん…れぇ……るぐ…ぁ…」
「はひっ⁉なっ、なんかっ!おちんちんの皮が…ひぅっ…♡」

マリーは舌を器用に使ってジルのペニスの皮を剥く。初めて外に出て敏感になっている亀頭も容赦なく、愛を込めて舐め回した。その激しい愛情はジルにはいささか強烈すぎたようで

「マリーっ!止め…ひぅっ♡漏れちゃう…っからぁ…♡」
「んふ…♡じゅるっ…れぇろっ…ちゅぅ…」
「あぁっ!マリーっ!もっ…だめっ…!あぅっ……」

涙目で訴えるジルに、マリーは口淫を速めることで返事をする
自分ですら触ったことのないペニスからの快感は、ジルには到底我慢できるものではなく、ついに我慢することを諦めて腰の力をぬいてしまった

「ぁっ…マリーっ…ごめんっ!」
「んっ!……むぐっ…んっ…ちゅ、ちゅぅぅぅ…」
「はぁ…ぁ…はひっ…」

ジルの限界を本能で悟ったマリーはペニスからあふれ出る精液を零すまいと腰をがっちり掴んで口をすぼめる。さらに、精液の残った肉棒をストローのようにちゅっ、ちゅっと吸いだした
やがて、すべて吸い尽くして口を離す。そこには皮の剥けたジルの子供ペニスが、ピンクの亀頭を張っていまだ自己主張している

「ん……ぷぁっ……あはっ、おいし…♡」
「はぁっ…はぁっ……ま、マリー……ごめんね…お口にお漏らししちゃって…」
「はっはー、まず相手の心配とはジル君は優しい子だね。でも大丈夫。マリー、初めての精液はどうだった?」
「ん…すっごくおいしいの!これ、せいえきっていうのね!」
「お気に召したみたいだね。ジル君、君はどうだった?」
「はぁ…はぁ……気持ちよかった…れす…」
「ジル君も覚えときな、さっきお漏らししたのは精液、男の子が気持ちよくなると出てくる物だ。私たち魔物はこれが大好物なんだ」
「せいえき…」
「そうそう。よーし、これだけやりゃあ前戯は十分!体がポカポカしている内に本番いってみよう!
「はーい♡」
「は…はい…」

……………………………………………

ジルの息が整うのを少しだけ待って

「よし、次は本番だ!2人とも準備はいいかな?
「はいはーい!大丈夫でーす!」
「僕もっ、大丈夫ですっ」
「よしよし。子供は元気が一番だ!さて、今からやるのは2人で一緒に気持ちよくなれる事だ。何をするかわかるかな?」
「2人で気持ちよく…キス?」
「あはは、まぁキスも気持ちよかったね。でも、次のはキスより凄いんだよ」
「さっきのよりも……ゴクッ…」

2人はさっきのキスを思い出し、それよりも気持ちいい事を今からすると聞いて生唾を飲んだ

「さて…君たち、上と下、どっちが好きかな?」
「んー、上!」
「えと…じゃあ下で」
「ふんふん。ちょうどいいね。じゃあジル君、ここに仰向けになって」
「ん…こうですか?」

ジルは海中で体をひっくり返す。普段ならこんな体勢をとれば鼻に息が入って苦しいだろうが、今はおまじないのおかげでそんなことはない。なんだか不思議な感じがした

「そーそー。んでマリーはジル君の真上に覆いかぶさって」
「はーい!」
「尻尾はジル君の足の間に通すといいよ。そこなら邪魔ならないから」
「うん!」
「よし、これで準備完了!んじゃあ今からやる事を教えるよー」

2人は顔だけをシーラに向けて話を聞く

「まず、今からやるのはセックスといいます」
「せっくす…」
「そう。これを仲良しの男女ですると子供ができます」
「そ、そうなの⁉」
「へぇ〜!コウノトリさんが運んでくるんじゃないのね!」
「あれ?キャベツ畑から拾ってくるんじゃないの?」
「はいそこー、脱線しなーい。詳しい事は今度教えてやるから。さてと、じゃあ今度こそやり方を教えるよ。まぁ難しくはないからそんな緊張しないでね。今回はマリーが上だから…マリー、おまんこでジル君のおちんちんを咥えこんであげて」
「 お…おまんこで?」
「ちんちんを…」

2人の頭によぎるのは先の前戯で絶頂したお互いのモノの様子
指をキュンキュンと締め付けて離さなかったマリーの膣内、もしその指がペニスなら…
まだ小さいが指よりも太く長く熱いペニス、さらに絶頂とともに吹き出すジルの精液、それを口でなく膣で受け止められたら…
2人の頭はすぐにその期待に支配される

「んふふ……じゃあマリー、やってみな」
「う、うん…♡」

マリーは一旦お尻をあげてジルのペニスと場所を確認して恐る恐る腰を下ろしていく

「…んっ…♡」
「ひぅっ…♡」

亀頭が陰唇に触れる、マリーはそこで腰を止めた
今ここで腰を下ろしきれば、きっとすごいことになってしまう。それも本能でわかった。だがその本能こそ、真にそれを求めていることもわかっていた

「2人とも覚悟してね…きっと想像を遥かに上回るから♡さぁ、グイッといってみよう!」
「うんっ…いくよっ、ジル…♡」
「マリーっ、早くっ…♡」

マリーはゆっくりと腰を落とした

「んっ…くぅっ…♡入ってきたっ♡ジルのっ♡」
「は…ぁ…ふぁ…マリー…マリー……」

ジルの肉棒はずぬぬ…と音が聞こえきそうなほど、ゆっくりと、抵抗のある膣に押し入っていく。入るにつれて、マリーがビクビクと体を震わせ、それに連動するようにジルも体を震わせる

「…ぁっ…はぁっ♡全部っ入っちゃったっ♡」
「んぅ…すごいっすごいよぉ…マリー…♡」

2人は強く抱きしめあって心地よい快感を楽しむ。互いの体温、息、鼓動が結合部を伝って自分の事のように感じる

「蕩けちゃってるねぇ、でもそれで終わりじゃダメだよ。ほら、腰振って!ゆっくりでいいから」
「うんっ……♡んしょ……あんっ……♡ひっ…♡」
「うっ……♡くぅっ……」

抱き合ったまま、2人はゆっくりと腰を動かし始めた
挿れる時とは変わり、膣壁が雁に吸い付いて逃すまいとする、蕩けるような感じ
挿れられる時とは変わり、雁で膣内を掻き出されるような痺れる感じ
そして完全に抜けそうになったところで動きを反転、それを繰り返すうちに2人の腰の動きも激しくなってゆく。水中だというのに肌同士を打ち付けあうペチペチという音が聞こえてくるほど夢中になって腰を振った

「あっ…♡あぁんっ♡ジルっ…!ジルゥ……!」
「マリーっ…♡好きっ…!んぅっ…♡大好きっ…!」
「わっ…わらひもっ…♡らい好きっ!んちゅっ…♡」
「んっ…むぅっ…じゅ……♡」

腰を動かしながらも、口からは愛の言葉が漏れ出てくる。とくに示し合わせも指示もなしに自然とキスを交わし

「ちゅぅ……♡んっ…んん〜〜〜っ!」
「むちゅっ…んっ…くっ……!」

一際体を強く抱きしめ、唇を重ねたまま同時に絶頂する。愛撫で各々達した時とは比べものにならないほど体を大きく痙攣させて、その間もお互いに口内を貪り合った

「……っは……♡…っは……ジルぅ……」
「はひっ…ま…マリー……すごかった…ね……♡」
「うんっ……あったかいの……♡」

落ち着いたところで2人は交わりを解き、余韻に浸る。さっきまであんなに激しく乱れた2人だが、この時は不思議と穏やかな、満たされた気分になった

「はーい、お疲れ様♡どうだったかな?って、聞くまでもないよね」
「うんっ…ママ、大人って凄いのね!こんな事を毎日するなんて!」
「うん?あー……なんだ、やっぱ知ってたの?」
「夜にパパとママがモゾモゾしてたのは知ってたよ!何をしてたのかは知らなかったわ!」
「そっか〜……まぁいいさ。ジル君、どうだった?」
「凄く…気持ちよかったです…」
「そう、よかった。これからもマリーをよろしくね!」
「は…はいっ!………っとと」
「ジル?大丈夫……わわっ…」
「おや、さすがにお疲れだね。よし、このままウチ行こう。ジル君も今日は泊まっていきな!」
「えっ…いいんですか?」
「別に知らない仲でもないでしょ。ご両親にはちゃんと伝えとくから」
「じゃあ…はい」
「うん!さ、おまじないが切れる前にウチに帰るぞ!レッツゴー!」

シーラは疲れた2人を両脇に抱えて泳ぎだす

「……えへへ…ジルがウチに来るの、初めてだね」
「うん。ちゃんと道覚えたおかなきゃ…」
「え…どうして?」
「だって……マリーがお嫁さんになった時に迎えにいかなきゃだし…もしかしたら僕がお婿さんになってマリーのおうちで暮らすことになるかも…」
「ジル…ふふっ、そうだね!楽しみだわ!」

抱えられた2人は、楽しそうに未来予想を語りあった

……………………………………………

海底、マリー宅に帰宅してお風呂をかるく済ませると、マリーとジルはすぐさま眠ってしまった

「…2人共寝た?」
「うん。ぐっすりだ……それにしてもシーラ……よかったのかい?さすがにこの歳で…」
「いいのさ。愛に年齢など関係ないっ!」
「まぁ…そうだね」
「…そ、それで……ね、カイ…あの……2人のをみてたら…ムラムラしてきちゃって…」
「……まだ夕方だよ?」
「もうダメ。無理。我慢できない」
「………わかった。君の代わりにジル君の家に置き手紙だけ残してくるから、準備してて」
「うんっ!」

………
………

「ジル、パパとママは行った?」
「うん。だれもいないよ」
「えへへ…じゃあ、もう1回…♡」
「うんっ!今度は僕が上ね!」
「わかったわ!」



16/12/06 07:23更新 / ウェラロア

■作者メッセージ
ロリショタはええぞ、どうも、ウェラロアです
描き初めはまだ暖かかったけど、気づけば冬。季節感ガン無視だけど気にせんといてください
さて、今回は初めて水中でにゃんにゃんしてるのを書いたんですが、如何でしたか?どう書いていいのかよくわからず、途中水中にいる事が上手く表現できてないかも
あと、これを書いているうちに少しロリコン気味になったかもしれません。これから他にもロリッとしたのを書いてみようかな?
あ、もし「こんなの読んでみたい!」みたいなリクエストがあればどうぞ。一回やってみたいんです、リクエスト物
ではでは

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33