読切小説
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酒は魂の息吹き すいか?あまいか?酒の味
ここは、レトロな雰囲気が漂う
酒の神「バッカス」を信仰するサテュロスが経営する酒場。
微かに流れるジャズが心地好い。

今宵も人種、種族、性別など
関係なく様々な生き物が
やって来て酒を楽しむ……

そんな中、モテない三人の冒険者の男性が、酔い、誰が最も勇敢か競い始めた。


通路側に座る初老男性が組んでいた腕をほどき何かを待っているように構えた。

しばらくして店のウェイトレスのキキーモラが彼の前を通過する瞬間、彼女のスカートがまるで花弁が開くように舞った。

初老「フム、淡い紫のレースとはいい趣味しとるのぅ〜」

キキーモラ「……」

キキーモラは馴れているのか、悲鳴もあげず初老の男性へニッコリと微笑んだ…手にはスチールのお盆を強く強く握りしめて…

初老「君があまりにも魅力的で手を出してしまった…ダメかな?」

キキーモラ「だめだよ♪」ニッカリ


パーーーンッ!


平たい金属を打ち付ける音が店に響き、伝票にお盆弁償代金が追加された。
初老の男性は親指をグッと立ててドヤ顔をした。

すると今度はマッチョな青年はスクッと立ち上がると隣のテーブルにいるミノタウロスに近寄っていった。

ミノタウロス「ん?なんだ?誰だよオマエ?なんか用か?」

マッチョ「失礼します!」

マッチョな青年はそう言うと褐色肌で張りがあるまるでチョコレートケーキの様なオッパイを揉みしだいた。

ミノタウロス「ひゃぁん♪って////な、な、なにすんだゴルァアッ!」



ドゴッ!




マッチョ「あ、ありがとうございます!」


マッチョな青年は鋭いボディブローをもらい、
ミノタウロスへお侘びに酒を一杯奢って生まれたての小鹿のようにブルブル震えながらテーブルに戻ってきた。

マッチョ青年「ど、どんなもんよ」ドヤッ

二人は小さくマッチョな青年に拍手した。

この流れでは自分も何かやらないとヘタレの烙印を押されてしまう…
強面が原因で彼女が出来たことのない男性は何をしたらいいか悩んでいると、
そこへ一人で酒を楽しんでいた毛娼妓(ケジョウロウ)が現れ……

毛娼妓「ちょっと!あなた達、さっきから騒がしいわよ!騒ぐなら他所の店にいきなさいな!!」

怒られた…


そして強面は思った。

強面「(こんな気の強そうな魔物娘をからかえたらスゴくないか?…指輪をしてないし…ヨシッ)」

マッチョと初老は何を考えているか予測できたので止めようとしたが

毛娼妓「ちょっと聞いてるの!!」

強面「ああ、なんて美しいんだ!こんな魔物は見たことがない!流れるような繊細な髪、カナリアが嫉妬するような美声。たてば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はユリの花…それはまさに貴女に相応しい言葉だ!どうか俺の妻になってくれないか!マイハニー!」

毛娼妓「な、な、な////」


毛娼妓が赤面し、唖然としているのを見て
強面の男性は

「うそーでーす」テヘペロ

としようとしたがその行為は叶わなかった。

ものすごい早さで毛娼妓の髪が強面の男性に絡み付くと思ったら
強引に唇を奪われ濃厚なディープキス。

店の中に微かに聞こえるジャズと水音が響く…

数分後、ぐったりした強面男性はそのままお持ち帰りされた…

初老&マッチョ「無茶しやがって…(`・ω・´)ゞ」ケイレイ


そして、マッチョが帰ろうとすると後ろから…

ミノタウロスA「ん?なんだ?そっちもお開きかい?」
ミノタウロスB「じゃあカシを変えようか〜」
ミノタウロスC「そうっすね」

ミノタウロスABCがあらわれた。

マッチョ男性はにげだした。


……しかし、まわりこまれてしまった。

ミノタウロス「まさか、アタイの胸を揉みしだいておいて〜酒一杯ですむとかおもってないよな〜今夜は寝かさないぜ〜ダーリン♪」

マッチョ男性はずるずる三人のミノタウロスに引きずられていった…

初老の男性は胸で十字をきり、足早に帰宅した。




翌朝

初老の男性の部屋

キキーモラ「おはようございます♪旦那様♪」


おしまい
16/01/22 03:22更新 / コピペリカン

■作者メッセージ
好きな駄菓子は
ベビースターラーメン
のコピペリカンです。

書き始めたら軌道修正できなくなり無理矢理オチをつけてしまいました。

オチをつけるって難しいですね…


読み終わり クスッとしていただけたなら幸いです。

元ネタは 世界のジョークの小噺

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