連載小説
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アヌビス出撃
(ルミナ『私…勝手に我侭言ってコレに乗って、バロンに色々な事をしたし……今も勝手に繋がっている。もし嫌だったのに私に犯されるのは……迷惑で悪いかな…と今思って……』



少佐は自動操縦のまま、垂直飛行中のVTOL状態から普通の飛行に戻して、エンジンストールを起こす寸前まで速度を落す。飛行不安定ギリギリになった機体が激しい揺れを起こし、それがバイブレーション代わりとなり、激しい快感が襲う



(ルミナ『あぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!!!。ひゃぁぁああんんんん!!!』


(バロン『……うおぉぅ……私が戦闘機に乗ったのも……若返ったのも……ルミナ、君のお陰だし…君が居なかったら……私は巨大ミサイルを撃墜出来なかっただろう。答えは一つだ……君が好きになった……こんな元悪人な私だが出来れば……結婚…を前提に…付き合って…くれないか?』


(ルミナ『嫌!。結婚今する!!。あぁん、みゃぁぁあ!!わふぅん!!!』


そこでルミナが紫の光を手から出して少佐にかける。確かマミーの呪いだったか?。少佐にかかった瞬間にまた凄い快感が!!



(バロン『お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙お゙ぉぉぉ!!!!!!』


(ルミナ『クぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!』


ルミナと少佐は激しいセックスをしてついにイッた。愛液と精液が激しくぶつかり、二人の繋がっている所から沢山溢れて二人は汗だくになって力が抜けてしまった。そこで機体から警報音が!!



(ルミナ『な…何!?。はぁ…んはぁ……またミサ…イル?』


マミーの呪いが解けた。どうやら先程もだったが短時間しか効果が無いみたい。機体の右側のメーターを見ると燃料がFを指してたのが、既にEの近くまで来ていた



(バロン『ハァ……ハァ…、いや……燃料が…切れそうなんだよ。アフターバーナーかけてたし、ずっと…飛びっぱなし…だからな…。一回基地に戻ってから……だな……遺跡に向かうのは…』


(ルミナ『遺跡に…来てくれるの!?』


(バロン『あぁ……着陸出来るなら良いがな』


残り少ない燃料で先程燃料を入れた中継基地に向かう。ベルリオットも妻のシェイとの一方的なセックスが終わったらしく、少佐の後をついていく。無事に基地について燃料を補給する。またベルリオットが別の格納庫でタンクを見つけて燃料の量が増えた。これで長時間飛べるから、安心して遺跡にも行けるだろう。


中継基地から少佐がいた基地に戻って全員で巨大ミサイルを撃墜出来た事を祝って酒を飲む。少佐の話やベルリオットのこれからの事を話しては飲んで楽しく過ごす。どうやらベルリオットとアヌビスのシェイ、スフィンクスとマミーはベルリオットの家が窮屈で別の遠い基地で少佐と同じように暮らしていたようだ。マミーとスフィンクスは現在夫を募集中だとか……本当はベルリオットの妻になりたかったようだがシェイが独占してるらしい



(シェイ『ベルリオットはぁ〜私のぉ大事な男よぉ〜。アソコも大きぃぃし〜、すご〜く強いからぁ〜ずぇぇったいあげなぃよぅ。』


(スフィンクス『でもぉ、でもぉ私もぉ〜欲しいぃぃニャァ〜』


ベロベロに酔っている。既にマミーは寝ていた。



(ベルリオット『はぁ……いつの間に結婚になってたんだか…まあいいや』


ベルリオットはシェイの予定表を見ながらクッと酒を飲む。確かにシェイの言う通りベルリオットはパイロットして相当強い。ルミナは酒に強かったようで普通に話せる



(ルミナ『ねえバロン…ここを住みかにして、遺跡を別荘にしない?。それの方が不自由が無くて良いと思うわ。』


確かに賛成だ。ここは補給物資が沢山入りやすく、広くて人も来やすい為住み心地は良い。ここでルミナとずっと住もうと考えた…。そして休暇みたいな日々を過ごし、ルミナとシェイのアヌビス同士でCGを使った訓練のシミュレーションバトルで戦闘機のドッグファイトをゲームみたいにしてやって楽しんでいた。意外だったがシェイは戦闘機を操るのが上手く、対G訓練も平気で出来たのが判明する。


そしてルミナがいた遺跡に向かう予定の前日になった時、そこにドラゴンが壁を壊して入って騒ぎになった!



(スフィンクス『ニ゙ャァァ!?』


スフィンクスが驚き、棚の上へ跳躍した。フーッ!…っと威嚇しているが可愛いだけで威嚇になってなかった



(ドラゴン『ここに空の勇者が二人いると聞いた!。どこにいる!?』


(シェイ『ドラゴン……だと!?。何をしに…来た』


(ドラゴン『黙れ犬ッコロ!。我は勇者に会いに来たのだ!』


シェイは褐色の肌が真っ赤になるくらい怒っている。こりゃ恐いな。だが上級種族だったドラゴンは目が血走って更に恐い



(バロン『私は勇者ではないが、空の勇者は奥で寝てるぞ』


(ドラゴン『街がとにかく早くするのだ!。急げ!』


とにかく焦りすぎて訳分からない。ドラゴンを落ち着かせると



(ドラゴン『慌ててスマン。こないだの巨大ミサイルを落とした勇者二人でないと駄目だと分かって……ここに来たのだ。反魔物派の残党が……』


(ベルリオット『残党がいて…何かヤバいのを出した…とか?』


(ドラゴン『そう!。そうなのだ!。とにかく巨大な円盤が、いきなり海から飛び上がって親魔物派の首都に向かってるのだ。我の魔法、ブレスではすぐに冷えるし爪では歯が立たんくらい硬いのだ。』


(バロン『巨大円盤…だと?。まさか…円盤型戦艦じゃないよな?』


急いで基地のレーダーを起動させると……レーダーに巨大な影が。速度は遅く、ゆっくり動いているみたいだ。速度計算すると首都まで丸1日はかかるようで、まだ時間はある



(マミー『凄く……大きいです…』


(ベルリオット『……戦闘機で勝てるような相手じゃねぇな……』


(シェイ『おいベルリオット!。弱音は吐くな!。それでも私の夫なのか!?。……バロンは倒せる相手か?』


(バロン『いや……正直私でも無理だと思う。こればかりは…』


(シェイ『…そんな』


(バロン『あの巨大ミサイルがあれば一撃かもしれんが…既にミサイルは撃墜…』


(ルミナ『でも相手は宙に浮いているんでしょ?。1日以上も飛べるから、かなりのエネルギーが必要だと思うから……暴走すれば…』



ルミナは何か重要な事を言う。そこで


(スフィンクス『ベルリオットに質問ニャ。硬い金属でも柔らかくする方法は何だニャ!?』


(ベルリオット『………珍しく普通のクイズだな。……熱か!!』


(スフィンクス『正解だニャ!。ほとんどの金属は熱で溶けるニャ!』


(シェイ『でもブレスが効かなかったと言うが……。何処かに弱点が?』



少佐の目が光る!。昔のような軍人の精神が宿ってブリーフィングを始めた



(バロン『エンジンは耐熱性が勿論あるし大型なので一番攻撃を防ぐよう加工されてるだろう。装甲に冷却機能あるなら…コアから放熱する排気口なら……熱で弱らせられるかもしれん。』


(ベルリオット『…!。成る程な……コアからの熱を逃がす排気口を開けて突入してコアを叩くか……ぶつかったら即死は間違いないが…それならやれるな』


(バロン『昔、大型の大戦艦などにもあったが放熱排気口は、どこかに必ず存在するはずだ。そこが一番装甲が脆いだろうし冷却は出来ないはず。しかし通常のミサイルとかでは多分効かないと思う……高熱を与えれば……弱らせられるだろう。そこにミサイルの雨だ』


(ルミナ『でも、その熱はどうやって……与えれば。ドラゴンなどのブレスでは確かに高温だが長続きはしないから……』


(シェイ『VTOL……?』


(バロン『そうだ。私かベルリオットがVTOLで戦艦の放熱排気口の真上に止まって加熱させ、弱らせて離脱してすぐに攻撃だ。その後に侵入してコアを叩く…』


(スフィンクス『恐ろしく難しいニャ。大丈夫かニャ?』


(バロン『大丈夫とは言えんな……特に危険なのが熱してる時は完全に無防備なのだ。ベルリオット……君は出来るか?』


(ベルリオット『大丈夫だとは思うがなぁ……やってみよう。少佐は中へ?』


(バロン『私は中に侵入したらギアダウンしてコアまで走る。破壊の用意したらVTOLで浮いて、その場で回転し入り口まで一気に脱出する。』


(マミー『時限爆弾でしたっけ?。そういうの必要ですね……』


(ベルリオット『それ、武器庫にあったかな?』


少佐は武器庫に走って、ルミナはそれを追っていく。シェイは細かく予定表を書いていた時に気がついた。ベルリオットは何故か悩んでいる



(シェイ『どうしたのだ…ベルリオット?』


(ベルリオット『……』


ベルリオットは格納庫へ向かう。そして格納庫の奥に眠る黒くペイントされた機体を出した。それには呪いの様な白い文字が沢山書かれたFー22だった。前にシェイ達が落書きした機体だ



(ベルリオット『シェイ……すまないが……援護出来るか?』


(シェイ『予定表書いてる私が戦闘機を操縦?』


(ベルリオット『あぁ…今回は流石に俺が近づくので敵を頼みたい。強いGを耐えれるのもあるが、ルミナとCG訓練で戦ってた戦績や離着陸の成績を見たら、かなり良かったので任せたい。危なくなったらスグに離脱して構わないから……』


(シェイ『分かった……。ベルリオット…出る前にキスしろ……。…ん』


シェイはタップリとキスを楽しむ。その頃……



(バロン『よし……特殊武器搭載出来たな……』


その頃少佐は巨大な時限爆弾を搭載して燃料やミサイルも、前回は急ぎで本数が少なかったが今回は大量につんだ…少佐はそこで座席にある事をしていたが、その時はまだ分からなかった。



(ルミナ『バロン、索敵は任せて!』


(バロン『あぁ、頼りにしてるよ。』


武器庫から出て滑走路で離陸の準備を完了させた。格納庫から最新鋭VTOL機が2機とFー22が出てきた。今回はスフィンクスとマミーは基地でお留守番になる。滑走路に三機集まって離陸を始める



(ベルリオット『こちらホークD01…これより離陸する。シェイ、機体は大丈夫か?』


(シェイ『確か……こうだったはず…よし!。こちらアヌビスのシェイ。予定表通り離陸するぞ』


(バロン『こちらGhostとルミナ!。これより離陸する。全員無事に上がれたな?』

全機空に上がった。やはりシェイは初心者だが上手い



(ベルリオット『シェイ…ヘルメットとマスクや対Gスーツ着けないのか!?』


(シェイ『ふふん。対G訓練とか言うので何度もやって慣れたからな。それに仲間で飛行するのは良いな』


(バロン『うむ、仲間は良いものだ。しかし…凄いな…私ですら対Gスーツは着けてるのに。よし…まずシェイはタッグネーム何にするんだ?』


(シェイ『タッグネーム?。あぁ、バロンがGhostとかベルリオットがホークD01とか言ってた呼び名の事か』


(ベルリオット『呪いの文字みたいなのがあるFー22・ラプターだから呪われた猛禽類の意味でカースドラプターでどうだ?』


(シェイ『良いけどネーミングが妙に長いな。他に気に入るようなのはあるか?』


(バロン『ワンちゃん……』

(ルミナ『ごふ!』


(ベルリオット『よ〜し、ワンちゃんに決定だ!。これよりワンちゃんに援護を任せたい』


(シェイ『ワンちゃんではないわ!。アヌビスと呼べ愚か者!!。まだカースドラプターの方が良いわ!』


(ルミナ『私と似た反応だねシェイ』


少佐の隣にいるシェイは笑いを堪えていた。どうやらツボにハマったようだ



(ベルリオット『しかしカー……いや、ワンちゃんにドッグファイトシミュレーションをウチの基地で繰り返し遊ばせてたから上手いな』


(シェイ『そりゃ、私は優秀なアヌビスだからな……ってワンちゃん言うな!』


そこで無線に何かが入る。



(反魔物派『聞こえるか?。こちら反魔物派のファクトという者だ…ミサイル基地での返しに、国が極秘開発中だった空中戦艦を手に入れた。我々には対空、対地、水中ほぼ全て攻撃が可能だ。君達は諦めて帰るんだな……』


(ベルリオット『門前払いにすらさせねぇ。勝手に俺の嫁になった妻の力見せてやるぜ』


(シェイ『勝手に言うな!。反魔物派の方よ……何故魔物に対して、その様に好戦的で野蛮なのだ?。我々魔物は今や人間と共存出来る愛の種族なのだが…』
11/10/29 07:33更新 / サイジョー
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■作者メッセージ
アヌビスのシェイは初心者ですがFー22ラプターに乗るとは羨ましいと思いました。タッグネーム・ワンちゃんは本当に呼びやすいです

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